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第4章 惑星探査船の帰還 /争乱、第二地獄門
過去という現在.26: 修羅の転送ステージ
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ギラが黒木に別れを告げた時、天井が崩れ轟音と共に重装備のネイビィブルー色の機動スーツが岩の様な重量感で落ちてきた。
両足で見事に着地した重機動スーツは、背中に使用用途も見当がつかない大型バックパックを背負っていた。
胸のあたりには、黒く赤国所属の認識番号がデザイン化されて書き込まれてある。
「残念だが黒木君。そのデータを持ち帰って貰っては困る。」
そんな声が、重起動スーツから聞こえて来た。
「あんた。何者だ?」
「科学技術管理機構調査管、ハンドルネーム白竜獅子吼。これでいいかな。黒木。」
白竜はヘルメットの前面を覆っていたバイザーを跳ね上げる。
「IDを言わない所が俺好みだな。白竜先生。それに俺達流の読み方じゃ先生の名前は獅子吼白竜ってんだ。獅子吼白竜、、初めて知ったよ、先生の名前。」
黒木は嬉しそうに言った。
「でも先生、道場で見るときとは人柄が違うな。」
「仕事だからな。とにかくそのデータは私が凍結する。そしてギラ君が言っているように君は早くこの場から立ち去る事だ。」
「白竜さん、もう間に合いませんよ。彼らが来た。」
ギラが亜空間を結節し終えたステージに指をさして言った。
転送ステージ全体が白く輝いている。
が、その照度はこのステージの通常運行の三分の一以下である。
熱を持たない暗い光。
惑星浄土のエネルギーがシステムに干渉し所内のエネルギーを殆ど停止させている中での発光のせいだろう。
転送の順番は、人体の内部から行われた。
まず、骨が出現する。
しかし明らかに人間の骨格を無視した出鱈目なものが、数体ある。
次に内臓器官。
これも又、人間の内臓器官と近似値があるものの、それらがどんな機能を果たすのか見当もつかないものが骨格に付着してゆく。
無論、白竜もギラも彼らの出現を黙って見ていたわけではない。
白竜は移動型搭載では最大級のビーム砲を射出していたし、ギラも精神力を振り絞って光球を打ち出していた。
しかしそれら全ての攻撃は、彼らに効果を発揮しなかった。
「バリヤーじゃないな。奴らの周囲には異次元の断層があるようだ。そこに私のビームも、ギラの光球も吸い込まれて行くんだ。」
ステージの上では、二人の攻撃をものともせず、異形達の外皮が出現し始める。
それと共に、強い異臭が、所内を満たして行った。
白竜とギラ以外の所内の全員が、胃の内容物を吐き始めた。
完全に転送を終えた異形の者達のグロテスクさがその引き金だった。
完全に姿を現した十二体の異形達は、それぞれの視覚器官で所内の様子をギロギロと伺っていたが、ステージの外周より外には出ようとしなかった。
異形達の身体は、まだこの星の環境に慣れていないようだ。
身体中に萎びた触手を生やし、羊の様な角を頭頂に頂いた老人と、何処となしに老人の面影によく似た中年女の二つの頭を持つ「双頭」の異形が、目敏くステージの端に転がっていたアイリーンの首無し死体を見つけた。
「双頭」の異形は、四本の鱗に覆われた足を器用に使いながら、アイリーンの死体ににじり寄ると、死体の服をむしり取り始めた。
「双頭」の老人頭の方は、発声器官の構造が違うのか、キィキィ声で中年女頭に喋りかけている。
口調からすると、老人頭は中年女頭を非難しているようである。
中年女頭の口から思いもかけず、人語が飛び出した。
「やかましい。この売女め!儂はこの女の身体が欲しいんじゃ!Kが握りつぶさんじゃったら、あのたまらん顔も頂けたのにのう。」
どうやら「双頭」の頭は、それぞれ互いの外見とは違って役割が逆になっているらしい。
赤鬼のような姿をしたK以外の他の十体の異形は、面白そうに「双頭」の行動を眺めている。
Kはコンソール台付近でへたり込んだままのカイシェック将軍を黙って睨み付けていた。
カイシェック将軍はKの視線に物理的な圧力があるかのように後ろにいざった。
Kの鬼の顔の目尻に痙攣が走った。
すると、バンと弾けるような音がして、カイシェック将軍の頭部が実にあっけなく破裂した。
まさにKがカイシェック将軍を「睨み殺した」のである。
その間に、「双頭」がアイリーンの首の断面に、その頭を突っ込んでゆく。
まずは老人の頭が、アイリーンの首の断面の部分へ。
「双頭」の身体は溶けながら、頭部を先頭にしてアイリーンの死体に融合して行くようである。
不思議な事に、「双頭」に潜り込まれている死体自体のサイズに変化はない。
まるでアイリーンの身体は、「双頭」の新しい衣服のような扱いだった。
「、、、酷でぇな。」
黒木が呟く。
この時点で、まだ黒木にはこの場から逃げ去るチャンスがあった筈だがギラに心が残って動けないでいたのだ。
完全に「双頭」の身体が、アイリーンの死体に潜り込んでしまった後、アイリーンの首の断面から再び血塗れの中年女の首が浮き上がってきた。
中年女の顔は恍惚とした表情をしている。
「おう。極楽じゃ。帰ってきた甲斐がある。どうじゃ、誰か儂とやってみんか?」
化け物と融合し復活した元アイリーンが、老人の声で残りの十一体の異形に問いかけた。
「何をぬかしやがる。この色ボケ爺。てめえのに数センチつっこんだら、爺の薄汚いペニスにぶつかるんだろうが。一人でマスでもかいてろ。」
口の周辺を除いて頭蓋骨がむき出しになった異形がやじった。
「グフフッ。図星じゃのう。」
首から下のアイリーンの身体を所有した異形は、自分の口元に付いた血を異様に長い舌でベロリと嘗め上げると、次の獲物を狙うように周囲を眺め廻した。
血走った中年女の目が、所内でうずくまっている白衣を羽織ったミーレイ・グァンジョンの姿を捕らえた。
「おお、そこに居るのはミーレイではないか?暫く会わぬ内に、随分ふけたのう。儂じゃよ。お前の父じゃ。」
ヒィと言う小さな悲鳴を上げてミーレイはすくみあがった。
白衣の前をかき合わせている。
「そうか、儂の身体が恋しゅうて待って居ってくれたか。」
「誰があんたみたいな狒狒老耄を待つもんですか!」
ミーレイは、異形には聞こえないつもりで小さな声で悪態をついたが、数メートルの距離は異形に取ってないのと同じ事だった。
「自分の父親に向かって、狒狒老耄とは何という言いぐさじゃ。儂はお前恋しさの余り、こうやって顔までお前そっくりにしたというのに。」
確かに異形の顔は、ミーレイと似ていると言えば似ていなくもなかった。
しかし、中年女の顔はこの異形が勝手に想像したミーレイの欲望の表情だけをカリカチュアしたものである。
それはかえって不気味さを感じさせる顔でしかなかった。
「何言ってるの!夫がカイシェックに殺された後、毎晩私の身体を求めた人非人のくせに!その上、あんた男も好きなオカマでしょ!」
「国家への反逆者の出た家族は一人残らず銃殺刑じゃ。それを儂が浄土に行くことで、免除して貰ったのではないか。じゃからお前の命は、この儂のものじゃ。」
怒りが、アイリーンの身体を持つ中年女の顔を少しずつ変形させて行き、その右頬からボコッという音を立てて、蛇の頭を持った触手が飛び出した。
気丈なミーレイは、負けていなかった。
「それは私の為じゃないわ。あんたが死にたくなかったからでしょう!恩着せがましく言わないでッ!契約金だって自分のこさえた負債の充当に当てるつもりだったくせに。残念だわね、運よく帰って来れても契約金は支払われていないわ。それにそんな身体になって、まだ人間の生活が出来ると思っているの!このオカマ爺!」
「別れの時、お前が見せてくれた涙は、嘘だったのか?」
中年女の歯は、新しく下から迫り出して来る長い乱杭歯の為にぼろぼろと抜け落ちてゆく。
せっかくアイリーンの身体を手に入れたのに、もうそれには飽きたのか、この異形は新たな変形を始めていた。
「馬鹿言わないで、私が義理の父に身体を求められて何の抵抗もしなかったのは、あんたの、その嫌らしい超能力が恐かったからだわ。浄土に逝ってしまえば、あんたの力は届かなくなると思ったのよ。私は嬉しくて泣いたのよ!」
ミーレイ・グァンジョンは、そう言いながら激しく笑い始めていた。
相次ぐ怪異と、醜悪な過去と義父の登場に、とうとう精神に変調をきたしたようだ。
だがそれも長くは続かなかった。
再び人間らしい身体を失った異形が、全身から蛸の足の様な触手を一瞬の内に伸ばし、それを硬化させる事で、ミーレイ・グァンジョンを差し貫いたからである。
「おまえだけは生かして置いてやろうと思ったが、女の身体の代わりなど、これから幾らでも手に入るからな。」
それはギラや白竜さえも手出しのできぬ神速の殺虐だった。
両足で見事に着地した重機動スーツは、背中に使用用途も見当がつかない大型バックパックを背負っていた。
胸のあたりには、黒く赤国所属の認識番号がデザイン化されて書き込まれてある。
「残念だが黒木君。そのデータを持ち帰って貰っては困る。」
そんな声が、重起動スーツから聞こえて来た。
「あんた。何者だ?」
「科学技術管理機構調査管、ハンドルネーム白竜獅子吼。これでいいかな。黒木。」
白竜はヘルメットの前面を覆っていたバイザーを跳ね上げる。
「IDを言わない所が俺好みだな。白竜先生。それに俺達流の読み方じゃ先生の名前は獅子吼白竜ってんだ。獅子吼白竜、、初めて知ったよ、先生の名前。」
黒木は嬉しそうに言った。
「でも先生、道場で見るときとは人柄が違うな。」
「仕事だからな。とにかくそのデータは私が凍結する。そしてギラ君が言っているように君は早くこの場から立ち去る事だ。」
「白竜さん、もう間に合いませんよ。彼らが来た。」
ギラが亜空間を結節し終えたステージに指をさして言った。
転送ステージ全体が白く輝いている。
が、その照度はこのステージの通常運行の三分の一以下である。
熱を持たない暗い光。
惑星浄土のエネルギーがシステムに干渉し所内のエネルギーを殆ど停止させている中での発光のせいだろう。
転送の順番は、人体の内部から行われた。
まず、骨が出現する。
しかし明らかに人間の骨格を無視した出鱈目なものが、数体ある。
次に内臓器官。
これも又、人間の内臓器官と近似値があるものの、それらがどんな機能を果たすのか見当もつかないものが骨格に付着してゆく。
無論、白竜もギラも彼らの出現を黙って見ていたわけではない。
白竜は移動型搭載では最大級のビーム砲を射出していたし、ギラも精神力を振り絞って光球を打ち出していた。
しかしそれら全ての攻撃は、彼らに効果を発揮しなかった。
「バリヤーじゃないな。奴らの周囲には異次元の断層があるようだ。そこに私のビームも、ギラの光球も吸い込まれて行くんだ。」
ステージの上では、二人の攻撃をものともせず、異形達の外皮が出現し始める。
それと共に、強い異臭が、所内を満たして行った。
白竜とギラ以外の所内の全員が、胃の内容物を吐き始めた。
完全に転送を終えた異形の者達のグロテスクさがその引き金だった。
完全に姿を現した十二体の異形達は、それぞれの視覚器官で所内の様子をギロギロと伺っていたが、ステージの外周より外には出ようとしなかった。
異形達の身体は、まだこの星の環境に慣れていないようだ。
身体中に萎びた触手を生やし、羊の様な角を頭頂に頂いた老人と、何処となしに老人の面影によく似た中年女の二つの頭を持つ「双頭」の異形が、目敏くステージの端に転がっていたアイリーンの首無し死体を見つけた。
「双頭」の異形は、四本の鱗に覆われた足を器用に使いながら、アイリーンの死体ににじり寄ると、死体の服をむしり取り始めた。
「双頭」の老人頭の方は、発声器官の構造が違うのか、キィキィ声で中年女頭に喋りかけている。
口調からすると、老人頭は中年女頭を非難しているようである。
中年女頭の口から思いもかけず、人語が飛び出した。
「やかましい。この売女め!儂はこの女の身体が欲しいんじゃ!Kが握りつぶさんじゃったら、あのたまらん顔も頂けたのにのう。」
どうやら「双頭」の頭は、それぞれ互いの外見とは違って役割が逆になっているらしい。
赤鬼のような姿をしたK以外の他の十体の異形は、面白そうに「双頭」の行動を眺めている。
Kはコンソール台付近でへたり込んだままのカイシェック将軍を黙って睨み付けていた。
カイシェック将軍はKの視線に物理的な圧力があるかのように後ろにいざった。
Kの鬼の顔の目尻に痙攣が走った。
すると、バンと弾けるような音がして、カイシェック将軍の頭部が実にあっけなく破裂した。
まさにKがカイシェック将軍を「睨み殺した」のである。
その間に、「双頭」がアイリーンの首の断面に、その頭を突っ込んでゆく。
まずは老人の頭が、アイリーンの首の断面の部分へ。
「双頭」の身体は溶けながら、頭部を先頭にしてアイリーンの死体に融合して行くようである。
不思議な事に、「双頭」に潜り込まれている死体自体のサイズに変化はない。
まるでアイリーンの身体は、「双頭」の新しい衣服のような扱いだった。
「、、、酷でぇな。」
黒木が呟く。
この時点で、まだ黒木にはこの場から逃げ去るチャンスがあった筈だがギラに心が残って動けないでいたのだ。
完全に「双頭」の身体が、アイリーンの死体に潜り込んでしまった後、アイリーンの首の断面から再び血塗れの中年女の首が浮き上がってきた。
中年女の顔は恍惚とした表情をしている。
「おう。極楽じゃ。帰ってきた甲斐がある。どうじゃ、誰か儂とやってみんか?」
化け物と融合し復活した元アイリーンが、老人の声で残りの十一体の異形に問いかけた。
「何をぬかしやがる。この色ボケ爺。てめえのに数センチつっこんだら、爺の薄汚いペニスにぶつかるんだろうが。一人でマスでもかいてろ。」
口の周辺を除いて頭蓋骨がむき出しになった異形がやじった。
「グフフッ。図星じゃのう。」
首から下のアイリーンの身体を所有した異形は、自分の口元に付いた血を異様に長い舌でベロリと嘗め上げると、次の獲物を狙うように周囲を眺め廻した。
血走った中年女の目が、所内でうずくまっている白衣を羽織ったミーレイ・グァンジョンの姿を捕らえた。
「おお、そこに居るのはミーレイではないか?暫く会わぬ内に、随分ふけたのう。儂じゃよ。お前の父じゃ。」
ヒィと言う小さな悲鳴を上げてミーレイはすくみあがった。
白衣の前をかき合わせている。
「そうか、儂の身体が恋しゅうて待って居ってくれたか。」
「誰があんたみたいな狒狒老耄を待つもんですか!」
ミーレイは、異形には聞こえないつもりで小さな声で悪態をついたが、数メートルの距離は異形に取ってないのと同じ事だった。
「自分の父親に向かって、狒狒老耄とは何という言いぐさじゃ。儂はお前恋しさの余り、こうやって顔までお前そっくりにしたというのに。」
確かに異形の顔は、ミーレイと似ていると言えば似ていなくもなかった。
しかし、中年女の顔はこの異形が勝手に想像したミーレイの欲望の表情だけをカリカチュアしたものである。
それはかえって不気味さを感じさせる顔でしかなかった。
「何言ってるの!夫がカイシェックに殺された後、毎晩私の身体を求めた人非人のくせに!その上、あんた男も好きなオカマでしょ!」
「国家への反逆者の出た家族は一人残らず銃殺刑じゃ。それを儂が浄土に行くことで、免除して貰ったのではないか。じゃからお前の命は、この儂のものじゃ。」
怒りが、アイリーンの身体を持つ中年女の顔を少しずつ変形させて行き、その右頬からボコッという音を立てて、蛇の頭を持った触手が飛び出した。
気丈なミーレイは、負けていなかった。
「それは私の為じゃないわ。あんたが死にたくなかったからでしょう!恩着せがましく言わないでッ!契約金だって自分のこさえた負債の充当に当てるつもりだったくせに。残念だわね、運よく帰って来れても契約金は支払われていないわ。それにそんな身体になって、まだ人間の生活が出来ると思っているの!このオカマ爺!」
「別れの時、お前が見せてくれた涙は、嘘だったのか?」
中年女の歯は、新しく下から迫り出して来る長い乱杭歯の為にぼろぼろと抜け落ちてゆく。
せっかくアイリーンの身体を手に入れたのに、もうそれには飽きたのか、この異形は新たな変形を始めていた。
「馬鹿言わないで、私が義理の父に身体を求められて何の抵抗もしなかったのは、あんたの、その嫌らしい超能力が恐かったからだわ。浄土に逝ってしまえば、あんたの力は届かなくなると思ったのよ。私は嬉しくて泣いたのよ!」
ミーレイ・グァンジョンは、そう言いながら激しく笑い始めていた。
相次ぐ怪異と、醜悪な過去と義父の登場に、とうとう精神に変調をきたしたようだ。
だがそれも長くは続かなかった。
再び人間らしい身体を失った異形が、全身から蛸の足の様な触手を一瞬の内に伸ばし、それを硬化させる事で、ミーレイ・グァンジョンを差し貫いたからである。
「おまえだけは生かして置いてやろうと思ったが、女の身体の代わりなど、これから幾らでも手に入るからな。」
それはギラや白竜さえも手出しのできぬ神速の殺虐だった。
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