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篠田の兄弟編

篠田の弟がブラコン過ぎて困る(完)

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俺と剣志は仁王立ちの篠田の前に正座させられていた。

「申し訳ございませんでした」

俺は思いっきり土下座した。
しかし篠田は無言だ。

「おい、剣志お前も謝れよ…」

とコソコソ隣の剣志にも言う。

「俺は悪くねえ」

「なっ!おい、お前が俺じゃ篠田は勃たないって言うからこうなったんだろ!?」

「先輩、それで反省してるつもりなの?」

低い声の篠田にたしなめられた。

「は、はい。すみませんでした!」

俺は再び額を床に擦り付ける。

「美月ちゃんに俺がちょっと優しくしただけで先輩ギャーギャー騒いでませんでしたっけ?」

「はい。ごもっともでございます」

「家帰ったら先輩が自分の弟のアソコしゃぶってるの見る羽目になった俺はどうなるわけ?離婚かなこれは?」

「ごっごめんなさい!!浮気とかじゃないから!ちょっとした意地の張り合いっつーか、タイマンつーか」

「はぁ…。先輩がバカで迂闊なことをすっかり忘れてたよ。まさか弟とどうこうなると思わなかったけど、先輩は俺の顔大好きだからね。弟も俺にそっくりなのに2人きりにしたのが間違ってた」

「違うんだって!!こいつのことはなんとも思ってないから。本当に!これは男同士の戦いであって…」

「先輩、本当にバカだね……やれやれ。剣志も、2人ともお仕置きだよ」


◇ ◇ ◇ ◇

こうして怒った篠田により俺たちは全員シャワーを浴びさせられ、指示された位置に着いた。

剣志はソファに座ってる。
ただし、ネクタイで目隠しされ、後ろ手にこれまたネクタイで縛られていた。

「先輩のエロ可愛い顔を見せるのはお前には勿体ないから目隠しだよ」

ひー、何言ってんだ篠田…!?

「はい、先輩はこれ飲んで」

「え?ビール?いいの?」

「うん、これ飲んでマックスまで頭弾けた状態でやりましょ♡」

うわー…
笑顔が怖いヨォ…

怒った篠田は、俺が誰のものなのかきっちりわからせるために剣志の前でヤるつもりだという。
そして剣志には、俺がいかにエロいか思い知らせるとのこと。
ただし、剣志は目隠しな。

恥ずかしすぎるから嫌だけど、自分で蒔いた種だからな…
俺は意を決して缶ビールを3本一気飲みした。(真似しないでね)

「んぐっんぐっんぐっ」

っしゃー!!
そもそも欲求不満が溜まってるから悪いんだ。ここ最近篠田が忙しかったし、剣志のせいで昨日できなかったし。

「篠田ごめんなさい」

謝ってから篠田にキスした。

「ん…」

チュッチュッと頬にキスしてから口付けする。

「んむ…はぁ、んっ」

篠田も舌を入れて中をかき混ぜてくる。
ピチャピチャと音がするのがいやらしい。
しかもそれをすぐそばで剣志が聞いているのだ。

「あんっはぁ…」

首筋を舐められる。篠田の舌気持ちいい…

「ああっもっと舐めて…」

篠田は俺をソファの剣志の横に座らせた。
剣志の肩に触れた瞬間ピクッとしたが、そのまま黙って項垂れていた。

すっげー悪いことしてる気分!

篠田は剣志の肩に俺の身体を押し付けるようにしてもたれさせ、そのまま胸に吸い付いた。

「あっ!あんっいや…あぅっ」

いつもより少し乱暴に乳首を舐められ、片方は指で捩られる。

「だめ、そんなにしちゃぁっ」

ああ、やばいこれ。篠田に胸いじられながら、背中に篠田弟の体温感じてんのやば…なんか、篠田2人とえっちしてるみたいなんだけど…
酒で頭ふわふわするし…

「ああっあん!気持ちいいっそこ…あ、もう下も触ってぇ」

「え?先輩今日そんなおねだり出来る立場なの?」

唇を舐められる。

「はぁんっごめんなさい、お願いしのだぁ」

「先輩、剣志のこと名前で呼んでんのに彼氏の俺はまだ苗字呼びですか?」

「えっだって…慣れてるからっあっ」

股間に手が伸びてくる。

佑成ゆうせいでしょ…」

勃ち上がりかかているそこをスウェットの上からサワサワと優しく撫でられる。

「ゆうせいぃっあうっダメそこ!もっとしてぇもっと…あん、ゆうせいっ」

「先輩のことも名前で呼んでいい?」

「ん…いいよ…呼んで…」

一樹いつきさん…♡」

こしこしとペニスを布越しに擦られる。

「あぅ…っん気持ちいい…」

「可愛いよ一樹…」

耳を舐めながら篠田の長い指が俺のペニスを擦る。
低い声で名前を呼ばれて蕩けそうになる。

そのとき背後の剣志が少し身じろぎした。
「剣志…?」
振り返って顔を見たら、目は覆われて見えないけど、顔は真っ赤になっていた。

「あれ…?」

股間を見たら、勃起しかけていた。
悔しそうに歯を食いしばってる。

「あは、悔しいんだ?可愛い♡」

俺はちょっと楽しくなって座ってる剣志に跨って、ソファの上に膝立ちになった。
顔を両手で挟む。

「本当に似てるね、篠田と」

すると篠田が答えた。

「自分だとそれほど似てるとは思わないんですけど皆んなそう言いますね」

剣志は無言だ。

篠田の指がスウェットの中に滑り込んで来た。

「ああっ!待って、こんな体勢で!?」

弟の剣志に跨った状態で後ろから篠田に愛撫される。

「んっ指中入って…んっ!」

いつのまにか手にローションを塗りたくった篠田が俺のアナルに指を入れてきた。
ぐちゅぐちゅとわざと音を立てて弄ってくる。剣志に聞かせるためだ。

「恥ずかしいよぉ!やだっあんっ♡」

俺は剣志の肩に捕まり、頭は篠田の肩に預けて喘がされていた。

「はぁっはぁっヤバいこれ、篠田が2人いるみたいで頭変になるぅ!いいっあっいいよぉ♡♡」

後ろをいじられながら俺は腰がゆらゆら揺れるのを止められなかった。

篠田が俺のスウェットと下着を一気に下ろした。
剣志の前なので一瞬ハッとして赤面したが、目隠しされているから見えないんだった。

うう、目隠しした男の前でちんこ出してるの頭おかしい…死ぬほど恥ずかしい…

「入れるよ」

うそ!ここで?!

「えっ!あっや、ダメっ」

さすがにこんな目の前でーーー!?

「ああっあーっ」

ずぷぷっ

グチュ…ぬちゅ…

「あっまって…ほんとに入って…ああっ」

「俺の弟の前でこんなになって、いやらしい奥さんだね?腰動いちゃってるよ?」

「ああ…だって…あんっ」

「こんなにいやらしい身体して、弟まで誘惑しようとして一樹は悪い子だね?」

こう話す間もゆっくりと前後に動かされている。

「してないっ、してないからぁ」

「したでしょ?なんで剣志の舐めてたの?弟ちんぽで興奮した?」

ずちゅ、ぬちゅ…

「ごめんなさいごめんなさい…!でも興奮してない…本当に!」

「正直に言えよ。俺と似た男なら誰でもいいんだろ?」

ずちゅっずちゅっずちゅっ
篠田が怒りに任せて腰を打ちつけてくる。

「あっ、ちがう!早いっやめっまって!」

パンッパンッパンッ

「ああっやだ!あっ気持ちいい!ダメ!こんなのだめっ」

俺は激しく揺さぶられ、自分で身体を支えられずに剣志の肩に頭を埋めてしがみついていた。

「ああっあん!やっやっ!イッちゃう!お尻気持ちいいっいっちゃう!」

美しい男2人に挟まれ揺すられて恍惚となりかけていたその時、

「あ、え??」

急にペニスをぎゅっと握られ、射精出来なくされてしまった。

「ひっなんで?イキたい、佑成ぇ?」

「一樹は誰のものだ?」

せき止められたまま腰を前後に動かされる。
やだやだ、イキたいのに…

「佑成っ、佑成のぉ!俺はゆうせいのだからっああっもうしません!ごめんなさいっ許してぇ、イかせてぇ!」

「一樹は俺じゃないと満足できないだろ!!オラ!ちゃんと弟にイキ声聞いて貰え!」

ガツガツ後ろから突かれながら、パッと手を離された。

「あうっああっ!ヒィッきもぢいいっ♡弟の上でイっちゃう!出る出るっあ、ああっ、あ…ん♡♡」

びゅくびゅくっとペニスの先から白濁が溢れて剣志のTシャツに飛び散った。
俺はしばらく剣志に掴まったままピクピクと痙攣して絶頂の余韻に浸っていた。

「はあっ、はあっ、はあっ…」

剣志はその間もじっと歯を食いしばってフーフー息を漏らして我慢していた。
股間はガチガチに張り詰めていた。

結局その後デロデロになった俺は抱っこでバスルームに運ばれ、最後まで剣志にその姿を見られることはなかった。
綺麗に全身洗ってもらう間に、剣志は出掛けてしまいその夜は帰ってこなかった。


◇ ◇ ◇ ◇


この日のことは暗黙の了解で、無かったことにされた。
俺は剣志の前では伊達メガネを付けるように篠田に言いつけられた。
(過保護かよ…)

そして剣志は失礼な態度をきっちり改め、すっかり礼儀正しくなりましたとさ。
いちいち噛み付いてくる弟も可愛かったんだけどね♡



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回、変なところで一旦切ってしまったせいかご心配おかけしたようですいませんでした。
2人は結局バカップルのままですのでご安心下さい!
どっちもバカだねというお話しでした!!
この作品自体、筆者がシリアスの長編で悩んだとき息抜きに書き始めたもので、とにかく中身がないアホエロです。
それで今回も、シリアスの長編が完結するところで煮詰まっていて、それ書き終えたらこっち書こうと思ったときふっと考えついた弟編でした。
筆者はアホなので3Pにしたいと思ったんですが、多分アウトな人も多いなと思って寸止めにしてます。
が、これでも無理~という方がいたらごめんなさい!
(今後も一応、篠田以外とは本番はナシというルールにしようかなと思います。)

あとついでに宣伝させてもらいますが、煮詰まりながら『セックス依存症の精神科医がスパダリCEOと結ばれるまで』を頑張って完結させたのでシリアスで長編でもいけるよという優しい方がいたら是非見てやってください。

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