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篠田のお母さん

篠田のお母さんがご立腹(完)

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夕方になって篠田のお母さんは帰って行った。
2人で洗い物をし、夕食はお昼の残り物で晩酌する事にした。

「乾杯!はーー。本当にありがとう先輩」

「お母さん喜んでくれて良かったな」

「姉ちゃんのことがあるから絶対一悶着あるとは思ってたんだけど。でもあんなにすぐに打ち解けるとは、さすが支店のおばさまキラー池沢さんだね」

「あはは。お母さんがたまたまなんとなく気が合うタイプだったからだよ。でもお姉さんのことはびっくりだったな」

俺はお酒を飲みながら以前会ったお姉さんを思い浮かべた。
物凄くスタイルが良くて、とても子どもを産んでるとは思えなかったなぁ。

「内緒にしてたわけじゃないんだけどごめんね。先に話しておけば良かったな」

「ううん、いいんだ。でも、お姉さんよく俺たちのこと反対しなかったよな」

お母さんが怒るのも無理ないけど、当の本人であるお姉さんはゲイに腹立ったりしてないのかな?

「いやー、別にゲイの人自体が悪いわけじゃないし。たまたま浮気した旦那の相手が男だったってだけでさ。母さんはちょっと思い込み激しすぎなんだよ」

たしかに。

「それにしてもまさか母さんが結婚式の話までしだすとは思わなかったなぁ」

「ん。びっくりしたよね」

つーか俺たち男同士でこうなっちゃったせいでお母さんは篠田の晴れ姿見れないんだよなぁ。
なんか申し訳ないかも。
しかも…よくよく考えてみたら篠田の白タキシード姿ちょっと見てみたくね?

「篠田白タキシード似合いそうだよな。王子様っぽいし」

「え?それ言うなら先輩でしょ。マダムたちが喜んで発狂するよ」

篠田はふざけて笑ってる。

でも俺はそのことがずっと引っかかってて、ベッドでも話を蒸し返したほどだ。

「なあ。やっぱり着てみない?タキシード」

「ええ?まだ言ってるの?なんでそんな乗り気になっちゃったの。母さんに影響されすぎじゃない?しかも…集中してよ先輩。動いてくれないの?」

俺は篠田の上に乗っかってる最中だった。

「あ、ごめん。やります」

俺はゆるゆると腰を振りながらもやっぱり気になって考えてしまう。
篠田の白タキシード…
目を瞑って想像してみる。

「んっああ…」

やべ、すげえかっこいいし…タキシードの篠田とやってるとこ思い浮かべちゃった。

「は…あん…っん…」

「先輩?そんなに気になるならやめる?」

俺はハッとして目を開けた。

「や、やめない。やっぱ篠田上になって」

「何考えてるの?もしかしてタキシードでやってるところでも想像して気持ちよくなっちゃってる?」

「……」

図星を刺されて俺は顔をそむける。

「うわ、顔赤くなってる。マジか。先輩ってコスプレとかいけるくち?」

「…しらねーよ!」

そんなのやったことねーわ。

「わー。今度何かやってみようか。お医者さんプレイ?先輩が看護師さんとか!あ、あと警官とか?あとはなんだろう…」

「やーめろって!」

ばっかじゃねえの!?
まあ、タキシード姿想像してる俺も俺だが。

「先輩可愛いな~。そうかそうか…そういうの興味あるのか~」

「だから違うつってんだろ!それ以上言うならやめるから」

「あ、うそうそごめん。拗ねないでよ」

「ふん!」

篠田は急に態度を改めて腰を使ってきた。

「あっ♡」

「ほら?ね。機嫌直して下さいよ~」

ゆさ…ゆさ…
ぬち…ぬち…ぐち…

「んぅ、んっああっそこ…そこいい…」

「ここ好きだよね~気持ちいいね~?」

奥まで挿れて、引き抜いてから浅いところを行ったり来たりされる。
ぐちゅっぐちゅっ

「あっ、もっと!それいい…!」

そしてまた深く突き入れられる。
ばちゅっ、ずちゅっぬちゅ…

「あっああっ佑成もう…っ」

結局俺はタキシード篠田に犯されるのを妄想しながらイッてしまったのだった。
お母さんが変なこと吹き込むからだよー!

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