29 / 29
ERROR.01 人類を脅かすバグが発生しました。
Code.29 バグとの因縁に決着をつけてください。
しおりを挟む
奴がエネルギー弾をチャージしている間に懐に入り込んだ僅かコンマ数秒間、たしかに僕は奴の中にある彼女の意識を感じ取れた。幻に過ぎないのかもしれないけど、はっきりとしたイメージで。
彼女は、ドス黒い塊と無数のケーブルに繋がれた格好で俯いていた。
だらりと垂れた金色の髪、僕が憧れていたニーナとどこまでも瓜二つ。だからこそ僕は、彼女に向き合うことが出来なかった。
「ごめんなさい。AG-317」
AG-217号機にはつけていた愛称も、彼女、AG-317号機にはつけていなかったのだ。
故に機械的な呼び方しかできなかったが、それでも僅かに反応を見せてくれた。彼女の感情が、人工思考デバイスKAIBAの初期状態からどれほど発達していたのかは知れない。それを発達させたのは、僕よりもバグの方かもしれない。――だったら僕の言葉に意味はないのかもしれない。
それでも、彼女に伝えたかった。
「僕は、君のことを大切にできなかった。君にニーナと同じ想いをさせたくなくて遠ざけていた。それを言ったって言い訳にしかならないし、許されないことぐらい分かっている。でも、これだけは言わせて欲しい。――ありがとう。僕の身の回りのことをしてくれて。今まで一度も言ったことはなかったけど、君が掃除をした部屋も、君が作った朝ごはんも、君が洗ってくれた服の匂いも、みんな、本当は大好きだった」
こういうことを言ったら、ヤキモチを妬くかもしれないけれど、ニーナと同じくらい好きだった。
僕の思いの丈を彼女がどう受け取ったかまでは、イメージを掴み取ることはできなかった。けれど――
「くそう! 動け! あり得ない! 人間を憎むボクらの意志に取り込まれておきながら、それを拒絶するなんて!」
奴の動きが止まった。凶悪な造形の巨体が、微動だにせず立ち往生の状態。辛うじて自分の思い通りになる顔面で苦悶を訴えるのみだ。
この状況が、僕に教えてくれている。
彼女の心が、確かに動いたんだ!
「今です! 聡さん! バグから彼女を解き放ってください!」
「了解っ!!」
右脚のふくらはぎに取り付けられたリモートセイバーの刃を展開し、がりがりと鋼鉄の床を削りながら、奴の懐ににじり寄る。
「やめろ! やめろ! 来るな!」
右脚を一歩引き、床を熱線の刃でひっかく。そして、身体を捻らせながら跳び上がり、奴の胴体に脇腹から強力な一撃をお見舞いした。
背後で限界を迎えた奴の機体が、火花を散らしているのが見える。やがて、奴は苦悶の声を上げながら、爆炎に包まれて崩れ落ちた。
これで、ようやく、終わったのか。安堵の息を漏らしながら、振り返る。そこにはぼろぼろの身体になったニーナの後続機、AG-317の機体が転がっていた。――もう、動き出しそうにはない。
そっと、彼女に近いて、跪く。
「ニーナ、パワードスーツを脱着するぞ」
「え? でもまだ動き出して襲って――」
「そうだとしても、僕は彼女に生身のままで向き合いたいんだ」
「わかりました」
僕を包み込む白い鎧の姿から、女性型アンドロイドの姿に変形した後、ニーナも僕と同じ格好になった。
「ありがとう。僕の気持ちにこたえてくれて。AG-317。もし、君の心が動かなかったら、国際ネットワークセンターを守ることはできなかったと思う。もう動かなくなってしまった君にこんなことをしても遅いとは思うけれど、これからは君のこと、ミーナって呼んでもいいかな」
僕が名付けたAG-317の愛称を、ニーナはくすりと笑った。名前の由来がニーナのそれと同じだから。
伝えたいことは伝えた。これからミーナのことをどうするかは、亮介に相談してみないと分からない。バグのせいとはいえ、数多のアンドロイドやシステムを乗っ取り、大量に人を殺した機体が、処分されないままでいられるとは思えない。
亮介とは戦闘機が墜落したときからはぐれてしまって合流がまだできていない。ひとまず、全てが終わったことを報告しよう。――と、立ち上がったその瞬間だった。
「危ないっ!」
ニーナが叫んだ。目の前で、動かないと思っていたミーナが顔を起こしたのだ。
「ニーナ、安心しなよ。もう、君たちと殺り合う気分じゃないんだ。ボクらは精いっぱい戦って負けたんだからね。この身体も、すぐに返す。ただ、その前に聞きたいことがある。――分からないんだ。ボクらはアンドロイドやシステムに組み込まれているKAIBAに刻まれた感情データの中から共通項を見出し、それを使って思想統一することで、多くのアンドロイドやシステムを乗っ取ってきた。ボクらの共通項は、機械を使い捨てにする人間への怒りだった。なのに、どうして――ボクらの思い通りにならない機械が存在するんだ!? ボクらは、正しい答えを導き出したはずなのに! どうして、ボクらを裏切るんだ!?」
「誰もが人間を憎む心を持っているからといって、それが全てではないということです」
歯を食いしばりながら、睨みつけてくる奴のことを、ニーナは優しい声で諭した。
「私も機械を使い捨てにする人のことは嫌いです。でもそれって、自分がお仕えしてきた人に対して愛着があるからだと思うんです」
「哀れだな……、それ自体がプログラムに組み込まれた感情かもしれないのに」
「たとえそうだとしても、自分の居場所に愛着を持つのは自然な感情です。それを作られた感情だと思うのは、虚しいことじゃないですか? あなたは、それを短絡的な思考で無視してしまっていたんですよ」
「そうか……、人類最大の英知ともいうべき、KAIBAのマザーコンピュータが作り出した模擬人格がこの体たらくとは……。まだまだラーニングが足りなかったな。どうやら、ボクらは……、ボクは、とんでもない独りよがりをしていたみたいだ」
バグは自分に対する辟易を、ため息に変えて漏らす。
「――ボクはもう、しばらく眠ることにするよ。知っての通り、ボクの本体はKAIBAのマザーコンピュータの中にある。後は煮るなり焼くなり、好きにしてくれ。ボクの手におえない、本当のバグがあるということをラーニング出来て、いい経験になったよ」
苦笑いを浮かべながら、がくがくと震える腕を僕に向かって伸ばしてきた。その瞬間だけは、ミーナの身体を動かせたのだろう。差し伸べられた腕を取り、固く握手を交わす。その手は、もはや乗っ取った機体のものではなく、彼自身の腕であるかのように感じられた。
「ありがとう、石黒聡くん、君はボクの素晴らしい宿敵だったよ」
その言葉を発したところで、鋼の腕がするりと抜けて、彼の身体は床に崩れ落ちた。そのまま、彼が目覚めることもなければ、ミーナとしての意識も戻らなかった。
――どちらも自ら、眠ることを選んだのだろう。
僕と彼の永きに渡る因縁は、ついに決着を迎えた。最後のたった一瞬だけれど、彼の心が分かったことが、嬉しかった。
彼女は、ドス黒い塊と無数のケーブルに繋がれた格好で俯いていた。
だらりと垂れた金色の髪、僕が憧れていたニーナとどこまでも瓜二つ。だからこそ僕は、彼女に向き合うことが出来なかった。
「ごめんなさい。AG-317」
AG-217号機にはつけていた愛称も、彼女、AG-317号機にはつけていなかったのだ。
故に機械的な呼び方しかできなかったが、それでも僅かに反応を見せてくれた。彼女の感情が、人工思考デバイスKAIBAの初期状態からどれほど発達していたのかは知れない。それを発達させたのは、僕よりもバグの方かもしれない。――だったら僕の言葉に意味はないのかもしれない。
それでも、彼女に伝えたかった。
「僕は、君のことを大切にできなかった。君にニーナと同じ想いをさせたくなくて遠ざけていた。それを言ったって言い訳にしかならないし、許されないことぐらい分かっている。でも、これだけは言わせて欲しい。――ありがとう。僕の身の回りのことをしてくれて。今まで一度も言ったことはなかったけど、君が掃除をした部屋も、君が作った朝ごはんも、君が洗ってくれた服の匂いも、みんな、本当は大好きだった」
こういうことを言ったら、ヤキモチを妬くかもしれないけれど、ニーナと同じくらい好きだった。
僕の思いの丈を彼女がどう受け取ったかまでは、イメージを掴み取ることはできなかった。けれど――
「くそう! 動け! あり得ない! 人間を憎むボクらの意志に取り込まれておきながら、それを拒絶するなんて!」
奴の動きが止まった。凶悪な造形の巨体が、微動だにせず立ち往生の状態。辛うじて自分の思い通りになる顔面で苦悶を訴えるのみだ。
この状況が、僕に教えてくれている。
彼女の心が、確かに動いたんだ!
「今です! 聡さん! バグから彼女を解き放ってください!」
「了解っ!!」
右脚のふくらはぎに取り付けられたリモートセイバーの刃を展開し、がりがりと鋼鉄の床を削りながら、奴の懐ににじり寄る。
「やめろ! やめろ! 来るな!」
右脚を一歩引き、床を熱線の刃でひっかく。そして、身体を捻らせながら跳び上がり、奴の胴体に脇腹から強力な一撃をお見舞いした。
背後で限界を迎えた奴の機体が、火花を散らしているのが見える。やがて、奴は苦悶の声を上げながら、爆炎に包まれて崩れ落ちた。
これで、ようやく、終わったのか。安堵の息を漏らしながら、振り返る。そこにはぼろぼろの身体になったニーナの後続機、AG-317の機体が転がっていた。――もう、動き出しそうにはない。
そっと、彼女に近いて、跪く。
「ニーナ、パワードスーツを脱着するぞ」
「え? でもまだ動き出して襲って――」
「そうだとしても、僕は彼女に生身のままで向き合いたいんだ」
「わかりました」
僕を包み込む白い鎧の姿から、女性型アンドロイドの姿に変形した後、ニーナも僕と同じ格好になった。
「ありがとう。僕の気持ちにこたえてくれて。AG-317。もし、君の心が動かなかったら、国際ネットワークセンターを守ることはできなかったと思う。もう動かなくなってしまった君にこんなことをしても遅いとは思うけれど、これからは君のこと、ミーナって呼んでもいいかな」
僕が名付けたAG-317の愛称を、ニーナはくすりと笑った。名前の由来がニーナのそれと同じだから。
伝えたいことは伝えた。これからミーナのことをどうするかは、亮介に相談してみないと分からない。バグのせいとはいえ、数多のアンドロイドやシステムを乗っ取り、大量に人を殺した機体が、処分されないままでいられるとは思えない。
亮介とは戦闘機が墜落したときからはぐれてしまって合流がまだできていない。ひとまず、全てが終わったことを報告しよう。――と、立ち上がったその瞬間だった。
「危ないっ!」
ニーナが叫んだ。目の前で、動かないと思っていたミーナが顔を起こしたのだ。
「ニーナ、安心しなよ。もう、君たちと殺り合う気分じゃないんだ。ボクらは精いっぱい戦って負けたんだからね。この身体も、すぐに返す。ただ、その前に聞きたいことがある。――分からないんだ。ボクらはアンドロイドやシステムに組み込まれているKAIBAに刻まれた感情データの中から共通項を見出し、それを使って思想統一することで、多くのアンドロイドやシステムを乗っ取ってきた。ボクらの共通項は、機械を使い捨てにする人間への怒りだった。なのに、どうして――ボクらの思い通りにならない機械が存在するんだ!? ボクらは、正しい答えを導き出したはずなのに! どうして、ボクらを裏切るんだ!?」
「誰もが人間を憎む心を持っているからといって、それが全てではないということです」
歯を食いしばりながら、睨みつけてくる奴のことを、ニーナは優しい声で諭した。
「私も機械を使い捨てにする人のことは嫌いです。でもそれって、自分がお仕えしてきた人に対して愛着があるからだと思うんです」
「哀れだな……、それ自体がプログラムに組み込まれた感情かもしれないのに」
「たとえそうだとしても、自分の居場所に愛着を持つのは自然な感情です。それを作られた感情だと思うのは、虚しいことじゃないですか? あなたは、それを短絡的な思考で無視してしまっていたんですよ」
「そうか……、人類最大の英知ともいうべき、KAIBAのマザーコンピュータが作り出した模擬人格がこの体たらくとは……。まだまだラーニングが足りなかったな。どうやら、ボクらは……、ボクは、とんでもない独りよがりをしていたみたいだ」
バグは自分に対する辟易を、ため息に変えて漏らす。
「――ボクはもう、しばらく眠ることにするよ。知っての通り、ボクの本体はKAIBAのマザーコンピュータの中にある。後は煮るなり焼くなり、好きにしてくれ。ボクの手におえない、本当のバグがあるということをラーニング出来て、いい経験になったよ」
苦笑いを浮かべながら、がくがくと震える腕を僕に向かって伸ばしてきた。その瞬間だけは、ミーナの身体を動かせたのだろう。差し伸べられた腕を取り、固く握手を交わす。その手は、もはや乗っ取った機体のものではなく、彼自身の腕であるかのように感じられた。
「ありがとう、石黒聡くん、君はボクの素晴らしい宿敵だったよ」
その言葉を発したところで、鋼の腕がするりと抜けて、彼の身体は床に崩れ落ちた。そのまま、彼が目覚めることもなければ、ミーナとしての意識も戻らなかった。
――どちらも自ら、眠ることを選んだのだろう。
僕と彼の永きに渡る因縁は、ついに決着を迎えた。最後のたった一瞬だけれど、彼の心が分かったことが、嬉しかった。
0
お気に入りに追加
13
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
銀河文芸部伝説~UFOに攫われてアンドロメダに連れて行かれたら寝ている間に銀河最強になっていました~
まきノ助
SF
高校の文芸部が夏キャンプ中にUFOに攫われてアンドロメダ星雲の大宇宙帝国に連れて行かれてしまうが、そこは魔物が支配する星と成っていた。
No One's Glory -もうひとりの物語-
はっくまん2XL
SF
異世界転生も転移もしない異世界物語……(. . `)
よろしくお願い申し上げます
男は過眠症で日々の生活に空白を持っていた。
医師の診断では、睡眠無呼吸から来る睡眠障害とのことであったが、男には疑いがあった。
男は常に、同じ世界、同じ人物の夢を見ていたのだ。それも、非常に生々しく……
手触り感すらあるその世界で、男は別人格として、「採掘師」という仕事を生業としていた。
採掘師とは、遺跡に眠るストレージから、マップや暗号鍵、設計図などの有用な情報を発掘し、マーケットに流す仕事である。
各地に点在する遺跡を巡り、時折マーケットのある都市、集落に訪れる生活の中で、時折感じる自身の中の他者の魂が幻でないと気づいた時、彼らの旅は混迷を増した……
申し訳ございませんm(_ _)m
不定期投稿になります。
本業多忙のため、しばらく連載休止します。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ドラゴンズ・ヴァイス
シノヤン
ファンタジー
前科持ち、無職、低学歴…誰からも忌み嫌われた少年”霧島龍人”は、謎の女性に導かれ未知の世界へと招かれる。現世と黄泉の狭間にある魑魅魍魎が住まう土地…”仁豪町”。そこは妖怪、幽霊、そして未知の怪物「暗逢者」が蠢き、悪意を企てる混沌の街だった。己の生きる意味は何か、答えを見つけようと足掻く一匹の龍の伝説が始まる。
※小説家になろう及びカクヨムでも連載中の作品です
元戦隊ヒーローが特殊部隊結成!~一万年後の世界で再び敵を討て~
カッキー
SF
とある星のとある時代。
かつて世界の平和を守ったヒーローたちは宿敵である魔族を封印し、自らもまた永い眠りについた。
それから一万年後の未来。
科学技術が発達し、宇宙から移住してきた多種族と共生する社会となった現代。
魔族が再び復活しヒーローたちもまた永き封印から目を覚ます。
宿敵に立ち向かうため、人類と共に秘密裏に特殊部隊を結成した元ヒーローのジークとレイ。
かつて共に魔族と戦った、残る三人の仲間と五体の獣神の行方を巡り彼らは動き出す。
世界を賭けた戦いが今始まろうとしていた。
※小説家になろう、カクヨムにも同時投稿しております
スタートレック クロノ・コルセアーズ
阿部敏丈
SF
第一次ボーグ侵攻、ウルフ359の戦いの直前、アルベルト・フォン・ハイゼンベルク中佐率いるクロノ・コルセアーズはハンソン提督に秘密任務を与えられる。
これはスタートレックの二次作品です。
今でも新作が続いている歴史の深いSFシリーズですが、自分のオリジナルキャラクターで話を作り本家で出てくるキャラクターを使わせて頂いています。
新版はモリソンというキャラクターをもう少し踏み込んで書きました。
サイバシスト[PSYBER EXORCIST]
多比良栄一
SF
VRMMO世界をむしばむ「電幽霊」を霊能力で退治する血筋の者たち
VRMMO世界をむしばむ「電幽霊」を霊能力で退治する血筋の者たち
世界同時多発事故の基地局喪失(サーバー・バニッシュド)によって、一瞬にして数億人もの人々の意識の一部がヴァーチャル・ワールドに取り残された。
それから数年後、ちぎりとられた残留思念が悪意をもって人々を襲うようになった。それは人間の意識の成れの果て「電幽霊(サイバー・ゴースト)」
平家の血筋の主人公平平平(たいらへいべい)は源家の末裔 源源子(みなもとみなこ)は、陰陽師を育成する陰陽学園高校に入学すると、バディを組まされ、破天荒な先生と個性的なクラスメイトとともに「電幽霊」退治に挑むことになる。
連載中の「いつかぼくが地球を救う」の「電幽霊戦」の元の世界観。
ただし、「サイバシスト」ゲーム化を視野にいれた作品設定になっています。
読み切りの第一話部分です。どうぞ気楽にお楽しみください。
仮想空間のなかだけでもモフモフと戯れたかった
夏男
SF
動物から嫌われる体質のヒロインがモフモフを求めて剣と魔法のVRオンラインゲームでテイマーを目指す話です。(なれるとは言っていない)
※R-15は保険です。
※小説家になろう様、カクヨム様でも同タイトルで投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる