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第〇四章 前に進むミチ
前に進むミチ(02)◆
しおりを挟む「メアリ、あれは言いすぎだ」
保健室の奥、カーテンで仕切られたベッドにの上に明人は座る。
「ん゛じゅぽっ、じゅぽっ…ん゛じゅぼ゛っ……」
その隣、ベッド横の床には、ちょうど明人の両膝に挟まれるよう女の子が座っていた。
金髪ツインテールの女の子――兼子メアリは、ズボンのファスナーから明人の大きな肉棒を抜き出し、しゃぶりついている。
窓からはまだ、陽が燦々と差し込んでいる。
「くっ、メアリっ……」
「…っん゛ふぅ……」
明人の肉棒がメアリの口元から勢いよく放される。肉棒は勢いよく反り返り、メアリの唾液が豪快に飛散する。
「んっ……ほわっつ? なんのことぉ?」
メアリは、艶めかしい表情で明人を睨みつけ、メアリの唾液でびしょびしょに濡れた肉棒を繊細な手の動きで激しく上下に擦る。
「真由乃は植人としてまだ日が浅い、向いてないは言い過ぎだ」
「でも、スウィートちゃんなのは事実でしょ?」
いくら明人が制してもメアリは肉棒を擦るのをやめない。メアリの手が上下に動くたび、クチュクチュと激しく音が鳴る。
メアリは上下に手を動かしたまま立ち上がり、明人に顔を近づけた。露出の多いヘソ出し衣装に、メアリのグラマラスな肉体が明人の興奮をますますそそる。
「事実かもしれないが――」
明人の言葉を遮るように、開いた口にメアリの舌が差し込まれる。
メアリと明人、互いの唇が強く、深く、吸い付き合う。
「――っんちゅ、ぢゅ、んっぐちゅ…ちゅぷ……」
メアリの舌と明人の舌が、繋がった2人の口の中で激しく絡み合う。お互いの唾液が激しく混ざり合う。
「んちゅ、んあぁ…んちゅ、んれろっ……」
そのまま重なり合う唇を少しだけ離し、お互いが舌を伸ばし合って舌を転がし合う。
「ちゅる、んちゅる…んれろれろっ……んちゅ、んあっ――」
絡み合った舌をゆっくりと離していく。その間で、2人の混ざり合った唾液が糸を引く。
2人の舌が、ねっとりした唾液の糸で繋がった。
「んっ、あぁ……」
メアリは落ちそうになる唾液の糸を、大きく広げた舌で掬い取る。
そしてゆっくりと、音を鳴らして唾液を飲み込んだ。
「んっ、んくっ――んはぁ……」
メアリとは久しぶりの再会だった。メアリは明人が指導した植人の1人でもある。
今は別の地区を担当していたはずだが、明人たちがいる地区でタネの目撃が増えたために、応援という形で招集させられたらしい。
「メアリも最初は怖がってただろ」
「んぅー、スモールなことはぁ……」
続いてメアリは両手を窓にかけ、大きく豊満なお尻を明人に向ける。
「キニシナイ、ね?」
お尻を向けたまま、顔だけ明人に振り返る。
メアリのピンキーな恥部は丸見えで、内側から透明な液体が垂れている。
明人は耐え切れず、綺麗で滑らかなお尻を鷲掴みにし、メアリの恥部に肉棒を押し付けた。
「んっ、あぅ…んあぅっ、んっ゛……」
明人の肉棒が膣内にめり込んでいく。狭い膣内を押し広げるように進む。
肉棒が奥まで達したところで、メアリは激しく声を震わせた。
「あう゛っ、う…あ゛ん゛っ……!」
挿入しただけにも関わらず、メアリは早くも達しそうになる。窓の外、顔は正面を向いたまま、メアリの目だけが空を向く。
「イイっ、ん゛あっ…これ゛っ!」
明人は腰を振り始めた。メアリのお尻を掴む手にも力が入る。
「あ゛うっ、あ゛っ、あ゛っ…んあ゛っ、キモチ゛っ……いい゛っ!」
メアリの大きな乳房が激しく揺れる。明人はそれを押さえようと、広げた右手を添えて揉みしだく。
「おあ゛ぅっ…だっダメね! い゛っ、っしょにはっ、んあ゛っ……」
衣装の上からだけでは飽き足らず、露出したお腹から衣装の中に手を滑り込ませ、直接に乳房を揉みしだく。
「あ゛あ゛っ…アキトっ……ん゛あ゛ぅっ!」
乳房を揉みながら、その先端にある桃色の突起をつまむ。
もちろん腰を振るのも止めない。
むしろ、徐々に腰を振るスピードを上げていく。
「アキっ、ト……ん゛あ゛あ゛っ、はげしっ…すっ、ぎっ、ん゛あ゛っ……」
「久しぶりだからな」
「ひさしぶりっ、あ゛う゛っ…イ゛イ゛っ! んあ゛っ、んあ゛っ、イイ゛っ……!」
メアリのお尻に激しく腰をぶつける。
それを何度も繰り返す。何度も責め立てる。
メアリも明人の責めを堪能する。
「あ゛う゛っ、あ゛う゛っ……だめ゛っ、くる゛っ…きちゃう゛わっ……」
メアリの膣内がいっそうキツくなる。
メアリの目線は先程よりも天を向く。
明人は更にスピードを上げた。
「あ゛うっ! ノ゛ーっ、だめ゛っ、だめ゛よっ……!」
「メアリ、そろそろ――」
「お゛う゛っ…きてっ! ん゛あ゛っ、あ゛っ、あ゛っ、きてっきてっ…カモン゛っ!」
「くっ……」
「ん゛お゛おぉうっ――」
明人は達する寸前で、メアリのお尻から腰を離した。
肉棒はメアリのお尻の上で暴れ、飛び散った精液はメアリのサラサラな髪にまで到達する。
「あんっ、んぅ……」
メアリの髪に大量の精液がネットリとへばり付く。
そこから顔に落ちてきた精液を、メアリは人差し指で掬い上げ、自身の舌で舐めとっていく。
「んっ、んちゅ…ちゅぱっ…んはあっ……」
満足そうに明人の精液を味わい、呼吸を整えながら明人の方を振り向いた。
「はぁ、はぁ……パーフェクトね、アキト――」
***
「――ワオっ、ジャパニーズセイフク、ナツカシイね!」
「まずは服を着ろ」
メアリはTバックのパンツだけを穿き、上半身は裸のまま制服を広げる。
明人からメアリに渡されたのは、今いる学校の制服だった。自由に校内を回れるようにとの計らいで、転校してくるわけではない。
「学校は行ってないのか」
「メンドーなだけ、怪物やっつければおカネもらえるし」
結局ブラジャーは着けないまま制服に着替える。メアリの豊満な胸が制服を内側から盛り上げる。
「……あんまり派手にうごくなよ」
「ジェラシーね、アキト――んっ……」
メアリは明人に駆け寄り、軽いキスを交わす。
「心配いらない、メアリのは……アキトセンヨウ、ね?」
今度は走って出口に向かう。
そんな落ち着きのないメアリが保健室を出ていくところで、保健室に入ろうとした明里に遭遇する。
驚く明里だったが、メアリは明里を無視し、思い出したようにもう1度明人に振り返る。
「あ、そういえばアキト――そろそろホンデンに来いって」
「……ああ、わかってる」
入り口近くで明里は気まずそうにしていた。メアリは最後まで明里には構うことなく、明人に大きく手を振り、去っていった。
「バ~イ、またねアキトっ」
久しぶりの学校と制服にメアリは興奮気味だった。
口では面倒と言っていたが学校への憧れがあるのかもしれない。転校を勧めてみてもいいなと、明人は考えた。
ところで、明里は入り口に突っ立ったまま――気まずそうに下を向いている。気になってしょうがなかった。
「……なんか用か?」
明人が声を掛け、初めて明里は顔を上げる。
そしてゆっくりと口を開いた。
「質問に答えて……」
明里の言葉を皮切りに、保健室には一転して重苦しい空気が流れ込んだ――
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