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第2章 聖魔法王国編
第35話 街道で
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エルヴィーノは港町ゴルフィーニョを逃げるように出て、次の町クラベルを目指していた。
「あぁ~いい天気だ!」
一人旅を楽しみながら、ゆっくりと街道の景色を見ながら歩いていた。
次の町までは徒歩で約10日で辿り着くらしいが何処かで野宿しないといけない。
エルヴィーノは調べたい事もあった。
それは余り魔物を知らない事だ。
実家の近くに有った迷宮と言うか洞窟には低級の魔物しかいなかったからだ。
あとは最近のワイバーンだから極端なのだ。
魔導書では魔物の説明を呼んだ事はあるが、直接見た事も無いし戦った事も無い。
魔法の熟練度は上がっているが実践経験が余り無い。
それがグンデリックの心配事の一つだった。
まして、人型と戦った事が無い。
練習だけだ。
「どうしようかな・・・森に入れば魔物がいるのかな?それとも迷宮を探した方が良いのかな?」
今のエルヴィーノの服装は旅人の服に黒いフード付きコート。
頭には耳の先が隠れるように巻いた布を着けている。
杖は使った事が無い。
エルヴィーノはエスパシオ・ボルサから剣を出し腰に付けた。
(街道を歩く人に迷宮がとこにあるか聞いてみようかな・・・)
旅の商人風の男に声を掛ける。
「あの、すみません!」
「ハイ何でしよう?」
「この辺りで迷宮とかは無いですかね?」
「この辺りは聞かないねぇ、次の町の近くにあったような気がするけどね。町で聞いた方が良いですよ」
「そうですか、ありがとうございます」
なるほど、旅人が地方の迷宮に詳しい訳は無いか。
(それでも歩いて10日かかるなら夜になって魔法の毛布を出して空から探して見ようかな?)
特に何も問題無く日が暮れてきた。
お腹は減ってない。
あたりは大分暗くなった。
(空から探して見ようかな)
エルヴィーノはエスパシオ・ボルサから黒い毛布を出して魔素を送る。
魔法陣が起動してフワリと浮く毛布に座り、上空に飛べと思念を送る。
ゆっくりだか、速く駆け登り上空100 mくらいだろうか、そこからゆっくりと進みながらエルヴィーノはキョロキョロしながら魔物を探していた。
街道では無い山の麓に灯りが見える。
ゆっくりと近づくとオークの群れが100匹ほどいた。
エルヴィーノはシメシメと思い、どの魔法で舜刹するか考えた。
得意な魔法はオスクロ・マヒアとエスパシオ・マヒアだ。
バシーオでは簡単すぎるし、オスクロ系は威力が大きすぎて話にならない。
どれを使うか迷っていると、ふと気が付いた。
「あれ?オーク殺しても・・・意味無いな・・・やめやめ迷宮探そう」
オークなんてどれも同じだし、魔導書で見た等級の高いオークが居たとしても大したことは無い。
だがこのオークが数日後、街を襲いロリとエルヴィーノの名声を上げるのに役立つとは思わなかった。
(それよりもまだ戦った事が無い魔物だよな)
そう思い、広域に空から探すが夜だから暗いし見つからない。
「港町ゴルフィーニョで聞いとけば良かった・・・仕方ない先を急ぐか」
そのままエルヴィーノは次の町クラベルへ向かって飛んだ。
町の近くで地上に降り黒い毛布をエスパシオ・ボルサに戻す。
小さな町だから守衛も居ない。
「真夜中に守衛も居ないって危なくないのかな? 柵で町の周りは囲んであるけど・・・」
そう思いながら町に入ると男から呼び止められる。
「誰だ! 俺はこの町で自営団に参加している者だ。不審者が町に入らないか見回っている所だ。身分証か何か有るかい?」
町の自営団は夜に交代で男衆が見回っていた。
たまたま交代時間の前に出会ったのが宿屋の主ミゲルだった。
「そうですか、よかった。旅の者ですがこの町に宿は有りますか?」
と言って作りたてのギルドの認識票を見せる。
「ウム、身元は確認した。だがな、数日前から宿は満室が続いている。今夜は野宿するんだな」
「えっ何で解るのですか?」
「なんでって、俺が宿の主だからさ」
「はぁ・・・そうですか。どこかに野宿出来そうな処ってありますか?」
「あ? 野宿ってどこでも出来るだろ」
「ええっとぉ旅慣れていないもので・・・」
「少し戻った所に小川があるからその付近がいいと思うぞ」
「ありがとうございます」
満室じゃ仕方ないと思い、エルヴィーノは飛んできた道を歩いて戻った。
※Cerounodostrescuatrocincoseissieteochonuevediez
翌朝。
最近は宿屋の夫婦と一緒にリカルドも加えて朝食を取っていた。
「そう言えばリカルド」
「なんだ?」
「昨日久しぶりに客が来たけど追い返したぞ」
「俺に言えばよかったものを」
「いやそれがな、俺が夜の見回りが終わる頃町にやってきた奴でよ、夜遅かったしお前に言うのもどうかと思ってさ」
そこまで聞いていたロリが、もしやと思い質問した。
「ミゲルさんその人はどちらから来られたのですか?」
「俺が昨日見回っていたのは港町ゴルフィーニョ方面ですが・・・」
「なんですって! その方の髪と目は何色でしたか?」
ロリに大声を出されてビックリした宿屋の主は思い出しながら答えた。
「えぇっと、どちらも黒でした」
ロリは食事途中だったがガタッと勢い翌立ち上がる。
「リカルド出かけます。私は準備してきますから貴方はミゲルさんにどこで野宿されているか聞いてください!」
慌てて2階に駆けて行くロリを見てリカルドが呟いた。
「とうとう来たか・・・」
「何? どうした? 何か俺悪い事としたか?」
「いいや、お前は仕事をしただけだ。そしてこれから私と聖女様はこの国の未来を掛けてその男性と会います」
「何? 国の未来を掛けてだと?」
「あっこれは暫く内緒にしてください。それでその方は何処で野宿をされているのですか?」
ミゲルが聞いたリカルドの知らない男に対しての丁寧語。
妙に鋭いミゲルが「帰ったら教えろよ」と問いかけると微笑みで返すリカルド。
「少しゴルフィーニョに戻ると小川があって、その近くなら野宿しやすいと教えたぞ」
「解りました。そのお方は小川の近くにいらっしゃると」
ミゲルはだんだんと怖くなってきた。
リカルドが町の者には使わない言葉で昨日追い払った男の事を話している。
すると法衣を纏い、魔法の杖を携えて聖女ロリが2階から下りてきた。
「リカルド! 場所は聞きましたか?」
「ハイ」
「では参りましょう。急ぎますよ」
「ハッただちに」
そう言うと、急ぎ足でゴルフィーニョ方面に歩いて行った。
2人を見送ったミゲルはガックリとしていた。
そんな夫に気づきカタリナが寄ってきた。
「どうしたの?あんた? 」
「俺、やっちまったかもしれねぇ・・・」
「何を? 」
「聖女様の待ち人を追い返したかも・・・」
青ざめたミゲルを見てカタリナが励ます。
「大丈夫だよ。聖女様はお優しいお方。私も一緒に謝るから元気だしな!」
※Cerounodostrescuatrocincoseissieteochonuevediez
その頃、エルヴィーノは初めての野宿を体験して上機嫌だった。
大自然の中で1人だけ。
この解放感がたまらなかった。
昨晩はテントを使って寝た。
中の居心地はテンペラトラで快適な空間に仕上げてある。
外もそうだ。アタッケ・フィジィコ・デサティバド、マヒア・デ・アタッケ・デサティバドにインヒビション・レコノシメント急な襲撃や、魔物から襲われる可能性もあり、テントに魔法をかけてあった。
食事はロザリーとメイド達が作った、小分けされた大量の食糧がエスパシオ・ボルサに入っているので出して食べる。
調理をする必要が無い。
そして水場があるので野宿には適している。
水は飲むだけとは限らない。
服も洗えば身体も洗う。
そして排泄物の処理もしなくていい。
お魚さんのご飯になるからだ。
まぁ他人には見られたくないけど、そこは気ままな一人旅。
誰に気を使う必要も無く出来る。
朝起きて、顔を小川の冷たい水で顔を洗い朝食を取り歯を磨いて用を足し(お魚さんのご飯)、一息ついてテントをしまい出かけようとしたら、遠くからこちらに向かって来る怪しい2人組が視界に入って来た。
あとがき
次回、ロリとのご対面です
「あぁ~いい天気だ!」
一人旅を楽しみながら、ゆっくりと街道の景色を見ながら歩いていた。
次の町までは徒歩で約10日で辿り着くらしいが何処かで野宿しないといけない。
エルヴィーノは調べたい事もあった。
それは余り魔物を知らない事だ。
実家の近くに有った迷宮と言うか洞窟には低級の魔物しかいなかったからだ。
あとは最近のワイバーンだから極端なのだ。
魔導書では魔物の説明を呼んだ事はあるが、直接見た事も無いし戦った事も無い。
魔法の熟練度は上がっているが実践経験が余り無い。
それがグンデリックの心配事の一つだった。
まして、人型と戦った事が無い。
練習だけだ。
「どうしようかな・・・森に入れば魔物がいるのかな?それとも迷宮を探した方が良いのかな?」
今のエルヴィーノの服装は旅人の服に黒いフード付きコート。
頭には耳の先が隠れるように巻いた布を着けている。
杖は使った事が無い。
エルヴィーノはエスパシオ・ボルサから剣を出し腰に付けた。
(街道を歩く人に迷宮がとこにあるか聞いてみようかな・・・)
旅の商人風の男に声を掛ける。
「あの、すみません!」
「ハイ何でしよう?」
「この辺りで迷宮とかは無いですかね?」
「この辺りは聞かないねぇ、次の町の近くにあったような気がするけどね。町で聞いた方が良いですよ」
「そうですか、ありがとうございます」
なるほど、旅人が地方の迷宮に詳しい訳は無いか。
(それでも歩いて10日かかるなら夜になって魔法の毛布を出して空から探して見ようかな?)
特に何も問題無く日が暮れてきた。
お腹は減ってない。
あたりは大分暗くなった。
(空から探して見ようかな)
エルヴィーノはエスパシオ・ボルサから黒い毛布を出して魔素を送る。
魔法陣が起動してフワリと浮く毛布に座り、上空に飛べと思念を送る。
ゆっくりだか、速く駆け登り上空100 mくらいだろうか、そこからゆっくりと進みながらエルヴィーノはキョロキョロしながら魔物を探していた。
街道では無い山の麓に灯りが見える。
ゆっくりと近づくとオークの群れが100匹ほどいた。
エルヴィーノはシメシメと思い、どの魔法で舜刹するか考えた。
得意な魔法はオスクロ・マヒアとエスパシオ・マヒアだ。
バシーオでは簡単すぎるし、オスクロ系は威力が大きすぎて話にならない。
どれを使うか迷っていると、ふと気が付いた。
「あれ?オーク殺しても・・・意味無いな・・・やめやめ迷宮探そう」
オークなんてどれも同じだし、魔導書で見た等級の高いオークが居たとしても大したことは無い。
だがこのオークが数日後、街を襲いロリとエルヴィーノの名声を上げるのに役立つとは思わなかった。
(それよりもまだ戦った事が無い魔物だよな)
そう思い、広域に空から探すが夜だから暗いし見つからない。
「港町ゴルフィーニョで聞いとけば良かった・・・仕方ない先を急ぐか」
そのままエルヴィーノは次の町クラベルへ向かって飛んだ。
町の近くで地上に降り黒い毛布をエスパシオ・ボルサに戻す。
小さな町だから守衛も居ない。
「真夜中に守衛も居ないって危なくないのかな? 柵で町の周りは囲んであるけど・・・」
そう思いながら町に入ると男から呼び止められる。
「誰だ! 俺はこの町で自営団に参加している者だ。不審者が町に入らないか見回っている所だ。身分証か何か有るかい?」
町の自営団は夜に交代で男衆が見回っていた。
たまたま交代時間の前に出会ったのが宿屋の主ミゲルだった。
「そうですか、よかった。旅の者ですがこの町に宿は有りますか?」
と言って作りたてのギルドの認識票を見せる。
「ウム、身元は確認した。だがな、数日前から宿は満室が続いている。今夜は野宿するんだな」
「えっ何で解るのですか?」
「なんでって、俺が宿の主だからさ」
「はぁ・・・そうですか。どこかに野宿出来そうな処ってありますか?」
「あ? 野宿ってどこでも出来るだろ」
「ええっとぉ旅慣れていないもので・・・」
「少し戻った所に小川があるからその付近がいいと思うぞ」
「ありがとうございます」
満室じゃ仕方ないと思い、エルヴィーノは飛んできた道を歩いて戻った。
※Cerounodostrescuatrocincoseissieteochonuevediez
翌朝。
最近は宿屋の夫婦と一緒にリカルドも加えて朝食を取っていた。
「そう言えばリカルド」
「なんだ?」
「昨日久しぶりに客が来たけど追い返したぞ」
「俺に言えばよかったものを」
「いやそれがな、俺が夜の見回りが終わる頃町にやってきた奴でよ、夜遅かったしお前に言うのもどうかと思ってさ」
そこまで聞いていたロリが、もしやと思い質問した。
「ミゲルさんその人はどちらから来られたのですか?」
「俺が昨日見回っていたのは港町ゴルフィーニョ方面ですが・・・」
「なんですって! その方の髪と目は何色でしたか?」
ロリに大声を出されてビックリした宿屋の主は思い出しながら答えた。
「えぇっと、どちらも黒でした」
ロリは食事途中だったがガタッと勢い翌立ち上がる。
「リカルド出かけます。私は準備してきますから貴方はミゲルさんにどこで野宿されているか聞いてください!」
慌てて2階に駆けて行くロリを見てリカルドが呟いた。
「とうとう来たか・・・」
「何? どうした? 何か俺悪い事としたか?」
「いいや、お前は仕事をしただけだ。そしてこれから私と聖女様はこの国の未来を掛けてその男性と会います」
「何? 国の未来を掛けてだと?」
「あっこれは暫く内緒にしてください。それでその方は何処で野宿をされているのですか?」
ミゲルが聞いたリカルドの知らない男に対しての丁寧語。
妙に鋭いミゲルが「帰ったら教えろよ」と問いかけると微笑みで返すリカルド。
「少しゴルフィーニョに戻ると小川があって、その近くなら野宿しやすいと教えたぞ」
「解りました。そのお方は小川の近くにいらっしゃると」
ミゲルはだんだんと怖くなってきた。
リカルドが町の者には使わない言葉で昨日追い払った男の事を話している。
すると法衣を纏い、魔法の杖を携えて聖女ロリが2階から下りてきた。
「リカルド! 場所は聞きましたか?」
「ハイ」
「では参りましょう。急ぎますよ」
「ハッただちに」
そう言うと、急ぎ足でゴルフィーニョ方面に歩いて行った。
2人を見送ったミゲルはガックリとしていた。
そんな夫に気づきカタリナが寄ってきた。
「どうしたの?あんた? 」
「俺、やっちまったかもしれねぇ・・・」
「何を? 」
「聖女様の待ち人を追い返したかも・・・」
青ざめたミゲルを見てカタリナが励ます。
「大丈夫だよ。聖女様はお優しいお方。私も一緒に謝るから元気だしな!」
※Cerounodostrescuatrocincoseissieteochonuevediez
その頃、エルヴィーノは初めての野宿を体験して上機嫌だった。
大自然の中で1人だけ。
この解放感がたまらなかった。
昨晩はテントを使って寝た。
中の居心地はテンペラトラで快適な空間に仕上げてある。
外もそうだ。アタッケ・フィジィコ・デサティバド、マヒア・デ・アタッケ・デサティバドにインヒビション・レコノシメント急な襲撃や、魔物から襲われる可能性もあり、テントに魔法をかけてあった。
食事はロザリーとメイド達が作った、小分けされた大量の食糧がエスパシオ・ボルサに入っているので出して食べる。
調理をする必要が無い。
そして水場があるので野宿には適している。
水は飲むだけとは限らない。
服も洗えば身体も洗う。
そして排泄物の処理もしなくていい。
お魚さんのご飯になるからだ。
まぁ他人には見られたくないけど、そこは気ままな一人旅。
誰に気を使う必要も無く出来る。
朝起きて、顔を小川の冷たい水で顔を洗い朝食を取り歯を磨いて用を足し(お魚さんのご飯)、一息ついてテントをしまい出かけようとしたら、遠くからこちらに向かって来る怪しい2人組が視界に入って来た。
あとがき
次回、ロリとのご対面です
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