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第三章 水門都市編
第一話「明かされる真実」
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「う…、ここは…」
意識が戻ると見覚えのある内装をした建物にジュドはいた。
「ようやく目覚めたか。安静にしておれ、お前さんの仲間たちも直に来よう」
金色の鎧に身を包んだ大柄のドワーフが部屋へと入ってきて、傍らに立つ。
数分後、先に傷が回復して退院していたシスティたちが衛生兵に連れられ部屋に来た。
「三日よ、随分と熟睡してたみたいね。体は大丈夫?」
システィたちが安堵した表情で尋ねてくる。
「…傷は、特に残ってない。あの後、何があったか説明してくれるか?」
「わしがあの後の状況を話そう」
モーリスが説明を買って出る。
「スティングレイが突然現れた巨大な敵に槍を突き刺したと同時に洞窟が崩壊し始めた。援護に回っていたジュ坊たち三人は何とか魔術で受け止めることができたが…、スティングレイは魔術が間に合わず、助けることができんかった…」
「そうか…、俺たちが…もっと強ければ…」
ジュドは助けられなかった悔しさから拳を強く握る。
「その後、事態を収集する為に派遣された我々が地に伏したお前さんたちを発見して連れ帰った」
傍らに立つドワーフが割って入る。
「紹介が遅れてすまないな。吾輩は〝金装のザカハール〟 。地底都市の主神ラース様の右腕をやっている者だ」
「目覚めて早々に申し訳ないが、主からお前さんたちを岩盤神殿に連れてくるよう命を賜っている。来てもらえるか?」
ジュドはゆっくりとベッドから身体を起こす。
「あぁ。こっちもラースに聞きたいことがある」
◇ ◇ ◇
ザカハールに連れられ、岩盤神殿に来たジュドたちは再び地底神ラースに相見えた。
「久しいな子らよ。依頼の達成及び不測の事態への対処、非常に大儀であった」
「まずは、負傷して間もない中、急な呼び出しに応じてくれたことに感謝するぞ。先日の一件、実際にあの場で何が起こっていたのかを現場にいた汝らから聞かせてもらいたい。恐らく汝らも我に聞きたいことがあるであろう?」
ラースは見透かしたように問いかける。
「依頼を受けた次の日、黒石神殿へ向かった俺たちを〝マウントコアキマイラ〟と呼ばれる石像の魔物が襲ってきた」
「ほう…、神殿を守護している石獣が暴走していた。と」
「何とかやつを退けた俺たちは奥へ進み、目の紋様が入ったローブを纏った集団に出会った。やつらは…」
「〝邪神教〟」
ジュドの言葉に重ねるように地底神ラースが口を開く。
「その様子とあの惨状…。十二使徒が訪れていたか」
「やっぱり何か知ってるのか…。今回の一件、あんたが知っていること、俺たちに教えてくれ」
「ここから先は人々の記憶から忘れ去られた古の話。他言無用だ」
ジュドたちは頷き、地底神ラースは話し始める。
「太古の時代。この世界には〝邪神〟と呼ばれる支配者が君臨していた」
「やつらは互いの領土を争い合い、己が益の為に様々な創造物を生み出し、戦禍を次第に拡大していく。元々この世界に存在していた我や他の善神たちの抵抗空しく、戦いは困難を極めていた。だが、ある出来事が起こる」
「それが創造物の一つである人間の反乱だったのだ」
「邪神は戦いに勝つことに終着し過ぎるあまり力を授け過ぎたのだ。好機と見た善神は人や亜人と協力し、長き戦いの末、邪神を封印することに成功した」
「人々はその忌まわしき記憶を後世に語り継ぐことを禁忌とし、邪神を歴史から永劫に封印することにした」
「…だが。封印してもなお、強大な邪神の残滓が生命たちに影響を与えることがある。特に心が弱った者や復讐に燃える者を巧みに勧誘し、自らの復活の為、彼らに通常の能力よりも強大な力を授けていた」
「その力を得た集団こそが〝邪神教〟。やつらは邪神の復活という目的を遂行するために各地で行動している。邪神教の中でも〝十二使徒〟と呼ばれる十二人の教祖は人の域を逸脱した者たちだ。神殿内で出会ったのもその一人であろう」
「どうしてそのことを依頼前、俺たちに言わなかった…?」
重苦しい雰囲気の中、苛立ちを感じるジュドが尋ねる。
「我ら善神は過去に人の祖先たちと契りを交わした。それは太古の真実を後世の子らに伝えないというものだ。その契約を果たすためには汝らに真実を伝えることができなかったのだ」
「それに加えて、ここ最近邪神教の動きは低迷していた。守護の石獣に守らせていたこともあり、万が一の事態は起こり得ないと思っていたのだ」
「…だが事態は急変した。守護の石獣を暴走させ、守り続けてきた沈黙が破られた。黒石神殿に封じられていた邪神の一柱〝ゴルゴ=ロス〟は不完全な状態で顕現してしまい、多くの犠牲を払う結果となってしまった」
「活発化している呼び声の事と言い、何か邪神教にイレギュラーが生じたのかもしれぬ」
ラースは不測の事態の当事者たちに今まで隠し通してきた過去を打ち明けた。
ジュドたちはおとぎ話のようなその事実に困惑しつつも、現実を受け止める。
「子らよ、止まっていた災禍は目を覚まし、再び世界が混沌に満ちようとしている。このままでは古の歴史が今一度繰り返されることになってしまうであろう。かつての戦いの影響で、我は全盛期の欠片ほどしか能力を行使することができぬ。故に我にできることはこうして真実を明かすことだと考えた」
「この地底都市から北に進んだ場所に〝水門都市フィオーネ〟がある。そこに座する〝漠水神〟を尋ねよ。かの海上交易都市ならば各地で何が起こっているのかを知ることができるかもしれん」
話を終えたラースにジュドが質問する。
「あの戦いの後、スティングレイの使っていた槍はどうなった?」
〝魔槍トリシューラ〟と呼ばれていたあの禍々しい槍。
スティングレイは強力な槍の呪いを抑えるために全身を包帯で覆っていた。
彼が亡き今、あの槍が人の手に渡れば犠牲が出てしまう。それだけは恩人に報いるためにも防がなければならない。
ジュドはそう考えていた。
「槍の行方はわからぬが、遺体は瓦礫の下敷きになっていてザカハールたちが駆け付けた頃にはもう手遅れであった」
ジュドは思いつめたように俯く。仲間たちはそれを心配そうに見つめていた。
「死したとてあやつはおぬしらと同様、この街の英雄。その事実は揺るがぬ」
「この神殿の隣にある〝霊碑神殿〟に墓碑を建てた。共に戦った同胞にせめてもの手向けとして、顔を見せてやるがよい。案内はザカハールに一任しよう」
「御意」
ザカハールが外に出るための扉を開く。
「こちらだ」
去り行く冒険者たちは地底神直々に見送られ、岩盤神殿の扉が閉じる。
意識が戻ると見覚えのある内装をした建物にジュドはいた。
「ようやく目覚めたか。安静にしておれ、お前さんの仲間たちも直に来よう」
金色の鎧に身を包んだ大柄のドワーフが部屋へと入ってきて、傍らに立つ。
数分後、先に傷が回復して退院していたシスティたちが衛生兵に連れられ部屋に来た。
「三日よ、随分と熟睡してたみたいね。体は大丈夫?」
システィたちが安堵した表情で尋ねてくる。
「…傷は、特に残ってない。あの後、何があったか説明してくれるか?」
「わしがあの後の状況を話そう」
モーリスが説明を買って出る。
「スティングレイが突然現れた巨大な敵に槍を突き刺したと同時に洞窟が崩壊し始めた。援護に回っていたジュ坊たち三人は何とか魔術で受け止めることができたが…、スティングレイは魔術が間に合わず、助けることができんかった…」
「そうか…、俺たちが…もっと強ければ…」
ジュドは助けられなかった悔しさから拳を強く握る。
「その後、事態を収集する為に派遣された我々が地に伏したお前さんたちを発見して連れ帰った」
傍らに立つドワーフが割って入る。
「紹介が遅れてすまないな。吾輩は〝金装のザカハール〟 。地底都市の主神ラース様の右腕をやっている者だ」
「目覚めて早々に申し訳ないが、主からお前さんたちを岩盤神殿に連れてくるよう命を賜っている。来てもらえるか?」
ジュドはゆっくりとベッドから身体を起こす。
「あぁ。こっちもラースに聞きたいことがある」
◇ ◇ ◇
ザカハールに連れられ、岩盤神殿に来たジュドたちは再び地底神ラースに相見えた。
「久しいな子らよ。依頼の達成及び不測の事態への対処、非常に大儀であった」
「まずは、負傷して間もない中、急な呼び出しに応じてくれたことに感謝するぞ。先日の一件、実際にあの場で何が起こっていたのかを現場にいた汝らから聞かせてもらいたい。恐らく汝らも我に聞きたいことがあるであろう?」
ラースは見透かしたように問いかける。
「依頼を受けた次の日、黒石神殿へ向かった俺たちを〝マウントコアキマイラ〟と呼ばれる石像の魔物が襲ってきた」
「ほう…、神殿を守護している石獣が暴走していた。と」
「何とかやつを退けた俺たちは奥へ進み、目の紋様が入ったローブを纏った集団に出会った。やつらは…」
「〝邪神教〟」
ジュドの言葉に重ねるように地底神ラースが口を開く。
「その様子とあの惨状…。十二使徒が訪れていたか」
「やっぱり何か知ってるのか…。今回の一件、あんたが知っていること、俺たちに教えてくれ」
「ここから先は人々の記憶から忘れ去られた古の話。他言無用だ」
ジュドたちは頷き、地底神ラースは話し始める。
「太古の時代。この世界には〝邪神〟と呼ばれる支配者が君臨していた」
「やつらは互いの領土を争い合い、己が益の為に様々な創造物を生み出し、戦禍を次第に拡大していく。元々この世界に存在していた我や他の善神たちの抵抗空しく、戦いは困難を極めていた。だが、ある出来事が起こる」
「それが創造物の一つである人間の反乱だったのだ」
「邪神は戦いに勝つことに終着し過ぎるあまり力を授け過ぎたのだ。好機と見た善神は人や亜人と協力し、長き戦いの末、邪神を封印することに成功した」
「人々はその忌まわしき記憶を後世に語り継ぐことを禁忌とし、邪神を歴史から永劫に封印することにした」
「…だが。封印してもなお、強大な邪神の残滓が生命たちに影響を与えることがある。特に心が弱った者や復讐に燃える者を巧みに勧誘し、自らの復活の為、彼らに通常の能力よりも強大な力を授けていた」
「その力を得た集団こそが〝邪神教〟。やつらは邪神の復活という目的を遂行するために各地で行動している。邪神教の中でも〝十二使徒〟と呼ばれる十二人の教祖は人の域を逸脱した者たちだ。神殿内で出会ったのもその一人であろう」
「どうしてそのことを依頼前、俺たちに言わなかった…?」
重苦しい雰囲気の中、苛立ちを感じるジュドが尋ねる。
「我ら善神は過去に人の祖先たちと契りを交わした。それは太古の真実を後世の子らに伝えないというものだ。その契約を果たすためには汝らに真実を伝えることができなかったのだ」
「それに加えて、ここ最近邪神教の動きは低迷していた。守護の石獣に守らせていたこともあり、万が一の事態は起こり得ないと思っていたのだ」
「…だが事態は急変した。守護の石獣を暴走させ、守り続けてきた沈黙が破られた。黒石神殿に封じられていた邪神の一柱〝ゴルゴ=ロス〟は不完全な状態で顕現してしまい、多くの犠牲を払う結果となってしまった」
「活発化している呼び声の事と言い、何か邪神教にイレギュラーが生じたのかもしれぬ」
ラースは不測の事態の当事者たちに今まで隠し通してきた過去を打ち明けた。
ジュドたちはおとぎ話のようなその事実に困惑しつつも、現実を受け止める。
「子らよ、止まっていた災禍は目を覚まし、再び世界が混沌に満ちようとしている。このままでは古の歴史が今一度繰り返されることになってしまうであろう。かつての戦いの影響で、我は全盛期の欠片ほどしか能力を行使することができぬ。故に我にできることはこうして真実を明かすことだと考えた」
「この地底都市から北に進んだ場所に〝水門都市フィオーネ〟がある。そこに座する〝漠水神〟を尋ねよ。かの海上交易都市ならば各地で何が起こっているのかを知ることができるかもしれん」
話を終えたラースにジュドが質問する。
「あの戦いの後、スティングレイの使っていた槍はどうなった?」
〝魔槍トリシューラ〟と呼ばれていたあの禍々しい槍。
スティングレイは強力な槍の呪いを抑えるために全身を包帯で覆っていた。
彼が亡き今、あの槍が人の手に渡れば犠牲が出てしまう。それだけは恩人に報いるためにも防がなければならない。
ジュドはそう考えていた。
「槍の行方はわからぬが、遺体は瓦礫の下敷きになっていてザカハールたちが駆け付けた頃にはもう手遅れであった」
ジュドは思いつめたように俯く。仲間たちはそれを心配そうに見つめていた。
「死したとてあやつはおぬしらと同様、この街の英雄。その事実は揺るがぬ」
「この神殿の隣にある〝霊碑神殿〟に墓碑を建てた。共に戦った同胞にせめてもの手向けとして、顔を見せてやるがよい。案内はザカハールに一任しよう」
「御意」
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