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奔走編
逃亡者、ギルドに依頼を出す
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宿に戻ってきた。
「ただいま」
「おかえり、お兄ちゃん。どうだった?」
「疲れたよ」
「それは見たらわかるよ。おつかれさま」
疲れが表に出てしまっているようだ
「皇帝から戦に参加するようにお願いされたよ」
「……そうなんだ。参加するの?」
「うん、条件付きだけど」
僕はミアに説明する
「元々、クラスメイトを助けるつもりだったんだし、魔王城探しを優先していいなら、特にやる事は変わらないんじゃないかな?帝国が後ろ盾になった分、前進したと思うけど…」
確かに、深刻に考えすぎてたかもしれない。
「そうだね。ありがとう、元気出てきたよ」
「魔王城への行き方は皇帝様から聞けたの?」
「エルフか妖精なら知ってるかも知れないって。でもどっちも会うのは難しそうだよ」
「そっか、どうしようか…」
ほんと、どうしようかな…
「エルフの里は女王に話を通せれば、入れる可能性があるみたい。話を通すのが困難だけど……。妖精はそこらにいるらしいけど、見えないんだって。妖精と話をするには、妖精が見える人を探して、代わりに話をしてもらうしかないみたい」
「どっちも難しそうだね」
「正直、どっちも出来る気がしないんだけど、何かいい方法ないかな?」
「……他にも何か知ってる人がいるかも知れないし、手当たり次第聞いてみるしかないんじゃないかな。帝都だし、人も情報も集まってると思うよ」
「そうするしかないかな。手当たり次第ってのは大変そうだ」
正直、やりたくない方法だ。
誰が知ってるかわからないから、そこら辺を歩いている人に「魔王城の行き方知りませんか?」と声を掛けるのか……罰ゲームかな?
「冒険者ギルドに依頼出したらどうかな?冒険者の方で行き方を知ってる人がいるかも知れないし、報酬目当てで代わりに調べてくれるかもしれないよ」
その手があったか。
冒険者ギルドには支払いが保留になってるお金があるから、そこから報酬を設定してもらおう。
「ありがとう、ミア!明日、冒険者ギルドに行って、早速依頼を出してもらおう」
翌日、僕達は冒険者ギルドを訪れていた
受付に並び、僕達の順番が回ってきた
「冒険者ギルドにようこそ!本日はどのようなご用件でしょうか?」
受付にてお姉さんに用件を聞かれる
「冒険者へ依頼をお願いします」
「依頼を出されるのは初めてですか?」
「はい」
「では、まずはお客様の登録を致しますので、こちらに記入をお願いします」
記入用紙を受け取る。冒険者だけど登録の必要あるのかな?冒険者だって伝えてなかったし一応聞いてみようかな。二度手間になったら悪いしね。
「言い忘れていて、すいません。冒険者の登録はしてあるのですが、別で登録は必要ですか?」
「冒険者様でしたか。なら記入は大丈夫です。ギルド証のご提示お願いします」
僕はお姉さんにギルド証を手渡す
お姉さんはギルド証を受け取り、確認して固まる。
そして、慌てて謝り出した
「すいませんでした。Sランクのハイト様だとは知らず、失礼を致しました。許してください。私にはまだ小さい娘がいるんです」
お姉さんがあたふたしながら頭を深く下げる
なんで謝られているのかがわからない。
何か失礼なことをされただろうか?
「えっと、とりあえず頭をあげて下さい。許すも何もなんで謝られてるかがわからないんですが…」
周りの目が痛い。
そして何故か他の受付の方があたふたしているお姉さんを哀れみの目で見ている
「入ってきた時にお出迎えもせず、並ばせてしまいました。それに、Sランク冒険者様だと気づきもせず、お茶も出していませんでした。すいませんでした」
すごくどうでもいいことで謝れていた。
会ったことないんだから気づかないのは当然だし、知らなかったんだからそれ以上なにも出来ないのはしょうがない。
それに、お茶も出してないって……そんなこと言ったら、お茶菓子を僕が用意してた前のところはどうなるのか?
「そんなことで謝らないでください。僕は何も怒っていませんよ。ほら、これでも飲んで落ち着いて下さい。」
僕はコソッと収納からお茶を取り出して渡す。
一応、お茶菓子も用意する
お姉さんはどうしたらいいのかわからない様子のまま、言われるがままお茶に口を付ける
「落ち着きましたか?」
「は、はい」
「僕はそうゆうの気にしませんので、他の冒険者の方と同じように接して下さい。それに今日は依頼をお願いする為に来てますので、冒険者として扱わなくても大丈夫ですよ」
お姉さんは許しを得て、一安心したようだ。
気になったので事情を聞くと、帝都には現役のSランク冒険者が1人いて、その人がかなり横暴のようだ。
さっき僕が謝られた理由などで何人も受付の人が辞めさせられているらしい。
実際はギルドマスターの計らいで辞めずに裏方に回っているようだが、やりたい仕事をやれなくなっているのは事実だ。
はた迷惑なやつがいるんだな
「それで依頼なんですが、魔王城に行きたいんです。行き方を知ってる方、もしくは心当たりのある方を探してください。情報が有益であれば間違っていたとしても報酬は払います。それと、エルフと妖精が魔王城への行き方を知っている可能性があると聞いてます。エルフか妖精についても会えるなら報酬を払いますので、お願いします。」
「かしこまりました。報酬額はどうなされますか?」
「依頼が初めてなので妥当な額がわかりません。冒険者の方には優先的に受けていただきたいので、高めで設定したいのですが…。ギルドから保留になってるお金があると思いますので、その分で足りる内でお任せで設定してもらってもいいですか?」
「かしこまりました。こちらで設定させてもらいます」
「よろしくお願いします」
依頼書の作成が終わるのを待っていると、入り口の方から怒鳴り声が聞こえた
「俺を待たせるとはどうゆうつもりだ!」
声がした方を見ると冒険者と思われる男が受付の女性に怒鳴りつけていた
「ただいま」
「おかえり、お兄ちゃん。どうだった?」
「疲れたよ」
「それは見たらわかるよ。おつかれさま」
疲れが表に出てしまっているようだ
「皇帝から戦に参加するようにお願いされたよ」
「……そうなんだ。参加するの?」
「うん、条件付きだけど」
僕はミアに説明する
「元々、クラスメイトを助けるつもりだったんだし、魔王城探しを優先していいなら、特にやる事は変わらないんじゃないかな?帝国が後ろ盾になった分、前進したと思うけど…」
確かに、深刻に考えすぎてたかもしれない。
「そうだね。ありがとう、元気出てきたよ」
「魔王城への行き方は皇帝様から聞けたの?」
「エルフか妖精なら知ってるかも知れないって。でもどっちも会うのは難しそうだよ」
「そっか、どうしようか…」
ほんと、どうしようかな…
「エルフの里は女王に話を通せれば、入れる可能性があるみたい。話を通すのが困難だけど……。妖精はそこらにいるらしいけど、見えないんだって。妖精と話をするには、妖精が見える人を探して、代わりに話をしてもらうしかないみたい」
「どっちも難しそうだね」
「正直、どっちも出来る気がしないんだけど、何かいい方法ないかな?」
「……他にも何か知ってる人がいるかも知れないし、手当たり次第聞いてみるしかないんじゃないかな。帝都だし、人も情報も集まってると思うよ」
「そうするしかないかな。手当たり次第ってのは大変そうだ」
正直、やりたくない方法だ。
誰が知ってるかわからないから、そこら辺を歩いている人に「魔王城の行き方知りませんか?」と声を掛けるのか……罰ゲームかな?
「冒険者ギルドに依頼出したらどうかな?冒険者の方で行き方を知ってる人がいるかも知れないし、報酬目当てで代わりに調べてくれるかもしれないよ」
その手があったか。
冒険者ギルドには支払いが保留になってるお金があるから、そこから報酬を設定してもらおう。
「ありがとう、ミア!明日、冒険者ギルドに行って、早速依頼を出してもらおう」
翌日、僕達は冒険者ギルドを訪れていた
受付に並び、僕達の順番が回ってきた
「冒険者ギルドにようこそ!本日はどのようなご用件でしょうか?」
受付にてお姉さんに用件を聞かれる
「冒険者へ依頼をお願いします」
「依頼を出されるのは初めてですか?」
「はい」
「では、まずはお客様の登録を致しますので、こちらに記入をお願いします」
記入用紙を受け取る。冒険者だけど登録の必要あるのかな?冒険者だって伝えてなかったし一応聞いてみようかな。二度手間になったら悪いしね。
「言い忘れていて、すいません。冒険者の登録はしてあるのですが、別で登録は必要ですか?」
「冒険者様でしたか。なら記入は大丈夫です。ギルド証のご提示お願いします」
僕はお姉さんにギルド証を手渡す
お姉さんはギルド証を受け取り、確認して固まる。
そして、慌てて謝り出した
「すいませんでした。Sランクのハイト様だとは知らず、失礼を致しました。許してください。私にはまだ小さい娘がいるんです」
お姉さんがあたふたしながら頭を深く下げる
なんで謝られているのかがわからない。
何か失礼なことをされただろうか?
「えっと、とりあえず頭をあげて下さい。許すも何もなんで謝られてるかがわからないんですが…」
周りの目が痛い。
そして何故か他の受付の方があたふたしているお姉さんを哀れみの目で見ている
「入ってきた時にお出迎えもせず、並ばせてしまいました。それに、Sランク冒険者様だと気づきもせず、お茶も出していませんでした。すいませんでした」
すごくどうでもいいことで謝れていた。
会ったことないんだから気づかないのは当然だし、知らなかったんだからそれ以上なにも出来ないのはしょうがない。
それに、お茶も出してないって……そんなこと言ったら、お茶菓子を僕が用意してた前のところはどうなるのか?
「そんなことで謝らないでください。僕は何も怒っていませんよ。ほら、これでも飲んで落ち着いて下さい。」
僕はコソッと収納からお茶を取り出して渡す。
一応、お茶菓子も用意する
お姉さんはどうしたらいいのかわからない様子のまま、言われるがままお茶に口を付ける
「落ち着きましたか?」
「は、はい」
「僕はそうゆうの気にしませんので、他の冒険者の方と同じように接して下さい。それに今日は依頼をお願いする為に来てますので、冒険者として扱わなくても大丈夫ですよ」
お姉さんは許しを得て、一安心したようだ。
気になったので事情を聞くと、帝都には現役のSランク冒険者が1人いて、その人がかなり横暴のようだ。
さっき僕が謝られた理由などで何人も受付の人が辞めさせられているらしい。
実際はギルドマスターの計らいで辞めずに裏方に回っているようだが、やりたい仕事をやれなくなっているのは事実だ。
はた迷惑なやつがいるんだな
「それで依頼なんですが、魔王城に行きたいんです。行き方を知ってる方、もしくは心当たりのある方を探してください。情報が有益であれば間違っていたとしても報酬は払います。それと、エルフと妖精が魔王城への行き方を知っている可能性があると聞いてます。エルフか妖精についても会えるなら報酬を払いますので、お願いします。」
「かしこまりました。報酬額はどうなされますか?」
「依頼が初めてなので妥当な額がわかりません。冒険者の方には優先的に受けていただきたいので、高めで設定したいのですが…。ギルドから保留になってるお金があると思いますので、その分で足りる内でお任せで設定してもらってもいいですか?」
「かしこまりました。こちらで設定させてもらいます」
「よろしくお願いします」
依頼書の作成が終わるのを待っていると、入り口の方から怒鳴り声が聞こえた
「俺を待たせるとはどうゆうつもりだ!」
声がした方を見ると冒険者と思われる男が受付の女性に怒鳴りつけていた
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