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第7章 レース編
第174話 超忙しいマルソ殿
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先々代の聖魔法王国の国王でエルフのマルソ殿は忙しい。
ロリの祖父でクララの曽爺さんだ。
しかも、アルモニア教の大司教補佐で、実際次の大司教はマルソ殿と決まっている。
聖女は代々教祖の系譜で大司教は新しい血と考えをもたらす為、入り婿が担当する慣わしになっていた。
マルソ殿にとって可愛い孫娘のロリを奪った憎っくき男のエルヴィーノだったが、今では考えが変わり感謝されている。
1つは最愛の妻で聖女でもあるアヴリルの病を直し若返らせてくれた事。
1つは、エルフ国最大の秘密でエルヴィーノがエルフ王のディーデリック・ファン・デ・ブリンクスの隠し子と言う事。
そして聖女の系譜とエルフ王の系譜が曾孫のクララで重なった事に意味が有った。
しかも、長らく国を出て放浪するも運命の悪戯で一国の国王となった自分に”国は変わっても王のやるべき事は変わらない”と、手ほどきをしてくれた敬愛するエルフ王と自身が縁続きになった事だ。
(初めて会った時は”あんなに”俺の事を睨んで反対していたのに)
この事を言うと、いつも身振り手振りで楽しい言い訳をしてくるのが面白いので、からかっている。
その内、クララが言葉を理解したら、曾爺ちゃんがお父さんとお母さんの結婚を猛烈に反対したんだと教えてやろう。
可愛い曾孫に言われたらどんな顔をするのか今から楽しみだ。
そんなマルソ殿の予定はビッシリ詰まっている。
朝、アヴリルと共に朝食を済ませてから自国の案件を済ませる。
エルヴィーノは王の職務を放棄する事を条件に結婚して王になったので、その分はリアム殿が当たるはずだったのだが半分位だ。
理由は色々だが、リアム殿が”忙しくて出来ない”分はプリマベラとマルソ殿父娘が処理している。
素早い判断で仕事を済ませ、昼前にはクラベルに転移する。
クラベルは”王と王妃”が初めて出会った場所だ。
既に全国から観光客が訪れている。
小さな村だったクラベルは都市計画の元、ブエロ・マシルベーゴォの生産拠点と成り、人口が増え街を広げ既に都市と言えるほどの大きさになっていた。
近隣の村も飲み込む形で拡大を続け、港町ゴルフィーニョも数年の内にはクラベルに統一されるだろう。
勿論ゲレミオもしっかり入っている。
ブルデールのトバラオンとコンシャは古巣の街が新しく生まれ変わって行く事を楽しみにしている。
クラベルではペンタガラマを参考にして抜本的に都市計画の見直しをされた。
それは水源だ。
無論、当初も存在したが、王都イグレシアや北の都市グリシナの規模になる事を想定しつつ、災害を考慮して貯水池を作る計画も新たに加えていた。
元のクラベルを旧市街として残し、特別区域として保存する事になった。
とは言っても木造の低階層の家は改築し、立派な建物に変わっていた。
その中で唯一、昔を思い出させる場所が有る。
”宿屋くらべる”がそうだ。
営業は今でもしていて、特別室は使用禁止になっている。
特別室とはサンクタ・フェミナになる前のロリが”初めて”を迎えた部屋でもあるので、信仰者の参拝が後を絶たない場所だ。
そして、すぐ隣には豪華な宿と、ちょっと良い宿が建って居た。
そう、宿屋くらべるは宿泊客が多くなり三つの旅館を切り盛りしているのだった。
ただ、宿屋の主人ミゲルの思惑とは裏腹に、初期の一番安い木賃宿に予約が殺到して、向こう五年は予約で一杯だった。
これは安さでは無く、サンクタ・フェミナも修行の際には木賃宿に寝泊まりした事を、”同じ場所”で体験したい信者が大半で、一度泊まった客は必ず次の予約をする為だ。
因みにエルヴィーノが寝泊まりした部屋も保存され、使用禁止になっている。
特別室に改装する前までは、全て同じ部屋の仕様だった事と、サンクタ・フェミナと国王が利用した質素な部屋も見学出来るようにした為だ。
何故なら他の部屋は利用客が居るからである。
因みに、国王の実家は秘密にされている。
国王の実家よりも、ダークエルフの住家として知られる方が良くないと判断した為だ。
今では屋敷に庭を囲む様に3mの壁と立派な門が敷地を取り囲んでいて、警備員も巡回している。
多少疎外感は有るが”以前”に比べれば十分ましだった。
出入りの業者が屋敷に来るので買い物も必要無くなったし、人の目を気にしなくて良いので、ある程度のオスクロ・マヒアも練習出来る事を喜んでいるアロンソだった。
そしてレースの準備だ。
それは新しくなったクラベルの教会で日夜検討されていた。
たずさわるのは若返った五人で、司祭のプルガルと、マルソ殿の手伝いをしているメディオとメニケ。
そして、現地確認をする為に飛び回っている冒険家になったインディセとアヌラスだ。
スタートはエルフ国の城下街アルバで1日目の目的地はクラベルだ。
2日目は北の都市グリシナを経由して王都イグレシアが目的地。
3日目は港街リベルタを経由して古都アレグリアが目的地。
最終日は城下街ペンタガラマがゴールだ。
3ヵ国が3ルートを提案し、違う国のルートを決める権利が有る。
自国の3ルートは全て解っている為、どのコースを選ばれても問題無い。
他国のコースを選べる利点を生かして戦略を立てる事が出来る。
問題は1か国だけ当日に発表されるまでルートが解らない事だ。
しかし、条件は3ヵ国とも同じだ。
ふと、思ったが(俺の旅した順路に似ているなぁ)と。
エルヴィーノの軌跡とも言える訳だ。
目を瞑り思い出せば感慨深いモノが有る。
マルソ殿は午後から獣王国バリエンテに向う。
転移するのはペンタガラマの大聖堂で、協議するのは獣王国内での”戒律の調整と教会の新設計画”だ。
どちらも国が変わり、種族が変われば”とても難しく”なる。
だが、黒龍信仰は絶大だった。
教会側の逃げ道も"黒龍様が御望みです"で、ほぼ丸め込む事が出来ていた。
しかし、新設する教会の計画が難航していた。
教会自体を造れる者が少なく、バリエンテ全土の計画は種族の威信が掛っているからだ。
他種族よりも先に作りたがる種族に文句を付ける種族。
これには流石にマルソ殿も困り果てているようだった。
黒龍王とネル殿に相談してみるが、どちらも”細かな種族”まで理解していないのだ。
そう、もめているのは少数種族の民族や部族なのだ。
王家に携わり、王国と親しい種族は暗黙の序列が存在する。
たとえばネル殿にアンドレアはガトー族だ。
パウリナ専属の教育係だったロディジャや、城の騎士に門番はペロ族が多い。
城壁は様々な種族のアベス族が警備している。
主要な種族だけでも50種は居ると聞いていて、細分化された種族の名前を聞いているだけで頭が痛くなりそうだ。
黒龍王とネル殿とアンドレアにマルソ殿を交えて考えた結果は、原種となる部族が15種族あるので順番を決める。
一種族で原種の第一派生に順番を決める。
次の第二派生に順番を決める。
次も同じで、決められた15種族の第一派生の建設を順次終わらせてから、第二派生の教会作りに取り掛かる。
第三派生以降も同じだ。
大まかな順番が決まったので、原種となる15種族の順番だ。
王族に他意は無くても種族は序列と考えるだろう。
会議を開き、上位三種族を除き意見を出して決める。
当然、決まるはずが無いので、時間内に決まらない場合はくじ引きで決める事にする。
「それよ!」
「名案だ、黒龍王!」
義父と義母からお褒め頂きましたので伝令を出した。
龍騎士隊が伝令と一緒に原種の族長を連れて来るのだった。
説明を聞き入れて文句も出たが、決めない限り進まないので強引にくじ引きになった。
”厳正なる抽選”で決められた順番を持ち帰り、種族ごとに第一派生、第二派生、第三派生を決める様に指示を出した。
次に取り掛かるマルソ殿の仕事は、原種の部族の街に教会を作る準備を進める事だ。
基本的な教会の様式は決まっているので、現地視察と場所の確保を決められた順番の通りに訪問する事になる。
ある程度、予定が決まったと聞いたので、マルソ殿に聞いてみた。
「獣王国全域に教会を作るのは、どの位の期間になりそうですか?」
「ふむ、全ての部族はまだだし、教会の材質や規模にもよるが、そうだなあ最低でも30年は必要だろう」
前回の会議では、教会を作る部族は200ヶ所になりそうだったからだ。
「でしょうねぇ。それって以前のクラベルに有った教会程度でしょ?」
「あぁ、そうだが、第一派生種族の教会は倍の大きさを予定している」
ペンタガラマの総石作りの大聖堂を見て種族長が納得しないと思うが”大聖堂は国に1つだけ。
それが"黒龍様の考え”だと説明するしか無いとマルソ殿に助言した。
全て”黒龍様”に擦り付けてでも、進めないと終わらないからな。
そうして一日を終え、夫婦の部屋に戻り、くつろいで紅茶を飲みながら一日の事をアヴリルに話した後は、就寝前に若返ったアヴリルへ心身共にゆだねる事だった。
☆
充実した日々を送るマルソ殿だった。
細かな設定が無ければ、仕事で疲れた中年男を弾ける肉体で性の虜にする若妻的な感じかな。
ロリの祖父でクララの曽爺さんだ。
しかも、アルモニア教の大司教補佐で、実際次の大司教はマルソ殿と決まっている。
聖女は代々教祖の系譜で大司教は新しい血と考えをもたらす為、入り婿が担当する慣わしになっていた。
マルソ殿にとって可愛い孫娘のロリを奪った憎っくき男のエルヴィーノだったが、今では考えが変わり感謝されている。
1つは最愛の妻で聖女でもあるアヴリルの病を直し若返らせてくれた事。
1つは、エルフ国最大の秘密でエルヴィーノがエルフ王のディーデリック・ファン・デ・ブリンクスの隠し子と言う事。
そして聖女の系譜とエルフ王の系譜が曾孫のクララで重なった事に意味が有った。
しかも、長らく国を出て放浪するも運命の悪戯で一国の国王となった自分に”国は変わっても王のやるべき事は変わらない”と、手ほどきをしてくれた敬愛するエルフ王と自身が縁続きになった事だ。
(初めて会った時は”あんなに”俺の事を睨んで反対していたのに)
この事を言うと、いつも身振り手振りで楽しい言い訳をしてくるのが面白いので、からかっている。
その内、クララが言葉を理解したら、曾爺ちゃんがお父さんとお母さんの結婚を猛烈に反対したんだと教えてやろう。
可愛い曾孫に言われたらどんな顔をするのか今から楽しみだ。
そんなマルソ殿の予定はビッシリ詰まっている。
朝、アヴリルと共に朝食を済ませてから自国の案件を済ませる。
エルヴィーノは王の職務を放棄する事を条件に結婚して王になったので、その分はリアム殿が当たるはずだったのだが半分位だ。
理由は色々だが、リアム殿が”忙しくて出来ない”分はプリマベラとマルソ殿父娘が処理している。
素早い判断で仕事を済ませ、昼前にはクラベルに転移する。
クラベルは”王と王妃”が初めて出会った場所だ。
既に全国から観光客が訪れている。
小さな村だったクラベルは都市計画の元、ブエロ・マシルベーゴォの生産拠点と成り、人口が増え街を広げ既に都市と言えるほどの大きさになっていた。
近隣の村も飲み込む形で拡大を続け、港町ゴルフィーニョも数年の内にはクラベルに統一されるだろう。
勿論ゲレミオもしっかり入っている。
ブルデールのトバラオンとコンシャは古巣の街が新しく生まれ変わって行く事を楽しみにしている。
クラベルではペンタガラマを参考にして抜本的に都市計画の見直しをされた。
それは水源だ。
無論、当初も存在したが、王都イグレシアや北の都市グリシナの規模になる事を想定しつつ、災害を考慮して貯水池を作る計画も新たに加えていた。
元のクラベルを旧市街として残し、特別区域として保存する事になった。
とは言っても木造の低階層の家は改築し、立派な建物に変わっていた。
その中で唯一、昔を思い出させる場所が有る。
”宿屋くらべる”がそうだ。
営業は今でもしていて、特別室は使用禁止になっている。
特別室とはサンクタ・フェミナになる前のロリが”初めて”を迎えた部屋でもあるので、信仰者の参拝が後を絶たない場所だ。
そして、すぐ隣には豪華な宿と、ちょっと良い宿が建って居た。
そう、宿屋くらべるは宿泊客が多くなり三つの旅館を切り盛りしているのだった。
ただ、宿屋の主人ミゲルの思惑とは裏腹に、初期の一番安い木賃宿に予約が殺到して、向こう五年は予約で一杯だった。
これは安さでは無く、サンクタ・フェミナも修行の際には木賃宿に寝泊まりした事を、”同じ場所”で体験したい信者が大半で、一度泊まった客は必ず次の予約をする為だ。
因みにエルヴィーノが寝泊まりした部屋も保存され、使用禁止になっている。
特別室に改装する前までは、全て同じ部屋の仕様だった事と、サンクタ・フェミナと国王が利用した質素な部屋も見学出来るようにした為だ。
何故なら他の部屋は利用客が居るからである。
因みに、国王の実家は秘密にされている。
国王の実家よりも、ダークエルフの住家として知られる方が良くないと判断した為だ。
今では屋敷に庭を囲む様に3mの壁と立派な門が敷地を取り囲んでいて、警備員も巡回している。
多少疎外感は有るが”以前”に比べれば十分ましだった。
出入りの業者が屋敷に来るので買い物も必要無くなったし、人の目を気にしなくて良いので、ある程度のオスクロ・マヒアも練習出来る事を喜んでいるアロンソだった。
そしてレースの準備だ。
それは新しくなったクラベルの教会で日夜検討されていた。
たずさわるのは若返った五人で、司祭のプルガルと、マルソ殿の手伝いをしているメディオとメニケ。
そして、現地確認をする為に飛び回っている冒険家になったインディセとアヌラスだ。
スタートはエルフ国の城下街アルバで1日目の目的地はクラベルだ。
2日目は北の都市グリシナを経由して王都イグレシアが目的地。
3日目は港街リベルタを経由して古都アレグリアが目的地。
最終日は城下街ペンタガラマがゴールだ。
3ヵ国が3ルートを提案し、違う国のルートを決める権利が有る。
自国の3ルートは全て解っている為、どのコースを選ばれても問題無い。
他国のコースを選べる利点を生かして戦略を立てる事が出来る。
問題は1か国だけ当日に発表されるまでルートが解らない事だ。
しかし、条件は3ヵ国とも同じだ。
ふと、思ったが(俺の旅した順路に似ているなぁ)と。
エルヴィーノの軌跡とも言える訳だ。
目を瞑り思い出せば感慨深いモノが有る。
マルソ殿は午後から獣王国バリエンテに向う。
転移するのはペンタガラマの大聖堂で、協議するのは獣王国内での”戒律の調整と教会の新設計画”だ。
どちらも国が変わり、種族が変われば”とても難しく”なる。
だが、黒龍信仰は絶大だった。
教会側の逃げ道も"黒龍様が御望みです"で、ほぼ丸め込む事が出来ていた。
しかし、新設する教会の計画が難航していた。
教会自体を造れる者が少なく、バリエンテ全土の計画は種族の威信が掛っているからだ。
他種族よりも先に作りたがる種族に文句を付ける種族。
これには流石にマルソ殿も困り果てているようだった。
黒龍王とネル殿に相談してみるが、どちらも”細かな種族”まで理解していないのだ。
そう、もめているのは少数種族の民族や部族なのだ。
王家に携わり、王国と親しい種族は暗黙の序列が存在する。
たとえばネル殿にアンドレアはガトー族だ。
パウリナ専属の教育係だったロディジャや、城の騎士に門番はペロ族が多い。
城壁は様々な種族のアベス族が警備している。
主要な種族だけでも50種は居ると聞いていて、細分化された種族の名前を聞いているだけで頭が痛くなりそうだ。
黒龍王とネル殿とアンドレアにマルソ殿を交えて考えた結果は、原種となる部族が15種族あるので順番を決める。
一種族で原種の第一派生に順番を決める。
次の第二派生に順番を決める。
次も同じで、決められた15種族の第一派生の建設を順次終わらせてから、第二派生の教会作りに取り掛かる。
第三派生以降も同じだ。
大まかな順番が決まったので、原種となる15種族の順番だ。
王族に他意は無くても種族は序列と考えるだろう。
会議を開き、上位三種族を除き意見を出して決める。
当然、決まるはずが無いので、時間内に決まらない場合はくじ引きで決める事にする。
「それよ!」
「名案だ、黒龍王!」
義父と義母からお褒め頂きましたので伝令を出した。
龍騎士隊が伝令と一緒に原種の族長を連れて来るのだった。
説明を聞き入れて文句も出たが、決めない限り進まないので強引にくじ引きになった。
”厳正なる抽選”で決められた順番を持ち帰り、種族ごとに第一派生、第二派生、第三派生を決める様に指示を出した。
次に取り掛かるマルソ殿の仕事は、原種の部族の街に教会を作る準備を進める事だ。
基本的な教会の様式は決まっているので、現地視察と場所の確保を決められた順番の通りに訪問する事になる。
ある程度、予定が決まったと聞いたので、マルソ殿に聞いてみた。
「獣王国全域に教会を作るのは、どの位の期間になりそうですか?」
「ふむ、全ての部族はまだだし、教会の材質や規模にもよるが、そうだなあ最低でも30年は必要だろう」
前回の会議では、教会を作る部族は200ヶ所になりそうだったからだ。
「でしょうねぇ。それって以前のクラベルに有った教会程度でしょ?」
「あぁ、そうだが、第一派生種族の教会は倍の大きさを予定している」
ペンタガラマの総石作りの大聖堂を見て種族長が納得しないと思うが”大聖堂は国に1つだけ。
それが"黒龍様の考え”だと説明するしか無いとマルソ殿に助言した。
全て”黒龍様”に擦り付けてでも、進めないと終わらないからな。
そうして一日を終え、夫婦の部屋に戻り、くつろいで紅茶を飲みながら一日の事をアヴリルに話した後は、就寝前に若返ったアヴリルへ心身共にゆだねる事だった。
☆
充実した日々を送るマルソ殿だった。
細かな設定が無ければ、仕事で疲れた中年男を弾ける肉体で性の虜にする若妻的な感じかな。
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