75 / 147
奔走編
逃亡者、ギルドに依頼を出す
しおりを挟む
宿に戻ってきた。
「ただいま」
「おかえり、お兄ちゃん。どうだった?」
「疲れたよ」
「それは見たらわかるよ。おつかれさま」
疲れが表に出てしまっているようだ
「皇帝から戦に参加するようにお願いされたよ」
「……そうなんだ。参加するの?」
「うん、条件付きだけど」
僕はミアに説明する
「元々、クラスメイトを助けるつもりだったんだし、魔王城探しを優先していいなら、特にやる事は変わらないんじゃないかな?帝国が後ろ盾になった分、前進したと思うけど…」
確かに、深刻に考えすぎてたかもしれない。
「そうだね。ありがとう、元気出てきたよ」
「魔王城への行き方は皇帝様から聞けたの?」
「エルフか妖精なら知ってるかも知れないって。でもどっちも会うのは難しそうだよ」
「そっか、どうしようか…」
ほんと、どうしようかな…
「エルフの里は女王に話を通せれば、入れる可能性があるみたい。話を通すのが困難だけど……。妖精はそこらにいるらしいけど、見えないんだって。妖精と話をするには、妖精が見える人を探して、代わりに話をしてもらうしかないみたい」
「どっちも難しそうだね」
「正直、どっちも出来る気がしないんだけど、何かいい方法ないかな?」
「……他にも何か知ってる人がいるかも知れないし、手当たり次第聞いてみるしかないんじゃないかな。帝都だし、人も情報も集まってると思うよ」
「そうするしかないかな。手当たり次第ってのは大変そうだ」
正直、やりたくない方法だ。
誰が知ってるかわからないから、そこら辺を歩いている人に「魔王城の行き方知りませんか?」と声を掛けるのか……罰ゲームかな?
「冒険者ギルドに依頼出したらどうかな?冒険者の方で行き方を知ってる人がいるかも知れないし、報酬目当てで代わりに調べてくれるかもしれないよ」
その手があったか。
冒険者ギルドには支払いが保留になってるお金があるから、そこから報酬を設定してもらおう。
「ありがとう、ミア!明日、冒険者ギルドに行って、早速依頼を出してもらおう」
翌日、僕達は冒険者ギルドを訪れていた
受付に並び、僕達の順番が回ってきた
「冒険者ギルドにようこそ!本日はどのようなご用件でしょうか?」
受付にてお姉さんに用件を聞かれる
「冒険者へ依頼をお願いします」
「依頼を出されるのは初めてですか?」
「はい」
「では、まずはお客様の登録を致しますので、こちらに記入をお願いします」
記入用紙を受け取る。冒険者だけど登録の必要あるのかな?冒険者だって伝えてなかったし一応聞いてみようかな。二度手間になったら悪いしね。
「言い忘れていて、すいません。冒険者の登録はしてあるのですが、別で登録は必要ですか?」
「冒険者様でしたか。なら記入は大丈夫です。ギルド証のご提示お願いします」
僕はお姉さんにギルド証を手渡す
お姉さんはギルド証を受け取り、確認して固まる。
そして、慌てて謝り出した
「すいませんでした。Sランクのハイト様だとは知らず、失礼を致しました。許してください。私にはまだ小さい娘がいるんです」
お姉さんがあたふたしながら頭を深く下げる
なんで謝られているのかがわからない。
何か失礼なことをされただろうか?
「えっと、とりあえず頭をあげて下さい。許すも何もなんで謝られてるかがわからないんですが…」
周りの目が痛い。
そして何故か他の受付の方があたふたしているお姉さんを哀れみの目で見ている
「入ってきた時にお出迎えもせず、並ばせてしまいました。それに、Sランク冒険者様だと気づきもせず、お茶も出していませんでした。すいませんでした」
すごくどうでもいいことで謝れていた。
会ったことないんだから気づかないのは当然だし、知らなかったんだからそれ以上なにも出来ないのはしょうがない。
それに、お茶も出してないって……そんなこと言ったら、お茶菓子を僕が用意してた前のところはどうなるのか?
「そんなことで謝らないでください。僕は何も怒っていませんよ。ほら、これでも飲んで落ち着いて下さい。」
僕はコソッと収納からお茶を取り出して渡す。
一応、お茶菓子も用意する
お姉さんはどうしたらいいのかわからない様子のまま、言われるがままお茶に口を付ける
「落ち着きましたか?」
「は、はい」
「僕はそうゆうの気にしませんので、他の冒険者の方と同じように接して下さい。それに今日は依頼をお願いする為に来てますので、冒険者として扱わなくても大丈夫ですよ」
お姉さんは許しを得て、一安心したようだ。
気になったので事情を聞くと、帝都には現役のSランク冒険者が1人いて、その人がかなり横暴のようだ。
さっき僕が謝られた理由などで何人も受付の人が辞めさせられているらしい。
実際はギルドマスターの計らいで辞めずに裏方に回っているようだが、やりたい仕事をやれなくなっているのは事実だ。
はた迷惑なやつがいるんだな
「それで依頼なんですが、魔王城に行きたいんです。行き方を知ってる方、もしくは心当たりのある方を探してください。情報が有益であれば間違っていたとしても報酬は払います。それと、エルフと妖精が魔王城への行き方を知っている可能性があると聞いてます。エルフか妖精についても会えるなら報酬を払いますので、お願いします。」
「かしこまりました。報酬額はどうなされますか?」
「依頼が初めてなので妥当な額がわかりません。冒険者の方には優先的に受けていただきたいので、高めで設定したいのですが…。ギルドから保留になってるお金があると思いますので、その分で足りる内でお任せで設定してもらってもいいですか?」
「かしこまりました。こちらで設定させてもらいます」
「よろしくお願いします」
依頼書の作成が終わるのを待っていると、入り口の方から怒鳴り声が聞こえた
「俺を待たせるとはどうゆうつもりだ!」
声がした方を見ると冒険者と思われる男が受付の女性に怒鳴りつけていた
「ただいま」
「おかえり、お兄ちゃん。どうだった?」
「疲れたよ」
「それは見たらわかるよ。おつかれさま」
疲れが表に出てしまっているようだ
「皇帝から戦に参加するようにお願いされたよ」
「……そうなんだ。参加するの?」
「うん、条件付きだけど」
僕はミアに説明する
「元々、クラスメイトを助けるつもりだったんだし、魔王城探しを優先していいなら、特にやる事は変わらないんじゃないかな?帝国が後ろ盾になった分、前進したと思うけど…」
確かに、深刻に考えすぎてたかもしれない。
「そうだね。ありがとう、元気出てきたよ」
「魔王城への行き方は皇帝様から聞けたの?」
「エルフか妖精なら知ってるかも知れないって。でもどっちも会うのは難しそうだよ」
「そっか、どうしようか…」
ほんと、どうしようかな…
「エルフの里は女王に話を通せれば、入れる可能性があるみたい。話を通すのが困難だけど……。妖精はそこらにいるらしいけど、見えないんだって。妖精と話をするには、妖精が見える人を探して、代わりに話をしてもらうしかないみたい」
「どっちも難しそうだね」
「正直、どっちも出来る気がしないんだけど、何かいい方法ないかな?」
「……他にも何か知ってる人がいるかも知れないし、手当たり次第聞いてみるしかないんじゃないかな。帝都だし、人も情報も集まってると思うよ」
「そうするしかないかな。手当たり次第ってのは大変そうだ」
正直、やりたくない方法だ。
誰が知ってるかわからないから、そこら辺を歩いている人に「魔王城の行き方知りませんか?」と声を掛けるのか……罰ゲームかな?
「冒険者ギルドに依頼出したらどうかな?冒険者の方で行き方を知ってる人がいるかも知れないし、報酬目当てで代わりに調べてくれるかもしれないよ」
その手があったか。
冒険者ギルドには支払いが保留になってるお金があるから、そこから報酬を設定してもらおう。
「ありがとう、ミア!明日、冒険者ギルドに行って、早速依頼を出してもらおう」
翌日、僕達は冒険者ギルドを訪れていた
受付に並び、僕達の順番が回ってきた
「冒険者ギルドにようこそ!本日はどのようなご用件でしょうか?」
受付にてお姉さんに用件を聞かれる
「冒険者へ依頼をお願いします」
「依頼を出されるのは初めてですか?」
「はい」
「では、まずはお客様の登録を致しますので、こちらに記入をお願いします」
記入用紙を受け取る。冒険者だけど登録の必要あるのかな?冒険者だって伝えてなかったし一応聞いてみようかな。二度手間になったら悪いしね。
「言い忘れていて、すいません。冒険者の登録はしてあるのですが、別で登録は必要ですか?」
「冒険者様でしたか。なら記入は大丈夫です。ギルド証のご提示お願いします」
僕はお姉さんにギルド証を手渡す
お姉さんはギルド証を受け取り、確認して固まる。
そして、慌てて謝り出した
「すいませんでした。Sランクのハイト様だとは知らず、失礼を致しました。許してください。私にはまだ小さい娘がいるんです」
お姉さんがあたふたしながら頭を深く下げる
なんで謝られているのかがわからない。
何か失礼なことをされただろうか?
「えっと、とりあえず頭をあげて下さい。許すも何もなんで謝られてるかがわからないんですが…」
周りの目が痛い。
そして何故か他の受付の方があたふたしているお姉さんを哀れみの目で見ている
「入ってきた時にお出迎えもせず、並ばせてしまいました。それに、Sランク冒険者様だと気づきもせず、お茶も出していませんでした。すいませんでした」
すごくどうでもいいことで謝れていた。
会ったことないんだから気づかないのは当然だし、知らなかったんだからそれ以上なにも出来ないのはしょうがない。
それに、お茶も出してないって……そんなこと言ったら、お茶菓子を僕が用意してた前のところはどうなるのか?
「そんなことで謝らないでください。僕は何も怒っていませんよ。ほら、これでも飲んで落ち着いて下さい。」
僕はコソッと収納からお茶を取り出して渡す。
一応、お茶菓子も用意する
お姉さんはどうしたらいいのかわからない様子のまま、言われるがままお茶に口を付ける
「落ち着きましたか?」
「は、はい」
「僕はそうゆうの気にしませんので、他の冒険者の方と同じように接して下さい。それに今日は依頼をお願いする為に来てますので、冒険者として扱わなくても大丈夫ですよ」
お姉さんは許しを得て、一安心したようだ。
気になったので事情を聞くと、帝都には現役のSランク冒険者が1人いて、その人がかなり横暴のようだ。
さっき僕が謝られた理由などで何人も受付の人が辞めさせられているらしい。
実際はギルドマスターの計らいで辞めずに裏方に回っているようだが、やりたい仕事をやれなくなっているのは事実だ。
はた迷惑なやつがいるんだな
「それで依頼なんですが、魔王城に行きたいんです。行き方を知ってる方、もしくは心当たりのある方を探してください。情報が有益であれば間違っていたとしても報酬は払います。それと、エルフと妖精が魔王城への行き方を知っている可能性があると聞いてます。エルフか妖精についても会えるなら報酬を払いますので、お願いします。」
「かしこまりました。報酬額はどうなされますか?」
「依頼が初めてなので妥当な額がわかりません。冒険者の方には優先的に受けていただきたいので、高めで設定したいのですが…。ギルドから保留になってるお金があると思いますので、その分で足りる内でお任せで設定してもらってもいいですか?」
「かしこまりました。こちらで設定させてもらいます」
「よろしくお願いします」
依頼書の作成が終わるのを待っていると、入り口の方から怒鳴り声が聞こえた
「俺を待たせるとはどうゆうつもりだ!」
声がした方を見ると冒険者と思われる男が受付の女性に怒鳴りつけていた
0
お気に入りに追加
217
あなたにおすすめの小説
無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います
長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。
しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。
途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。
しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。
「ミストルティン。アブソープション!」
『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』
「やった! これでまた便利になるな」
これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。
~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~
異世界召喚されたのに召喚人数制限に引っ掛かって召喚されなかったのでスキル【転移】の力で現実世界で配送屋さんを始めたいと思います!
アッキー
ファンタジー
時空間(ときくうま)は、中学を卒業し、高校入学までの春休みを自宅で、過ごしていたが、スマホゲームをしている最中に、自分が、座っている床が、魔方陣を描いた。
時空間(ときくうま)は、「これは、ラノベでよくある異世界召喚では」と思い、気分を高揚させ、時がすぎるのを待った。
そして、いつの間にか、周りには、数多くの人達がいた。すぐに、この空間全体から、声が聞こえてきた。
「初めまして、私は、転移を司る女神です。ここに居る皆様を異世界に転移させたいと思います。ただ、ひとつの異世界だけでなく、皆様が、全員、異世界に転移出来るように数多くの異世界にランダムで、転移させて頂きます。皆様には、スキルと異世界の言葉と読み書きできるようにと荷物の収納に困らないように、アイテムボックスを付与してあげます。スキルに関しては、自分の望むスキルを想像して下さい。それでは、皆様、スキルやその他諸々、付与できたようなので、異世界に召喚させて頂きます」
「それでは、異世界転移!」
「皆様、行ったようですね。私も仕事に戻りますか」
「あの~、俺だけ転移してないのですが?」
「えーーーー」
女神が、叫んでいたが、俺はこれからどうなるのか?
こんな感じで、始まります。
Switch jobs ~転移先で自由気ままな転職生活~
天秤兎
ファンタジー
突然、何故か異世界でチート能力と不老不死を手に入れてしまったアラフォー38歳独身ライフ満喫中だったサラリーマン 主人公 神代 紫(かみしろ ゆかり)。
現実世界と同様、異世界でも仕事をしなければ生きて行けないのは変わりなく、突然身に付いた自分の能力や異世界文化に戸惑いながら自由きままに転職しながら生活する行き当たりばったりの異世界放浪記です。
世界最強の無名剣士【ノービス】。クラス転移で役立たずはいらないと捨てられたが、異世界召喚二週目の俺は効率プレイで成り上がる!
つくも
ファンタジー
普通の男子高校生——三雲来斗(みくもらいと)にはある秘密があった。
彼はかつて異世界にクラス召喚された記憶があったのだ。そして再び行われる異世界へのクラス召喚。
異世界に召喚されるよりも前に、生徒達には女神から天職が授けられる。クラスメイト達が様々なチート天職を授けられる中、来斗は外れ職業である無名剣士【ノービス】を授かってしまう。
そしてその事が原因で来斗は役立たずとして捨てられてしまう。
だが、来斗にとっては好都合だった。前回の知識がある来斗は自由に動けるようになった環境を喜んだ。そしてソロの冒険者として、動き出したのだ。
やがて来る破滅の未来を回避し、この世界を救う為に来斗は底辺職業である無名剣士【ノービス】で成り上がる。
これはそんな成り上がりの英雄譚である。
転生魔法伝記〜魔法を極めたいと思いますが、それを邪魔する者は排除しておきます〜
凛 伊緒
ファンタジー
不運な事故により、23歳で亡くなってしまった会社員の八笠 美明。
目覚めると見知らぬ人達が美明を取り囲んでいて…
(まさか……転生…?!)
魔法や剣が存在する異世界へと転生してしまっていた美明。
魔法が使える事にわくわくしながらも、王女としての義務もあり──
王女として生まれ変わった美明―リアラ・フィールアが、前世の知識を活かして活躍する『転生ファンタジー』──
突然だけど、空間魔法を頼りに生き延びます
ももがぶ
ファンタジー
俺、空田広志(そらたひろし)23歳。
何故だか気が付けば、見も知らぬ世界に立っていた。
何故、そんなことが分かるかと言えば、自分の目の前には木の棒……棍棒だろうか、それを握りしめた緑色の醜悪な小人っぽい何か三体に囲まれていたからだ。
それに俺は少し前までコンビニに立ち寄っていたのだから、こんな何もない平原であるハズがない。
そして振り返ってもさっきまでいたはずのコンビニも見えないし、建物どころかアスファルトの道路も街灯も何も見えない。
見えるのは俺を取り囲む醜悪な小人三体と、遠くに森の様な木々が見えるだけだ。
「えっと、とりあえずどうにかしないと多分……死んじゃうよね。でも、どうすれば?」
にじり寄ってくる三体の何かを警戒しながら、どうにかこの場を切り抜けたいと考えるが、手元には武器になりそうな物はなく、持っているコンビニの袋の中は発泡酒三本とツナマヨと梅干しのおにぎり、後はポテサラだけだ。
「こりゃ、詰みだな」と思っていると「待てよ、ここが異世界なら……」とある期待が沸き上がる。
「何もしないよりは……」と考え「ステータス!」と呟けば、目の前に半透明のボードが現れ、そこには自分の名前と性別、年齢、HPなどが表記され、最後には『空間魔法Lv1』『次元の隙間からこぼれ落ちた者』と記載されていた。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ピコーン!と技を閃く無双の旅!〜クラス転移したけど、システム的に俺だけハブられてます〜
あけちともあき
ファンタジー
俺、多摩川奥野はクラスでも浮いた存在でボッチである。
クソなクラスごと異世界へ召喚されて早々に、俺だけステータス制じゃないことが発覚。
どんどん強くなる俺は、ふわっとした正義感の命じるままに世界を旅し、なんか英雄っぽいことをしていくのだ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる