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初恋の姫君

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   私は父上はルジュール・ブロッサム…ブロッサム国王の国王の弟でルジュール・ブロッサム母上は宰相クリスタル・バイオレットの息女クリス・ブロッサム(バイオレット)だ王妃殿下クリスティーヌ様とは姉妹で仲は良いらしい。


もし私が姫君として生まれたら王太子妃にされていたその真実を知った時男で良かったと思ったそれに一応国の第2継承権を持つが王太子のルージュ・ブロッサム殿下がいる限り安泰だ。

基本面倒だだから私は騎士の道を志したそう私が自分の権力を使って手に入れたいと思った初恋姫君だった…だがそんな事叶うはずもなく彼女はルージュ王太子殿下の婚約者になった。

クリスタル宰相の三男クリアーツ・バイオレット騎士団長の令嬢がクォーツ・ブロッサム初めて会ったのは彼女が騎士団長の忘れ物を届けた時に会った5歳年下なのに礼儀正しく美しいお姫だった。

現に騎士団中では姫君と呼ばれていた、何となく入った騎士から私が変わったのは彼女を護れる騎士になりたかったからだった。



   彼女が10歳の時に王太子殿下との婚約が決まり殿下をかなり羨んだその反動で剣の腕前も騎士団長と並ぶ程まで成長した副団長候補にも推薦され公式の場で彼女に会える機会が巡ってきた。

数年ぶりに会う彼女はルージュ王太子殿下には勿体無い程まで周りの貴族男が取り巻く程だが王太子殿下の婚約者だから皆一歩引いて居たこの時王太子殿下の婚約者で良いと思った自分が馬鹿だった。


案の定奴は彼女を裏切り他の低級令嬢に心を奪われ彼女を愚弄して婚約破棄を皆の前で宣言したそれはムカつくが好都合だと思ったこの時に私が初めて自分権力を使ったのは……王様,王妃様,父上母上,クリスタル・バイオレット宰相,そして騎士団長のクリアーツ様その妻のオリビア様を父上に頼み呼び出して貰い私が初めて頭を下げた。


「恥を承知でお頼み申し上げます。」

王「冷酷騎士と呼ばれる程までになった我が甥がここまでするとはどんなお願いだ。」

王妃「確かにですが…この顔ぶれは」

母上「お姉様やはりルーシュも男だと言うことですよ。」

王妃殿下と母上は何かを察したらしいが他の方々理由が分からないらしい。

私は床に頭を付き願ったどんな屈辱でも受けるだがこのチャンス逃さないと彼女をこれ以上傷付ける相手に渡したくない。

「王様、王妃様、父上、母上そしてお祖父様、騎士団長イヤクリアーツ・バイオレット公爵様そしてその奥様どうか私の願いを聞き入れて下さいませ。」

皆の注目が自分に向き何事だと心配されつつ続けた。

「私には幼き日より恋い焦がれた相手が居ります、ですがその御方は王太子殿下の婚約者になりつい先日王太子殿下から婚約破棄されたクォーツ嬢です………どうか私の婚約者にその御方を…」


王「それでこの顔ぶれかぁ。」

王妃「行動が早くて何よりですわ。」


父上「ルーシュ一体何を言っている、クォーツ嬢は王太子殿下のまだ婚約者だぞ。」

公式にはまだ彼女はアイツの婚約者……

宰相「王様これは良い案かも知れませんぞ、その件他の貴族も噂になって下りました。」

王「確かにあのバカ息子のお陰で私の宰相や騎士団長の信用が失くなったと…」

王妃「王様戯れはそれくらいで。」

王「済まない、この顔ぶれでは冗談も言わねばと思っただけだ。良いか騎士団長殿そして義父上イヤ宰相殿。」

騎士団長「俺はクォーツが悲しまなければ…」

宰相「まぁ…クォーツも王太子との婚約破棄は良いと言っておったからな、ルーシュ殿下本当にクォーツで…」


「良いです…イヤ彼女以外のご令嬢は死んでも嫌です!」


これで彼女を手に入れたその後顔が怖いと注意されたクォーツ嬢に優しく接しればお前の気持ちもわかるはずだと言われたが難し…
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