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第一章【レイシア編】
勝利(微性描写有り)
しおりを挟むシンとジェラルドの決闘は、シンの圧勝によって幕を閉じた。
シンの目の前にはジェラルドが股間を勃起させたまま気絶している。
すると目の前にジェラルドの取り巻き達が集まってきた。
「すみませんでしたシンさん!!」
「俺達もうジェラルドさん……いやこの変態に付いていくのは辞めます!」
「どうがシンさんに無礼を働いた事を許してください!」
ジェラルドの取り巻き達がシンに向かって頭を付いて謝罪した。
シンは先程投げ捨てたロングソードを拾うと、無言のまま冷たい目でその剣先を男達に向けた。
「ヒッ……ヒイィィィィ!」
男達はたまらず尻餅を付いて怯える。
『ザクッ!』
そんな彼等の前にシンが剣を突き立てると、男達は余りの恐怖にその場で失禁してしまった。
「ーーお前達、謝る相手が違うんじゃないか?」
シンがしゃがみこみ、顔を覗くように問いかける。
その顔に人の感情らしきものは一切なく、シンの冷めきった目が彼等を脅すように見開かれる。
「すすすすすみません! すぐにレイシアさんの所へ謝りに行きますうううぅぅぅ!!」
「たたたた助けてくれえぇぇーー!」
「かぁちゃーーん!! もう悪い事はしませええぇぇぇん!!」
取り巻き達は一目散に冒険者ギルドへ走っていった。
「ーーふう」
『チャキン』
シンはゆっくりと立ち上がり、剣を鞘に納めた。
『パチパチパチパチ』
するとその光景を見ていた住人達が、シンに対し一斉に拍手を送った。
「ジェラルドを倒すなんて凄いな若いの!」
「あの厄介者のジェラルド一派を懲らしめてくれてありがとう!」
「格好いいー! こっち向いてー!」
住人達から惜しみ無い賛辞を受けると、シンの顔にはようやく笑顔が戻った。
シンは照れ臭そうに手を振ると、レイシア達の居る冒険者ギルドへと歩いていった。
「ダーリーン!」
シンがギルドへ向かっていると、リザが飛んできてシンの腕に抱き付いた。
「おおリザ。ご主人様の戦いぶりはどうだった?」
「すっごくカッコ良かったー! 特に相手の男をチャームで勃起させて蹴り飛ばしてる所なんか、リザ興奮しちゃって指で何回もイッちゃった!」
よく見るとリザのワンピースから愛液が大量に垂れている。
どうやら姿が見えない事を良い事に、シンの決闘をオカズにオナニーしていたようだ。
「全く、いけない淫魔だな」
『クチュッ』
シンは優しい笑顔を向けながら、リザのグショグショに濡れたマ◯コに指を入れた。
「ああんっダーリン! リザはイケナイ子じゃないよ? ちゃんとダーリンの言い付けを守って大人しくしてたよ?」
「そうだな。ちゃんと言い付けを守る偉い子には、帰ったらご褒美をあげないとな」
『グチュグチュグチュグチュッ!!!』
シンが優しい言葉とは裏腹に、乱暴な手でリザのマ◯コを掻き回した。
「ああぁーーん! 頂戴! 一杯ご褒美ちょうだーーい!♥️」
冒険者ギルドに着くまでの間、シンはリザのマ◯コを指でたっぷり可愛がってやった。
ギルドに着くと、いきなりソフィーヤがシンに抱き着いてきた。
「シン君無事で良かった……! シン君まで居なくなってしまったら私……!」
ソフィーヤが目を潤ませながらシンの胸に顔をうずめた。
「大丈夫ですよソフィーさん。そ、それより他の人達の目が……」
早速変な噂が立ちそうな状態に、シンは焦って周りを見渡す。
「ーーって、あれ? 誰も居ない?」
決闘の前までは冒険者達の姿があったが、皆こつぜんと姿を消していた。
「ギルド内でトラブルが発生したので、ギルドマスターの判断で今日はもう閉めました。
レイシアさんもジェラルド一派からシン君が勝った報告と今日あった事の謝罪を受けて、家に戻られました」
「そう……ですか」
レイシアに勝利を報告出来なかった事に、シンは少し寂しさを覚えた。
「あんな事があった後ですからね……レイシアさんもかなりお疲れのようでした。
シン君の事をすっごく心配してましたし。
ですがシン君が勝ったと聞いて、元気を取り戻されたようです」
「……そっか」
レイシアとソフィーに随分と心配を掛けてしまった事を反省し、レイシアに元気が戻った事を喜んだ。
「あっ、あと約束通り三日後に、パーティを組んで一緒にクエストへ行こうとシン君に伝えて欲しいと頼まれましたよ」
「ほっ本当ですか!?」
シンは憧れだったレイシアと一緒にクエストを受けられる事を、心の底から喜んだ。
剣士だった頃、いつか自分もレイシアのように強くなって、一緒にクエストを受けられたらと、ずっと夢に描いてきたシンだった。
剣士では無くなったが、降魔術師として強くなりレイシアの横に立てるようになった事が、シンにとってはこの上なく誇らしかったのだ。
「それでシン"様"。ギルドはクエスト募集を打ち切って、私も本日はお休みになりました。
宜しければ今朝がたお話致しました魔女の秘薬をこれから買いに行きますので、お手間でなければご一緒願えませんか?」
ソフィーヤが突然、シンの呼び名を使用人モードに切り替えた。
声のトーンはより丁寧になり、目は艶かしい色味を帯びている。
「えっ!? あ、そっそうか。今朝言っていた薬か。
クエストを受けられないんじゃ、し、仕方がないな」
シンはソフィーヤが話していた、処女のアソコを保つという薬の話を思い出し、慌ててご主人様スイッチを入れる。
「くすっ。では宜しくお願い致します、ご主人様」
ソフィーヤに案内を任せ、二人は淫靡な薬を買うべく秘密の店へと向かったーー
一方その頃レイシアは、一人街を歩いていた。
「はぁ……良かった。シンが勝って」
レイシアはシンの勝利にホッと胸を撫で下ろした。
「それにしてもーーシンはそんなに強くなっちゃったのか……
一体どんな手を使ってあそこまで急激に強くなっているのだろうか」
常識ではあり得ないスピードで成長するシンに対し、レイシアが疑問を抱く。
「ーーいずれにせよ、色々と急がなきゃいけないな……」
レイシアが何かを決意し、家路へと足を早めたーー
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