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第14章 Sin fin
第393話 親離れ
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偉大なる父が妻たちの追及と折檻に嫌味を浴びていた頃、エルフ国メディテッラネウスでは決意をもって国王に懇願する者がいた。
「父上、いえ陛下、以前よりお話ししていた件のお許しを頂きにまいりました」
謁見の間でエルフ王に出国の許可を懇願していたのは、表向きでは次期国王となる息子だが真実は孫だ。
その孫が以前から冒険の旅に出たいと、大好きな祖父にお願いしていたのだ。
勿論簡単に大切な後継者を危険な旅に出すつもりはなかった国王は無理難題の試練を出して、その計画を阻もうとしていたが、全て解決して最後の条件である時間だけを待っていたのだ。
覚える魔法の数々に武術の鍛錬による師範との模擬戦で勝利する条件を解決する事。
座学は言うに及ばず、同盟三か国に影響力のある国の歴史や経済、人名に功績。
とても10年20年で覚えられる量では無かったが、エアハルトにとっては時間など問題では無かった。
むしろ時間さえ有れば会得できるもので、実際に習得し結果を出していた。
当たり前だが同様にアロンソも転移して試練を受けていた。
アロンソは変化の魔法を使いエルフと同様に見られていたからだ。
「もう、そんな頃合いか・・・」
呟くように、口から漏れ出たのはエルフ王だった。
冒険者になりたいと相談を受けたのはエアハルトが60歳を過ぎた頃の年齢だった。
そのような危険な事はさせまいと、言葉と試練で言い聞かせてきたが無駄だったようだ。
エアハルトの理由を聞いて呆れもしたが、”親子だなぁ”と諦めもした。
その理由とは“100歳になったら父上と同じく国を出て弟と一緒に冒険がしたい”だった。
数十年の間に説き伏せられると思っていたが無理だったのだ。
そして最後の条件であるアロンソが100歳になっても変わらぬ思いであれば許可する。と言ってしまったのだ。
数十年前の自分に後悔するエルフ王だが、思い起こせば遥か昔に自分も冒険者だったのだ。
今は亡き息子たちは過保護に育てたのかもしれないと、後悔も脳裏を過ったこともある。
だが、エルフ王には奥の手が有った。
エアハルトの母親とアロンソの母親には説明していないからだ。
ロザリーと、アロンソの母親とリーゼロッテであれば反対するだろうと高をくくっていたのだ。
そして本当の父親は二人の味方になる事も想定していたのだ。
冒険者になる話はエルフ王とエアハルトにアロンソの三人だけの秘密として今日に至る。
「よかろう、儂は許可を出すが母の許可は自分たちで獲得するように」
「はい」
勿論母親が反対するのは想定しているし、反論の内容も準備した。
用は父に倣えだ。
どのような言葉で阻もうとしても”私は父上の子なので父上の思いに感銘を受け冒険者になります”で突き通すつもりだ。
アロンソと色々考えて言い訳を用意したが、意思がブレない態度で押し通す事にしたのだ。
「解っていると思うが目的地と毎日の連絡に、10日に一度は転移で戻る事を説明するのだぞ」
これは三人で決めた決まりだ。
一応二人とも王子なので親族に心配させないためだ。
エルフ王はエアハルトが龍人の加護を保有していることを知っている。
その事が絶対の信頼を持っていた。
だがアロンソには無い。
その事が心配だったが、エアハルトが内緒で教えていたのだ。
「おじい様、私は龍人の加護を持っていますが、アロンソは父上と同じ龍人の腕輪を所有しています」
「なんだとぉ!!」
「我が弟が龍人様に認められた証なので心配には及びません」
「ふうぅぅむ・・・腕輪をのぉ」
「最後に冒険の期間は最大で10年だ」
「それ以降の更新は可能でしょうか?」
「・・・何かしらの成果が有れば考えても良い」
「解りました」
「しかし、戴冠すれば一切の冒険は禁止となることは忘れるな」
それは、あと49年間は冒険できると解釈したエアハルトだ。
そしてエルフ王の元を後にしたエアハルトは、最大の敵の元に向かっていった。
屋敷に戻ったエアハルトは応接室で屋敷の主を待っていた。
メイドと一緒に現れた母親は紅茶で喉を潤し、最近のたわいもない話をしながら息子に問いかけた。
「それで、何かお話が有るのかしら?」
「はい、母上。私と弟は冒険者となってしばらく旅に出る旨を報告いたします」
穏やかだった表情が一変して眉間に皺を寄せて激高する麗しの母親だ。
「許しません。そのような冒険など貴方には早すぎます!!」
想定の範囲内だ。
「母上が反対しても、国王陛下の許可は取ってあります」
「なんですってえぇぇ!!」
何十年も前からエルフ王の試練を受け、全て解決して許可を得た事を説明した。
(そうとう用意周到に準備してたのねぇ・・・我が息子ながら良くやるわ・・・)
「・・・あの人、お父様には話したの?」
「父上には話していません。誠意を持って説明すれば納得して頂けると信じています。何故ならば我が父ですから」
(それじゃまるで私が分らず屋の悪者みたいじゃない)
「ではアロンソはどうなの? 向こうは絶対に許可しないわ!」
「本日、同じ時刻に同じ行動をとり、許可が出たらエマスコする算段になっています」
「ではまだ来ていないのね? 多分来ないと思うわよ」
「私たち兄弟は信じています」
「クッ・・・駄目よ・・・あなた達にもしもの事が有ったらどうする訳ぇ?」
「母上、私たちは何も危険な旅に出るわけでは無いのですよ? 好んで危険な冒険や魔物を退治する訳ではありません」
「じゃ何が目的なの?」
「世界を見たいのです」
「・・・」
「勿論おじい様と決めた約束は守ります」
「どんな約束かしら?」
「目的地と毎日の連絡に、10日に一度は転移で戻る事で”戴冠まで”他国を見分し、戴冠後は国の為に尽力するつもりです」
「・・・」
堂々とした態度で母親に説明するエアハルト。
感心するが寂しい気分のロザリー。
そこにエアハルトのエマスコに付いている魔石が着信の光を放った。
「失礼します。多分弟からの手紙のはずです」
「・・・」
「母上、どうぞお読みください」
その態度で内容は理解したロザリーだ。
“俺の許可は出たぞ。そっちはどうだ?”
「・・・」
もう何を言い聞かせても無駄だと判断したロザリーは条件を追加した。
「解ったわ。ただし、陛下の条件に更に付けくわえます。戻ってきたら二泊する事。そしてフリオを同行させなさい。これが条件よ」
「えぇっ、しかし・・・承知しました」
母子で眉間に皺を寄せて対峙していたが、お互いの妥協案で納得したようだ。
それ以上は何も口にしなかったロザリーだ。
何故ならばエルフ王が全て旅の用意をしたらしいからだ。
装備の確認と称して旅装束に着替えさせたが、一般的なエルフの旅仕立てだった。
もっとも表向きは一般的だが、内装や付与魔法が沢山使われている代物だ。
そしてフリオをお目付け役で連れて回る事で、極秘の指令を出してより正確な連絡を期待できるからだ。
エアハルトもフリオであればアロンソも知っているし気心が知れているので妥協したのだ。
最後に親族に挨拶をして二人で旅に出ると言う。
☆
もう旅に出るだとぉ!?
「父上、いえ陛下、以前よりお話ししていた件のお許しを頂きにまいりました」
謁見の間でエルフ王に出国の許可を懇願していたのは、表向きでは次期国王となる息子だが真実は孫だ。
その孫が以前から冒険の旅に出たいと、大好きな祖父にお願いしていたのだ。
勿論簡単に大切な後継者を危険な旅に出すつもりはなかった国王は無理難題の試練を出して、その計画を阻もうとしていたが、全て解決して最後の条件である時間だけを待っていたのだ。
覚える魔法の数々に武術の鍛錬による師範との模擬戦で勝利する条件を解決する事。
座学は言うに及ばず、同盟三か国に影響力のある国の歴史や経済、人名に功績。
とても10年20年で覚えられる量では無かったが、エアハルトにとっては時間など問題では無かった。
むしろ時間さえ有れば会得できるもので、実際に習得し結果を出していた。
当たり前だが同様にアロンソも転移して試練を受けていた。
アロンソは変化の魔法を使いエルフと同様に見られていたからだ。
「もう、そんな頃合いか・・・」
呟くように、口から漏れ出たのはエルフ王だった。
冒険者になりたいと相談を受けたのはエアハルトが60歳を過ぎた頃の年齢だった。
そのような危険な事はさせまいと、言葉と試練で言い聞かせてきたが無駄だったようだ。
エアハルトの理由を聞いて呆れもしたが、”親子だなぁ”と諦めもした。
その理由とは“100歳になったら父上と同じく国を出て弟と一緒に冒険がしたい”だった。
数十年の間に説き伏せられると思っていたが無理だったのだ。
そして最後の条件であるアロンソが100歳になっても変わらぬ思いであれば許可する。と言ってしまったのだ。
数十年前の自分に後悔するエルフ王だが、思い起こせば遥か昔に自分も冒険者だったのだ。
今は亡き息子たちは過保護に育てたのかもしれないと、後悔も脳裏を過ったこともある。
だが、エルフ王には奥の手が有った。
エアハルトの母親とアロンソの母親には説明していないからだ。
ロザリーと、アロンソの母親とリーゼロッテであれば反対するだろうと高をくくっていたのだ。
そして本当の父親は二人の味方になる事も想定していたのだ。
冒険者になる話はエルフ王とエアハルトにアロンソの三人だけの秘密として今日に至る。
「よかろう、儂は許可を出すが母の許可は自分たちで獲得するように」
「はい」
勿論母親が反対するのは想定しているし、反論の内容も準備した。
用は父に倣えだ。
どのような言葉で阻もうとしても”私は父上の子なので父上の思いに感銘を受け冒険者になります”で突き通すつもりだ。
アロンソと色々考えて言い訳を用意したが、意思がブレない態度で押し通す事にしたのだ。
「解っていると思うが目的地と毎日の連絡に、10日に一度は転移で戻る事を説明するのだぞ」
これは三人で決めた決まりだ。
一応二人とも王子なので親族に心配させないためだ。
エルフ王はエアハルトが龍人の加護を保有していることを知っている。
その事が絶対の信頼を持っていた。
だがアロンソには無い。
その事が心配だったが、エアハルトが内緒で教えていたのだ。
「おじい様、私は龍人の加護を持っていますが、アロンソは父上と同じ龍人の腕輪を所有しています」
「なんだとぉ!!」
「我が弟が龍人様に認められた証なので心配には及びません」
「ふうぅぅむ・・・腕輪をのぉ」
「最後に冒険の期間は最大で10年だ」
「それ以降の更新は可能でしょうか?」
「・・・何かしらの成果が有れば考えても良い」
「解りました」
「しかし、戴冠すれば一切の冒険は禁止となることは忘れるな」
それは、あと49年間は冒険できると解釈したエアハルトだ。
そしてエルフ王の元を後にしたエアハルトは、最大の敵の元に向かっていった。
屋敷に戻ったエアハルトは応接室で屋敷の主を待っていた。
メイドと一緒に現れた母親は紅茶で喉を潤し、最近のたわいもない話をしながら息子に問いかけた。
「それで、何かお話が有るのかしら?」
「はい、母上。私と弟は冒険者となってしばらく旅に出る旨を報告いたします」
穏やかだった表情が一変して眉間に皺を寄せて激高する麗しの母親だ。
「許しません。そのような冒険など貴方には早すぎます!!」
想定の範囲内だ。
「母上が反対しても、国王陛下の許可は取ってあります」
「なんですってえぇぇ!!」
何十年も前からエルフ王の試練を受け、全て解決して許可を得た事を説明した。
(そうとう用意周到に準備してたのねぇ・・・我が息子ながら良くやるわ・・・)
「・・・あの人、お父様には話したの?」
「父上には話していません。誠意を持って説明すれば納得して頂けると信じています。何故ならば我が父ですから」
(それじゃまるで私が分らず屋の悪者みたいじゃない)
「ではアロンソはどうなの? 向こうは絶対に許可しないわ!」
「本日、同じ時刻に同じ行動をとり、許可が出たらエマスコする算段になっています」
「ではまだ来ていないのね? 多分来ないと思うわよ」
「私たち兄弟は信じています」
「クッ・・・駄目よ・・・あなた達にもしもの事が有ったらどうする訳ぇ?」
「母上、私たちは何も危険な旅に出るわけでは無いのですよ? 好んで危険な冒険や魔物を退治する訳ではありません」
「じゃ何が目的なの?」
「世界を見たいのです」
「・・・」
「勿論おじい様と決めた約束は守ります」
「どんな約束かしら?」
「目的地と毎日の連絡に、10日に一度は転移で戻る事で”戴冠まで”他国を見分し、戴冠後は国の為に尽力するつもりです」
「・・・」
堂々とした態度で母親に説明するエアハルト。
感心するが寂しい気分のロザリー。
そこにエアハルトのエマスコに付いている魔石が着信の光を放った。
「失礼します。多分弟からの手紙のはずです」
「・・・」
「母上、どうぞお読みください」
その態度で内容は理解したロザリーだ。
“俺の許可は出たぞ。そっちはどうだ?”
「・・・」
もう何を言い聞かせても無駄だと判断したロザリーは条件を追加した。
「解ったわ。ただし、陛下の条件に更に付けくわえます。戻ってきたら二泊する事。そしてフリオを同行させなさい。これが条件よ」
「えぇっ、しかし・・・承知しました」
母子で眉間に皺を寄せて対峙していたが、お互いの妥協案で納得したようだ。
それ以上は何も口にしなかったロザリーだ。
何故ならばエルフ王が全て旅の用意をしたらしいからだ。
装備の確認と称して旅装束に着替えさせたが、一般的なエルフの旅仕立てだった。
もっとも表向きは一般的だが、内装や付与魔法が沢山使われている代物だ。
そしてフリオをお目付け役で連れて回る事で、極秘の指令を出してより正確な連絡を期待できるからだ。
エアハルトもフリオであればアロンソも知っているし気心が知れているので妥協したのだ。
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