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第14章 Sin fin
第403話 試合2
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驚いて、たじろいた相手は憤怒の形相でガルダに襲い掛かって来た。
(ガルダ、練習通り相手の剣をよく見て盾でかわせ)
ガキン、キン、カンッと相手の剣をことごとくさえぎるガルダの盾だ。
すると近くに居た敵対する別の青年が近寄って来た。
それがガルダにも見えたのだろう。
「おっちゃぁぁん!」
ここまではガルダに説明していたが、ここからはエルヴィーノの気分次第だ。
エルヴィーノは試合が始まってから一歩も動いていなかったがボソッと呟いた。
「四断」
その瞬間。
ドサッ!!
「ギャァァァァァァァァァッ、痛い痛い痛い痛いっ、誰か助けてくれぇぇぇぇ!!」
エルヴィーノの考案した攻撃魔法”四断”は敵対する生命体の四肢を根元から切断し、体液は出ずに焼き付くような痛みが絶えず襲う魔法だ。
体液が出ない事にこだわったのは、後片付けが容易だからだ。
また、痛みを伴うのは苦痛を与えて魔法などの反撃をさせない為だ。
これは魔法の詠唱、無詠唱関係無く通常の思考が出来ないほどの激痛だ。
又、低級な回復魔法を防ぐ処置をしてあり、上級回復魔法でなければ治らない。
ガルダは何が起こったのか理解できなかった。
目の前に居た自分を殺そうとしていた少年が、四肢が切断されて大地に転がり芋虫の如く絶叫を上げているからだ。
その異変に驚き、周りの敵対者が走って近づいてきた。
そんな状況に恐怖で怯え、しゃがみ込む者がいた。
「俺じゃない・・・こんなの出来っこない・・・」
(安心しろ、俺がやった。お前は立って俺の側に来い)
その声にすがるように慌てて従者の元に駆けて行くガルダ。
この時、ガルダ以外の孤児は半死半生の状態だった。
「貴様ぁぁ良くも弟を切ってくれたなぁ」
「同じ苦しみを与えてやる」
「従者共々死ねぇぇぇ!!」
集まってきたのは国王の兄弟2人を除く9人だった。
怒号の中でガルダは従者に抱き着いていた。
「四断」
エルヴィーノがそう呟くと、ドサドサと四肢が切断されて大地に転がる胴体が9つあった。
「なっ、痛ぇぇぇぇぇぇ」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「誰かぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「痛い痛い痛い痛い痛い」
「ぐぁっムグググググッ」
流石にその光景を見て慌てて駆け寄る国王の兄弟2人だ。
同時にエルヴィーノはガルダを連れて半死半生の孤児たちを助けに行った。
散り散りになっている孤児たちに、範囲を調整してトドス・マキシモ・クラールを使い回復させると会場が今まで以上にどよめいた。
(さぁガルダ。残りの二人は剣で突き刺すか?)
「ええっ! 俺がぁ? 短剣じゃ無理だよぉ」
(無理じゃないさ。剣と盾を出してみろ)
そう言ってエルヴィーノはガルダの頭に手を乗せて魔力増幅魔法陣を使った。
「うわっ、何だこりゃぁ!!」
先ほどとは違いガルダの身の丈はある大楯に大人以上の大剣が現れた。
(さぁガルダ、お前は無敵だ。盾を翳し、剣を槍の如く突き立てる様にして走って体当たりしてこい)
「分かった!! やってみる」
巨大な大楯と剣に重さは感じられなかった。
いつものように素早い動きで敵に近寄り体当たりするガルダ。
一方のおじさん二人には成す術がない。
魔法剣は防がれる。
素早い動きも出来ないし逃げる速度も劣るのだ。
だが迫りくる盾と剣先を避ける為には逃げるしかなかった。
しかし、背を向けた事で余計に狙いやすくなりガルダの餌食になる。
ドンッ!!
「ぐわぁぁぁぁぁ!!」
「もう1人」
背中から刺した剣を抜き、もう一人めがけて突進のガルダだ。
「陛下・・・宜しいのですか?」
「良いではないか、代わりに始末してくれるのだからな」
「ですが、あの能力は後に脅威となりましょうぞ?」
「最後はアレだ。千を超す弩弓が有るではないか」
「おお、そうでしたな。流石に幾千もの弓矢を避けるなど出来るはずはないでしょう」
「そう言う事だ」
「流石は陛下。これで邪魔者は誰も居なくなりますなぁ」
「ふむ、また世継ぎを作らねばならんのぉ」
「は、厳選した者を連れてまいります」
「うむ、楽しみにしておるぞ」
「ははぁ」
「アポストルよ、あの少年はどこで見つけたのだ?」
「街の孤児でしたが、お気に召しましたか」
「ふむ、見事な魔法剣に盾を顕現させるとは凄い能力だ。母上の宝剣を使わずに盾まで顕現させるとはな。たいしたものだ」
うんうんと手放しで喜ぶアポストル。
「あなたが女性以外で関心を持つのは珍しいわね」
「母上・・・」
「でも他の子たちは全員倒れたでしょ? どうなったのかしら」
「そう言えば他の孤児たちは元気になったようですな」
「ふむ、あれも不思議なものよ」
「おっ、何やら国王が動くようですな」
重体の王族たちは全員回収されたのちに国王から発表が有ると報じられた。
この時点で孤児全員と従者は闘技場中央で固まっていた。
「今回の試合、見事である。しかし王族を全員苦しめた罰を与える」
「ええっ俺たちもかよ」
(最初から全員殺すつもりなのさ。口実なんてどうでも良いんだよ)
「死にたくないよぉ」
「さっきだって死にかけてたのに、傷が治ってるしよぉ」
「どうにかして逃げ出せないかなぁ」
「おっちゃん、どうするんだ?」
(お前たち、大丈夫だ。俺が守ってやるから安心しろ)
すると国王が手を翳した。
その合図に合わせて闘技場に配置されていた弩弓隊全員が弓を構えた。
その数、千人。
そして国王の手が振り下ろされると放たれる矢は続けて二度行われる。
それほどまで確実に死を求めているからだ。
弓を持つ兵士が多いと感じていたエルヴィーノは、この国の武器の主流が弓矢で次に剣と槍に盾だと想像できた。
何故なら遠距離攻撃は魔法を使えない種族だから弓矢しか無いのだ。
魔法が使えても王族の一部だけだ。
そうなれば対抗する魔法もおのずと決まってくる。
少ない労力で最大の効果を出す魔法だ。
☆
あの魔法かな?
(ガルダ、練習通り相手の剣をよく見て盾でかわせ)
ガキン、キン、カンッと相手の剣をことごとくさえぎるガルダの盾だ。
すると近くに居た敵対する別の青年が近寄って来た。
それがガルダにも見えたのだろう。
「おっちゃぁぁん!」
ここまではガルダに説明していたが、ここからはエルヴィーノの気分次第だ。
エルヴィーノは試合が始まってから一歩も動いていなかったがボソッと呟いた。
「四断」
その瞬間。
ドサッ!!
「ギャァァァァァァァァァッ、痛い痛い痛い痛いっ、誰か助けてくれぇぇぇぇ!!」
エルヴィーノの考案した攻撃魔法”四断”は敵対する生命体の四肢を根元から切断し、体液は出ずに焼き付くような痛みが絶えず襲う魔法だ。
体液が出ない事にこだわったのは、後片付けが容易だからだ。
また、痛みを伴うのは苦痛を与えて魔法などの反撃をさせない為だ。
これは魔法の詠唱、無詠唱関係無く通常の思考が出来ないほどの激痛だ。
又、低級な回復魔法を防ぐ処置をしてあり、上級回復魔法でなければ治らない。
ガルダは何が起こったのか理解できなかった。
目の前に居た自分を殺そうとしていた少年が、四肢が切断されて大地に転がり芋虫の如く絶叫を上げているからだ。
その異変に驚き、周りの敵対者が走って近づいてきた。
そんな状況に恐怖で怯え、しゃがみ込む者がいた。
「俺じゃない・・・こんなの出来っこない・・・」
(安心しろ、俺がやった。お前は立って俺の側に来い)
その声にすがるように慌てて従者の元に駆けて行くガルダ。
この時、ガルダ以外の孤児は半死半生の状態だった。
「貴様ぁぁ良くも弟を切ってくれたなぁ」
「同じ苦しみを与えてやる」
「従者共々死ねぇぇぇ!!」
集まってきたのは国王の兄弟2人を除く9人だった。
怒号の中でガルダは従者に抱き着いていた。
「四断」
エルヴィーノがそう呟くと、ドサドサと四肢が切断されて大地に転がる胴体が9つあった。
「なっ、痛ぇぇぇぇぇぇ」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「誰かぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「痛い痛い痛い痛い痛い」
「ぐぁっムグググググッ」
流石にその光景を見て慌てて駆け寄る国王の兄弟2人だ。
同時にエルヴィーノはガルダを連れて半死半生の孤児たちを助けに行った。
散り散りになっている孤児たちに、範囲を調整してトドス・マキシモ・クラールを使い回復させると会場が今まで以上にどよめいた。
(さぁガルダ。残りの二人は剣で突き刺すか?)
「ええっ! 俺がぁ? 短剣じゃ無理だよぉ」
(無理じゃないさ。剣と盾を出してみろ)
そう言ってエルヴィーノはガルダの頭に手を乗せて魔力増幅魔法陣を使った。
「うわっ、何だこりゃぁ!!」
先ほどとは違いガルダの身の丈はある大楯に大人以上の大剣が現れた。
(さぁガルダ、お前は無敵だ。盾を翳し、剣を槍の如く突き立てる様にして走って体当たりしてこい)
「分かった!! やってみる」
巨大な大楯と剣に重さは感じられなかった。
いつものように素早い動きで敵に近寄り体当たりするガルダ。
一方のおじさん二人には成す術がない。
魔法剣は防がれる。
素早い動きも出来ないし逃げる速度も劣るのだ。
だが迫りくる盾と剣先を避ける為には逃げるしかなかった。
しかし、背を向けた事で余計に狙いやすくなりガルダの餌食になる。
ドンッ!!
「ぐわぁぁぁぁぁ!!」
「もう1人」
背中から刺した剣を抜き、もう一人めがけて突進のガルダだ。
「陛下・・・宜しいのですか?」
「良いではないか、代わりに始末してくれるのだからな」
「ですが、あの能力は後に脅威となりましょうぞ?」
「最後はアレだ。千を超す弩弓が有るではないか」
「おお、そうでしたな。流石に幾千もの弓矢を避けるなど出来るはずはないでしょう」
「そう言う事だ」
「流石は陛下。これで邪魔者は誰も居なくなりますなぁ」
「ふむ、また世継ぎを作らねばならんのぉ」
「は、厳選した者を連れてまいります」
「うむ、楽しみにしておるぞ」
「ははぁ」
「アポストルよ、あの少年はどこで見つけたのだ?」
「街の孤児でしたが、お気に召しましたか」
「ふむ、見事な魔法剣に盾を顕現させるとは凄い能力だ。母上の宝剣を使わずに盾まで顕現させるとはな。たいしたものだ」
うんうんと手放しで喜ぶアポストル。
「あなたが女性以外で関心を持つのは珍しいわね」
「母上・・・」
「でも他の子たちは全員倒れたでしょ? どうなったのかしら」
「そう言えば他の孤児たちは元気になったようですな」
「ふむ、あれも不思議なものよ」
「おっ、何やら国王が動くようですな」
重体の王族たちは全員回収されたのちに国王から発表が有ると報じられた。
この時点で孤児全員と従者は闘技場中央で固まっていた。
「今回の試合、見事である。しかし王族を全員苦しめた罰を与える」
「ええっ俺たちもかよ」
(最初から全員殺すつもりなのさ。口実なんてどうでも良いんだよ)
「死にたくないよぉ」
「さっきだって死にかけてたのに、傷が治ってるしよぉ」
「どうにかして逃げ出せないかなぁ」
「おっちゃん、どうするんだ?」
(お前たち、大丈夫だ。俺が守ってやるから安心しろ)
すると国王が手を翳した。
その合図に合わせて闘技場に配置されていた弩弓隊全員が弓を構えた。
その数、千人。
そして国王の手が振り下ろされると放たれる矢は続けて二度行われる。
それほどまで確実に死を求めているからだ。
弓を持つ兵士が多いと感じていたエルヴィーノは、この国の武器の主流が弓矢で次に剣と槍に盾だと想像できた。
何故なら遠距離攻撃は魔法を使えない種族だから弓矢しか無いのだ。
魔法が使えても王族の一部だけだ。
そうなれば対抗する魔法もおのずと決まってくる。
少ない労力で最大の効果を出す魔法だ。
☆
あの魔法かな?
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