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8 セフレじゃないから★<完結>

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 あっと言う間に全部脱がされた。可愛い下着を選んだのに意味なし!
 冬也も服を脱いでいく。ジムに通って引き締まった美しい体と今からSEXすると思うだけで濡れてくる。

「あ・・・待って、歩いて汗かいたよ」
「構わない」

「シャワーしようよ」
「そんな余裕ない!」

 いつから早漏になったの・・・
 冬也の膨らんだ欲望を掴んでしごくと「ああ出る!」と言うから口に咥えて吸い付くと口中は精液でいっぱいになった。
「飲むなよ!」
 口の中に冬也が指を突っ込むから冬也の手を伝って精液は全部私の太腿に零れ落ちた。

「なんで咥えたんだよ」
「出るって言うから」
「出る前にゴム付けたらシャワー行かないで済んだのに」
「ゴムは快感半減なんでしょ?気持ち良くしてあげたかったのよ」

 冬也は零れた精液を私の太腿に広く擦りつけるとお姫様抱っこしてバスルームに入った。キスしながらお互いの体を洗い合う、幸せだ。

 火照った体を炭酸飲料でリフレッシュ。
 スッキリした後の冬也は執拗に私のおっぱいとお尻を愛撫した。

「気持ちいい・・・もっと早く抱いて欲しかったのに」
「セフレって言われたからさ、がっついて嫌われたらイヤだ」
「冬也好きだよ・・・ああ・・」

 冬也は愛液が満たされたのを指で確認すると膣の中に肉棒をググッと押し込んだ・・・子宮が疼く。

「ん・・あ・・気持ちいい・・ねぇ、噛んで」
「痛くしてほしいの?」
「うん」
「コロスなよ?」

 口に冬也の指を2本咥えさせられた。
 肩をそっと噛まれ・・・痛みが快感になる・・・

 冬也の指を噛めば腰の動きが激しくなって・・・合わせて私も夢中で腰を揺らす───ああ冬也が好きだ!もっとめちゃくちゃにして欲しい!

 ──絶頂と共に二人で悲鳴を上げた。

「いてて・・・指が千切れるかと思った」

 私の肩にも歯形がくっきり。
「・・・次はもうちょっとソフトにやろうね」
「指を噛むのを我慢しようとしてるケイちゃんに興奮した」
「次は噛み千切るかもよ?ふふ」

「こわっ、舌は噛まないでよ・・・」
 冬也の甘い口付けにまた体が熱くなっていく・・・

「ケイちゃん‥俺のケイちゃん愛してるよ」
「私も冬也が世界で一番好き」
 冬也がフッと寂しそうに笑った。

 まだ愛してるとは言わない。
 冬也が私の信頼を勝ち取らないと言えない。
 良い女ぶってるんじゃない、セフレに戻るのが怖いだけ。


「時間はたっぷりある。『愛してる』って言わせて見せる」

 冬也が悪い顔をして私の両足を持ち上げ肩に乗せた。


「今はまだ言わないよ」
 屈服しなかったけど・・・冬也に散々喘がされたのだった。



 ***



 初夏の空気も清々しい高野山ですっかり職場にも慣れて私の毎日はとっても充実している。
 冬也との交際も順調、彼は結婚を意識して真面目に生活しているが結婚はまだまだ先の話。

 ゴールデンウィークも過ぎてお店も落ち着いたある日「久野さん、お客様が呼んでるんですけど」とカフェ担当の子が呼びに来た。

 急いでカフェスペースに行くと成金っぽいカップルが座っていた。

「君がケイちゃん?」
「はい、どちら様でしょうか」と言いながら冬也の悪友のトシだなと思った。年上の化粧の濃い女性を同伴している。

「オレはトーヤの友人。トシって聞いてない?あのさ、トーヤに頼んで欲しいんだよね。卒業したらオレの会社に就職する様に言ってよ。君もさ、こんなショボイ店じゃなくて親父の会社で雇ってあげるよ。給料いくら貰ってる?倍出すけど?」
 冬也から聞いてた以上にトシは残念なヤツだった。

「冬也にはお話だけさせて頂きますね。転職は考えていないのでお断りします」

「はぁ~・・・どうやってトーヤを落としたのかな?もっと可愛い子いっぱいいたのに何で君なのかな、分からないな」
 トシは片足を貧乏揺すりしながら私をバカにした。

「それで他にご用はございますか?」

「もういいや、出よう」
 テーブルに1万円を置いてトシは女性を促して立ち上がった。

 化粧の濃い女が私の耳元で「トーヤの童貞は私が買ったの、フフ」と言って店を出て行った。

「久野さん・・・あの・・・」
 二人分のコーヒーとケーキをお盆に乗せた女の子が立っている。
「それは私が払うからバックで食べようか」

 塩を撒いて厄払いだ。トシよテメーは二度と来るな!

 冬也と付き合っている以上は関係があった女性と今後も接触するかもしれない。元恋人と称してイチャモン文句付ける女も現れそうだ。

 トシは冬也が離れてからは女性関係が希薄になって面白くないらしい。彼の印象はイケメンのお坊ちゃま。同伴の女性はトシの姉で現在ホストに貢ぎ込んで親を泣かせているんだって。

「17で経験って、あのケバいお姉さんと?」

「うっ、ちょっとした興味半分だった、今は全く関係ないよ、嫌な思いさせてごめん!トシとは大学の外では付き合ってない」

「ホントに?トシの会社に就職しないよね?」
「しないよ!希望の職種じゃないし」

 1万円はトシに返すよう冬也に渡した。
「ケイちゃんと店には二度と近寄らないように言っておくから」

 トシは冬也が好きで独占したいんだと思う。
 だって衣食住世話してお小遣い渡してずっと傍に置きたいなんて絶対に惚れてるよね。

「うん、二度と会いたくないから宜しくね」



   ********



 3年後、一足先に美恵が15歳も年上の男性と出来ちゃった結婚した。その翌年、私は銀行を退職、並み居る敵から妻の座を勝ち取った。
 冬也の妻!奥さんになったのだ。

 女性がらみで紆余曲折あったが私達は離れなかった。一番の難局は冬也と過去に付き合った女性がストーカーになって事件を起こした時だった。

 過去に女性達を泣かせてきたツケが回って『一緒に死んで!』と冬也は包丁で刺されたのだ。
 この時ばかりは私も将来が不安になってかなり悩んだ。
 幸い腕の負傷だけで助かったが相当ショックを受けた冬也、今後も絶対に他の女性と関わらないと誓って今に至る。

 そんな年下の夫は大手企業に就職も決まって風格が出たというか、男として頼もしくなってきた。

 来週は冬也の就職先の東京に引っ越しだ。
「3LDKの広いマンション!楽しみだわ」
「そうだね。ここも悪くなかったけど」
 冬也が後ろから抱き締めて私の頭にキスを落とす。

「でも狭いワンルームで愛し合ってたセフレ時代も良かったよね。あの頃の私って初心で可愛かった」

「セフレじゃないから!」

 いやセフレだったよ?恋人扱いしてなかったじゃん。それでも「違う!」とムキになる夫が愛おしい。

「ごめんごめん、愛してるよ冬也」
「ケイちゃん、やっと言ってくれた」

「もうセフレでも恋人でもなく夫婦だものね!」

 何度でも言うよ「愛してる」二人で幸せになろうね冬也。




 最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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みんなの感想(2件)

おゆう
2023.12.24 おゆう
ネタバレ含む
ミカン♬
2023.12.24 ミカン♬

ご感想有難うございます。とっても嬉しいです!
冬也君、ヒモで屑ですからね~((笑))更生したと信じたい~

解除
sayatan76
2023.12.24 sayatan76

サクサク読めて面白かったです。自分の若い頃を思い出してキュンとしました〜。次作も楽しみにしています。

ミカン♬
2023.12.24 ミカン♬

ご感想有難うございます。とっても嬉しいです!
次回も宜しくお願い致します❤

解除

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