20 / 21
#20 再会(4)
しおりを挟む
トスン――。
学の隣からソファを揺らす軽い音がした。
環に魔石を渡し、ひと仕事を終えた満足感にいた学がまるい顎先を音のした方へと向けると。
あちらにいたはずの京子が隣に座っていて、唇を尖らせていた。
「私、今、ちょっぴり不愉快です」
「どうしたんだ?」
「学さんの一番の友人は私です。今までも、これからも。そんな私にはくれないのですか――?環さんはよくて、私はダメですか――?」
京子は身を乗り出し、揺れる瞳で見上げてくる。
学のもっちりした腹に片手をついて。
そして、もう一方の手にはいつの間に用意したのか、空の魔石を握っていた。
学は彼女のそれに手を触れて魔力を込める。
「もちろんダメじゃないさ。じゃんじゃん使ってくれ」
「いいえ。大事にとっておきますね。お守りです。本当なら代金をお支払いしたいのですが……」
「これは友情の証みたいなものだ。金とかそういうの無粋じゃないか」
「むぅ、そう言われると、ずるいです」
「本心だからな」
「でも、嬉しいです。――ふふふ、学さんの魔力、ほんとにきれい……」
京子は楽しげに魔石の中の黄金色のオーラをのぞき込む。
彼女の機嫌もよくなって、めでたしめでたし――とはいかない。
学はできれば「それ」に触れたくはなかった。
だが、触れないわけにはいかないだろう。
この場で「それ」をなんとかできる適任者は学しかいなかった。
そんなわけで。
学は立ち上がると、今座っていたソファの背後を見る。
そこにはメイドがいた、学がよく知る彩花がいた。
彩花はカーペットの上に跪き、まるで祈りを捧げるがごとく両手を組み合わせ、恍惚とした表情を浮かべながら。学を映すその瞳に信仰の熱をはらませていた。
「ああ、ご主人様……!さすごしゅ……さすごしゅすぎます……!その黄金色の輝きこそ、ご主人様がご主人様たる唯一無二の証明……!ああ、それを拝する機に恵まれた今日はなんという幸福な日でしょうか……!私は今この時、この瞬間に命尽き果てたとしても悔いはございません……!」
「よくないから。やめてね?」
トランス状態の狂信者が一人でも頭が痛いところなのに――学はコの字状のソファの他の「辺」の後ろを見ていく。
「「ご主人様……!」」
京子と環がつれてきただろう二人のメイドが彩花と同じように跪き、彩花と同じ熱量の眼差しを学に向けていた。
――黄金色の魔力色は確かに異世界でも俺だけだったけれどもッ!
――彼女たちが諜報部にタレ込めば、どう考えても面倒なことになるッ!
――なんとしても狂信者の増殖をここでとめねばッ!
そう固く決意した学だったが。
情報の封鎖は割と簡単にどうにかなった。
ご主人様命令。
たった一言そう付け加えるだけで、彩花たちは悦んで諜報部を裏切った。それでいいのだろうか、きっと、いいのだろう。少なくとも学は助かった。
「ご主人様がご主人様でいる限り、どのように取り繕ったところで、ご主人様の派閥は今後も増え続けると思われますが」
そんな彩花の不穏な言葉を、学は努めて聞き流した――。
おぼろ月が垣間見える夜空の下。
立ち並ぶビル群には煌々と明かりがついている。
そんな都心の歩道を三つの人影が行く。
「今晩はお姉さんのおごりだからね。二人共、好きに飲み食いおっけーだよ。特に学くんは遠慮しないでね?」
「あ、環さん。学さんって見た目と違い小食なんですよ?」
「え?そうなの?」
「お昼も私のお弁当のサイズと変わりありませんし、彩花さんに聞いたところ間食もあまりしないそうです」
「へー、意外だねー」
「意外ですよね」
京子と環はそう言うと、2人の間に挟まる鏡餅風のデブ男の下の腹を指でつつく。ぷるるんぷるるんと揺れ動く。
そうやって遊ばれるデブ男こと、学は少々困惑していた。二人共、近くない?歩道も広いし、もっと離れてもよくない?と。
実際、春の夜風が通り抜ける隙間がないくらい3人は肩を寄せ合っていた。
「学さん、先程から黙っていますけど、どうしました?」
「お金の悩みかな?お姉さんのクレジットカード、限度額ないよ?」
「……いや、なんでもない。あと、環さんはクレジットカードをしまってもろて」
とりあえず、不快には感じなかったので、学は受け入れることにした。
そんなふうに会話しながら、環の予約したレストランへ向かっていた。
ちなみに、彩花たちメイドは学たちの後ろを粛々とついていっているし、ここには四大名家のうちの二家の令嬢がいるのだから、メイド教団の暗部がひそかに周りを固め警護していた。
歩く3人の横を1台のタクシーが通り過ぎる。
タクシーは数十メートル先の路肩にとまった。
後部座席のドアが開き、乗客が降りてくる。
その瞬間――殺気がふくれ上がる――。
「学さん!?」
「学くん!?」
殺気に瞬時に反応した学は京子と環を両腕で抱き寄せると、距離を取るため、後ろへ跳んだ。そして、油断なく事の成り行きを見守る。
タクシーから降りてきたのは女だった。
それもメイドであった。
だが、学が毎日目にするスカート丈の長いクラシカルなメイド服ではなかった。
胸元がぱっくり開いており、スカート丈は股下ぎりぎりの短さで、太もものガーターベルトが見えていた。
夜の商売のコスチューム。その言葉がぴったりな過激なメイド服を着た若い女。
先程の殺気はその女から出たもの――ではない。
女の首には全方位からナイフが突きつけられていた。
メイド教団のメイドたちだ。メイド服の者も、そうでない服装の者もいるが、彼女たちは等しく親の敵のような怨嗟のこもった目で女のことを睨みつけていた。
唯一、彩花だけが学たちの前に出て背中に隠すような位置取りをしていた。ナイフを抜き、腰を落として戦闘態勢であった。
彩花は声を低めて詰問する。
「邪教徒がっ、何用でここに来たのですっ」
「いつもいつも邪教徒呼ばわりされて悲しいですわぁ。私は「チュパカブラ」の「ツバキ」という立派な名前がありますのに」
「私は何用か――と聞いていますっ」
「あなた方に用はありませんわぁ。今宵の私はただのメッセンジャー。あちらで熱ぅく抱擁中の近衛と九条のお嬢様に招待状をお届けにきましたの」
女のその言葉に、学の腕とまるい腹の間にいる京子と環がもぞもぞと身動きする。
今のところ、こちらのメイドが殺気立っているだけで。
女の方に敵意は微塵も感じられない。
安全と判断した学は二人を解放した。
「いきなり悪かった。驚かせてしまったか」
「い、いえっ、学さんが私たちのことを守ろうとしてくれたのは分かっていますのでっ、気にしないでくださいっ」
「お姉さんは心臓がバクバク鳴ってすごいことになってるけど……社交家の京子ちゃんと違って男性に抱きしめられるなんて経験なかったから……」
「私だってありませんよっ」
「ちょっとぉ、話を進めてもいいかしらぁ」
女からの催促で京子が咳払いをする。
「んんっ、あなたはメッセンジャーで招待状を届けにきたと言いましたね?どなたからでしょうか?」
「室伏冬馬様からですわぁ」
「「――――」」
今し方まで羞恥に頬を染めていた二人の顔がすとんと無表情になった。
その変化に学は思わず一歩後ずさる。
一方の女は首元にメイドたちからナイフを突きつけられているにもかかわらず、余裕な態度を崩さず。豊かな胸元の谷間に手を入れると、二枚の便箋を取り出した。
「彩花さん、申し訳ありませんが、受け取ってもらえないでしょうか」
「……了解いたしました」
京子の指示を受けた彩花が女から便箋を受け取ってきて戻ってくる。
二人それぞれに手渡す。
京子は便箋を流し読みした後、びりりと真っ二つに裂き、環は少し時間をかけて読んだ後、ぐしゃりと握り潰した。
「あらぁ、いいのですかぁ?今、世の女たちがこいねがうギルド「ブリザードテンペスト」のメンバーになれるだけでなく、冬馬様の「女」になれるまたとないチャンスですのにぃ」
「愚問です。一考の余地すらありません」
「私にとってその人はとっくに過去なんだ。興味はないかな」
「くすくす、とりつく島もありませんわねぇ。でも、分かりましたわぁ、お二人のご意志を「ご主人様」にお伝えしておきますわぁ」
女が自分を取り囲むメイドたちに目配せする。
メイドたちも流血沙汰を起こすつもりはないようで、大人しく引いた。殺気はみなぎらせていたが。
女が待たせてあったタクシーに乗り込もうとする。
その背中に向かって、京子が声をかける。
「あなたが言う「ご主人様」とは、室伏冬馬のことですか?――それとも、男子魔法学会のことですか?」
女が振り返ると、流し目で艶然と笑った。
それからタクシーに乗り込んで、夜の街へと消えていった。
学の隣からソファを揺らす軽い音がした。
環に魔石を渡し、ひと仕事を終えた満足感にいた学がまるい顎先を音のした方へと向けると。
あちらにいたはずの京子が隣に座っていて、唇を尖らせていた。
「私、今、ちょっぴり不愉快です」
「どうしたんだ?」
「学さんの一番の友人は私です。今までも、これからも。そんな私にはくれないのですか――?環さんはよくて、私はダメですか――?」
京子は身を乗り出し、揺れる瞳で見上げてくる。
学のもっちりした腹に片手をついて。
そして、もう一方の手にはいつの間に用意したのか、空の魔石を握っていた。
学は彼女のそれに手を触れて魔力を込める。
「もちろんダメじゃないさ。じゃんじゃん使ってくれ」
「いいえ。大事にとっておきますね。お守りです。本当なら代金をお支払いしたいのですが……」
「これは友情の証みたいなものだ。金とかそういうの無粋じゃないか」
「むぅ、そう言われると、ずるいです」
「本心だからな」
「でも、嬉しいです。――ふふふ、学さんの魔力、ほんとにきれい……」
京子は楽しげに魔石の中の黄金色のオーラをのぞき込む。
彼女の機嫌もよくなって、めでたしめでたし――とはいかない。
学はできれば「それ」に触れたくはなかった。
だが、触れないわけにはいかないだろう。
この場で「それ」をなんとかできる適任者は学しかいなかった。
そんなわけで。
学は立ち上がると、今座っていたソファの背後を見る。
そこにはメイドがいた、学がよく知る彩花がいた。
彩花はカーペットの上に跪き、まるで祈りを捧げるがごとく両手を組み合わせ、恍惚とした表情を浮かべながら。学を映すその瞳に信仰の熱をはらませていた。
「ああ、ご主人様……!さすごしゅ……さすごしゅすぎます……!その黄金色の輝きこそ、ご主人様がご主人様たる唯一無二の証明……!ああ、それを拝する機に恵まれた今日はなんという幸福な日でしょうか……!私は今この時、この瞬間に命尽き果てたとしても悔いはございません……!」
「よくないから。やめてね?」
トランス状態の狂信者が一人でも頭が痛いところなのに――学はコの字状のソファの他の「辺」の後ろを見ていく。
「「ご主人様……!」」
京子と環がつれてきただろう二人のメイドが彩花と同じように跪き、彩花と同じ熱量の眼差しを学に向けていた。
――黄金色の魔力色は確かに異世界でも俺だけだったけれどもッ!
――彼女たちが諜報部にタレ込めば、どう考えても面倒なことになるッ!
――なんとしても狂信者の増殖をここでとめねばッ!
そう固く決意した学だったが。
情報の封鎖は割と簡単にどうにかなった。
ご主人様命令。
たった一言そう付け加えるだけで、彩花たちは悦んで諜報部を裏切った。それでいいのだろうか、きっと、いいのだろう。少なくとも学は助かった。
「ご主人様がご主人様でいる限り、どのように取り繕ったところで、ご主人様の派閥は今後も増え続けると思われますが」
そんな彩花の不穏な言葉を、学は努めて聞き流した――。
おぼろ月が垣間見える夜空の下。
立ち並ぶビル群には煌々と明かりがついている。
そんな都心の歩道を三つの人影が行く。
「今晩はお姉さんのおごりだからね。二人共、好きに飲み食いおっけーだよ。特に学くんは遠慮しないでね?」
「あ、環さん。学さんって見た目と違い小食なんですよ?」
「え?そうなの?」
「お昼も私のお弁当のサイズと変わりありませんし、彩花さんに聞いたところ間食もあまりしないそうです」
「へー、意外だねー」
「意外ですよね」
京子と環はそう言うと、2人の間に挟まる鏡餅風のデブ男の下の腹を指でつつく。ぷるるんぷるるんと揺れ動く。
そうやって遊ばれるデブ男こと、学は少々困惑していた。二人共、近くない?歩道も広いし、もっと離れてもよくない?と。
実際、春の夜風が通り抜ける隙間がないくらい3人は肩を寄せ合っていた。
「学さん、先程から黙っていますけど、どうしました?」
「お金の悩みかな?お姉さんのクレジットカード、限度額ないよ?」
「……いや、なんでもない。あと、環さんはクレジットカードをしまってもろて」
とりあえず、不快には感じなかったので、学は受け入れることにした。
そんなふうに会話しながら、環の予約したレストランへ向かっていた。
ちなみに、彩花たちメイドは学たちの後ろを粛々とついていっているし、ここには四大名家のうちの二家の令嬢がいるのだから、メイド教団の暗部がひそかに周りを固め警護していた。
歩く3人の横を1台のタクシーが通り過ぎる。
タクシーは数十メートル先の路肩にとまった。
後部座席のドアが開き、乗客が降りてくる。
その瞬間――殺気がふくれ上がる――。
「学さん!?」
「学くん!?」
殺気に瞬時に反応した学は京子と環を両腕で抱き寄せると、距離を取るため、後ろへ跳んだ。そして、油断なく事の成り行きを見守る。
タクシーから降りてきたのは女だった。
それもメイドであった。
だが、学が毎日目にするスカート丈の長いクラシカルなメイド服ではなかった。
胸元がぱっくり開いており、スカート丈は股下ぎりぎりの短さで、太もものガーターベルトが見えていた。
夜の商売のコスチューム。その言葉がぴったりな過激なメイド服を着た若い女。
先程の殺気はその女から出たもの――ではない。
女の首には全方位からナイフが突きつけられていた。
メイド教団のメイドたちだ。メイド服の者も、そうでない服装の者もいるが、彼女たちは等しく親の敵のような怨嗟のこもった目で女のことを睨みつけていた。
唯一、彩花だけが学たちの前に出て背中に隠すような位置取りをしていた。ナイフを抜き、腰を落として戦闘態勢であった。
彩花は声を低めて詰問する。
「邪教徒がっ、何用でここに来たのですっ」
「いつもいつも邪教徒呼ばわりされて悲しいですわぁ。私は「チュパカブラ」の「ツバキ」という立派な名前がありますのに」
「私は何用か――と聞いていますっ」
「あなた方に用はありませんわぁ。今宵の私はただのメッセンジャー。あちらで熱ぅく抱擁中の近衛と九条のお嬢様に招待状をお届けにきましたの」
女のその言葉に、学の腕とまるい腹の間にいる京子と環がもぞもぞと身動きする。
今のところ、こちらのメイドが殺気立っているだけで。
女の方に敵意は微塵も感じられない。
安全と判断した学は二人を解放した。
「いきなり悪かった。驚かせてしまったか」
「い、いえっ、学さんが私たちのことを守ろうとしてくれたのは分かっていますのでっ、気にしないでくださいっ」
「お姉さんは心臓がバクバク鳴ってすごいことになってるけど……社交家の京子ちゃんと違って男性に抱きしめられるなんて経験なかったから……」
「私だってありませんよっ」
「ちょっとぉ、話を進めてもいいかしらぁ」
女からの催促で京子が咳払いをする。
「んんっ、あなたはメッセンジャーで招待状を届けにきたと言いましたね?どなたからでしょうか?」
「室伏冬馬様からですわぁ」
「「――――」」
今し方まで羞恥に頬を染めていた二人の顔がすとんと無表情になった。
その変化に学は思わず一歩後ずさる。
一方の女は首元にメイドたちからナイフを突きつけられているにもかかわらず、余裕な態度を崩さず。豊かな胸元の谷間に手を入れると、二枚の便箋を取り出した。
「彩花さん、申し訳ありませんが、受け取ってもらえないでしょうか」
「……了解いたしました」
京子の指示を受けた彩花が女から便箋を受け取ってきて戻ってくる。
二人それぞれに手渡す。
京子は便箋を流し読みした後、びりりと真っ二つに裂き、環は少し時間をかけて読んだ後、ぐしゃりと握り潰した。
「あらぁ、いいのですかぁ?今、世の女たちがこいねがうギルド「ブリザードテンペスト」のメンバーになれるだけでなく、冬馬様の「女」になれるまたとないチャンスですのにぃ」
「愚問です。一考の余地すらありません」
「私にとってその人はとっくに過去なんだ。興味はないかな」
「くすくす、とりつく島もありませんわねぇ。でも、分かりましたわぁ、お二人のご意志を「ご主人様」にお伝えしておきますわぁ」
女が自分を取り囲むメイドたちに目配せする。
メイドたちも流血沙汰を起こすつもりはないようで、大人しく引いた。殺気はみなぎらせていたが。
女が待たせてあったタクシーに乗り込もうとする。
その背中に向かって、京子が声をかける。
「あなたが言う「ご主人様」とは、室伏冬馬のことですか?――それとも、男子魔法学会のことですか?」
女が振り返ると、流し目で艶然と笑った。
それからタクシーに乗り込んで、夜の街へと消えていった。
40
お気に入りに追加
600
あなたにおすすめの小説
ごめんみんな先に異世界行ってるよ1年後また会おう
味噌汁食べれる
ファンタジー
主人公佐藤 翔太はクラスみんなより1年も早く異世界に、行ってしまう。みんなよりも1年早く異世界に行ってしまうそして転移場所は、世界樹で最強スキルを実でゲット?スキルを奪いながら最強へ、そして勇者召喚、それは、クラスのみんなだった。クラスのみんなが頑張っているときに、主人公は、自由気ままに生きていく
「モノマネだけの無能野郎は追放だ!」と、勇者パーティーをクビになった【模倣】スキル持ちの俺は、最強種のヒロインたちの能力を模倣し無双する!
藤川未来
ファンタジー
主人公カイン(男性 20歳)は、あらゆる能力を模倣(コピー)する事が出来るスキルを持つ。
だが、カインは「モノマネだけの無能野郎は追放だ!」と言われて、勇者パーティーから追放されてしまう。
失意の中、カインは、元弟子の美少女3人と出会う。彼女達は、【希少種】と呼ばれる最強の種族の美少女たちだった。
ハイエルフのルイズ。猫神族のフローラ。精霊族のエルフリーデ。
彼女たちの能力を模倣(コピー)する事で、主人公カインは勇者を遙かに超える戦闘能力を持つようになる。
やがて、主人公カインは、10人の希少種のヒロイン達を仲間に迎え、彼女達と共に、魔王を倒し、「本物の勇者」として人類から崇拝される英雄となる。
模倣(コピー)スキルで、無双して英雄に成り上がる主人公カインの痛快無双ストーリー
◆◆◆◆【毎日7時10分、12時10分、18時10分、20時10分に、一日4回投稿します】◆◆◆
男がほとんどいない世界に転生したんですけど…………どうすればいいですか?
かえるの歌🐸
恋愛
部活帰りに事故で死んでしまった主人公。
主人公は神様に転生させてもらうことになった。そして転生してみたらなんとそこは男が1度は想像したことがあるだろう圧倒的ハーレムな世界だった。
ここでの男女比は狂っている。
そんなおかしな世界で主人公は部活のやりすぎでしていなかった青春をこの世界でしていこうと決意する。次々に現れるヒロイン達や怪しい人、頭のおかしい人など色んな人達に主人公は振り回させながらも純粋に恋を楽しんだり、学校生活を楽しんでいく。
この話はその転生した世界で主人公がどう生きていくかのお話です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
この作品はカクヨムや小説家になろうで連載している物の改訂版です。
投稿は書き終わったらすぐに投稿するので不定期です。
必ず1週間に1回は投稿したいとは思ってはいます。
1話約3000文字以上くらいで書いています。
誤字脱字や表現が子供っぽいことが多々あると思います。それでも良ければ読んでくださるとありがたいです。
男女比1:10。男子の立場が弱い学園で美少女たちをわからせるためにヒロインと手を組んで攻略を始めてみたんだけど…チョロいんなのはどうして?
悠
ファンタジー
貞操逆転世界に転生してきた日浦大晴(ひうらたいせい)の通う学園には"独特の校風"がある。
それは——男子は女子より立場が弱い
学園で一番立場が上なのは女子5人のメンバーからなる生徒会。
拾ってくれた九空鹿波(くそらかなみ)と手を組み、まずは生徒会を攻略しようとするが……。
「既に攻略済みの女の子をさらに落とすなんて……面白いじゃない」
協力者の鹿波だけは知っている。
大晴が既に女の子を"攻略済み"だと。
勝利200%ラブコメ!?
既に攻略済みの美少女を本気で''分からせ"たら……さて、どうなるんでしょうねぇ?
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
死んで全ての凶運を使い果たした俺は異世界では強運しか残ってなかったみたいです。〜最強スキルと強運で異世界を無双します!〜
猫パンチ
ファンタジー
主人公、音峰 蓮(おとみね れん)はとてつもなく不幸な男だった。
ある日、とんでもない死に方をしたレンは気づくと神の世界にいた。
そこには創造神がいて、レンの余りの不運な死に方に同情し、異世界転生を提案する。
それを大いに喜び、快諾したレンは創造神にスキルをもらうことになる。
ただし、スキルは選べず運のみが頼り。
しかし、死んだ時に凶運を使い果たしたレンは強運の力で次々と最強スキルを引いてしまう。
それは創造神ですら引くほどのスキルだらけで・・・
そして、レンは最強スキルと強運で異世界を無双してゆく・・・。
男女比世界は大変らしい。(ただしイケメンに限る)
@aozora
ファンタジー
ひろし君は狂喜した。「俺ってこの世界の主役じゃね?」
このお話は、男女比が狂った世界で女性に優しくハーレムを目指して邁進する男の物語…ではなく、そんな彼を端から見ながら「頑張れ~」と気のない声援を送る男の物語である。
「第一章 男女比世界へようこそ」完結しました。
男女比世界での脇役少年の日常が描かれています。
「第二章 中二病には罹りませんー中学校編ー」完結しました。
青年になって行く佐々木君、いろんな人との交流が彼を成長させていきます。
ここから何故かあやかし現代ファンタジーに・・・。どうしてこうなった。
「カクヨム」さんが先行投稿になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる