14 / 31
出会い編!
王都エポロヘ
しおりを挟む
オーロ村を一瞥し山を下ったリヴァイアサン、その背にはある男が乗っていた。その男はオーロ村を尻目に、大きく息を吸う。
そして自分がこれから成す事の大きさを再び、再確認した後、おもむろに呟いた。
「上手くいったか」
安堵とともに多少の後悔を口から空気とともに吐き出す。
――もう後戻りはできない。
後戻りする気などなかったがな、その男、デイル博士は自嘲気味に笑う。そして自身のポケットから綺麗な石ころを取り出した。
それはドンキホーテが見つけたモノと同じものだった。この白いまるで白亜のようなこの石ころをデイル博士は見つめ忌々しそうに呟いた。
「全く、まさかこんな安全装置が遺跡のそこら中に眠っていたとはな、よほどこのリヴァイアサンを封じ込めておきたかったと見える。セスティマス人め、相変わらず用心深い人種だ」
もはや無力化され、リヴァイアサンを止める力を持っていない、石をデイル博士は投げ捨てた。
そして見据える。未だ見えてはいないソール国、王都エポロを。
「必ず遂げる、私の復讐を」
そう宣言した、復讐鬼は、再びポケットを弄り紫色の光沢を放つ石を手に取る。そして石に語りかけた。
「行けリヴァイアサン、私の醜い思い出を押しつぶせ」
リヴァイアサンは王都エポロに進んでいる、そう気づいたドンキホーテ達は急ぎ村長に詰め寄った。
「村長! 馬を貸してくれ!」
「は、はい! ただいま!」
村長もリヴァイアサンの姿を見ていたため、事の重大さがわかったのか、説明をいちいち細かくせずともドンキホーテの要望に応えてくれた。
村中の馬をかき集めた村長は好きな馬を選ぶようドンキホーテに言う。
「ありがとうな! 村長!」
そうドンキホーテは言うと早速、馬を選び跨った。
「ドンキホーテ、馬に乗れるのか!」
レーデンスが聞くと、ドンキホーテは「もちろん」と返す。
「ちっちゃい頃にな、習ったんだ英雄と馬はセットだろ? レーデンスは乗れるよな?」
「オークは戦闘民族、当たり前だ」
そうレーデンスは笑みを浮かべながら言った。
「じゃあ行こうぜ、王都エポロによ!」
ドンキホーテは早速出発しようとする。
事態は急を要する、急ぎ王都エポロに行き、危機をしらせねば、その思いがこの二人に共通してあった。
そうしてドンキホーテとレーデンスが出発しようとした時、誰かに呼び止められる
「待ってください、ドンキホーテさん!」
「お、俺達も行くぜ!」
それはジャックとその動ける仲間たちそして、ジェイリー博士だった。それだけではない、先程まで消極的だった冒険者達も後に続いてた。
「お前ら……!」
ドンキホーテは、馬に乗りながら全員を見渡した。しかし彼は言う。
「無理する必要はねぇ! お前ら! これから俺たちは最短でエポロにいく、それは奴さんも同じだろう! つまり、あの大蛇と進路が被るかもしれねぇって事だ! 怖え奴らは村に残りな!」
命を張ってくれるのはありがたい、しかしだからと言ってそれを無理をしてやるのは逆効果だ。逆に士気が落ち足手まといになる可能性だってある。
だが、冒険者達は一歩も引かない。それどころか冒険者の一人が一歩、歩み出し言った。その冒険者は先程の消極的な発言をしていた男だった。
「エポロには、両親が住んでる! ここにいる他の奴らもだ! 守りたいものがある! 王都エポロに! こんなところで指を咥えて待つなんてできない!」
その言葉に続き、次々に冒険者達は賛同の声をあげる。
ドンキホーテは冒険者達の覚悟を肌で感じた。この者達は最悪、あの大蛇と戦う覚悟まで持っている。
それを示すかのように冒険者達は馬にそれぞれ乗った、村長の用意した馬に乗れなかったものは乗ってきた馬車に乗り込み、それぞれ出発の準備をし始める。
「そういうことですドンキホーテさん」
ジェイリー博士がにこやかに笑った、これから死ぬ事になるかもしれないというのに。
「ジェイリー博士は村にいてもいいんだぞ」
「何を言います、私はリヴァイアサンの伝説を研究したこともあるんですよ! なにかの役に立てるはずです!
それにデイル博士に直々に聞きたいことだってあるんですから!」
どうやら止めてもついてきそうだ、ドンキホーテは「危ない目にあっても助けねぇからな!」などと脅しを兼ねた、嘘をついた。
それでも「大丈夫です!」と元気よく返す、ジェイリー博士にドンキホーテはついに止めるの諦めた。
しかしジェイリー博士の動機はわからないのでもないが、ジャック達もついてくるというのは不思議だ。
「それにしてもよう、あんたがついてきてくれるとはなジャックさんよぉ~どういう風の吹きまわしだい?」
「まだ、聞いちゃいねえからだよ! なんでテメェ俺を助けたんだ!」
ドンキホーテはうーんと頭を抱えてこう言った。
「俺が生き残ってたら、あとで教えてやるよ!」
「テメッ……クッソ、おいこれ持ってけ!」
ジャックはドンキホーテに何か投げ渡す。
「なんだこれ?」
「テレポートの魔法が込められてる、ルーン石! 短距離なら空間から空間に飛べる! いざという時それで逃げろ!」
「へっ、ありがたいねぇ、どうもな!」
そのやり取りを見ていたレーデンスは密かに笑う。
「おい、オーク何笑ってやがる!」
ジャックがレーデンスに対して照れ隠しなのか、そう叫んだ。
「いや、なに、お前のようなやつでも恩義を感じる心があるのだと思ってな」
「テメェ、俺をなんだと思ってやがる!」
笑い合う、ドンキホーテ達。
そして冒険者の一人が言う「全員乗り込んだぞ!」その言葉を聞いてドンキホーテは叫んだ。
「わかった! 道に詳しい奴は前に言って先導してくれ! いくぞ! 王都エポロへ!」
そして自分がこれから成す事の大きさを再び、再確認した後、おもむろに呟いた。
「上手くいったか」
安堵とともに多少の後悔を口から空気とともに吐き出す。
――もう後戻りはできない。
後戻りする気などなかったがな、その男、デイル博士は自嘲気味に笑う。そして自身のポケットから綺麗な石ころを取り出した。
それはドンキホーテが見つけたモノと同じものだった。この白いまるで白亜のようなこの石ころをデイル博士は見つめ忌々しそうに呟いた。
「全く、まさかこんな安全装置が遺跡のそこら中に眠っていたとはな、よほどこのリヴァイアサンを封じ込めておきたかったと見える。セスティマス人め、相変わらず用心深い人種だ」
もはや無力化され、リヴァイアサンを止める力を持っていない、石をデイル博士は投げ捨てた。
そして見据える。未だ見えてはいないソール国、王都エポロを。
「必ず遂げる、私の復讐を」
そう宣言した、復讐鬼は、再びポケットを弄り紫色の光沢を放つ石を手に取る。そして石に語りかけた。
「行けリヴァイアサン、私の醜い思い出を押しつぶせ」
リヴァイアサンは王都エポロに進んでいる、そう気づいたドンキホーテ達は急ぎ村長に詰め寄った。
「村長! 馬を貸してくれ!」
「は、はい! ただいま!」
村長もリヴァイアサンの姿を見ていたため、事の重大さがわかったのか、説明をいちいち細かくせずともドンキホーテの要望に応えてくれた。
村中の馬をかき集めた村長は好きな馬を選ぶようドンキホーテに言う。
「ありがとうな! 村長!」
そうドンキホーテは言うと早速、馬を選び跨った。
「ドンキホーテ、馬に乗れるのか!」
レーデンスが聞くと、ドンキホーテは「もちろん」と返す。
「ちっちゃい頃にな、習ったんだ英雄と馬はセットだろ? レーデンスは乗れるよな?」
「オークは戦闘民族、当たり前だ」
そうレーデンスは笑みを浮かべながら言った。
「じゃあ行こうぜ、王都エポロによ!」
ドンキホーテは早速出発しようとする。
事態は急を要する、急ぎ王都エポロに行き、危機をしらせねば、その思いがこの二人に共通してあった。
そうしてドンキホーテとレーデンスが出発しようとした時、誰かに呼び止められる
「待ってください、ドンキホーテさん!」
「お、俺達も行くぜ!」
それはジャックとその動ける仲間たちそして、ジェイリー博士だった。それだけではない、先程まで消極的だった冒険者達も後に続いてた。
「お前ら……!」
ドンキホーテは、馬に乗りながら全員を見渡した。しかし彼は言う。
「無理する必要はねぇ! お前ら! これから俺たちは最短でエポロにいく、それは奴さんも同じだろう! つまり、あの大蛇と進路が被るかもしれねぇって事だ! 怖え奴らは村に残りな!」
命を張ってくれるのはありがたい、しかしだからと言ってそれを無理をしてやるのは逆効果だ。逆に士気が落ち足手まといになる可能性だってある。
だが、冒険者達は一歩も引かない。それどころか冒険者の一人が一歩、歩み出し言った。その冒険者は先程の消極的な発言をしていた男だった。
「エポロには、両親が住んでる! ここにいる他の奴らもだ! 守りたいものがある! 王都エポロに! こんなところで指を咥えて待つなんてできない!」
その言葉に続き、次々に冒険者達は賛同の声をあげる。
ドンキホーテは冒険者達の覚悟を肌で感じた。この者達は最悪、あの大蛇と戦う覚悟まで持っている。
それを示すかのように冒険者達は馬にそれぞれ乗った、村長の用意した馬に乗れなかったものは乗ってきた馬車に乗り込み、それぞれ出発の準備をし始める。
「そういうことですドンキホーテさん」
ジェイリー博士がにこやかに笑った、これから死ぬ事になるかもしれないというのに。
「ジェイリー博士は村にいてもいいんだぞ」
「何を言います、私はリヴァイアサンの伝説を研究したこともあるんですよ! なにかの役に立てるはずです!
それにデイル博士に直々に聞きたいことだってあるんですから!」
どうやら止めてもついてきそうだ、ドンキホーテは「危ない目にあっても助けねぇからな!」などと脅しを兼ねた、嘘をついた。
それでも「大丈夫です!」と元気よく返す、ジェイリー博士にドンキホーテはついに止めるの諦めた。
しかしジェイリー博士の動機はわからないのでもないが、ジャック達もついてくるというのは不思議だ。
「それにしてもよう、あんたがついてきてくれるとはなジャックさんよぉ~どういう風の吹きまわしだい?」
「まだ、聞いちゃいねえからだよ! なんでテメェ俺を助けたんだ!」
ドンキホーテはうーんと頭を抱えてこう言った。
「俺が生き残ってたら、あとで教えてやるよ!」
「テメッ……クッソ、おいこれ持ってけ!」
ジャックはドンキホーテに何か投げ渡す。
「なんだこれ?」
「テレポートの魔法が込められてる、ルーン石! 短距離なら空間から空間に飛べる! いざという時それで逃げろ!」
「へっ、ありがたいねぇ、どうもな!」
そのやり取りを見ていたレーデンスは密かに笑う。
「おい、オーク何笑ってやがる!」
ジャックがレーデンスに対して照れ隠しなのか、そう叫んだ。
「いや、なに、お前のようなやつでも恩義を感じる心があるのだと思ってな」
「テメェ、俺をなんだと思ってやがる!」
笑い合う、ドンキホーテ達。
そして冒険者の一人が言う「全員乗り込んだぞ!」その言葉を聞いてドンキホーテは叫んだ。
「わかった! 道に詳しい奴は前に言って先導してくれ! いくぞ! 王都エポロへ!」
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
冷酷魔法騎士と見習い学士
枝浬菰
ファンタジー
一人の少年がドラゴンを従え国では最少年でトップクラスになった。
ドラゴンは決して人には馴れないと伝えられていて、住処は「絶海」と呼ばれる無の世界にあった。
だが、周りからの視線は冷たく貴族は彼のことを認めなかった。
それからも国を救うが称賛の声は上がらずいまや冷酷魔法騎士と呼ばれるようになってしまった。
そんなある日、女神のお遊びで冷酷魔法騎士は少女の姿になってしまった。
そんな姿を皆はどう感じるのか…。
そして暗黒世界との闘いの終末は訪れるのか…。
※こちらの内容はpixiv、フォレストページにて展開している小説になります。
画像の二次加工、保存はご遠慮ください。
俺と幼女とエクスカリバー
鏡紫郎
ファンタジー
憧れた世界で人をやめ、彼女と出会い、そして俺は初めてあたりまえの恋におちた。
見知らぬ少女を助け死んだ俺こと明石徹(アカシトオル)は、中二病をこじらせ意気揚々と異世界転生を果たしたものの、目覚めるとなんと一本の「剣」になっていた。
最初の持ち主に使いものにならないという理由であっさりと捨てられ、途方に暮れる俺の目の前に現れたのは……なんと幼女!?
しかもこの幼女俺を復讐のために使うとか言ってるし、でもでも意思疎通ができるのは彼女だけで……一体この先どうなっちゃうの!?
剣になった少年と無口な幼女の冒険譚、ここに開幕
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【完結】暁の荒野
Lesewolf
ファンタジー
少女は、実姉のように慕うレイスに戦闘を習い、普通ではない集団で普通ではない生活を送っていた。
いつしか周囲は朱から白銀染まった。
西暦1950年、大戦後の混乱が続く世界。
スイスの旧都市シュタイン・アム・ラインで、フローリストの見習いとして忙しい日々を送っている赤毛の女性マリア。
謎が多くも頼りになる女性、ティニアに感謝しつつ、懸命に生きようとする人々と関わっていく。その様を穏やかだと感じれば感じるほど、かつての少女マリアは普通ではない自問自答を始めてしまうのだ。
Nolaノベル様、アルファポリス様にて投稿しております。執筆はNola(エディタツール)です。
Nolaノベル様、カクヨム様、アルファポリス様の順番で投稿しております。
キャラクターイラスト:はちれお様
=====
別で投稿している「暁の草原」と連動しています。
どちらから読んでいただいても、どちらかだけ読んでいただいても、問題ないように書く予定でおります。読むかどうかはお任せですので、おいて行かれているキャラクターの気持ちを知りたい方はどちらかだけ読んでもらえたらいいかなと思います。
面倒な方は「暁の荒野」からどうぞ!
※「暁の草原」、「暁の荒野」共に残酷描写がございます。ご注意ください。
=====
この物語はフィクションであり、実在の人物、国、団体等とは関係ありません。
補助魔法しか使えない魔法使い、自らに補助魔法をかけて物理で戦い抜く
burazu
ファンタジー
冒険者に憧れる魔法使いのニラダは補助魔法しか使えず、どこのパーティーからも加入を断られていた、しかたなくソロ活動をしている中、モンスターとの戦いで自らに補助魔法をかける事でとんでもない力を発揮する。
最低限の身の守りの為に鍛えていた肉体が補助魔法によりとんでもなくなることを知ったニラダは剣、槍、弓を身につけ戦いの幅を広げる事を試みる。
更に攻撃魔法しか使えない天然魔法少女や、治癒魔法しか使えないヒーラー、更には対盗賊専門の盗賊と力を合わせてパーティーを組んでいき、前衛を一手に引き受ける。
「みんなは俺が守る、俺のこの力でこのパーティーを誰もが認める最強パーティーにしてみせる」
様々なクエストを乗り越え、彼らに待ち受けているものとは?
※この作品は小説家になろう、エブリスタ、カクヨム、ノベルアッププラスでも公開しています。
バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話
紅赤
ファンタジー
ここは、地球とはまた別の世界――
田舎町の実家で働きもせずニートをしていたタロー。
暢気に暮らしていたタローであったが、ある日両親から家を追い出されてしまう。
仕方なく。本当に仕方なく、当てもなく歩を進めて辿り着いたのは冒険者の集う街<タイタン>
「冒険者って何の仕事だ?」とよくわからないまま、彼はバイトで冒険者を始めることに。
最初は田舎者だと他の冒険者にバカにされるが、気にせずテキトーに依頼を受けるタロー。
しかし、その依頼は難度Aの高ランククエストであることが判明。
ギルドマスターのドラムスは急いで救出チームを編成し、タローを助けに向かおうと――
――する前に、タローは何事もなく帰ってくるのであった。
しかもその姿は、
血まみれ。
右手には討伐したモンスターの首。
左手にはモンスターのドロップアイテム。
そしてスルメをかじりながら、背中にお爺さんを担いでいた。
「いや、情報量多すぎだろぉがあ゛ぁ!!」
ドラムスの叫びが響く中で、タローの意外な才能が発揮された瞬間だった。
タローの冒険者としての摩訶不思議な人生はこうして幕を開けたのである。
――これは、バイトで冒険者を始めたら最強だった。という話――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる