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三章

50-レイプ

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「いい? 游助君が犯したいと思った女に声を掛けて、路地裏へ誘導するの。
 上手く連れて来れるように先生もフォローしてあげるけど、その時男ってことは明かさないようにしてね」

「わ、分かりました。
 でも……男ってことを明かしたほうが連れて来やすくないですか?」

 これから女をレイプするための流れについて、圓が説明をする。
 正体を明かさないようにとの話だが、効率を考えるならばSランクの立場を利用した方が早い気がする。

「確かに游助君があの話題のSランク奴隷だと打ち明ければ、女達は目の色を変えて付いてくるでしょうね。
 でもそんなのダメ。
 そんなつまらないことしたって何の意味もない。
 何にも知らない女を、游助君が突然襲うの。
 身体を押さえ付けて、服を破り捨てて、滅茶苦茶にブチ壊さなきゃレイプにならないでしょ?」

「ブ、ブチ壊す……」

 女に突然襲い掛かってブチ壊す。
 正真正銘のレイプ行為に走るには、まだまだ覚悟が足りていない。
 俺達男を虐げる女達を犯してやりたいとは以前から思っていた。
 だが実際にやるとなると、脳が危険信号を送ってくる。

 そんな野蛮な人間になって本当にいいのか―――

 俺は背中にじわりと汗をかきながら、葛藤していた。

 だが、それでも―――

「分かりました。男であることは隠して、女を連れてくれば良いんですね?」

 俺の覚悟を決めた返答を聞き、圓が満足そうにニコリと微笑んだ。

 俺は圓先生の期待に応えるんだ。
 ここで躊躇って圓先生をガッカリさせたくない。
 それに……ここで頑張れば、圓先生がご褒美フェラをしてくれる。

 圓先生のフェラ。
 圓先生のフェラ……

(ああ……想像しただけで射精しそうだ)

 俺は今から繰り広げる蛮行への不安よりも、その後に圓と戯れる姿を想像し、期待に胸を昂ぶらせた。

 もう、迷いはない。
 俺は道行く女達に視線を向け、どれを使ってオナニーしたいか物色し始めた。

「どう? どの女を犯したい?」

 圓が俺の肩に手を添えながら訊ねてくる。
 まるで服屋でジーパンを選んでいるかのような口振りだ。
 レイプという野蛮な行為とは対象的な、実にカジュアルな雰囲気に、俺は思わず顔が綻ぶ。

「そうですね……あ、あの子なんて良いかな」

 そう言うと俺は前方から来る女子○生を指差した。
 周りに友人はおらず、制服姿で一人歩いている。
 見た目も悪くないし、声を掛けるにはもってこいだ。

「うん! いい選択だね!
 それじゃあ先生は後ろを付いていくから、声を掛けにいこっか」

 ナンパすらしたことない俺が、JKに声を掛けてレイプする。
 緊張が半端じゃないが、圓も応援してくれるというので何とかなるだろう。
 俺はグッと拳を握り、JKの元へと歩いていった。

「―――あの~、ち、ちょっといいですか?」

「ん? どうしたの?」

 俺がやや緊張気味に声を掛けると、JKから返答が返ってきた。
 良かった。
 最初から無視されるといった残念な結果に終わらず、俺はホッと胸を撫で下ろす。

「実はさっきあっちの路地で財布を落としちゃったみたいで……
 すみませんが探すのを手伝って貰えませんか?」

「うわ~……大変だねぇ。
 良いよ、手伝ってあげる」

 俺が嘘の話で助力を求めると、JKは素直に応じてくれた。
 こんなにもアッサリ上手くいくとは。
 JCにしか見えない俺の姿に、警戒心は全く抱いていないようだ。

「ごめんなさい、妹がご迷惑をお掛けして」

「いえいえ、大丈夫ですよ~」

 後ろから来た圓も俺に加わって、JKに詫びを入れる。
 どうや、姉妹という設定で行くらしい。
 確かにこれならば、より警戒心を抱かせず事を運べそうだ。

「えっと、この辺りなんですけど~」

 丁度良く細い路地が近くにあったので、そちらへと曲がる。
 辺りはビルの壁に阻まれ、かなり薄暗い。
 奥は行き止まりになっており、表から中の様子を伺うことは困難だ。

「うわ、こんなところで落としちゃったら確かに見付け辛いね~」

 JKはこんな怪し気な場所に連れて来られても、不安がる素振りすらない。
 まぁこの時代では男にレイプされるような事件も起こり得ないし、警戒が緩くなるのも当然か。

 早速物陰を物色し始めるJKに合わせて、俺と圓もガサゴソと辺りを漁る。

 そんなことをしても財布など出てきやないのだが―――

「う~ん、暗くてよく見えないね~」

 何も知らないJKは、一所懸命ある筈のない財布を捜索してくれている。
 手足を付きながらこちらにプルンとお尻を向けられ、ドキリと胸が鳴る。
 短いスカートから白いパンツが丸出しになり、食い込んだ割れ目が強調される。

 これを、今から俺の手で―――

 チラリと圓に視線を送ると、圓もニコリと笑い、顎でJKの尻を指す。

 行動の合図だ。

「う~ん、ここにも無いなぁ~」

『ガシッ』

「へっ―――」

 未だ財布を探しているJKのパンツを徐に掴んで、『グイッ』とずり下ろす。
 そして間髪入れずに既に硬くなっている肉棒を、割れ目に擦り付けた。

「え、ちょ、何してんの!?」

 JKは状況が理解出来ずに後ろを振り向こうとするが、俺がJKの腰をしっかりと掴んでこちらを向かせない。
 そして勢い良く腰を突き入れた。

『ドチュッ!』

「ンギィッッ!!」

 まだ濡れてもいないJKのアソコに肉棒を無理矢理ねじ込むと、JKは白目を剥いて悲鳴をあげた。

『ドチュドチュドチュドチュッ!』

 そのまま乱暴にJKの身体をハメ倒した。

「なっ何っっごれぇえええ!!
 何ぢでるのぉおおお!!?」

 JKは未だ何が何だか分からない様子だが、その膣内はみるみるうちに濡れていく。
 JKは突然年下の少女にアソコを突かれ、行為から逃れようと身体をひねる。
 だがその身体は雌の本能により俺の肉棒によがり狂い、抵抗するだけの力など出せようもない。

 俺はそんな少女の後ろ首を掴み、逃れられないように地面へと押さえ付ける。
 そしてそのままケツに腰を嫌というほど打ち付けた。

「ああーーーっっ!!  あぁああーーーっっ!!
 ご、ごれっっほ、本物のヂンボッッ!!? ほっ本物ぉおおーーー!!?」

「はっ……はっ……はぁっ!」

 明らかにバイブやディルドーとは違う、この時代の女が一撃で陥落する俺の肉棒で突かれ、JKは人外のように発狂する。

(レ、レイプしてる……!
 知らない女の子に声を掛けて、いきなりチンポ突っ込んでる!)

 初めは躊躇っていた俺も、女を強引に犯している状況に気分が昂ぶってくる。

「フフフ。どう、游助君?
 女をレイプするのって最高に気持ちいいでしょ?
 これがヤりたかったんでしょ?」

 圓が耳元でいやらしく囁いて、俺の心を更に煽り立てる。
 そしてその言葉に、俺はハッとなった。

(そうだ……俺はこれがヤりたかったんだ。
 俺は女を蹂躪したいと思っていたんだ。
 俺は今まで何を女と暢気に楽しんでいたんだ。
 俺の目的は、女をレイプしてやることだったのに……!
 それを―――それを、圓先生は俺に思い出させてくれたんだ)

 臥薪嘗胆がしんしょうたんの念で女達への蹂躪を誓った、あの時の思いを果たさせてくれた圓に対し、深い感謝の念を抱いた。

 圓がどうしようもなく好き過ぎる。
 こんなことまで俺にさせてくれる。
 俺が心の奥深くに望むことを全部剥き出しにさせて、全部叶えてくれる。
 俺に、快楽と悦びと愛情だけを味わわせてくれようとしている。

 圓先生の愛に応えるにはどうしたら良いのだろうか。

(脳みそチンポ……そうだ、俺は脳みそチンポにならなきゃいけないんだ。
 チンポ気持ちいいこと以外考えない……ように……
 チンポだけに―――集中しな……きゃ)

「―――はっ……ハハハッ! アハハッ!
 チ、チンポ気持ちいいっ!気持ちいい!
 脳みそぎもぢいぃぃぃいいーー!!」

 女を犯す。
 女を犯せ。

 女―――いや、オナホールだ。
 オナホール。
 もっとオナホールで気持ちいいことしたい。

 俺は最早思考すら朧気に、ただ股間から昇る快楽と、目の前の女に股間を突っ込む興奮だけを貪った。

「ああっ……それっ! それよ!
 その姿こそが、游助君が成るべき姿なの!」

 獣のように女を貪る俺の姿を見て、圓は自分の両頬を手で押さえながら、歓喜の表情を浮かべる。
 そしてそのまますぐに自身の膣を、グチャグチャに掻き回し始めた。

 やった。
 圓先生か喜んてくれてる。
 嬉しい。エロい。気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい―――

 凶悪的な性の渦の中、俺はただ無心に、ひたすらに、底へと堕ちていった―――
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