AIと十字館の恐怖

八木山

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リビング

祭壇

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ハァ、ハァ・・・ッ!
生唾を飲み、息を整える主人公。

そして気付く。部屋中に充満した死の匂いに。
宙に浮かぶ目玉の視線を避けるためとはいえ、早計が過ぎたかもしれない。
寝室で感じていた鉄の匂いは、この部屋から漂っていたのだ。

まず目についたのは、液晶をたたき割られたテレビ。
部屋の真ん中にはテーブルが置かれているが、
テレビのリモコンなどというものはなく、代わりに皿が一枚置かれている。

だが匂いの出元は、こちらに背を向ける位置に置かれたソファだ。
恐る恐るソファを覗き込むと、そこには顔の皮がはがれた死体が横になっていた。

「・・・ふざけやがって」

顔を剥がれた白衣を着た、男の死体。
放置されて久しいのか、その顔面には白い蛆が無数に湧いている。

SANー1

白衣の男がこの部屋の主である可能性は大いにあるだろう。
仮にそうなると、主人公が閉じ込められている理由は永遠に聞き出せないということだ。


その声は肩を落とした主人公の脳内に直接響いた。
「生贄の祭壇に命をささげよ」
「誰だ・・・!?まさか、あの目玉の声なのか?」
しかし、主人公の呼びかけに、声の主は答えない。
「そうすればここから出してやろう」

交渉(55>=61):失敗

それっきり声の主は口を閉ざしたまま、沈黙が部屋を包み込む。
ふと見たテーブルに乗っている銀の皿は、赤い液体で満ち溢れていた。
あれに、命を捧げるということなのだろうか。

落ち着いて部屋を見回す。
部屋の四方にはドアがある。
もちろんそのうちの一つは主人公が目覚めた部屋だ。

――この部屋を調べるか、他の部屋に移るべきか。

▼主人公は以下の行動を選択することができます
1.寝室に戻る
2.寝室から向かって右の部屋に移動する
3.寝室から向かって左の部屋に移動する
4.寝室から向かって真正面の部屋に移動する
5.真ん中のテーブルを調べる
6.白衣の死体を調べる
7.テレビを調べる

▼選択
6.白衣の死体を調べる

主人公は白衣の死体を調べることに決めます。
この死体が何者であるかは、生贄の祭壇と関連があるかもしれません。
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