63 / 77
63.準備しました
しおりを挟む
今俺は、薬局の中で悩んでいる。
今日は無事に定時で仕事が終わった。
「お疲れ様でした」
「お疲れ様~」
退社した俺は、今夜の事を考えてドキドキしながら電車に乗り込んだ。
(今日も一緒に寝るんだろうか?もしそうなら…)
そっとスマホを取り出し、周りに見られないように検索を始めた。
"男同士 SEX"
何となくは分かる。分かるんだけど、具体的な事が分からない。必要な物とか性感帯とか…。
そして、今に至る。
(買って帰ったら、誘ってるみたいかな…。でも、隼もかなり我慢してるよな…。同じ男としては辛いのはわかるし…)
誤魔化すようにカゴに歯磨き粉とか絆創膏とか入れて、何度かその売り場の前を行き来する。
(ええい!)
俺はソレらを手に取り、カゴに入れた。
「た、ただいま」
「お帰り、譲~」
パタパタとエプロンを付けた隼が、玄関まで出迎えに来てくれる。チュッと軽くキスをして、鞄を持とうとしたので、慌てて鞄を持ち直し、中から空のお弁当箱を出した。
「ごちそうさま。今日も美味しかったよ」
「どういたしまして」
誤魔化せたのか、笑顔でお弁当箱を受け取った隼。やましいことは無いんだけど、何となく気恥ずかしかった。
「ご飯できてるから、着替えてきて」
「うん」
部屋に入り、鞄からさっき買った物を取り出す。
「これどうしよう…。買ったはいいけど…」
「譲、買ってきてくれたんだ~」
「うわっ!!」
いきなり背後から隼に声を掛けられ驚いた。しかも、手に持っている物をしっかりと見られた。
「い、いや、これは、その…」
「ゴムはともかく、ローションは恥ずかしかったでしょ?」
「…うん」
隼は、後ろから俺をギュっと抱きしめた。
「俺の為?」
「うん」
「ありがと。じゃあ、今日から少しずつ慣らしていっていいってことで良いのかな?」
「…うん」
「隼、自分で洗うから…!」
「ココは洗いにくいでしょ?」
隼の膝の上に対面座位の体勢で座らされ、隼の手でアナルを洗われている。時々擦る手が止まり、アナルの入り口をフニフニとなぞられ、指先で少し押される。
「あっ…!」
「もっと力抜いて」
「む、無理…ん!」
そう言うと、唇を塞がれ、ヌルっと舌が入ってきた。ぴちゃぴちゃと音を立てて貪られ、体の力が抜けていく。すると、お尻に小さな違和感を感じ、隼の肩に置いた手に力が入った。
「ん…んん…!」
更に激しく口内を懐柔され、今度は膨れ上がった乳首を摘ままれた。躰がビクッとなると、お尻に力が入り少し入っていた隼の指を締め付けた。
「や…はや…と…」
「でも、ペニスはガチガチだよ?俺もだけど」
お互いの体の間で勃起したペニスが擦れあい、限界を迎えようとしていた。
隼はゆっくりと指を抜いてから、俺の手を取り下半身へ導いた。
「譲、触って?」
ゆっくりと隼のペニスを触ると、熱く硬かった。
「譲の手、気持ち良いよ」
隼の手も俺のペニスを握り、ゆっくりと扱き出した。
「譲も」
そう囁かれ、俺も隼のペニスをゆっくりと扱く。だんだん隼の息づかいが荒くなり、俺の呼吸も荒くなる。
「はぁはぁ、イク…はや、と…!」
「俺も…もっと扱いて譲…!」
隼のペニスを扱く手を早めると、更に硬く大きくなった。
「あぁ!い、く…!!」
「…うっ!!」
お互いの手の中に吐精し、荒い呼吸の中、求めるようにキスをした。
今日は無事に定時で仕事が終わった。
「お疲れ様でした」
「お疲れ様~」
退社した俺は、今夜の事を考えてドキドキしながら電車に乗り込んだ。
(今日も一緒に寝るんだろうか?もしそうなら…)
そっとスマホを取り出し、周りに見られないように検索を始めた。
"男同士 SEX"
何となくは分かる。分かるんだけど、具体的な事が分からない。必要な物とか性感帯とか…。
そして、今に至る。
(買って帰ったら、誘ってるみたいかな…。でも、隼もかなり我慢してるよな…。同じ男としては辛いのはわかるし…)
誤魔化すようにカゴに歯磨き粉とか絆創膏とか入れて、何度かその売り場の前を行き来する。
(ええい!)
俺はソレらを手に取り、カゴに入れた。
「た、ただいま」
「お帰り、譲~」
パタパタとエプロンを付けた隼が、玄関まで出迎えに来てくれる。チュッと軽くキスをして、鞄を持とうとしたので、慌てて鞄を持ち直し、中から空のお弁当箱を出した。
「ごちそうさま。今日も美味しかったよ」
「どういたしまして」
誤魔化せたのか、笑顔でお弁当箱を受け取った隼。やましいことは無いんだけど、何となく気恥ずかしかった。
「ご飯できてるから、着替えてきて」
「うん」
部屋に入り、鞄からさっき買った物を取り出す。
「これどうしよう…。買ったはいいけど…」
「譲、買ってきてくれたんだ~」
「うわっ!!」
いきなり背後から隼に声を掛けられ驚いた。しかも、手に持っている物をしっかりと見られた。
「い、いや、これは、その…」
「ゴムはともかく、ローションは恥ずかしかったでしょ?」
「…うん」
隼は、後ろから俺をギュっと抱きしめた。
「俺の為?」
「うん」
「ありがと。じゃあ、今日から少しずつ慣らしていっていいってことで良いのかな?」
「…うん」
「隼、自分で洗うから…!」
「ココは洗いにくいでしょ?」
隼の膝の上に対面座位の体勢で座らされ、隼の手でアナルを洗われている。時々擦る手が止まり、アナルの入り口をフニフニとなぞられ、指先で少し押される。
「あっ…!」
「もっと力抜いて」
「む、無理…ん!」
そう言うと、唇を塞がれ、ヌルっと舌が入ってきた。ぴちゃぴちゃと音を立てて貪られ、体の力が抜けていく。すると、お尻に小さな違和感を感じ、隼の肩に置いた手に力が入った。
「ん…んん…!」
更に激しく口内を懐柔され、今度は膨れ上がった乳首を摘ままれた。躰がビクッとなると、お尻に力が入り少し入っていた隼の指を締め付けた。
「や…はや…と…」
「でも、ペニスはガチガチだよ?俺もだけど」
お互いの体の間で勃起したペニスが擦れあい、限界を迎えようとしていた。
隼はゆっくりと指を抜いてから、俺の手を取り下半身へ導いた。
「譲、触って?」
ゆっくりと隼のペニスを触ると、熱く硬かった。
「譲の手、気持ち良いよ」
隼の手も俺のペニスを握り、ゆっくりと扱き出した。
「譲も」
そう囁かれ、俺も隼のペニスをゆっくりと扱く。だんだん隼の息づかいが荒くなり、俺の呼吸も荒くなる。
「はぁはぁ、イク…はや、と…!」
「俺も…もっと扱いて譲…!」
隼のペニスを扱く手を早めると、更に硬く大きくなった。
「あぁ!い、く…!!」
「…うっ!!」
お互いの手の中に吐精し、荒い呼吸の中、求めるようにキスをした。
39
お気に入りに追加
323
あなたにおすすめの小説
ハイスペックストーカーに追われています
たかつきよしき
BL
祐樹は美少女顔負けの美貌で、朝の通勤ラッシュアワーを、女性専用車両に乗ることで回避していた。しかし、そんなことをしたバチなのか、ハイスペック男子の昌磨に一目惚れされて求愛をうける。男に告白されるなんて、冗談じゃねぇ!!と思ったが、この昌磨という男なかなかのハイスペック。利用できる!と、判断して、近づいたのが失敗の始まり。とある切っ掛けで、男だとバラしても昌磨の愛は諦めることを知らず、ハイスペックぶりをフルに活用して迫ってくる!!
と言うタイトル通りの内容。前半は笑ってもらえたらなぁと言う気持ちで、後半はシリアスにBLらしく萌えると感じて頂けるように書きました。
完結しました。
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
【BL】攻めの将来の為に身を引こうとしたら更に執着されてハメられました
めめもっち
BL
名前無し。執着ハイスペ×地味な苦学生。身分格差。友達から始めた二人だったが、あまりにも仲良くしすぎて一線を越えてしまっていた。なすがまま流された受けはこのままでいいのだろうかと悩んでいた中、攻めの結婚を聞かされ、決断をする。
2023年9月16日付
BLランキング最高11位&女性向け小説96位 感謝!
お気に入り、エール再生ありがとうございます!
解せない王子のことなんか
ぱんなこった。
BL
昔から目付きが悪いと言われ喧嘩を売られることが多かったヤンキー男子高校生、日内詩乃也(ひうちしのや)18歳。
中学から高校まで喧嘩は日常茶飯事で、学校でも周りから不良扱いされ恐れられていた。
そんなある夜。路地裏のゴミ箱にハマっていたところを、同じ高校の1つ年下内石波璃(うちいしはり)に目撃される。
高校でも有名な一流企業の息子で優等生の波璃と、ヤンキーで問題児の詩乃也。全くタイプが違う接点の無かった2人だが…。
ゴミ箱にハマって抜け出せない上に他校のヤンキーと警官に追いかけられていた詩乃也に、波璃は怖がるどころか「助けてあげるから僕と付き合ってほしい」と申し出て…
表紙/フリーイラスト ヒゴロ様
同じ穴の狢と狢
御藷いも
BL
高瀬渉は大学で知り合った湯野拓真と付き合っている。けれども拓真の渉に対する態度は褒められたものではなく粗雑で、全く隠すつもりもなく浮気すらする。渉と拓真が付き合っていると知っている友人はなぜ渉が別れないのか心配するほどだったが、渉は本当に拓真の態度を気にしていなかった。
拓真×渉です。
匂わせる程度に性的な表現があります。攻めの浮気表現がありますが、受けは言うほど可哀想ではないです。
他サイトでも掲載しています。
溺愛彼氏のプロポーズ
大竹あやめ
BL
「五年後、俺は貴方にプロポーズします。それまでに、元彼のこと綺麗さっぱり忘れさせますから」
晴の恋人、知里は五年前にそう言った。
その約束の日、二人はデートをするけれど、知里はなんとなく将来に繋がる話題を避けているようだ。せっかくいいレストランで食事をしていたのに、そこでも話題にされず、晴は肩を落とす。そんな晴に知里は……。
年下攻めと年上受け。R15推奨。
選考に落ちたので供養に載せます〜。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる