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第二章【魔界編】
不倫(性描写有り)
しおりを挟む「―――あれ、随分騒がしいな」
団体客でも来ているのだろうか。そう言えば以前ビルナが『これでも結構繁盛してるんだから』と言っていた事をシンは思い出す。
(他にお客さんがいるのならズボンを脱いで入店するのは辞めとこう)
シンはレイシアの前でズボンを脱がずに済む良い口実が出来たと思い、そのまま店のドアを開く。
するとそこにはズボンを脱ぐのを躊躇ったシンとは正反対に、大勢の男達が下半身を晒しながら賑わっていた。
「ほら次はこっちをしゃぶれ!」
「おらっ! チンポ気持ち良いか!? マンコ突かれて気持ち良いんだろ!?」
「あ~すっげー気持ちいー。こんな美人とヤれるなんて最高だな」
10人以上の男達が一人の女性に寄って集ってチンポを押し付けている。
その中心にいる女性は満面の笑みで、男達のチンポを両手に持ち、口に咥え、そしてマンコに迎え入れていた。
その女性は―――以前シンと関係を持った人妻のエマだった。
「ああん! もっと! もっと沢山オチンポくだひゃい! もっとおお~~~っっ!」
「おらっ! 旦那以外の男に犯されまくってどうなんだ!? 嬉しいか!?」
「はっはいいぃ~~っ! 嬉しいです! 沢山のオチンポに囲まれて幸せですうぅぅ~~~っ! えへっえへっ! きもちっきもちっ! 不倫セックス気持ち良い~~ん! もっと! もっとオチンポ突いてくださいぃぃ~~~っっ!!」
エマは男達に激しく責め立てられながら、歓喜のよがり声を上げていた。
「こ、これは一体どういう事だ……? ―――あっ! あれは……!」
シンは目の前に起きている事を全く理解出来ないでいたが、よく見るとエマのアナルにはシンのディルドーが挿入されていた。
「不倫相手に貰ったディルドーをケツに入れながら、他の男のチンポでよがるなんてとんだドスケベ女だな!」
『グチュグチュグチュッ!』
男がシンのディルドーを掴みながら、エマのアナルを激しく掻き回す。
「ああーーーっ! それ! それえーーっ! それ気持ち良いのおぉおーーっ!」
エマがシンのディルドーに喘ぎながら、知らない男の体の上で激しく腰を振る。
「そんなにこのディルドーが良いなら、もうチンポ要らねえんじゃねえのかぁ?」
『ニュルンッ』
ふいに男達がエマからチンポを離す。
「いっ嫌っ! オチンポくださいっ! シンさんのオチンポも良いけど、本物オチンポが欲しいんですうーーっ!」
「ははっ! 旦那とこいつをくれた男の両方に浮気とか、どんだけチンポが好きなんだぁこいつ!? 」
「それじゃあ旦那とその男に謝りながら大好きなチンポを咥えろ!」
「は、はいぃ~ーっ! 貴方ぁ~っシンさんん~~っ! 他の人のオチンポで感じてごめんなさいぃ~~っ! 本物オチンポが欲しいのおおぉお~~~っ!」
『ジュプッジュルルッ! ジュポッジュポッ!」
エマが夫とシンに謝罪の言葉を述べると嬉しそうにチンポを咥え、激しくしゃぶり始めた。
『シコシコシコシコッ』
『ピュッドピュルッ』
周りのチンポを離すまいと、両手に握り締め激しく擦る。そして振り掛けられる精液を全身に浴びながら、幸せそうに微笑む。
『ンチュッジュブッ! チュポンッ! はあむっピチャッレロレロ』
目の前に差し出されたチンポを代わる代わる口に咥え、悦びに顔を歪ませながらいやらしく舌を這わせる。
『パチュンッパチュンッパチュンッ』
男の上に股がり自ら腰を激しく打ち付けながら、だらしないアヘ顔を恥ずかしげもなく晒す。
シンはその光景を、たた呆然と眺めていた。
「あら? 坊やじゃない。いらっしゃい、随分久し振りね」
すると奥のカウンターで一人プカプカとパイプを吸っていたビルナがシンの存在に気付き、シンに向かって声を掛けた。
「ビ、ビルナさん、これは一体……」
店の真ん中で激しく行われている淫行に戸惑いながら、シンがたずねる。
「坊やがエマさんに不倫セックスの悦びを教え込みながら、ずうっと坊やにして貰えなかったせいでエマさんが我慢出来なくなっちゃってねぇ。
それでお店の常連の男性達を紹介してあげたのよ。そしたら沢山のペニスを同時に味わう愉しさにハマっちゃってねぇ。ここ暫く毎日ああやって男性達に輪されてるのよ」
「そ、そんな……」
シンと愛し合った筈のエマが、大勢の男達に犯されて悦んでいる姿にシンはショックを受けた。
「シン……この人と知り合いかい?」
レイシアがエマについてシンにたずねる。このような場でも平然としているが、一人の女性を犯す男達には嫌悪感を抱いているようだ。目が若干引きつっている。
メレーヌもシン以外の男達のあられもない姿は見たくないようで、シンの後ろに姿を隠しながらゲンナリしている。
ただ一人リザだけが興味深そうに、エマ達の行為に目を輝かせながら見入っている。
「え、ええ……あの人はエマさんといって、ビルナさんの紹介で知り合って、その……お近づきになったんですけど……」
「うえ……シンに抱いて貰っておきながら他の男を求めるなんて……全く理解出来ない……」
「全く同感ですわ……こんな下等な男達に犯されて、一体何が楽しいのか理解に苦しみますわ」
「皆楽しそう~! でもダーリンのチンポ以上に気持ちいいチンポなんてないのに変なのー」
レイシア達はエマの行動を全く理解出来ないといった様子で眺める。
「エマさんの場合は仕方ないのよ。彼女はずっと旦那さんに相手をして貰えず独りで自分を慰めてきた中で、坊やに不倫の悦びを教わったんだから。その上で坊やにまでセックスをおあずけされて、心と身体が耐えられなかったのよ。
勿論坊やのペニスは例え模造品だとしてもこの上なく素晴らしいわ。でも彼女は本物のペニスがどうしても欲しかったの。またあの不倫セックスがしたくてしたくて堪らなかったのよ。
それくらい不倫セックスは麻薬的な快楽なんだから。家族や愛する者を捨てて欲望のまま他人のペニスを喰らう悦びと興奮は、一度味わえばそれを手放す事なんて不可能よ」
ビルナの言葉に皆黙り込む。シンを始め、皆それぞれが快楽の虜となっているのだから。
それがエマにとっては「不倫セックス」という麻薬だったのだ。
「ああんっ! あああーーっ! あ……っ!? シ、シンさん!? あっああーっ!」
するとそこでエマが男達のチンポに囲まれながら、シンの存在に気付いた。
「ああっ、だ、ダメッ! シンさん見ないでえーーっ! シ、シンさん……! いっイクッ! イッちゃう! シンさんに見られながらっ……! イッちゃううぅうーーっっ!!」
『ブシャアアアーッ』
エマはシンの目の前で大量の潮を吹きながら絶頂した。その目には涙を浮かべながらも、絶頂の快感に悦び喘いでいる。
「あっ……ああっ……きっ気持ち良い……シンさんに見られながらイクの……死ぬほどぎもぢ、いい……浮気セックス……しゃいこおぉ~っ……」
エマは絶頂の余韻の中、白目を剥きながらそのまま気を失った。
「坊や、一つ忠告しておくわ。女を自分だけのモノにしようと思ったら、ちゃんと釣った魚には餌をやらなきゃダメよ?」
「はい……身に染みました……」
ビルナに諭されシンが反省の弁を述べる。元々エマは人妻でありシンのモノではない為、寝取られたとは言い難い。だが堕とした女が他の男達とセックスして悦んでいる光景は、嫉妬心に興奮が混ざったような、なんとも複雑な心境をシンにもたらした。
(レイシアさんはまず間違いなく心配は要らないし、ソフィーやメレーヌも大丈夫だと思うけど……でもあまり放ったらかしにはしないように気を付けないと……
リザなんかはセックスしないと生きていけなさそうだし……体が持つかな……)
女達が他の男に目移りしないよう、その身を削って情事に励む事を固く心に誓うシンだった―――
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