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干ばつで食料不足のナミビア、ゾウなど700頭を殺処分へ
2024.08.29 Thu posted at 10:09 JST
ナミビアのホアニブ川の渓谷に生息するアフリカゾウ/Wolfgang Kaehler/LightRocket/Getty Images
(CNN) 過去100年で最悪の干ばつに見舞われているアフリカ南部のナミビアはゾウやシマウマ、カバなど700頭余りを殺処分し、その肉を食料不足にあえぐ人々に配給する計画だ。
同国の環境・林業・観光省は26日、ゾウ83頭、カバ30頭、水牛60頭、インパラ50頭、オグロヌー100頭、シマウマ300頭などを殺処分すると発表した。
すでに150頭超が殺処分され、約56トンの肉が食料が不足している人々に提供されたという。
同省によると、殺処分の対象は「持続可能な個体数」となっている国立公園などから選別され、プロの猟師が作業にあたる。
干ばつの影響を和らげるのが目的としている。
干ばつの影響が深刻化する中で、同国は5月に非常事態宣言を出した。
国民の約半数にあたる推定140万人が極めて厳しい食料不足に直面するとみられている。
同省は「利用可能な牧草と水を超える」数の野生動物がいる地域で個体数を減らすことで、水不足を軽減することができると説明した。
殺処分はまた、ゾウが人間に及ぼし得る危害を減らす意図もある。
干ばつ時にはゾウが食べ物や水を求めて人間の生活環境に入り込むことがある。
同省によると、人間とゾウの接触が増えると特定された地域にいる83頭のゾウが殺処分され、その肉は干ばつ救済策として活用されるという。
アフリカ南部には20万頭を超えるゾウが生息している。
ゾウも干ばつの影響を受けており、同地域では昨年、数百頭が水不足のために死んだと考えられている。
ナミビアはエルニーニョ現象によりひどい干ばつに直面している。
雨不足と高温のために作物が育たず、飢餓が深刻化している。  
ナミビア
環境問題
気候変動

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オオカミの襲撃相次ぐインド北部で、子供が犠牲に 2カ月で7人目
2024年8/29(木) 9:07配信
ロイター
インド北部のウッタルプラデーシュ州で、住民がオオカミに襲われる被害が相次いでいる。
過去2カ月間で犠牲者は子供を含め7人にのぼったと、地元当局者が27日明らかにした。
当局はわなを仕掛けたり、ドローンを使ってオオカミの発見に努めているが見つかっておらず、住民は眠れぬ日々を送っている。
住民の男性は「当局から警戒を怠らないよう指示があった。オオカミの襲撃が多発しているので、私たちは外出するときは集団で歩くようにしている。特に夜に1人で出歩くことは避けている」と話していた。
最終更新:8/29(木) 9:07
ロイター
※もう、人間か、人間以外の全ての地球の動植物か、何方かしか生き残れ無いのか


相次いだアフリカゾウの突然死、原因は細菌感染と研究者 地球温暖化で拍車の恐れも
2023.11.07 Tue posted at 19:30 JST
2020年に相次いだアフリカゾウの突然死の原因を巡り、新たな研究結果が発表された/Chris Foggin
(CNN) アフリカ南部のジンバブエで2020年に相次いだアフリカゾウの突然死について、原因は細菌感染だったことが分かったとする研究結果がこのほど科学誌に発表された。
ジンバブエ北西部では20年8月下旬から11月にかけて35頭のアフリカゾウが死んだ。
そのうち11頭は24時間のうちに次々と死んでいた。
隣国ボツワナでも同年、3カ月の間に約350頭のゾウが死んでいた。
当初は原因が分からず、密猟や中毒、干ばつなどの可能性が指摘されていが、ジンバブエで死んだ15頭から採取した検体を調べた結果、原因は細菌感染だったことが分かった。
現地の保護団体の専門家などが10月25日の科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表した論文によると、死んだゾウには敗血症を引き起こす「Bisgaard分類群45」と呼ばれる病原菌に感染していた痕跡があった。
集団死が起きたのは乾季の餌や水が不足する時期で、ゾウの群れは水と餌を求めて長距離を移動していた。
研究チームは、この地域の暑さや乾燥、密集性の高さが原因で細菌感染が広がったと指摘。
地球温暖化が進めばそうした異常気象の頻度が増え、今後さらに多くのゾウが死ぬ恐れもあるとしている。
一方、ボツワナのゾウの大量死はシアノバクテリア神経毒が原因とされているが、詳細は発表されていない。 ジンバブエとボツワナのゾウの大量死の関係は実証されていないという。  
ジンバブエ
ボツワナ
生物多様性

アジアゾウの生息地、3分の2近く喪失 新研究
2023.04.29 Sat posted at 13:30 JST
新たな研究によると18世紀以降、アジアゾウの生息地は64%以上失われてきたという/Hector Retamal/AFP/Getty Images
(CNN) アジアゾウの生息地が過去数百年で3分の2近く失われたことが、サイエンティフィック・リポーツ誌に27日付で掲載された研究結果から明らかになった。
長年の森林伐採や農業、インフラといった人間による土地活用の拡大に原因があるという。
絶滅が危惧されるアジアゾウは同地域の13カ国で生息を確認しているが、研究者らによればゾウたちが暮らす森林や草地は1700年以降64%以上失われている。
これは面積にして330万平方キロメートルに相当する。
米カリフォルニア大学サンディエゴ校で教授を務める生物学者のシャーミン・デシルバ氏が主導する研究チームは、大規模な生息地の喪失によりゾウと人間が衝突する危険性が高まると指摘。
互いに非対立的だった関係が、反目し合う暴力的なものにとって代わる恐れがあるとの懸念を示した。
「状況を緩和させる必要がある」と語るデシルバ氏は、非営利団体のトップとして野生のアジアゾウとその生息地の保護に取り組んでいる。
研究によると生息地が最も大規模に減退したのは中国で、1700年から2015年にかけ生息に適した土地の94%が失われた。インドの86%減がこれに続く。
生息地が半分以下となったのはバングラデシュ、タイ、ベトナム、インドネシアのスマトラ島。ブータン、ネパール、スリランカでも相当の減少が起きている。
これらの生息地の回復は、必ずしも土地に手を付けないことを意味しないと、デシルバ氏は指摘。
むしろ地元の農業従事者や先住民のコミュニティーに関する知見を広めることが必要になるという。
同氏によれば、こうした人々は現行の経済システムの導入を受けてしばしばその存在意義を過小評価されている。
研究者らは、ゾウの生息地喪失に拍車がかかった1700年が欧州諸国によるアジアの植民地化の拡大時期に重なると分析。
この間、森林伐採や道路の建設、資源の採取が進み、従来なら野生動物が暮らしていたとみられる土地でも農業経営が盛んに行われるようになった。
こうした産業の変革は1950年代にも「第2波」が起こり、タイや中国などでの大規模な喪失につながったという。
またインド東部のアッサム州では80年代に人間とゾウが衝突する事案が激増したが、これは地形に占める森林の割合が3~4割未満に落ち込んだ時期と合致すると、研究では述べている。
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