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第四章 砂塵の都編
第八話「両雄激突」
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ウーフェイが纏う尋常ならざる闘気。
ジュドもシャステイルも明らかな力量の差にどう戦うか、脳内で考えを巡らせていた。
「なんだ、来ないのか?ならばこちらから行くぞ…!」
走り出したウーフェイの足元が音を立てて砕ける。
標的となったシャステイルの方を見ると武器を手にしていない。
だが、手は何かを握っているように見えた。
空間が歪むようなそれは…透明の武器だ。
リーチも武器なのかもわからないそれは殴りかかるウーフェイの拳と激突する。
「見えぬ武器、面白い…!」
ギリギリと音を響かせ、両者は鍔迫り合う。
「能力か武器の効果か…何にせよ」
ウーフェイは大きく息を吸い、咆哮をあげる。
「ガアアアアアアアアア!!!」
周囲の地面が激しく砕け散り、シャステイルの足元が崩壊する。
「正面から撃ち合えば全て同じだ!!」
不安定になった足場から離脱しようとするシャステイルをウーフェイが追撃しようとした。
「《四閃連斬》!」
すかさずジュドが高速の五連撃を放つ。
ウーフェイは腕で斬撃を防御した。
「硬いッ…」
ジュドの剣技ではかすり傷しかつけることができない。
「《歴戦の鼓舞》」
更に自らを強化したウーフェイの反撃がジュドを対の壁まで吹き飛ばす。
「《風斬り》!」
ジュドに注意が向いているウーフェイに強烈な一閃が放たれた。
障壁をも傷付けるほどの威力をウーフェイは反射的に回避したが、腹部に繰り出されたシャステイルの拳でノックバックさせられてしまう。
「ジュド!動けるか!」
瓦礫を押し退け、ジュドは何とか立ち上がる。
全身が悲鳴を上げている。
左手は完全に感覚を失い、肋骨の何本かは折れていた。
あの一撃を受けてこの程度で済んだことを喜ぶべきなのか、一歩間違って受け身を取り損ねていたら間違いなく全身が粉々になっていた。
ウーフェイの戦闘能力の高さは先天的な能力と獣族特有の闘争本能によるものだが、使徒となり後天的に手に入れたもう一つの能力〝万力孤高〟によって単騎での戦闘力は大きく飛躍している。
尋常ならざる身体能力の向上と魔術への絶対耐性を獲得したウーフェイは自身と同じ物理以外、全ての攻撃を拒絶した。
自身の魔力を犠牲に自己強化した彼は武神と呼ばれるに相応しい一撃必殺、破壊の権化と化す。
「オレの一撃を耐えるとは少しは骨があるようだな」
ウーフェイは強者たちとの至福の戦いを楽しんでいた。
ジュドの所持していたポーションは全て衝撃で破損してしまい、中身が零れ出してしまっている。
「受け取れ…!!」
一時的に目前の敵を退けたシャステイルはジュドへ治癒のポーションを投げ、再び仕掛ける。
ジュドは投げ渡されたポーションを一気に飲み干し、剣に力を込めた。
「…《末の光》」
言葉と共に剣に光が灯る。
ウーフェイは野生の直感でその光が異質なことに気が付いたが、シャステイルによる全身全霊の猛攻に神経を割かなければいけなかった。
「はあああああ!!!」
ジュドとシャステイル、二人が叫ぶ。
両腕で二人の剣を防いだウーフェイに光の斬撃が叩き込まれる。
「ッ!!!」
感じたことのない痛みが腕部に走る。
すぐさま自己強化し、強引に痛みを緩和させようとするが軽くはならない。
「この痛み…これが命の奪い合い」
「まさにオレが追い求めていた戦いの高揚だ!!!」
距離を取ったシャステイルが剣を振るう。
当たるはずのない距離から放たれた不可視の一撃はウーフェイの腹部を切り裂く。
鮮血が辺りに散るが、構わず攻撃を仕掛けるウーフェイ。
自信が知り得ない能力を持つジュドに向けて一直線に駆ける。
「気をつけろ!!」
次の瞬間、ウーフェイを無数の光が襲う。
覚醒したジュドの目からは光が消え、髪は一部が白く変色していた。
片腕から電光石火の如く繰り出される剣撃、確実に直撃していないはずの一撃ですらウーフェイの身体を切り裂く。
―ゴボ。
ウーフェイは膝を着き、口からは大量の血を吐き出す。
「その光の力。まるでやつの…」
瀕死の重傷を負っているはずのウーフェイはまだ立ち上がる意志を見せる。
圧倒的な生命力にジュドとシャステイルは武器を手放さない。
「さっきの仲間、あいつも十二使徒か…?」
シャステイルが首に剣を当て、質問する。
「その目、復讐か」
見透かしたようにウーフェイは言葉を吐き捨てる。
今にも断首しそうな勢いのシャステイルをジュドが抑えた。
「さっきのやつはどこへ行った…!」
「エデルアルトのことか?やつなら帰路についている頃だろう」
ウーフェイは潔く質問に答える。
「帰路って…一体どこへ帰るって言うんだ!」
一呼吸置いた後に話す。
「我らが本拠地〝ルルイエ〟に、だ」
初めて明かされる邪神教の本拠地。
「それはどこにある!」
「ふん。それは言えん」
具体的な場所を聞くも、詳細な場所は一切吐かないウーフェイ。
「俺は強者との戦いを楽しむために十二使徒となった。やつらの企てに興味はない。貴様らの質問に答えてやったのは…。そうだな、勝者への賞賛だ」
ウーフェイは話している間も光の斬撃による痛みに耐えていたが、遂には倒れ込んでしまう。
「貴様らのような強者がまだ世界にいたとは…。実に楽しかった」
吐き気がするほどの綺麗事、自分たちの愉悦を満たすために行動する邪神教に怒りが込み上げて来る。
「お前たちの仲間に転移の能力を持った女がいるだろう…!あいつは今どこだ!」
「答えろ!!!」
怒鳴るジュドを見つめた後、ウーフェイは答える。
「風嵐都市だ」
「数週間後、邪神教は〝風嵐都市ファル=ファレラ〟に総攻撃を仕掛ける」
シャステイルの顔色が変わり、焦りの表情を見せた。
「なぜだ!?なぜ、あの都市を狙う!?」
シャステイルは切羽詰まった口調でウーフェイを問い詰める。
「目的は…風嵐神ファルファレラの無力化。奴は黒だ」
ウーフェイは徐々に虫の息になる。
「待て!!まだ聞くことがある!!」
シャステイルの叫びも虚しく、身体に刻まれた光は跡形もなく消えていく。
行き場のない怒りと晴れない焦りが二人の中に残ったまま、戦いは幕を閉じた。
ジュドもシャステイルも明らかな力量の差にどう戦うか、脳内で考えを巡らせていた。
「なんだ、来ないのか?ならばこちらから行くぞ…!」
走り出したウーフェイの足元が音を立てて砕ける。
標的となったシャステイルの方を見ると武器を手にしていない。
だが、手は何かを握っているように見えた。
空間が歪むようなそれは…透明の武器だ。
リーチも武器なのかもわからないそれは殴りかかるウーフェイの拳と激突する。
「見えぬ武器、面白い…!」
ギリギリと音を響かせ、両者は鍔迫り合う。
「能力か武器の効果か…何にせよ」
ウーフェイは大きく息を吸い、咆哮をあげる。
「ガアアアアアアアアア!!!」
周囲の地面が激しく砕け散り、シャステイルの足元が崩壊する。
「正面から撃ち合えば全て同じだ!!」
不安定になった足場から離脱しようとするシャステイルをウーフェイが追撃しようとした。
「《四閃連斬》!」
すかさずジュドが高速の五連撃を放つ。
ウーフェイは腕で斬撃を防御した。
「硬いッ…」
ジュドの剣技ではかすり傷しかつけることができない。
「《歴戦の鼓舞》」
更に自らを強化したウーフェイの反撃がジュドを対の壁まで吹き飛ばす。
「《風斬り》!」
ジュドに注意が向いているウーフェイに強烈な一閃が放たれた。
障壁をも傷付けるほどの威力をウーフェイは反射的に回避したが、腹部に繰り出されたシャステイルの拳でノックバックさせられてしまう。
「ジュド!動けるか!」
瓦礫を押し退け、ジュドは何とか立ち上がる。
全身が悲鳴を上げている。
左手は完全に感覚を失い、肋骨の何本かは折れていた。
あの一撃を受けてこの程度で済んだことを喜ぶべきなのか、一歩間違って受け身を取り損ねていたら間違いなく全身が粉々になっていた。
ウーフェイの戦闘能力の高さは先天的な能力と獣族特有の闘争本能によるものだが、使徒となり後天的に手に入れたもう一つの能力〝万力孤高〟によって単騎での戦闘力は大きく飛躍している。
尋常ならざる身体能力の向上と魔術への絶対耐性を獲得したウーフェイは自身と同じ物理以外、全ての攻撃を拒絶した。
自身の魔力を犠牲に自己強化した彼は武神と呼ばれるに相応しい一撃必殺、破壊の権化と化す。
「オレの一撃を耐えるとは少しは骨があるようだな」
ウーフェイは強者たちとの至福の戦いを楽しんでいた。
ジュドの所持していたポーションは全て衝撃で破損してしまい、中身が零れ出してしまっている。
「受け取れ…!!」
一時的に目前の敵を退けたシャステイルはジュドへ治癒のポーションを投げ、再び仕掛ける。
ジュドは投げ渡されたポーションを一気に飲み干し、剣に力を込めた。
「…《末の光》」
言葉と共に剣に光が灯る。
ウーフェイは野生の直感でその光が異質なことに気が付いたが、シャステイルによる全身全霊の猛攻に神経を割かなければいけなかった。
「はあああああ!!!」
ジュドとシャステイル、二人が叫ぶ。
両腕で二人の剣を防いだウーフェイに光の斬撃が叩き込まれる。
「ッ!!!」
感じたことのない痛みが腕部に走る。
すぐさま自己強化し、強引に痛みを緩和させようとするが軽くはならない。
「この痛み…これが命の奪い合い」
「まさにオレが追い求めていた戦いの高揚だ!!!」
距離を取ったシャステイルが剣を振るう。
当たるはずのない距離から放たれた不可視の一撃はウーフェイの腹部を切り裂く。
鮮血が辺りに散るが、構わず攻撃を仕掛けるウーフェイ。
自信が知り得ない能力を持つジュドに向けて一直線に駆ける。
「気をつけろ!!」
次の瞬間、ウーフェイを無数の光が襲う。
覚醒したジュドの目からは光が消え、髪は一部が白く変色していた。
片腕から電光石火の如く繰り出される剣撃、確実に直撃していないはずの一撃ですらウーフェイの身体を切り裂く。
―ゴボ。
ウーフェイは膝を着き、口からは大量の血を吐き出す。
「その光の力。まるでやつの…」
瀕死の重傷を負っているはずのウーフェイはまだ立ち上がる意志を見せる。
圧倒的な生命力にジュドとシャステイルは武器を手放さない。
「さっきの仲間、あいつも十二使徒か…?」
シャステイルが首に剣を当て、質問する。
「その目、復讐か」
見透かしたようにウーフェイは言葉を吐き捨てる。
今にも断首しそうな勢いのシャステイルをジュドが抑えた。
「さっきのやつはどこへ行った…!」
「エデルアルトのことか?やつなら帰路についている頃だろう」
ウーフェイは潔く質問に答える。
「帰路って…一体どこへ帰るって言うんだ!」
一呼吸置いた後に話す。
「我らが本拠地〝ルルイエ〟に、だ」
初めて明かされる邪神教の本拠地。
「それはどこにある!」
「ふん。それは言えん」
具体的な場所を聞くも、詳細な場所は一切吐かないウーフェイ。
「俺は強者との戦いを楽しむために十二使徒となった。やつらの企てに興味はない。貴様らの質問に答えてやったのは…。そうだな、勝者への賞賛だ」
ウーフェイは話している間も光の斬撃による痛みに耐えていたが、遂には倒れ込んでしまう。
「貴様らのような強者がまだ世界にいたとは…。実に楽しかった」
吐き気がするほどの綺麗事、自分たちの愉悦を満たすために行動する邪神教に怒りが込み上げて来る。
「お前たちの仲間に転移の能力を持った女がいるだろう…!あいつは今どこだ!」
「答えろ!!!」
怒鳴るジュドを見つめた後、ウーフェイは答える。
「風嵐都市だ」
「数週間後、邪神教は〝風嵐都市ファル=ファレラ〟に総攻撃を仕掛ける」
シャステイルの顔色が変わり、焦りの表情を見せた。
「なぜだ!?なぜ、あの都市を狙う!?」
シャステイルは切羽詰まった口調でウーフェイを問い詰める。
「目的は…風嵐神ファルファレラの無力化。奴は黒だ」
ウーフェイは徐々に虫の息になる。
「待て!!まだ聞くことがある!!」
シャステイルの叫びも虚しく、身体に刻まれた光は跡形もなく消えていく。
行き場のない怒りと晴れない焦りが二人の中に残ったまま、戦いは幕を閉じた。
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