24 / 67
第二十四話 薬士 其の一
しおりを挟む
ここが例の妖魔とやらが住み着いている薬屋か……。
俺は目の前にある大きな門の全体に顔を巡らせたあと、その門に掛けられていた横長の看板を見つめた。
百草神農堂。
百草はその名の通り数多の薬草を指しているのだろうが、そのあとに続く神農というのは華秦国に伝わる医薬の神の名だ。
もしもこの名前が客寄せのために付けたものでないのなら、ここの主人はよほど薬草や薬の知識、それと製薬や調薬にも自信があるらしい。
それはこの薬屋が建てられていた立地からも窺い知れる。
わざと街の中心地から離れた場所に建てたということは、製薬や調薬に集中したいということ以上に、すぐに自分の手で薬草を採りに行けるからだろう。
実際にそんな薬士がいるという薬屋は、中農の街外れにぽつんと建っていた。
敷地面積はかなりのものだ。
孫家の屋敷の規模には到底及ばないものの、数十人の家族と何人かの使用人が楽々と住めるぐらいの広さはある。
以前はよほど儲かっていたに違いない。
そんなことを考えていると、俺の隣にいたアリシアが「全体的にかなり傷んでいるね」と呟いた。
「看板も汚れているばかりか少しズレているし、門のいたるところや塀の壁にも穴やヒビがいくつも目立つ。掃除どころか修繕にもお金や人が行き届いていないのかも」
無理もない、と俺は思った。
もしもこの立派な外観の薬屋を一代で築き上げたとしたら、それこそずっと客が途切れることはなかったのだろう。
だが、薬屋の敷地内に妖魔が住み始めたというのならば話は別だ。
どれだけ効き目の高い薬を扱う薬士がいようと、第1級の道士でも歯が立たない妖魔がいる薬屋に足を運ぶ人間などいるはずがない。
そして客が途切れれば、当然のことながら入ってくる金も途切れる。
そうなると建物の維持費に金が使われなくなるのは自明の理だった。
まあ、それはさておき。
「とにかく、まずは依頼人である薬士に会ってみるか」
俺がそう言うと、アリシアは「大丈夫?」と不安な表情を見せる。
「その凶悪な妖魔はこの建物の敷地内にいるのよね? 不用意に入っていきなり襲われでもしたら……」
「とは言っても、こんな入り口で佇んでいても埒は明かないだろ?」
それに、と俺は門の奥を覗き込みながら言葉を続けた。
「この敷地内からは、不思議なことに妖魔が発する妖気がまったく感じられないんだよな」
嘘ではなかった。
わざわざ〈精気練武〉の1つである〈聴剄〉を使わなくとも、それぐらいは軽く神経を研ぎ澄ませば感じ取れる。
それどころか、この敷地内からはどこか懐かしい雰囲気が感じられたのだ。
するとアリシアも俺と同じく門の奥を覗き込む。
「もしかして、その妖魔はもうここから逃げ去ってしまったとか?」
「あり得るな……ただ、せっかくこんな辺鄙な場所まで来たんだ。一応、敷地内を回って確認――」
しようか、と二の句を紡ごうとしたときだ。
「辺鄙な場所に店を構えていて悪かったな……っていうか、あんたら誰やねん?」
と、後方から声を掛けられた。
俺とアリシアはほぼ同時に振り向く。
いつの間にか、そこには13、4歳ぐらいの少年が立っていた。
背丈は5尺(約150センチ)ほどだろうか。
切り揃えた黒髪に、生意気そうで強気な目眉。
顔立ちは普通よりも整っている反面、野性味あふれる勝気な子猫を想像させる少年だった。
俺は少年の全身に視線を這わせる。
山菜を採りに行った帰りなのだろうか。
少年は背中に籠を背負っており、着ていた胡服のあちこちが土で汚れていた。
そんな少年は俺たちをキッと睨みつけてくる。
「もう1度だけ訊いたるわ。あんたら何者やねん? さっきから人の家の前でウロウロとしくさってからに……物取りの下見やったらタダじゃ帰さへんで」
このとき、俺は目の前の少年が少年じゃないことに気がついた。
この子は男じゃなくて女だ。
独特な言葉使いの少女は、腰帯に差していた短刀の柄に手を掛ける。
返答次第では斬り掛かって来るつもりだろう。
それほど今の少女の気は荒ぶっていた。
だとすると言動や態度からして、この少女は薬屋の関係者なのだろうか。
もしかすると、見習いの薬士なのかもしれない。
などと少女の正体を見極めていた俺の代わりに、何とか少女の気を静めさそうとアリシアが慌てて事情を説明してくれた。
「ちょっと待って。私たちは怪しい者じゃない。道家行から妖魔討伐の依頼を請けてやってきた道士なの」
「道士? あんたらがか?」
少女は怪訝な目で俺たちを交互に見てくる。
同時に短刀の柄をしっかりと握る少女。
そんな少女を見据えながら俺は思った。
さて、どうするか。
俺は目の前にある大きな門の全体に顔を巡らせたあと、その門に掛けられていた横長の看板を見つめた。
百草神農堂。
百草はその名の通り数多の薬草を指しているのだろうが、そのあとに続く神農というのは華秦国に伝わる医薬の神の名だ。
もしもこの名前が客寄せのために付けたものでないのなら、ここの主人はよほど薬草や薬の知識、それと製薬や調薬にも自信があるらしい。
それはこの薬屋が建てられていた立地からも窺い知れる。
わざと街の中心地から離れた場所に建てたということは、製薬や調薬に集中したいということ以上に、すぐに自分の手で薬草を採りに行けるからだろう。
実際にそんな薬士がいるという薬屋は、中農の街外れにぽつんと建っていた。
敷地面積はかなりのものだ。
孫家の屋敷の規模には到底及ばないものの、数十人の家族と何人かの使用人が楽々と住めるぐらいの広さはある。
以前はよほど儲かっていたに違いない。
そんなことを考えていると、俺の隣にいたアリシアが「全体的にかなり傷んでいるね」と呟いた。
「看板も汚れているばかりか少しズレているし、門のいたるところや塀の壁にも穴やヒビがいくつも目立つ。掃除どころか修繕にもお金や人が行き届いていないのかも」
無理もない、と俺は思った。
もしもこの立派な外観の薬屋を一代で築き上げたとしたら、それこそずっと客が途切れることはなかったのだろう。
だが、薬屋の敷地内に妖魔が住み始めたというのならば話は別だ。
どれだけ効き目の高い薬を扱う薬士がいようと、第1級の道士でも歯が立たない妖魔がいる薬屋に足を運ぶ人間などいるはずがない。
そして客が途切れれば、当然のことながら入ってくる金も途切れる。
そうなると建物の維持費に金が使われなくなるのは自明の理だった。
まあ、それはさておき。
「とにかく、まずは依頼人である薬士に会ってみるか」
俺がそう言うと、アリシアは「大丈夫?」と不安な表情を見せる。
「その凶悪な妖魔はこの建物の敷地内にいるのよね? 不用意に入っていきなり襲われでもしたら……」
「とは言っても、こんな入り口で佇んでいても埒は明かないだろ?」
それに、と俺は門の奥を覗き込みながら言葉を続けた。
「この敷地内からは、不思議なことに妖魔が発する妖気がまったく感じられないんだよな」
嘘ではなかった。
わざわざ〈精気練武〉の1つである〈聴剄〉を使わなくとも、それぐらいは軽く神経を研ぎ澄ませば感じ取れる。
それどころか、この敷地内からはどこか懐かしい雰囲気が感じられたのだ。
するとアリシアも俺と同じく門の奥を覗き込む。
「もしかして、その妖魔はもうここから逃げ去ってしまったとか?」
「あり得るな……ただ、せっかくこんな辺鄙な場所まで来たんだ。一応、敷地内を回って確認――」
しようか、と二の句を紡ごうとしたときだ。
「辺鄙な場所に店を構えていて悪かったな……っていうか、あんたら誰やねん?」
と、後方から声を掛けられた。
俺とアリシアはほぼ同時に振り向く。
いつの間にか、そこには13、4歳ぐらいの少年が立っていた。
背丈は5尺(約150センチ)ほどだろうか。
切り揃えた黒髪に、生意気そうで強気な目眉。
顔立ちは普通よりも整っている反面、野性味あふれる勝気な子猫を想像させる少年だった。
俺は少年の全身に視線を這わせる。
山菜を採りに行った帰りなのだろうか。
少年は背中に籠を背負っており、着ていた胡服のあちこちが土で汚れていた。
そんな少年は俺たちをキッと睨みつけてくる。
「もう1度だけ訊いたるわ。あんたら何者やねん? さっきから人の家の前でウロウロとしくさってからに……物取りの下見やったらタダじゃ帰さへんで」
このとき、俺は目の前の少年が少年じゃないことに気がついた。
この子は男じゃなくて女だ。
独特な言葉使いの少女は、腰帯に差していた短刀の柄に手を掛ける。
返答次第では斬り掛かって来るつもりだろう。
それほど今の少女の気は荒ぶっていた。
だとすると言動や態度からして、この少女は薬屋の関係者なのだろうか。
もしかすると、見習いの薬士なのかもしれない。
などと少女の正体を見極めていた俺の代わりに、何とか少女の気を静めさそうとアリシアが慌てて事情を説明してくれた。
「ちょっと待って。私たちは怪しい者じゃない。道家行から妖魔討伐の依頼を請けてやってきた道士なの」
「道士? あんたらがか?」
少女は怪訝な目で俺たちを交互に見てくる。
同時に短刀の柄をしっかりと握る少女。
そんな少女を見据えながら俺は思った。
さて、どうするか。
0
お気に入りに追加
302
あなたにおすすめの小説
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
パーティーから追放され婚約者を寝取られ家から勘当、の三拍子揃った元貴族は、いずれ竜をも倒す大英雄へ ~もはやマイナスからの成り上がり英雄譚~
一条おかゆ
ファンタジー
貴族の青年、イオは冒険者パーティーの中衛。
彼はレベルの低さゆえにパーティーを追放され、さらに婚約者を寝取られ、家からも追放されてしまう。
全てを失って悲しみに打ちひしがれるイオだったが、騎士学校時代の同級生、ベガに拾われる。
「──イオを勧誘しにきたんだ」
ベガと二人で新たなパーティーを組んだイオ。
ダンジョンへと向かい、そこで自身の本当の才能──『対人能力』に気が付いた。
そして心機一転。
「前よりも強いパーティーを作って、前よりも良い婚約者を貰って、前よりも格の高い家の者となる」
今までの全てを見返すことを目標に、彼は成り上がることを決意する。
これは、そんな英雄譚。
『殺す』スキルを授かったけど使えなかったので追放されました。お願いなので静かに暮らさせてください。
晴行
ファンタジー
ぼっち高校生、冷泉刹華(れいぜい=せつか)は突然クラスごと異世界への召喚に巻き込まれる。スキル付与の儀式で物騒な名前のスキルを授かるも、試したところ大した能力ではないと判明。いじめをするようなクラスメイトに「ビビらせんな」と邪険にされ、そして聖女に「スキル使えないならいらないからどっか行け」と拷問されわずかな金やアイテムすら与えられずに放り出され、着の身着のままで異世界をさまよう羽目になる。しかし路頭に迷う彼はまだ気がついていなかった。自らのスキルのあまりのチートさゆえ、世界のすべてを『殺す』権利を手に入れてしまったことを。不思議なことに自然と集まってくる可愛い女の子たちを襲う、残酷な運命を『殺し』、理不尽に偉ぶった奴らや強大な敵、クラスメイト達を蚊を払うようにあしらう。おかしいな、俺は独りで静かに暮らしたいだけなんだがと思いながら――。
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
【二章開始】『事務員はいらない』と実家からも騎士団からも追放された書記は『命名』で生み出した最強家族とのんびり暮らしたい
斑目 ごたく
ファンタジー
「この騎士団に、事務員はいらない。ユーリ、お前はクビだ」リグリア王国最強の騎士団と呼ばれた黒葬騎士団。そこで自らのスキル「書記」を生かして事務仕事に勤しんでいたユーリは、そう言われ騎士団を追放される。
さらに彼は「四大貴族」と呼ばれるほどの名門貴族であった実家からも勘当されたのだった。
失意のまま乗合馬車に飛び乗ったユーリが辿り着いたのは、最果ての街キッパゲルラ。
彼はそこで自らのスキル「書記」を生かすことで、無自覚なまま成功を手にする。
そして彼のスキル「書記」には、新たな能力「命名」が目覚めていた。
彼はその能力「命名」で二人の獣耳美少女、「ネロ」と「プティ」を生み出す。
そして彼女達が見つけ出した伝説の聖剣「エクスカリバー」を「命名」したユーリはその三人の家族と共に賑やかに暮らしていく。
やがて事務員としての仕事欲しさから領主に雇われた彼は、大好きな事務仕事に全力に勤しんでいた。それがとんでもない騒動を巻き起こすとは知らずに。
これは事務仕事が大好きな余りそのチートスキルで無自覚に無双するユーリと、彼が生み出した最強の家族が世界を「書き換えて」いく物語。
火・木・土曜日20:10、定期更新中。
この作品は「小説家になろう」様にも投稿されています。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
追放?俺にとっては解放だ!~自惚れ勇者パーティに付き合いきれなくなった俺、捨てられた女神を助けてジョブ【楽園創造者】を授かり人生を謳歌する~
和成ソウイチ
ファンタジー
(全77話完結)【あなたの楽園、タダで創ります! 追放先はこちらへ】
「スカウトはダサい。男はつまらん。つーことでラクター、お前はクビな」
――その言葉を待ってたよ勇者スカル。じゃあな。
勇者のパワハラに愛想を尽かしていたスカウトのラクターは、クビ宣告を幸いに勇者パーティを出て行く。
かつては憧れていた勇者。だからこそここまで我慢してきたが、今はむしろ、追放されて心が晴れやかだった。
彼はスカルに仕える前から――いや、生まれた瞬間から決めていたことがあった。
一生懸命に生きる奴をリスペクトしよう。
実はラクターは転生者だった。生前、同じようにボロ布のようにこき使われていた幼馴染の同僚を失って以来、一生懸命に生きていても報われない奴の力になりたいと考え続けていた彼。だが、転生者であるにも関わらずラクターにはまだ、特別な力はなかった。
ところが、追放された直後にとある女神を救ったことでラクターの人生は一変する。
どうやら勇者パーティのせいで女神でありながら奴隷として売り飛ばされたらしい。
解放した女神が憑依したことにより、ラクターはジョブ【楽園創造者】に目覚める。
その能力は、文字通り理想とする空間を自由に創造できるチートなものだった。
しばらくひとりで暮らしたかったラクターは、ふと気付く。
――一生懸命生きてるのは、何も人間だけじゃないよな?
こうして人里離れた森の中で動植物たちのために【楽園創造者】の力を使い、彼らと共存生活を始めたラクター。
そこで彼は、神獣の忘れ形見の人狼少女や御神木の大精霊たちと出逢い、楽園を大きくしていく。
さらには、とある事件をきっかけに理不尽に追放された人々のために無料で楽園を創る活動を開始する。
やがてラクターは彼を慕う大勢の仲間たちとともに、自分たちだけの楽園で人生を謳歌するのだった。
一方、ラクターを追放し、さらには彼と敵対したことをきっかけに、スカルを始めとした勇者パーティは急速に衰退していく。
(他サイトでも投稿中)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる