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第10章 冒険編
第292話 城塞5
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最初は剣術を極めようとする者達をシーラが対処する。
全員の前で国王が呼びかけた。
「とにかく、全力で戦え。使える奥義は全部使え。出し惜しみはするな。そして・・・死ぬな。では始めろ」
自称達人たち30人が勢いよく駆け出して行く。
迎え撃つシーラは借り物の剣と盾を装備して走り出す。
一対多。
普通に考えるとシーラに勝ち目は無いが、相手は人族だ。
種族の能力が違うから例え30人相手でも魔法を駆使すれば大丈夫だと思うし、更に龍人の腕輪の効果が有る。
これは身体能力を数倍に引き上げてくれるのだ。
予想通り、剣や盾と一緒に腕が切り飛ばされ赤い花が咲いたようだった。
何やら叫んで技を繰り出している様だがシーラには当りもしない。
一方のシーラは身体能力を上げる魔法を使って敵の斬撃や必殺技を交わしながら確実に四肢に刃を入れて行った。
腕輪の効果も有るのに卑怯だとは思わない。
何故なら炎の勇者だから。
その辺の達人位は軽く相手に出来ないと勇者とは言えないだろう・・・武力ではね。
剣技に魔法もさることながら優しく思いやりの心を持ち合わせ凛とした佇まいの勇者だが、ベッドの中では淫獣に変貌するのはエルヴィーノしか知らない。
果たして本当の勇者はどっちなのだとクダラナイ事を考えながら次々と倒してゆく姿を見て感心していたエルヴィーノだ。
余り時間もかからず残り10人になると武器を手放し、両手を上げて降参している達人たち。
泣き叫び横たわっている者達を横目に戻ってくるシーラと入れ替わりにロリが出向く。
切り落とされた腕や足を集め、合図と共に全体に回復魔法を掛けると切り飛ばされた腕や足が繋がり、傷が回復していた。
続いてパウリナが相手をするのは体術を極めようとする自称達人達30人だ。
剣術使いと同様に声を掛けて始まった。
見た目はゴツイ体格と小さな女の子だが、実際は獣人で龍人の腕輪を持つ者だ。
元々身体能力が高い獣人族に龍人の腕輪効果でパウリナの動きが全く見えない体術使いだ。
パウリナにとっては何の変哲も無いガトーパンチにガトーキックだが、速さに物を言わせた動きで瞬間的に現われたり消えたりする時に放つ体重の乗った重い連激が、数倍の体格差はある厳つい男達をぶちのめしたり、吹き飛ばしたりして剣で切られる以上に口から血反吐を拭きだす者がほとんどだ。
大地に横たわり蠢き泣き叫ぶ者達を余所目に次々と獲物をしとめて行くパウリナ。
獣の血が騒ぐのか慈悲も無く立っている者が居なくなるまで続いた。
頃合いを見てロリが全体に回復魔法を使うと、全員が何事も無かった様に立ちあがりパウリナの前で平伏した体術使い達。
見た目で判断したとはいえパウリナの圧倒的な強さに世界の広さを、身を持って知ったのだ。
最後に魔法使いはパウリナとシーラが相手をする自称魔導研究開発室の人たち20人だ。
彼らは基本的に撃たれ弱い。
一般的に後方支援が当たり前で、長い期間に身体を鍛え、技を覚えるのと同様に魔導を覚え、研究、検証、改良の繰り返しをしている。
エルヴィーノも同様だが、魔法や魔法陣の開発には長期間の集中力、精神力に想像力も必要とされる。
つまるところ方法が違うだけで、それぞれが同じ様に大変な事だと認識している。
その事をロリとパウリナに言っても興味が無さそうで、結果だけを求められた。
だがシーラは解ってくれたみたいだった。
「はじめっ」の合図と同時にロリがエスクード・サガラドを唱え、パウリナとシーラに光り輝く魔法の盾が2人を守る様に顕現した。
身体の周りをグルグルと回っているが本人達の腕や剣は干渉されず盾には当たらないのだ。
しかし、外敵からの物理攻撃に魔法攻撃は自動的に防御してくれる。
大量の魔素を使った熟練者によるエスクード系は同様に機能がある。
魔法使い達は様々な魔法を繰り出し、パウリナとシーラに向けて放っていた。
最初は身を構えていた2人も、エスクード・サガラドが全ての魔法を打ち消しているのを見て余裕が出て来たようだった。
パウリナは指をポキポキ鳴らし、シーラは剣を肩に担ぎ、見下すような眼差しで盾すら持って居なかった。
一方の魔法使い達は一歩、また一歩と2人が近づくにつれて全員の額から汗がにじみ出て、脇もジットリと汗を掻き、緊張感と警戒心が危険度を最大限に上げて本能が教えていた様だ。
始まってから休み無く繰り出す魔法は、元素系の上級魔法やミスクラル・マヒアも飛んでいた。
そして後10歩のところまで来ると2人は示し合わせたかのように叫んだ。
「行くぞぉぉ!」
「わああぁぁ!」
シーラとパウリナが大声を出すと、前列に居た者はしゃがみこんで頭を抱え、中ほどに居る者は驚いて次々と後ろに倒れ、脇や後方に居た者は逃げ出ししていた。
自分達の魔法が一切通用せず、先程の試合を見ていた限り一騎当千の軍神の様な女性が目の前で大声を叫べば逃げ出したくもなるだろう。
魔法以外は普通の叔父さん達なので、この時点で終わりとした。
※Cerounodostrescuatrocincoseissieteochonuevediez
剣技や体術の秘技に奥義も相手に当ると技が決まるが、絶えず動いている戦場の戦いには向いていないようだ。
数人でもこの有り様なのだから、絶えず動き回る魔物相手なんて命が幾つ有っても無駄だろう。
まぁ大型の魔物には当たる可能性が高いが効果が有るかは疑問だ。
余程、追尾式の魔法でも付加し無い限り、敏捷な敵には当てる事自体が難しいだろう。
一般的に射出系の魔法は直線や放射線上の方向に対し発動する。
また対象地点及び対象部分へ瞬間的に発動させる魔法も有るが、広範囲に威力を与える魔法は味方への配慮が必要だ。
巻き込まない様に配慮しなければならない。
直線的に放たれる魔法はそれなりに早いが、来ると分かっていれば対抗魔法や避ける事でも対処できる。
どちらも一般的には、詠唱や魔法を放つ瞬間を見計らい時間差が生じる事が重要視される。当然それらの研究開発もしているが、達人たちを見ている限り余り効果は感じられなかったエルヴィーノだ。
一連の試合を見て戦場で動きながら、疲弊した状態の身体で使える技や魔法に特化させた方が良いだろうと”国王”は思っていた。
また、使われていた魔法に関しても魔導書に出て来るような魔法が多かった。
後は、対エスクード・サガラドだがアルモニア人に考えさせるのは反逆罪に当るので無視しようと決めた。
全員を集めて感想と方向性を指示する国王だ。
「皆、ご苦労だった。よくこの2人と戦って死ななかったなぁ誉めてやろう」
責任者の一人が問いかけた。
「あのぅ陛下。つかぬ事をお尋ねしますが、御付の方は大変お強いのですが、一体どのような素性の方でしょうか?」
そりゃ知りたいだろうと思ったがせっかく身分を隠していたのにバラしてしまっては意味が無い。
すると
「あなた。少しだけ良いのでは?」
ロリが許可すると言ってきた。
「お前達に任せるが、肩書き程度にしたらどうだ?」
ロリは2人の顔を見ると頷いたのでサンクタ・フェミナからの下知だった。
「皆さんには内緒にしていましたが、この2人はわたくしの義理の妹にあたる群青の聖戦士と炎の勇者ですわ」
一同がどよめき、目を皿のようにして2人の女性を凝視していた。
流石に群青の聖戦士の名はアルモニアにも伝わっているようだったが、炎の勇者は知る者がおらず、”勇者”と言う言葉に全員の注目を集めながらも恥ずかしさと、嬉しさで一杯のシーラだった。
「お前達の戦い振りを見ていたが、戦場を無視した奥義がほとんどだった。然るに戦場で苦戦の中、繰り出して戦況を変えるようなモノにして欲しい。具体的には・・・この場所に来る為の縄梯子が有るな。アレを降りてから直ぐに登って疲れた身体で、技を使い大打撃を与えられる秘技や秘剣に特化してほしい。また魔法に関しては、威力は今まで通りだが発動までの速さを今の半分にするよう研究したらどうだ? 複雑で強力な魔法よりも敵より早く魔法を使えた方が勝機を上げる可能性が高いのではないか?」
全員が真剣な眼差して聞いていた。
「それと折角こんな場所でそれぞれの達人が居る訳だからよぉ、何かこうスッゴイのを考えてくれよ」
「凄いと言われましても・・・」
「そうだなぁ剣術、体術、魔術を合わせて三術一体的なモノを見たいのさ」
「「「・・・」」」
黙っている関係者たちだ。
「まぁ時間はかかるだろうが、この城塞の名が国の内外に轟くようになるかもしれないぞ」
ザワザワする一同だった。
それぞれの監督責任者が驚きの表情を見せていた。
改めて術部会別に全員会議を開き方向性を協議すると言う。
後日読んだ報告書ではエルヴィーノの意見が柱と成り、それぞれがバラバラに研究していたが、研究対象を幾つかの的を絞ったモノにしてその議題に集中する事になったとか。
その後、食事と宿泊を勧められたが丁重にお断りしてイグレシアに戻って食事店に向った。結局ロリが考えていた地域の料理が期待ハズレだったのだ。
「それならゲレミオの料理店の方がマシ」と女性達が同じ意見だったので戻る事になった。
☆
翌日は山岳地帯を利用した難攻不落が自慢の城塞だ。
全員の前で国王が呼びかけた。
「とにかく、全力で戦え。使える奥義は全部使え。出し惜しみはするな。そして・・・死ぬな。では始めろ」
自称達人たち30人が勢いよく駆け出して行く。
迎え撃つシーラは借り物の剣と盾を装備して走り出す。
一対多。
普通に考えるとシーラに勝ち目は無いが、相手は人族だ。
種族の能力が違うから例え30人相手でも魔法を駆使すれば大丈夫だと思うし、更に龍人の腕輪の効果が有る。
これは身体能力を数倍に引き上げてくれるのだ。
予想通り、剣や盾と一緒に腕が切り飛ばされ赤い花が咲いたようだった。
何やら叫んで技を繰り出している様だがシーラには当りもしない。
一方のシーラは身体能力を上げる魔法を使って敵の斬撃や必殺技を交わしながら確実に四肢に刃を入れて行った。
腕輪の効果も有るのに卑怯だとは思わない。
何故なら炎の勇者だから。
その辺の達人位は軽く相手に出来ないと勇者とは言えないだろう・・・武力ではね。
剣技に魔法もさることながら優しく思いやりの心を持ち合わせ凛とした佇まいの勇者だが、ベッドの中では淫獣に変貌するのはエルヴィーノしか知らない。
果たして本当の勇者はどっちなのだとクダラナイ事を考えながら次々と倒してゆく姿を見て感心していたエルヴィーノだ。
余り時間もかからず残り10人になると武器を手放し、両手を上げて降参している達人たち。
泣き叫び横たわっている者達を横目に戻ってくるシーラと入れ替わりにロリが出向く。
切り落とされた腕や足を集め、合図と共に全体に回復魔法を掛けると切り飛ばされた腕や足が繋がり、傷が回復していた。
続いてパウリナが相手をするのは体術を極めようとする自称達人達30人だ。
剣術使いと同様に声を掛けて始まった。
見た目はゴツイ体格と小さな女の子だが、実際は獣人で龍人の腕輪を持つ者だ。
元々身体能力が高い獣人族に龍人の腕輪効果でパウリナの動きが全く見えない体術使いだ。
パウリナにとっては何の変哲も無いガトーパンチにガトーキックだが、速さに物を言わせた動きで瞬間的に現われたり消えたりする時に放つ体重の乗った重い連激が、数倍の体格差はある厳つい男達をぶちのめしたり、吹き飛ばしたりして剣で切られる以上に口から血反吐を拭きだす者がほとんどだ。
大地に横たわり蠢き泣き叫ぶ者達を余所目に次々と獲物をしとめて行くパウリナ。
獣の血が騒ぐのか慈悲も無く立っている者が居なくなるまで続いた。
頃合いを見てロリが全体に回復魔法を使うと、全員が何事も無かった様に立ちあがりパウリナの前で平伏した体術使い達。
見た目で判断したとはいえパウリナの圧倒的な強さに世界の広さを、身を持って知ったのだ。
最後に魔法使いはパウリナとシーラが相手をする自称魔導研究開発室の人たち20人だ。
彼らは基本的に撃たれ弱い。
一般的に後方支援が当たり前で、長い期間に身体を鍛え、技を覚えるのと同様に魔導を覚え、研究、検証、改良の繰り返しをしている。
エルヴィーノも同様だが、魔法や魔法陣の開発には長期間の集中力、精神力に想像力も必要とされる。
つまるところ方法が違うだけで、それぞれが同じ様に大変な事だと認識している。
その事をロリとパウリナに言っても興味が無さそうで、結果だけを求められた。
だがシーラは解ってくれたみたいだった。
「はじめっ」の合図と同時にロリがエスクード・サガラドを唱え、パウリナとシーラに光り輝く魔法の盾が2人を守る様に顕現した。
身体の周りをグルグルと回っているが本人達の腕や剣は干渉されず盾には当たらないのだ。
しかし、外敵からの物理攻撃に魔法攻撃は自動的に防御してくれる。
大量の魔素を使った熟練者によるエスクード系は同様に機能がある。
魔法使い達は様々な魔法を繰り出し、パウリナとシーラに向けて放っていた。
最初は身を構えていた2人も、エスクード・サガラドが全ての魔法を打ち消しているのを見て余裕が出て来たようだった。
パウリナは指をポキポキ鳴らし、シーラは剣を肩に担ぎ、見下すような眼差しで盾すら持って居なかった。
一方の魔法使い達は一歩、また一歩と2人が近づくにつれて全員の額から汗がにじみ出て、脇もジットリと汗を掻き、緊張感と警戒心が危険度を最大限に上げて本能が教えていた様だ。
始まってから休み無く繰り出す魔法は、元素系の上級魔法やミスクラル・マヒアも飛んでいた。
そして後10歩のところまで来ると2人は示し合わせたかのように叫んだ。
「行くぞぉぉ!」
「わああぁぁ!」
シーラとパウリナが大声を出すと、前列に居た者はしゃがみこんで頭を抱え、中ほどに居る者は驚いて次々と後ろに倒れ、脇や後方に居た者は逃げ出ししていた。
自分達の魔法が一切通用せず、先程の試合を見ていた限り一騎当千の軍神の様な女性が目の前で大声を叫べば逃げ出したくもなるだろう。
魔法以外は普通の叔父さん達なので、この時点で終わりとした。
※Cerounodostrescuatrocincoseissieteochonuevediez
剣技や体術の秘技に奥義も相手に当ると技が決まるが、絶えず動いている戦場の戦いには向いていないようだ。
数人でもこの有り様なのだから、絶えず動き回る魔物相手なんて命が幾つ有っても無駄だろう。
まぁ大型の魔物には当たる可能性が高いが効果が有るかは疑問だ。
余程、追尾式の魔法でも付加し無い限り、敏捷な敵には当てる事自体が難しいだろう。
一般的に射出系の魔法は直線や放射線上の方向に対し発動する。
また対象地点及び対象部分へ瞬間的に発動させる魔法も有るが、広範囲に威力を与える魔法は味方への配慮が必要だ。
巻き込まない様に配慮しなければならない。
直線的に放たれる魔法はそれなりに早いが、来ると分かっていれば対抗魔法や避ける事でも対処できる。
どちらも一般的には、詠唱や魔法を放つ瞬間を見計らい時間差が生じる事が重要視される。当然それらの研究開発もしているが、達人たちを見ている限り余り効果は感じられなかったエルヴィーノだ。
一連の試合を見て戦場で動きながら、疲弊した状態の身体で使える技や魔法に特化させた方が良いだろうと”国王”は思っていた。
また、使われていた魔法に関しても魔導書に出て来るような魔法が多かった。
後は、対エスクード・サガラドだがアルモニア人に考えさせるのは反逆罪に当るので無視しようと決めた。
全員を集めて感想と方向性を指示する国王だ。
「皆、ご苦労だった。よくこの2人と戦って死ななかったなぁ誉めてやろう」
責任者の一人が問いかけた。
「あのぅ陛下。つかぬ事をお尋ねしますが、御付の方は大変お強いのですが、一体どのような素性の方でしょうか?」
そりゃ知りたいだろうと思ったがせっかく身分を隠していたのにバラしてしまっては意味が無い。
すると
「あなた。少しだけ良いのでは?」
ロリが許可すると言ってきた。
「お前達に任せるが、肩書き程度にしたらどうだ?」
ロリは2人の顔を見ると頷いたのでサンクタ・フェミナからの下知だった。
「皆さんには内緒にしていましたが、この2人はわたくしの義理の妹にあたる群青の聖戦士と炎の勇者ですわ」
一同がどよめき、目を皿のようにして2人の女性を凝視していた。
流石に群青の聖戦士の名はアルモニアにも伝わっているようだったが、炎の勇者は知る者がおらず、”勇者”と言う言葉に全員の注目を集めながらも恥ずかしさと、嬉しさで一杯のシーラだった。
「お前達の戦い振りを見ていたが、戦場を無視した奥義がほとんどだった。然るに戦場で苦戦の中、繰り出して戦況を変えるようなモノにして欲しい。具体的には・・・この場所に来る為の縄梯子が有るな。アレを降りてから直ぐに登って疲れた身体で、技を使い大打撃を与えられる秘技や秘剣に特化してほしい。また魔法に関しては、威力は今まで通りだが発動までの速さを今の半分にするよう研究したらどうだ? 複雑で強力な魔法よりも敵より早く魔法を使えた方が勝機を上げる可能性が高いのではないか?」
全員が真剣な眼差して聞いていた。
「それと折角こんな場所でそれぞれの達人が居る訳だからよぉ、何かこうスッゴイのを考えてくれよ」
「凄いと言われましても・・・」
「そうだなぁ剣術、体術、魔術を合わせて三術一体的なモノを見たいのさ」
「「「・・・」」」
黙っている関係者たちだ。
「まぁ時間はかかるだろうが、この城塞の名が国の内外に轟くようになるかもしれないぞ」
ザワザワする一同だった。
それぞれの監督責任者が驚きの表情を見せていた。
改めて術部会別に全員会議を開き方向性を協議すると言う。
後日読んだ報告書ではエルヴィーノの意見が柱と成り、それぞれがバラバラに研究していたが、研究対象を幾つかの的を絞ったモノにしてその議題に集中する事になったとか。
その後、食事と宿泊を勧められたが丁重にお断りしてイグレシアに戻って食事店に向った。結局ロリが考えていた地域の料理が期待ハズレだったのだ。
「それならゲレミオの料理店の方がマシ」と女性達が同じ意見だったので戻る事になった。
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翌日は山岳地帯を利用した難攻不落が自慢の城塞だ。
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