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出会い編!
その後
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リヴァイアサンの騒動が終わった2日後。
王都エポロ、負傷者や病人を看病する教会で、怪我をしたドンキホーテはベットに横になっていた。
隣には間隔を開けてベットが置かれており、怪我をした冒険者が寝ている。
ドンキホーテの怪我の原因は慣れない闘気を無理やり使ったのが祟ったらしい
彼の手には文字の書かれた紙、それも大きくとても両手に収まりきらないもの。
それを両手に広げながら、じっと文字を何度も読み返していた。穴が空くほど彼が見つめている紙にはこう書かれていた。
お手柄!! 第13騎士団、大蛇から王都を守る!!
その紙はいわゆる「報道紙」と呼ばれる、最近の王都エポロの事件や祝い事などをまとめたものである。
それを見て、ドンキホーテは「はあ」と息をついた。
「俺たちも頑張ったんだけどなぁ……」
ドンキホーテ達冒険者の活躍は、第13騎士団の活躍に完全に食われてしまったというわけだ。
少なくも「報道紙」を魔法印刷をしている、「エポロ報道屋」の目にはドンキホーテ達の活躍はそんなにパッとしなかったのかもしれない。
また、この冒険者達の活躍が「報道紙」に乗らなかった理由は、平和な今のご時世、一部国民達から不要と言われていた騎士団の活躍をなんとしても強調させたいという、国からの政治的な要請も理由にあったのだが、ドンキホーテには知るよしもない。
「まぁ、いっか!」
ドンキホーテはその「報道紙」を畳み近くの花瓶が飾られている台に置いた、看病をしてくれる修道士の女性が暇つぶしに持ってきてくれたものだが、ドンキホーテにとっては落胆を持ってこられたようなものだ。
だがこんなことでいちいち、クヨクヨするようなドンキホーテではない、平和で終わったことが一番だ、そう思い、ドンキホーテはベットに寝る。
そして昨日見舞いに来てくれたジェイリー博士の言葉を思い出していた。
「あの後、デイル博士に面会させてもらったんです、そしたらですね、どうやら私たちはオーロ遺跡第一次調査の時に、あのリヴァイアサンの部屋を見つけていたそうなんです。
しかしその時、リヴァイアサンによる虐殺計画を思いついたデイル博士は、私たちに認識変容の魔法の応用である記憶改変の魔法を施したそうです。
邪魔をされたくなかったのと、恐らく私たちを巻き込まないために……
もちろんだからといってデイル博士を擁護するつもりはありません、でも、最後まで本当は彼は……止めて欲しかったのかなと私はそう思ってしまうのです」
デイル博士の身の上は、レーデンスにも聴いた。ドンキホーテにとって想像を絶する世界だったのだろう。
それと同時に、ジェイリー博士の言う通りならば、デイル博士はただ叫びを、慟哭を聞いて欲しかっただけなのかもしれない、だからといってもちろんデイル博士のやろうとしたことを許せるわけがない。
しかし、しかし、ドンキホーテの心の中には何とも言えない後味の悪さが残っていた。
「俺が、もっと強かったら……俺がもっと優しいやつだったら、なんとかできてたのかな」
ありえない、そんなことは。しかし、ドンキホーテはそんなあり得ない存在になりたかった。英雄とはドンキホーテにとってそう言うものだったから。
ドンキホーテは近くの台の上にあるジェーンが持ってきてくれた、果物が入ったバスケットをからリンゴを取り出した。
かじると、酸味と甘みが、口の中に広がる。やるせなさと、リンゴの香りが空間に漂った。
そんな時ドンキホーテは、気配を感じた。だれかが、彼の元に近づいてきたのだ。
気配のする方を見ると、そこにいたのはなんと、ドンキホーテに追放を言い渡したカールランドとその仲間達だった。
「よう、リーダー……いやすまねぇ、カールランドさんそれに皆んなも、見舞いに来てくれたのか?」
「ああ、アロマさんから聞いてな」
ああ、ジェーンめ、アロマさんにも話したのか。
そんなことを思っているとカールランドのパーティメンバーである女僧侶のエミーがニヤニヤしながら言った。
「カールランド、ドンキホーテが怪我をしたって聞いて血相を変えてこの教会に来たんだよ!」
「言うな、エミー!」
カールランドが顔を赤くして言った。そしてゴホン、と咳払いをし、続ける。
「先ほどジャックさんに会ってきた」
「ジャックと?! アイツ無事だったのか!」
「ああ、その時、聞いたんだ、実はお前に非はないと言うことを」
ドンキホーテはなんだか奇妙な感覚を覚えていた、なぜ、ジャックがそんなことを、ドンキホーテがそう考えているうちにカールランドは話始めた。
「思えばあの時、俺は、お前の言い訳も聞かずに……お前を追い出した」
「カールランドさん、あの後、結構落ち込んでたんだよ~」
「だから言うな! エミー!」
周りのカールランドの仲間達がニヤニヤと笑っている。「だから」とカールランドは言い直した。
「こんなことは都合が良すぎると思う。でももう一度俺たちとやり直してみないか?」
その言葉を聞くとドンキホーテは目を丸くした。たしかにカールランドのパーティ「銀の短剣」に戻ることは、彼にとってプラスになることだろう。
しかし、
「悪いな、カールランドさん、俺はもう別のパーティに入っててね」
と言い、そして、カールランドの肩越しに部屋の外にいる、さっきからチラチラと見えていた相棒に声をかけた。
「レーデンス、恥ずかしがってんのか? こっちにきてくれよ!」
すると「い、いいのか?」と言いながら、見知った顔のオークが部屋に入ってくる。
「いいんだよ」ドンキホーテは、そう言った。そして驚くカールランド達に向かって、ドンキホーテは言った。
「俺のパーティメンバーのレーデンスだ!」
「あなたが! 噂の、ドンキホーテを助けてくれたと言う!」
カールランドは手を差し出す。
レーデンスは一瞬、なんのことか分からず硬直するも、握手をしたいのかと意図を察すると、無事に握手を交わした。
ぎこちない握手を交わした後に、カールランドは「そうか」と少し寂しそうに呟き、
「うん、そうか確かに貴方と組んでいるのならもう俺たちのパーティは必要ないらしい」
とほんの少し、侘しい雰囲気を纏いながら言った。
「振られたねリーダー!」
その寂しさを消し飛ばすような、エミーの一言に、カールランドは言う。
「だから、言うな! エミー!」
そのあとひとしきり、談笑を楽しんだ後カールランド達は、仕事の時間だと言ってドンキホーテとレーデンスに別れを告げていった。
レーデンスはカールランドのパーティ「銀色の短剣」を見送るとドンキホーテに話しかける。
「良かったのか? 戻らなくて?」
「なんでぇ?」
「なんでって、お前は元は追放されたのだろう、戻る絶好の機会だったじゃないか」
「いいんだよ! レーデンス! 今はお前と二人で英雄、目指すって決めたじゃんか!」
あっけらかんと話す、ドンキホーテにレーデンスは若干の戸惑いがありつつも「そうか」と微笑む。するとドンキホーテは「そうだぜ!」と力強く返す。
「それよりもよ、レーデンスつぎはどんな依頼に行く?」
ドンキホーテは怪我をしていると言うのに、なんとも前向きなら発言にレーデンスは頼もしくもあり危なっかしくも感じた。
だが、それが彼のいいところだと、レーデンスは思い直す。そして提案した次の目標を。
「それなんだが、ドンキホーテ、今度、遍歴の騎士の試験がある。それに出ないか?」
「いいね!」
「英雄と言えば騎士だもんな!」ドンキホーテはそう言った。
王都エポロ、負傷者や病人を看病する教会で、怪我をしたドンキホーテはベットに横になっていた。
隣には間隔を開けてベットが置かれており、怪我をした冒険者が寝ている。
ドンキホーテの怪我の原因は慣れない闘気を無理やり使ったのが祟ったらしい
彼の手には文字の書かれた紙、それも大きくとても両手に収まりきらないもの。
それを両手に広げながら、じっと文字を何度も読み返していた。穴が空くほど彼が見つめている紙にはこう書かれていた。
お手柄!! 第13騎士団、大蛇から王都を守る!!
その紙はいわゆる「報道紙」と呼ばれる、最近の王都エポロの事件や祝い事などをまとめたものである。
それを見て、ドンキホーテは「はあ」と息をついた。
「俺たちも頑張ったんだけどなぁ……」
ドンキホーテ達冒険者の活躍は、第13騎士団の活躍に完全に食われてしまったというわけだ。
少なくも「報道紙」を魔法印刷をしている、「エポロ報道屋」の目にはドンキホーテ達の活躍はそんなにパッとしなかったのかもしれない。
また、この冒険者達の活躍が「報道紙」に乗らなかった理由は、平和な今のご時世、一部国民達から不要と言われていた騎士団の活躍をなんとしても強調させたいという、国からの政治的な要請も理由にあったのだが、ドンキホーテには知るよしもない。
「まぁ、いっか!」
ドンキホーテはその「報道紙」を畳み近くの花瓶が飾られている台に置いた、看病をしてくれる修道士の女性が暇つぶしに持ってきてくれたものだが、ドンキホーテにとっては落胆を持ってこられたようなものだ。
だがこんなことでいちいち、クヨクヨするようなドンキホーテではない、平和で終わったことが一番だ、そう思い、ドンキホーテはベットに寝る。
そして昨日見舞いに来てくれたジェイリー博士の言葉を思い出していた。
「あの後、デイル博士に面会させてもらったんです、そしたらですね、どうやら私たちはオーロ遺跡第一次調査の時に、あのリヴァイアサンの部屋を見つけていたそうなんです。
しかしその時、リヴァイアサンによる虐殺計画を思いついたデイル博士は、私たちに認識変容の魔法の応用である記憶改変の魔法を施したそうです。
邪魔をされたくなかったのと、恐らく私たちを巻き込まないために……
もちろんだからといってデイル博士を擁護するつもりはありません、でも、最後まで本当は彼は……止めて欲しかったのかなと私はそう思ってしまうのです」
デイル博士の身の上は、レーデンスにも聴いた。ドンキホーテにとって想像を絶する世界だったのだろう。
それと同時に、ジェイリー博士の言う通りならば、デイル博士はただ叫びを、慟哭を聞いて欲しかっただけなのかもしれない、だからといってもちろんデイル博士のやろうとしたことを許せるわけがない。
しかし、しかし、ドンキホーテの心の中には何とも言えない後味の悪さが残っていた。
「俺が、もっと強かったら……俺がもっと優しいやつだったら、なんとかできてたのかな」
ありえない、そんなことは。しかし、ドンキホーテはそんなあり得ない存在になりたかった。英雄とはドンキホーテにとってそう言うものだったから。
ドンキホーテは近くの台の上にあるジェーンが持ってきてくれた、果物が入ったバスケットをからリンゴを取り出した。
かじると、酸味と甘みが、口の中に広がる。やるせなさと、リンゴの香りが空間に漂った。
そんな時ドンキホーテは、気配を感じた。だれかが、彼の元に近づいてきたのだ。
気配のする方を見ると、そこにいたのはなんと、ドンキホーテに追放を言い渡したカールランドとその仲間達だった。
「よう、リーダー……いやすまねぇ、カールランドさんそれに皆んなも、見舞いに来てくれたのか?」
「ああ、アロマさんから聞いてな」
ああ、ジェーンめ、アロマさんにも話したのか。
そんなことを思っているとカールランドのパーティメンバーである女僧侶のエミーがニヤニヤしながら言った。
「カールランド、ドンキホーテが怪我をしたって聞いて血相を変えてこの教会に来たんだよ!」
「言うな、エミー!」
カールランドが顔を赤くして言った。そしてゴホン、と咳払いをし、続ける。
「先ほどジャックさんに会ってきた」
「ジャックと?! アイツ無事だったのか!」
「ああ、その時、聞いたんだ、実はお前に非はないと言うことを」
ドンキホーテはなんだか奇妙な感覚を覚えていた、なぜ、ジャックがそんなことを、ドンキホーテがそう考えているうちにカールランドは話始めた。
「思えばあの時、俺は、お前の言い訳も聞かずに……お前を追い出した」
「カールランドさん、あの後、結構落ち込んでたんだよ~」
「だから言うな! エミー!」
周りのカールランドの仲間達がニヤニヤと笑っている。「だから」とカールランドは言い直した。
「こんなことは都合が良すぎると思う。でももう一度俺たちとやり直してみないか?」
その言葉を聞くとドンキホーテは目を丸くした。たしかにカールランドのパーティ「銀の短剣」に戻ることは、彼にとってプラスになることだろう。
しかし、
「悪いな、カールランドさん、俺はもう別のパーティに入っててね」
と言い、そして、カールランドの肩越しに部屋の外にいる、さっきからチラチラと見えていた相棒に声をかけた。
「レーデンス、恥ずかしがってんのか? こっちにきてくれよ!」
すると「い、いいのか?」と言いながら、見知った顔のオークが部屋に入ってくる。
「いいんだよ」ドンキホーテは、そう言った。そして驚くカールランド達に向かって、ドンキホーテは言った。
「俺のパーティメンバーのレーデンスだ!」
「あなたが! 噂の、ドンキホーテを助けてくれたと言う!」
カールランドは手を差し出す。
レーデンスは一瞬、なんのことか分からず硬直するも、握手をしたいのかと意図を察すると、無事に握手を交わした。
ぎこちない握手を交わした後に、カールランドは「そうか」と少し寂しそうに呟き、
「うん、そうか確かに貴方と組んでいるのならもう俺たちのパーティは必要ないらしい」
とほんの少し、侘しい雰囲気を纏いながら言った。
「振られたねリーダー!」
その寂しさを消し飛ばすような、エミーの一言に、カールランドは言う。
「だから、言うな! エミー!」
そのあとひとしきり、談笑を楽しんだ後カールランド達は、仕事の時間だと言ってドンキホーテとレーデンスに別れを告げていった。
レーデンスはカールランドのパーティ「銀色の短剣」を見送るとドンキホーテに話しかける。
「良かったのか? 戻らなくて?」
「なんでぇ?」
「なんでって、お前は元は追放されたのだろう、戻る絶好の機会だったじゃないか」
「いいんだよ! レーデンス! 今はお前と二人で英雄、目指すって決めたじゃんか!」
あっけらかんと話す、ドンキホーテにレーデンスは若干の戸惑いがありつつも「そうか」と微笑む。するとドンキホーテは「そうだぜ!」と力強く返す。
「それよりもよ、レーデンスつぎはどんな依頼に行く?」
ドンキホーテは怪我をしていると言うのに、なんとも前向きなら発言にレーデンスは頼もしくもあり危なっかしくも感じた。
だが、それが彼のいいところだと、レーデンスは思い直す。そして提案した次の目標を。
「それなんだが、ドンキホーテ、今度、遍歴の騎士の試験がある。それに出ないか?」
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