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第二二章 恋をシて、愛をシて
恋をシて、愛をシて(05)◆
しおりを挟む「――ん…っ…」
真由乃の唇は柔らかくて、少し熱かった。
それに緊張は隠せないようで、唇だけでなく肩や指先もプルプルと震えている。
「わ、わたし、どうしたら……」
「ゆっくり、深呼吸するんだ」
「はい…………あっ……」
明人は、もう一度真由乃の体を抱きしめた。
体の震えを全身で抑え込むように、優しく体を密着させて、それに真由乃も応じる。
そのまま、もう一度唇を重ね、2人の体温が徐々にとろけ合っていく。
「んっ……あきと、さんっ……」
「真由乃、舌を出して」
「はひ……んっ、んちゅる……」
慣れない舌使いを明人がリードして、互いの舌が唾液を滴らせながら濃密に絡み合う。
ゆっくりと舌を離すと、その間をお互いの唾液が糸を引いて繋ぐ。
「んはぁ…………あ、明人さん…つぎは……?」
「焦らなくて大丈夫だ」
今度はお互いの額を合わせ、唇がギリギリ重ならない距離まで顔を近づけて、そっと真由乃の胸元に手を乗せる。
「はぅ、ぅん……」
「柔らかい……くすぐったいか?」
「んっ、んふぅ…はぃ、すこし……」
「そしたら、少し強くするぞ」
「はぃ、んんぅ……」
今度は手で包み込むように胸を揉みしだき、脇腹から乳房の先端まで丁寧に刺激を与えていく。
お互いの吐息が混じり合って一気に体温が上がってきたところで、明人は真由乃の制服のボタンに手をかけた。
「真由乃、熱くなってる」
「んんぅ、はずかしぃですぅ……」
あれよこれよと服を脱がし、大きめサイズのブラジャーのホックを外し、そっと肩から抜いて上げる。
真由乃は、恥ずかしそうに乳房の先端周辺を隠した。
「真由乃、見せて」
「はっ、はずかしいぃ……」
「お願いだ、俺は真由乃のすべてが見たい」
「うぅ……はい――」
大きな乳房の先に、透き通った桃色の乳輪と乳首がピンと張って飛び出ている。
それを見た途端に、明人の体内を巡る血流が一気に速度を増して、脳の抑制がどんどん外れていく。
「真由乃っ……」
「はうっ、舐めちゃ、だめれす……んやっ!」
動物の赤子のように真由乃の乳首を舐め回して強く吸っていく。チュパっと音を鳴らして、突出した乳首をさらに膨らませていく。
「あうっ、やっ…明人っ、さんっ……おっぱいがっ、しびれちゃいますっ……」
「真由乃、俺はもう――」
「はぅんっ――」
そのまま押し倒すような形で、仕舞おうとしていた布団に真由乃を横たわらせる。
乳首は舐めて吸って弄り続けながら、一方の手を真由乃の陰部へと伸ばす。
「あ、んあっ、そこは…明人さんっ……まだ、はずかしいっ……」
真由乃は、下半身に伸びる明人の手を、両手を使って抑えて制したが、明人はまったく言うことを聞かなかった。ワガママなペットのように、少し強引に真由乃の両手をくぐり抜けて、下着の中にまで手を差し込んで陰部を弄る。
「あうっ…あううぅ、明人さんっ、ひゃうっ……」
「真由乃、濡れてる…どうして……」
「わかりませんっ、明人さんの、せいで、んにゃうっ!」
湿った愛液を使って、陰部の突起分を上下に擦って弄る。その度に真由乃は、子猫のような鳴き声を上げて腰をビクンと震わせる。
「真由乃、きもちいい?」
「わかんないれすぅ…でも、きもちいいっ、ですっ、うんぅ……」
「そうか、じゃあしっかり味わうからな」
「ふえ?」
既に興奮してぼんやりしていた真由乃――
その隙を狙って、明人は陰部にまで顔を下ろし、勢い良く下着を脱がして膣奥までしゃぶりついた。
「ひゃ、ううぅっ…だめっ、だめですよぉ! そんなところ、汚いで、すっ……ふあぁっ!」
大量に溢れ出す愛液を、ほとんどしゃぶり尽くして陰部全体に強い刺激を与える。乳輪と同じくらい透き通った桃色の陰部は、ヒクヒクと動いて愛液を垂れ流し、既に準備万端に見えた。
「真由乃…俺、もう……」
「あき、と、さん……んっ――」
明人は、いつの間にか下半身を脱いでいた。
真由乃の小さな陰部では、到底受け入れられないほどに膨れ上がった肉棒を、真由乃はジッと見つめてしまっていた。
「まずは、こいつも湿らせてやってほしい」
「んっ、はいっ……」
真由乃は体勢を変え、ゆっくりと陰部に手を掛ける。
「こ、こうでしょうか……?」
「ああ、包むように動かして……」
「はわっ……す、すごいっ…ビクビク、してる……」
真由乃の慣れない手が明人の肉棒に刺激を与える。
だが、既に我慢の限界を迎える明人にとって、その慣れない手は少しばかり物足りなかった。
「真由乃、口を近づけて」
「あ、あぅ……」
真由乃は顔を真っ赤にしながらも、ゆっくりと明人の肉棒に舌を近づける。
「こーふぇふふぁ?」
「ああ、そのまま咥えて」
「はぅ…はむっ、んぅっ……」
「そのまま、頭を上下に動かして……」
「んぼっ、ぐっ…あひとさんの、おっひぃ……」
真由乃の口にギリギリ収まるかどうかで、真由乃の口は大きく開いて、喉奥まで進んでいそうなのに、肉棒の半分の長さも進まなかった。
「んごっ、んじゅじゅぐ……んぼぼっ、んじゅぼっ……」
苦しそうに若干涙目になりながらも、必死に肉棒を咥えて唾液を垂らす姿に、明人はさらに肉棒を膨らませる。
「んっ、んぐっ、んじゅじゅぼっ、んぼっ、あひほ、はんっ…おっひぃ、おっひふぎまふ……ん゛ぐっ!」
明人は我慢できなくなって真由乃の顔を抑えた。喉奥の奥まで押し込むように明人からも腰を動かして、真由乃の口の中で肉棒を激しく出し入れする。
「真由乃っ、すまんっ」
「ん゛っ、ん゛っ、んぐじゅっ゛! あひほはん……んぐじゅ、んじゅぽ…は、はへひぃ――んぐぅ゛!」
「くっ…まゆのっ……!」
真由乃の喉奥にまで挿入して、そのまま精液を流し込んでいく。苦しそうに動かした舌がさらに肉棒に刺激を与えて、ビクビクと真由乃の口内で暴れ回る。
「んっ、んーっ、んぐーっ……!」
「す、すまん……」
ついやりすぎたようで、肉棒から解放した真由乃の口からは精液が大量に漏れ出して、真由乃の乳房にまで垂れ落ちる。
真由乃は、その大量の精液をほとんど飲み込みつつ、明人を涙目で見つめる。
「んっ、ごくっ――んもうっ、ゆっくりって、言ったじゃないですか!」
「わ、わるい…真由乃を見ていると、もう抑えが利かないんだ……」
「うぅ……でも、明人さんの、なんだか美味しかった……」
恥ずかしそうに口元についた自信の精液を拭い取る真由乃の姿に、明人は完全にリミッターを壊した。
真由乃を仰向けにさせ、一向に収まる気配のない肉棒を膣の入口に近づけていく。
「真由乃、いいな?」
「はい、明人さん……」
真由乃の返事を合図に、明人は一気に肉棒を押し進めた。ミチミチと膜を破る音を響かせて、真由乃の狭い膣内を一気に押し広げていく。
「あうぅ…い、たっ……うぅっ…………」
「……真由乃、ぜんぶ#挿入__はい___#ったぞ」
「明人さん……」
巨大に膨れ上がっていた肉棒は、すっぽりと包み込まれ、真由乃の膣奥の子宮口まで届いていた。
真由乃は笑顔を作りつつも、瞳からは一筋の涙が垂れる。明人は、それを指で拭い取って上げながら、真由乃の瞳を見て微笑み返す。
「好きだ、真由乃」
「わたしも好きです。明人さん」
「真由乃、愛してる」
「わたしも愛してます。明人さん……」
「真由乃っ……」
明人は少しずつ動き始めた。肉棒と膣の隙間から、愛液と血が混じった粘液が漏れ出してくる。
「んっ、くっ、んっ…明人さんのっ、ちゃんと分かる……」
真由乃は、未だ苦しさは残っていても、徐々に快感を覚え始めていた。そのペースに合わせて明人も動きを激しくしていく。
「あっ、んっ、んんっ、明人さんの、たくさん、入ったりして、きもち、いいっ……」
「真由乃、後ろからも……」
「はいっ……」
体勢を変え、真由乃を後ろ向きにしてお尻を突き出させる。明人は、一度は抜いた肉棒を容赦なく挿入して真由乃の腰を突き上げた。
「はううぅっ! なんかきますぅ……」
「真由乃、イっていいんだぞ」
「んっ、んっ…イ、く……?」
「ああ、我慢しないで、イけ!」
「はんうぅ゛!」
後ろから突いた効果は絶大だった。痛みはすっかり快感に代わり、真由乃はプルプルと体を震わせて沸き上がる感情を抑えていた。
「真由乃っ、真由乃っ!」
「明人さんっ、わたし、イく…イッちゃいます、イッちゃいますぅっ!」
真由乃は、電流が走ったかのように体を震わせてベッドに倒れ込んだ。肉棒が抜けた後の膣内からは、ダバダバと愛液が漏れ出してくる。
「真由乃、次は上になって」
「はぁ、はぁ…はいぃ……」
真由乃は、騎乗位でも何度も絶頂を迎えた。
「あっ、あんっ、あんっ…明人さんのが、お腹にまで……んんっ、また、イ、イきます、イッちゃいますっ……!」
真由乃は、明人の胸元に倒れこんで、ピクピク体を痙攣させる。これまで真由乃を喜ばせたくて我慢してきた明人だが、いい加減限界だった。
「真由乃ばっか、ずるいぞ」
「んぅ、ごめんなひゃい……あっ――」
再度、正常位に戻り、両手を恋人繋ぎにして一番奥の膣内まで一気に肉棒を挿入する。
「ひゃんぅ! 明人さんっ…激しいれすぅ!」
何度も何度も激しく腰を突き上げる。
真由乃の乳房は激しく上下に揺れ、真由乃の瞳は半分虚ろになりかけていた。
「イ、イく。また、イッちゃいますぅ……」
「真由乃、いっしょにイくぞ」
「はいっ、明人っ、さんっ゛! いっぱいっ…いっぱい来てくださいっ!」
「真由乃っ――」
「あぅ――イ、イッちゃいますーっ――」
ドクドク――
1回目よりも多い量の精液が注ぎ込まれる。
「――こ、こうですか?」
今度は、仰向けになった明人の肉棒を、真由乃の豊満な乳房が包み込んで、わずかにはみ出した肉棒の先っぽを、真由乃の慣れない舌使いで舐め回す。
「ああ、きもちいいよ」
「んっ…明人さ、ん…んちゅる……」
明人の肉棒はまったく収まらなかった。
真由乃の膣内からは、2回目の射精で注がれた精液が未だに溢れ出してくる。
「真由乃、もう……」
「んっ、んちゅ、んんっ、いいですよ。いっぱい、いっぱいください…明人さんの……んちゅ――」
「くっ――」
真由乃の乳房の中でまたもや大量の精液を発射し、そのまま真由乃の顔全体にも掛ける。
「ひゃっ、んっ……明人さんの、すき……」
「真由乃っ……」
明人は、再び真由乃に覆いかぶさった。
まだ夜は続く。
昂ぶった2人の感情は、まだまだ収まりそうに無かった――
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