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序章
解錠
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タナミチは、ノートの裏に隠れるように置かれていたカードキーを手に取る。
「これカードキー、だよな。多分。4って書かれてるし、どこかの4番ドアに対応している気がする」
何にせよ持っていて損はないだろう。
懐にそれをしまおうとしたところで、思い出す。
「ドアの近くにある白い機械、このカードで開いたりしないか?」
カードキーの質感や白いデザインと、機械をまじまじと見つめる。
機械にはカードを差し込むようなスリットの類はない。
かざしたら開くのかも。
おずおずと近付けた拍子にピピという音が鳴り、白い機械に青い光がともる。
(やばい!)
同時に、ドアが開き始めたのを見て、慌ててカードキーを再び機械に近付ける。
開くドアによって少しだけ生まれた隙間が、再び閉ざされていく。
ここから出る方法はわかった。
だが、このまま外に出ていいのだろうか。
あるいはもう少し部屋を調べるべきか。
「これカードキー、だよな。多分。4って書かれてるし、どこかの4番ドアに対応している気がする」
何にせよ持っていて損はないだろう。
懐にそれをしまおうとしたところで、思い出す。
「ドアの近くにある白い機械、このカードで開いたりしないか?」
カードキーの質感や白いデザインと、機械をまじまじと見つめる。
機械にはカードを差し込むようなスリットの類はない。
かざしたら開くのかも。
おずおずと近付けた拍子にピピという音が鳴り、白い機械に青い光がともる。
(やばい!)
同時に、ドアが開き始めたのを見て、慌ててカードキーを再び機械に近付ける。
開くドアによって少しだけ生まれた隙間が、再び閉ざされていく。
ここから出る方法はわかった。
だが、このまま外に出ていいのだろうか。
あるいはもう少し部屋を調べるべきか。
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