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奔走編
逃亡者、裁判をする
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訓練場から出て、受付カウンターに戻る。
忘れそうになってたけど、元々は依頼を出しに来たからね。
「ハイト様、先程はありがとうございました。おかげで受付を続けることが出来ます」
依頼書の作成が終わるのを待っていると、先程、怒鳴られていた女性がお礼を言いに来た
「体は大丈夫ですか?」
「はい。ミア様に治していただきましたので大丈夫です」
「大事にならなくてよかったよ」
「ハイト様のおかげで私だけじゃなく、今まで辞めたことにさせられていた同僚も受付に戻れそうです。皆、ハイト様に感謝していました」
「それはよかった。たまたまだから、感謝しすぎないように言っておいてね」
「わかりました。皆、その願いは聞いてくれないと思いますけどね」
「程々にしてくださいね」
まぁ、感謝されることはいいことだからいいか。
その後、無事依頼書の作成も終わったのでお願いして帰ることにした。
翌日、宿に皇帝からの遣いがやってきた
「ハイト様、皇帝が城に来ていただきたいと仰っていますが、お時間を作って頂くことは可能でしょうか?」
「行くのは構いませんが、要件を聞いてもよろしいでしょうか?」
「すみません。私は伺っておりませんので答えることが出来ません。皇帝からは、聞かれたら悪いようにはしないと伝えるように仰せつかっております」
特に予定も入ってないし行くか
「わかりました、これからですか?」
「ハイト様が問題なければ、これからお願いします」
僕は馬車に揺られて城に着く
謁見の間に通されると中には皇帝と大臣、騎士団長(ムキムキの男性)が奥にいて、周りには騎士が並んでいた。
前と違うのは初めから皇帝が玉座に座っていることと、皇帝の前にドラキンがいることだ。
面倒な事に巻き込まれたかな…
「ドラキンよ、お主が言っているのはこの者で間違い無いか?」
皇帝はドラキンから何かを聞いて僕を呼び出したようだ。
「はい。そうです」
「いつまでそこで呆けておる。早くこちらに来ないか」
皇帝に近くまでくるように言われる。
何も言わずに呼んどいて呆けてるなんてひどい!と思いながらも歩いていく
「それでは裁判を始める」
急に裁判が始まった
とりあえず聞いてればいいのかな?
「昨日、ハイト殿がSランク冒険者であるドラキン殿に対して無礼を働いた。双方、異論はあるか?」
大臣が進行するようだ。
まぁ、間違ってはいないかな
「無いようなので、次に進みます。ドラキン殿は無礼を働いたハイト殿への処分を求めていると。間違いありませんか?」
「ああ」
なるほど。自分で勝てなかったから、Sランク冒険者の権力を使って僕に報復するつもりなのか
「ハイト殿は何か異論はございますか?」
「無礼を働いた事は認めます。しかし、人としておかしな事をこの人がしていたので、結果として無礼を働いたまでです」
この茶番になにか意味があるのだろうか?皇帝も大臣も大事な事をドラキンに伝えていない。まぁ、僕もだけど…
「ドラキン殿、ハイト殿はこうおっしゃってますが、何かなされたのでしょうか?」
「ギルドで受付の女が俺に失礼な態度をとっていたから注意していただけだ。そしたらこいつが、俺のことをチンピラ扱いしてきたんだ」
「ハイト殿、異論はございますか?」
早く茶番を終わらせて欲しいなぁ……
「あれは、注意ではありませんでした。この人が横暴なだけです。受付の女性を突き飛ばして怪我をさせて、気絶しているにも関わらず、さらに追い討ちを掛けようとしたので止めただけです。チンピラ以外の何者でもありませんでしたよ」
皇帝の顔はピクリとも動かない。流石に何が起きたかは把握しているのだろう。
「ドラキン殿、異論はございますか?」
「記憶にないな。帝国は俺がそんな事をしたと信じるのか?俺を信用していないなら、俺を信用してくれる国に拠点を移すぞ。王国とかな」
なるほど、こうやって脅しを掛けると国のトップの判断として、冤罪とわかっていても、一般人よりSランク冒険者を優先せざるを得ないということか。
この世界は相変わらず腐ってるな
「判決を下す」
判決は皇帝が決めるようだ
ドラキンはニヤけている
「被告は有罪。隷属の首輪を付ける事を命じる。拒否する場合は斬首とする」
皇帝は黒い首輪を投げる。首輪は僕とドラキンの間に落ちる。
隷属の首輪を鑑定する。
あー、これはダメだ。付けたら最後、人生が終わる。ただの操り人形だ。
「何してる?早くつけろよ?それとも、斬首がお望みか?」
ドラキンがニヤけながら僕に言ってくる
哀れだな。権力をもったからってこうはならないように気をつけよう。
「皇帝様、もう帰ってもいいですか?」
流石に茶番に付き合うのも面倒になってきた
「テメェ何言ってんだ。帰れるわけないだろ!お前の人生はここで終わりなんだよ」
ドラキンが吠える
「あなたには聞いてません」
「なんだと!」
「はぁ、つまらんな。大臣頼む」
皇帝がため息をついて、大臣に丸投げした
「ドラキン殿、一つ確認したいことがございます」
大臣が皇帝の仕事を引き継ぐ。
この人もよく淡々と茶番を勧められるな。僕には無理だ。
「なんだ?」
「ドラキン殿はスライムも倒せないのですか?…ぷふっ」
大臣が吹いた。ラジコンの事は流石に知らないだろうから、結果的にはスライムから逃げた事になるのだろう
「何笑ってやがる。あのスライムは普通じゃない!」
「失礼しました。……スライムから逃げた事は認めるのですか?…ぷ」
「……。」
「認めるのですね。ぷぷっ」
だめだ、大臣のツボに入ったようだ。堪えられていない。
「皇帝、そろそろよろしいですか?」
「ああ」
「ドラキン殿、先程の裁判の被告人はあなたです」
大臣が真実を告げる
「何言ってやがる、俺が裁判を頼んだんだぞ!なんでそうなる!」
「帝国としてお主が王国に流れるより、こやつの信用を失う方が痛手だと判断したのだ」
皇帝がドラキンを冷たくあしらう
「なんで、俺よりこいつの方を大事にしてるんだよ?俺はSランクだぞ!」
「スライムからも逃げるSランクなどいらんわ」
「あのスライムは異常なんだよ」
「だとしても、そのスライムを召喚したのはこやつなんだろ?であればこやつの為にお主を見捨てるのは、国として正しい判断だと思うがな。それに我個人としてもお主よりこやつの方が好感が持てるわ」
「ふざけるな。もういい、俺は王国に行かせてもらう。後悔させてやるからな」
ドラキンが部屋から出て行こうとするが、騎士が剣を抜きドラキンに向ける
呼ばれた理由がわかった。良いように使うのはやめて欲しいものだ。種を蒔いたのは僕かもしれないけど……
「なにをする、殺されたいのか?」
「それは我のセリフだ。判決は出たであろう?首輪か斬首か選ぶがよい」
「俺が従うと思ってるのか?止めようとする奴は殺すぞ。それでもいいなら止めてみろ」
皇帝がこっちを見てくる。
はいはい、わかってますよ。やりますよ。
ていうか、ドラキンは僕がいる事を忘れてるんじゃ無いのかな?
「昨日の続きをやりますか?僕かスライムどっちが良いですか?」
ドラキンは硬直する。
やっぱり、興奮して僕のことが視界から消えていたようだ。
「一応、昨日忠告したんですけどね。残念です」
「あ、ああああ……」
ドラキンは逃げ出した。しょうがないので僕は捕まえる。
昨日と同様、首根っこを掴んで、皇帝の前に引きずっていく。
「我も鬼では無い。この首輪を付けても人格を殺すようなことはせん。帝国を裏切れなくするのと、今後悪い事をしないようにするだけだ。それでも付けるのが嫌なら死ぬしかないな」
ドラキンは諦めて隷属の首輪を嵌めた。
「ハイトよ、手間を掛けさせて悪かったな。以前よりこやつの行いには困っていたのだが、止めるに止めれなんだ。お主のおかげで良い兵士が増えたわ」
「それはなによりで……。今度から理由もつけずに呼び出すのはやめてくださいね」
「ああ。次はちゃんと台本を遣いに持たせるようにするわ」
次もあるような言い方が気になるが、気にしない事にしよう。
忘れそうになってたけど、元々は依頼を出しに来たからね。
「ハイト様、先程はありがとうございました。おかげで受付を続けることが出来ます」
依頼書の作成が終わるのを待っていると、先程、怒鳴られていた女性がお礼を言いに来た
「体は大丈夫ですか?」
「はい。ミア様に治していただきましたので大丈夫です」
「大事にならなくてよかったよ」
「ハイト様のおかげで私だけじゃなく、今まで辞めたことにさせられていた同僚も受付に戻れそうです。皆、ハイト様に感謝していました」
「それはよかった。たまたまだから、感謝しすぎないように言っておいてね」
「わかりました。皆、その願いは聞いてくれないと思いますけどね」
「程々にしてくださいね」
まぁ、感謝されることはいいことだからいいか。
その後、無事依頼書の作成も終わったのでお願いして帰ることにした。
翌日、宿に皇帝からの遣いがやってきた
「ハイト様、皇帝が城に来ていただきたいと仰っていますが、お時間を作って頂くことは可能でしょうか?」
「行くのは構いませんが、要件を聞いてもよろしいでしょうか?」
「すみません。私は伺っておりませんので答えることが出来ません。皇帝からは、聞かれたら悪いようにはしないと伝えるように仰せつかっております」
特に予定も入ってないし行くか
「わかりました、これからですか?」
「ハイト様が問題なければ、これからお願いします」
僕は馬車に揺られて城に着く
謁見の間に通されると中には皇帝と大臣、騎士団長(ムキムキの男性)が奥にいて、周りには騎士が並んでいた。
前と違うのは初めから皇帝が玉座に座っていることと、皇帝の前にドラキンがいることだ。
面倒な事に巻き込まれたかな…
「ドラキンよ、お主が言っているのはこの者で間違い無いか?」
皇帝はドラキンから何かを聞いて僕を呼び出したようだ。
「はい。そうです」
「いつまでそこで呆けておる。早くこちらに来ないか」
皇帝に近くまでくるように言われる。
何も言わずに呼んどいて呆けてるなんてひどい!と思いながらも歩いていく
「それでは裁判を始める」
急に裁判が始まった
とりあえず聞いてればいいのかな?
「昨日、ハイト殿がSランク冒険者であるドラキン殿に対して無礼を働いた。双方、異論はあるか?」
大臣が進行するようだ。
まぁ、間違ってはいないかな
「無いようなので、次に進みます。ドラキン殿は無礼を働いたハイト殿への処分を求めていると。間違いありませんか?」
「ああ」
なるほど。自分で勝てなかったから、Sランク冒険者の権力を使って僕に報復するつもりなのか
「ハイト殿は何か異論はございますか?」
「無礼を働いた事は認めます。しかし、人としておかしな事をこの人がしていたので、結果として無礼を働いたまでです」
この茶番になにか意味があるのだろうか?皇帝も大臣も大事な事をドラキンに伝えていない。まぁ、僕もだけど…
「ドラキン殿、ハイト殿はこうおっしゃってますが、何かなされたのでしょうか?」
「ギルドで受付の女が俺に失礼な態度をとっていたから注意していただけだ。そしたらこいつが、俺のことをチンピラ扱いしてきたんだ」
「ハイト殿、異論はございますか?」
早く茶番を終わらせて欲しいなぁ……
「あれは、注意ではありませんでした。この人が横暴なだけです。受付の女性を突き飛ばして怪我をさせて、気絶しているにも関わらず、さらに追い討ちを掛けようとしたので止めただけです。チンピラ以外の何者でもありませんでしたよ」
皇帝の顔はピクリとも動かない。流石に何が起きたかは把握しているのだろう。
「ドラキン殿、異論はございますか?」
「記憶にないな。帝国は俺がそんな事をしたと信じるのか?俺を信用していないなら、俺を信用してくれる国に拠点を移すぞ。王国とかな」
なるほど、こうやって脅しを掛けると国のトップの判断として、冤罪とわかっていても、一般人よりSランク冒険者を優先せざるを得ないということか。
この世界は相変わらず腐ってるな
「判決を下す」
判決は皇帝が決めるようだ
ドラキンはニヤけている
「被告は有罪。隷属の首輪を付ける事を命じる。拒否する場合は斬首とする」
皇帝は黒い首輪を投げる。首輪は僕とドラキンの間に落ちる。
隷属の首輪を鑑定する。
あー、これはダメだ。付けたら最後、人生が終わる。ただの操り人形だ。
「何してる?早くつけろよ?それとも、斬首がお望みか?」
ドラキンがニヤけながら僕に言ってくる
哀れだな。権力をもったからってこうはならないように気をつけよう。
「皇帝様、もう帰ってもいいですか?」
流石に茶番に付き合うのも面倒になってきた
「テメェ何言ってんだ。帰れるわけないだろ!お前の人生はここで終わりなんだよ」
ドラキンが吠える
「あなたには聞いてません」
「なんだと!」
「はぁ、つまらんな。大臣頼む」
皇帝がため息をついて、大臣に丸投げした
「ドラキン殿、一つ確認したいことがございます」
大臣が皇帝の仕事を引き継ぐ。
この人もよく淡々と茶番を勧められるな。僕には無理だ。
「なんだ?」
「ドラキン殿はスライムも倒せないのですか?…ぷふっ」
大臣が吹いた。ラジコンの事は流石に知らないだろうから、結果的にはスライムから逃げた事になるのだろう
「何笑ってやがる。あのスライムは普通じゃない!」
「失礼しました。……スライムから逃げた事は認めるのですか?…ぷ」
「……。」
「認めるのですね。ぷぷっ」
だめだ、大臣のツボに入ったようだ。堪えられていない。
「皇帝、そろそろよろしいですか?」
「ああ」
「ドラキン殿、先程の裁判の被告人はあなたです」
大臣が真実を告げる
「何言ってやがる、俺が裁判を頼んだんだぞ!なんでそうなる!」
「帝国としてお主が王国に流れるより、こやつの信用を失う方が痛手だと判断したのだ」
皇帝がドラキンを冷たくあしらう
「なんで、俺よりこいつの方を大事にしてるんだよ?俺はSランクだぞ!」
「スライムからも逃げるSランクなどいらんわ」
「あのスライムは異常なんだよ」
「だとしても、そのスライムを召喚したのはこやつなんだろ?であればこやつの為にお主を見捨てるのは、国として正しい判断だと思うがな。それに我個人としてもお主よりこやつの方が好感が持てるわ」
「ふざけるな。もういい、俺は王国に行かせてもらう。後悔させてやるからな」
ドラキンが部屋から出て行こうとするが、騎士が剣を抜きドラキンに向ける
呼ばれた理由がわかった。良いように使うのはやめて欲しいものだ。種を蒔いたのは僕かもしれないけど……
「なにをする、殺されたいのか?」
「それは我のセリフだ。判決は出たであろう?首輪か斬首か選ぶがよい」
「俺が従うと思ってるのか?止めようとする奴は殺すぞ。それでもいいなら止めてみろ」
皇帝がこっちを見てくる。
はいはい、わかってますよ。やりますよ。
ていうか、ドラキンは僕がいる事を忘れてるんじゃ無いのかな?
「昨日の続きをやりますか?僕かスライムどっちが良いですか?」
ドラキンは硬直する。
やっぱり、興奮して僕のことが視界から消えていたようだ。
「一応、昨日忠告したんですけどね。残念です」
「あ、ああああ……」
ドラキンは逃げ出した。しょうがないので僕は捕まえる。
昨日と同様、首根っこを掴んで、皇帝の前に引きずっていく。
「我も鬼では無い。この首輪を付けても人格を殺すようなことはせん。帝国を裏切れなくするのと、今後悪い事をしないようにするだけだ。それでも付けるのが嫌なら死ぬしかないな」
ドラキンは諦めて隷属の首輪を嵌めた。
「ハイトよ、手間を掛けさせて悪かったな。以前よりこやつの行いには困っていたのだが、止めるに止めれなんだ。お主のおかげで良い兵士が増えたわ」
「それはなによりで……。今度から理由もつけずに呼び出すのはやめてくださいね」
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