名も無い忌子

蜘優桜

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鳴り響く運命

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 心優「___何してるの?」

振り向くと心優がいた

 心優「神社と逆方向に行ってると思ったら。」

 心優「…このあほんだら。」 

心優は少し怒りをあらわにしている

 わたし(響)「…ご、ごめん!」

わたしは謝った

 心優「いいよ。…分かってるから」

彼女はそう言った。確かに言ったのだ…
この子は何を知っている?分かっている?

 心美「おい!何も言わずに走んな!」

心美が追いついてきた。
心美の速さなら心優よりも早く来れたと思うが、心優の位置を探りながら来たのだろう

 心優「…きたんだ」

心優は感情のない声で言った

 心美「あぁ…お前が急に走りだす時は大体誰かが怪我してる時だからな。」

心美は落ち着いた様子で言った

 心優「…別に来なくてもよかったのに」

来てくれた心美に対して失礼極まりないが悪気があって言っているのかそれとも悪気はないのかわたしには分からなかった

 心美「はぁ…。はいはいそうですね」

心美は適当に受け流していた


心優について行ったはいい
問題はそこに響がいたこと、そしてあいつがいたであろう痕跡(魔力)が残っていた

まぁいい。まずは響の手当だ

もしあいつがいたとしても大した問題ではない…か…
いや、大した問題だな…
まぁ、あいつの事だ目立った行動はしないだろう…

 オレ(心美)「響、立てるか?」

響は案外普通に立てた
痛そうな素振りもしてはいるがこれくらいなら大丈夫だろ…

___水葉家 玄関

 心優「…ただいま」

心優が水葉に言った

 心愛「心優!心美!心配したんだからッ!」

泣きながら心愛が抱きついてきた 

 心優「心愛…!くすぐったいよー」

少し心優も微笑んでいる
幸せそうだ…。よかった、いつもと違う演技の幸せじゃねぇ。
本物の幸せだ…

 奈一「こーしてるのもあれだし、トランプとか人狼しよーよ‼︎」

急に何言い出すんだコイツは…

 響「なんでよりにもよって人狼なの?」

響がツッコム

 奈一「楽しそうじゃん!」

奈一がにやけながら言う

 水葉「じゃあ、試しにやってみましょうか?」


 皐月「じゃあ、みんな役職は確認しましたね!話し合いスタート!」

ナレーションは皐月になった

 心優「私、占い師」

 響「ちょっと待ってよ‼︎わたしも占い師なんだけど!」

 水葉「怪しいわね…一旦おいておきましょう…他のみんなは?」

 奈一「市民!」

 心美「オレも市民だ」

 心愛「市民よ。そもそも市民と人狼と占い師の他になんの役職があるのよ…」

 奈一「確か今回はそれで全部じゃない?」

 水葉「そんなことより響と心優が問題よね…」

 奈一「後から言ったし響の方が怪しいんじゃないの?」

 心優「占い師って2人はいないの?問題ないんじゃない?」

 心美「絶対1人なんだよ!これは響が黒なんじゃねぇか?」

 響「ちょっ!信じてよ‼︎」

皐月「話し合い終了‼︎では投票してください」


~投票タイム~


 皐月「今宵、処刑されるのは響です!」


~役職作業タイム~


 皐月「昨晩殺されたのは…奈一です!」

 皐月「今回のゲーム…___」
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