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68.覚悟を決めました

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月日は流れ、今日は隼の誕生日の前日。後少しで日付が変わる。
体はまだ繋げてはいない。(訓練はほぼ毎日だったけど…)
それは、隼から、

「譲の処女初めて、俺の誕生日に貰えないかな…?」

と、言われていたからだ。俺としては覚悟するまでの時間がもらえて良かったが、隼は自分で言ってしまったのでかなり我慢をしていたようだが、その分訓練は濃密だった。と思う。なにせ、毎回最後は素股だったから…。ちなみに、ローションとゴムはすぐに無くなり、隼が1ダースほど補充していた…。



今俺は、一人で湯船に浸かり、今からの事を想像して体が火照る。
一緒に入ると聞かなかった隼を、「お楽しみは後の方が良くないか?」と諭、久しぶりに一人でお風呂に入っている。念入りに体を洗い、お風呂に入る前に綺麗にしたアナルも少し指を入れて確認する。毎日のように隼に懐柔され、今では隼の指が三本入るようになった。けど、隼のペニスをすんなり受け入れられるかというと、おそらく無理だろう。なにせXLサイズだからな…。初めは俺も無理って思っていたが、最近は想像するだけでお腹の辺りがキュンキュンしてアナルがキュッと締まる。指だけで何度も絶頂してるのに、あのペニスを入れたらどうなるのか…って俺、こんなにエロ思考だったかな???

「そろそろ出るか…」

覚悟を決めて、お風呂を出た。今日の下着とガウンは、一日早いが隼からのクリスマスプレゼントだ。

「完全にプレゼント…だな、俺が…」

赤いシルクで作られた下着は、前でクロスさせたリボン状の紐を両サイドで結ぶタイプの紐パンで、ガウンは黒のシースルーで作られたスケスケなエロ仕様。流石に恥ずかしくて、もう一枚普通のガウンを羽織って隼の部屋へ向かった。

コンコン

ノックをすると、俺が開けるよりも早く内側からドアが開いた。

「もう、待ちくたびれたよ」
「ごめん。その…念入りに洗ってたから」
「…嬉しい」

チュッとキスをして、俺の手を引きベッドへと向かう。

「譲、上のガウン脱がせてい良い?」

ベッドに腰掛た隼に尋ねられ、コクンと頷く。ちなみに隼は同じスケスケガウンの紫バージョンで、下着は…履いていない。なので、すでに勃起しているペニスが丸見えだ。
ガウンの紐を解かれ、前がはだけると隼はゴクリと唾を飲んだ。

「毎日、譲の裸見てるけど、今日は一段と綺麗だね」
「…隼の方が綺麗だよ」

男の躰で綺麗なんて誉め言葉になるのか疑問だが、隼の躰は本当に綺麗だと思う。

「ここ座って」

隼が自分の膝を指したので、いつものように跨ぐように膝に乗る。お腹の辺りに勃起したペニスが当たり、俺の下半身はキュンキュンしっぱなしだ。

「もう乳首立ってるよ?」
「…っ!は、隼だってすでに…」
「うん、もう限界」

俺の両頬を手で挟み、唇を塞ぐ。ヌルっと舌が差し込まれ、あっというまに口内を懐柔される。くちゅくちゅと舌を絡め、お互いの唾液を貪る。隼は計算していたのか、唇を離した瞬間、0時のアラームが鳴った。

「…誕生日おめでとう隼」
「ありがとう譲。プレゼント、貰って良い?」

コクンと頷くと、隼は満面の笑みでもう一度甘いキスをした。

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