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衛兵 ナイガル
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僕は再びダイスくんの部屋を訪ねる。
「どうしたんだ?」
「ラクネの家に戻ったんだけど、不審者がいて捕まえたんだ。アジトも見つけて制圧してあるんだけど、どうしたらいいかなって……」
僕はダイスくんに起きたことを説明する
「その魔道具というのを見せてくれないか?」
「これだよ」
僕は魔道具をダイスくんに見せる
「……これは魔法を封入することが出来る魔道具だ。圧縮しながら封入することで、解き放った時に威力を何倍にもして解放することが出来る。しかも一度に封入する必要はないから、魔力が少ない者でも時間を掛ければ使えるという優れものだ。その危険性から一般の者では手に入れるのは難しいはずなんだが……」
「そんなに危険なの?」
「ああ、この魔道具にどれだけ魔力を注ぎ込められるのかはわからないが、城くらいなら半壊させられるかもしれない」
そんなものがあそこで使われていたら、少なくても結界で守られていない周りの家の人たちは死んでいたと思う。
結界も耐えられたかわからない。
「使う前に回収出来てよかったよ」
「本当にな。リリスのことはもちろんだが、無関係な人を巻き込むことにならなくてよかった」
「それで、拘束した人達はどうすればいい?衛兵さんか冒険者ギルドに引き渡そうかと思ったんだけど、リリスちゃんの護衛がすり替わっていたことを考えるとスパイみたいな人がいるかも知れないよね」
せっかく悪い人を捕まえたのに逃されたら逆恨みされるかも知れない。
それが僕にであればいいけど、ラクネ達に矛先がいくかもしれないのでそれは回避したい。
「エルクの言う通りだと思うが、今回は衛兵に突き出そう。ただ、詰所にいる衛兵ではなく俺と付き合いのある者に頼むことにする。これで裏切られたら俺の見る目がなかったというだけだ」
「ダイスくんがそういうならそれでいいよ。ラクネの家の側の4人は隠してるから、僕も一緒にいくよ」
あの4人には隠密を掛けてあるので、僕も行かないと捕まえようとしても見つけることが出来ないだろう。
「わかった。それからアジトの方の結界ってやつはどのくらい保つんだ?出来れば戻ってきた奴もまとめて捕まえたいんだが」
「入ってきた人が武器とか持ってればいつかは壊されると思うけど、そのまま放置する分には数日は保つよ。少しずつ強度は下がっていくけどね」
「それなら、秘密裏に動いてそこの組織の人間は一掃しよう。悪いがしばらくの間結界を張り直してもらっていいか?」
「僕もそのつもりで結界を張っておいたから協力するよ」
「助かる。それに、そこのボスが今回の任務を失敗したら切られるって言ってたんだろ?そうなるとその上に付いている何者かも捕まえられるかもしれない。あの魔道具を使おうとしていたくらいだからかなり上の貴族の可能性もある」
「あの魔道具ってそんなに入手が難しいの?」
「簡単ではないが、俺が言ったのはそういうことじゃない。どのくらいの威力かは使ってみないとわからないが、それを使っても揉み消せる程の権力があるということだ。並の貴族では難しい」
「そうなんだね。ダイスくんはその貴族を見つけてどうするの?」
「徹底的に叩き潰す」
「……それは敵対派閥だからじゃないよね?」
「もちろん違う。仮に俺を支持してくれている貴族が同じようなことをしていたとしても俺は同じことをする。こういう輩は民の上に立つ資格はない。国にとって害でしかない」
「そうだよね」
自分のことじゃなくて、国のことを考えてくれているみたいだ。
ダイスくんが王様になったらこの国はもっといい国になるんじゃないかと思える。
「それじゃあ悪いが付き合ってくれ」
僕はダイスくんに連れられて一軒の屋敷へと行く。
「衛兵さんのところに行くんじゃなかったの?」
ダイスくんの信用する衛兵さんに会いに行くはずだったのに、向かったのは屋敷だった。
そこまで大きくはないけど、衛兵さんが住んでいるようには見えない。
「言ってなかったが、これから会いに行くのは貴族でもあるんだ。まあ、本人は俺は衛兵だと言っているが、衛兵か貴族かと聞かれたら立場的には貴族になるな。衛兵として功績を上げすぎた結果、男爵にまでなってしまったわけだが、貴族としての仕事は断り衛兵を続けている変わり者だ。国としても衛兵としての功績を評価して貴族位を与えたわけだから、衛兵の仕事を続けることを止めはしなかったんだ」
衛兵としての仕事が好きなんだろうな。
「今回の事でお願いしに行くってことはダイスくんを支持してる派閥の貴族ってことだよね?」
「いや、違う。敵対派閥ってわけでもないがな。どちらにつくか表明していない貴族の1人だ。普通はどちらにつくか迷ってる貴族が表明せず中立の立場にいるのだが、この方に関しては貴族の派閥に興味がないのだと思うぞ」
「それでもダイスくんの信用は得ているわけだね」
「俺は貴族としてのではなく、一個人としてこの方を信用している。今から会う方をわかりやすく言うと、悪は許さん!って感じの人だ。だからこそ信用出来る。金とかで買収されることがまず無いからな。そういうのを1番嫌っている」
「正義感が強いんだね」
「俺もなんで悪をそこまで憎んでいるのかは知らないがな。昔に何かあったんだろうとは思うが、気軽に踏み込んでいい事ではないから聞いていない」
今から会う人は、ダイスくんと信頼関係にあるから信用出来る人ということではなく、私腹を肥やす為に悪い事に手を貸すような人ではないということらしい。
「話は俺が全部するからエルクは後ろで聞いててくれればそれでいい」
そう言ってダイスくんは屋敷のノッカーを叩く。
「……ダイス様、夜分に何用でしょうか?それからそちらの子供はどなたでしょうか?」
少し歳のいった男性が出てきた。執事かな?
「こいつはエルクと言って学院のチームメイトだ。急に押しかけてすまないが、賊を捕まえたんだ。ただ、バックに貴族がいる可能性が高い。詰所にいる衛兵では圧を掛けられた時に耐えられないかもしれない程の大物だ。なのであなたに頼みにきた」
この人が本人だったようだ。
貴族なのにこんな時間の訪問に本人が出てくるんだ……。
「詳しく話を聞かせていただきたいのですが、捕まえた賊は今どうなっていますか?牢に入っているのであれば先にお話を聞きたいですが、逃げられる可能性がある状態なら先に牢にだけ入れてからにしましょう」
「牢に入っているわけではないが、逃げられる可能性は無いに等しい」
「それでしたら先に詳しい話をお聞かせ願います。なんのもてなしも出来ませんがどうぞ中へ」
僕達は応接室へと案内される
そこでダイスくんが経緯を説明した。
「なるほど。いいでしょう。協力させて頂きます」
「お願いします」
無事協力を得られたようだ。
「ダイス様、1つお願いがあるのですが聞いていただけないでしょうか?もちろん断られたとしても今回の件は協力させてもらいます」
「俺に叶えられるものであれば聞こう」
「ダイス様は学院に通わられていると聞いております。もし水の聖女様に伝手がありましたら、私に紹介していただけませんでしょうか?」
お姉ちゃん?
「……理由を聞かせてくれ」
「衛兵という仕事は危険です。それに見合った給金を頂いてはおりますが、毎年のように負傷して衛兵を続けることが出来なくなる者が出てきてしまいます。水の聖女様ならどんな傷でも治せると噂で聞きました。しかし教会に行っても治療所と同じ治療しかしてもらえません。理由は聞いていますが、私は仲間が悔しながら辞めていく姿を見たくないのです」
「どうする?」
ダイスくんが僕に聞いてくる。
「どうしてその子に確認をとるのですか?」
「こいつはその聖女の弟だ。俺に伝手があるとすればエルクを介してになる」
「そうだったのですね。どうかお願い致します」
「……お姉ちゃんに話はしておきます。やるかどうかはお姉ちゃんに任せますけど、とりあえず現状で治してほしい人がいたら僕が治しましょうか?お姉ちゃん程ではないですけど、僕も回復魔法は使えますよ」
「エルクはこう言っているが、エルクの回復魔法も聖女と同じくらい度を越している。だからほとんどの怪我は治せると思うぞ」
「ありがとうございます。よろしくお願いします」
「えっと……これから治しに行けばいいのかな?」
「いえ、エルク様の時間がある時で構いません。一刻も早く治してやりたいという気持ちはありますが、実際に急を要しているわけではありませんので。今は賊の方に集中しましょう」
「エルクでいいですよ。爵位も僕の方が下です」
「それではエルク君と呼ばせて頂きます。私のことはナイガルとお呼びください。私は爵位など気にしませんので敬称は不要です」
「わかりました、ナイガルさん。それじゃあ、来週末にこの屋敷に来ますので、治してほしい人は集めておいて下さい」
「お願いします。それでは賊の方を終わらせますか」
僕達は賊を牢に入れる為にラクネの家の前へと向かった。
「どうしたんだ?」
「ラクネの家に戻ったんだけど、不審者がいて捕まえたんだ。アジトも見つけて制圧してあるんだけど、どうしたらいいかなって……」
僕はダイスくんに起きたことを説明する
「その魔道具というのを見せてくれないか?」
「これだよ」
僕は魔道具をダイスくんに見せる
「……これは魔法を封入することが出来る魔道具だ。圧縮しながら封入することで、解き放った時に威力を何倍にもして解放することが出来る。しかも一度に封入する必要はないから、魔力が少ない者でも時間を掛ければ使えるという優れものだ。その危険性から一般の者では手に入れるのは難しいはずなんだが……」
「そんなに危険なの?」
「ああ、この魔道具にどれだけ魔力を注ぎ込められるのかはわからないが、城くらいなら半壊させられるかもしれない」
そんなものがあそこで使われていたら、少なくても結界で守られていない周りの家の人たちは死んでいたと思う。
結界も耐えられたかわからない。
「使う前に回収出来てよかったよ」
「本当にな。リリスのことはもちろんだが、無関係な人を巻き込むことにならなくてよかった」
「それで、拘束した人達はどうすればいい?衛兵さんか冒険者ギルドに引き渡そうかと思ったんだけど、リリスちゃんの護衛がすり替わっていたことを考えるとスパイみたいな人がいるかも知れないよね」
せっかく悪い人を捕まえたのに逃されたら逆恨みされるかも知れない。
それが僕にであればいいけど、ラクネ達に矛先がいくかもしれないのでそれは回避したい。
「エルクの言う通りだと思うが、今回は衛兵に突き出そう。ただ、詰所にいる衛兵ではなく俺と付き合いのある者に頼むことにする。これで裏切られたら俺の見る目がなかったというだけだ」
「ダイスくんがそういうならそれでいいよ。ラクネの家の側の4人は隠してるから、僕も一緒にいくよ」
あの4人には隠密を掛けてあるので、僕も行かないと捕まえようとしても見つけることが出来ないだろう。
「わかった。それからアジトの方の結界ってやつはどのくらい保つんだ?出来れば戻ってきた奴もまとめて捕まえたいんだが」
「入ってきた人が武器とか持ってればいつかは壊されると思うけど、そのまま放置する分には数日は保つよ。少しずつ強度は下がっていくけどね」
「それなら、秘密裏に動いてそこの組織の人間は一掃しよう。悪いがしばらくの間結界を張り直してもらっていいか?」
「僕もそのつもりで結界を張っておいたから協力するよ」
「助かる。それに、そこのボスが今回の任務を失敗したら切られるって言ってたんだろ?そうなるとその上に付いている何者かも捕まえられるかもしれない。あの魔道具を使おうとしていたくらいだからかなり上の貴族の可能性もある」
「あの魔道具ってそんなに入手が難しいの?」
「簡単ではないが、俺が言ったのはそういうことじゃない。どのくらいの威力かは使ってみないとわからないが、それを使っても揉み消せる程の権力があるということだ。並の貴族では難しい」
「そうなんだね。ダイスくんはその貴族を見つけてどうするの?」
「徹底的に叩き潰す」
「……それは敵対派閥だからじゃないよね?」
「もちろん違う。仮に俺を支持してくれている貴族が同じようなことをしていたとしても俺は同じことをする。こういう輩は民の上に立つ資格はない。国にとって害でしかない」
「そうだよね」
自分のことじゃなくて、国のことを考えてくれているみたいだ。
ダイスくんが王様になったらこの国はもっといい国になるんじゃないかと思える。
「それじゃあ悪いが付き合ってくれ」
僕はダイスくんに連れられて一軒の屋敷へと行く。
「衛兵さんのところに行くんじゃなかったの?」
ダイスくんの信用する衛兵さんに会いに行くはずだったのに、向かったのは屋敷だった。
そこまで大きくはないけど、衛兵さんが住んでいるようには見えない。
「言ってなかったが、これから会いに行くのは貴族でもあるんだ。まあ、本人は俺は衛兵だと言っているが、衛兵か貴族かと聞かれたら立場的には貴族になるな。衛兵として功績を上げすぎた結果、男爵にまでなってしまったわけだが、貴族としての仕事は断り衛兵を続けている変わり者だ。国としても衛兵としての功績を評価して貴族位を与えたわけだから、衛兵の仕事を続けることを止めはしなかったんだ」
衛兵としての仕事が好きなんだろうな。
「今回の事でお願いしに行くってことはダイスくんを支持してる派閥の貴族ってことだよね?」
「いや、違う。敵対派閥ってわけでもないがな。どちらにつくか表明していない貴族の1人だ。普通はどちらにつくか迷ってる貴族が表明せず中立の立場にいるのだが、この方に関しては貴族の派閥に興味がないのだと思うぞ」
「それでもダイスくんの信用は得ているわけだね」
「俺は貴族としてのではなく、一個人としてこの方を信用している。今から会う方をわかりやすく言うと、悪は許さん!って感じの人だ。だからこそ信用出来る。金とかで買収されることがまず無いからな。そういうのを1番嫌っている」
「正義感が強いんだね」
「俺もなんで悪をそこまで憎んでいるのかは知らないがな。昔に何かあったんだろうとは思うが、気軽に踏み込んでいい事ではないから聞いていない」
今から会う人は、ダイスくんと信頼関係にあるから信用出来る人ということではなく、私腹を肥やす為に悪い事に手を貸すような人ではないということらしい。
「話は俺が全部するからエルクは後ろで聞いててくれればそれでいい」
そう言ってダイスくんは屋敷のノッカーを叩く。
「……ダイス様、夜分に何用でしょうか?それからそちらの子供はどなたでしょうか?」
少し歳のいった男性が出てきた。執事かな?
「こいつはエルクと言って学院のチームメイトだ。急に押しかけてすまないが、賊を捕まえたんだ。ただ、バックに貴族がいる可能性が高い。詰所にいる衛兵では圧を掛けられた時に耐えられないかもしれない程の大物だ。なのであなたに頼みにきた」
この人が本人だったようだ。
貴族なのにこんな時間の訪問に本人が出てくるんだ……。
「詳しく話を聞かせていただきたいのですが、捕まえた賊は今どうなっていますか?牢に入っているのであれば先にお話を聞きたいですが、逃げられる可能性がある状態なら先に牢にだけ入れてからにしましょう」
「牢に入っているわけではないが、逃げられる可能性は無いに等しい」
「それでしたら先に詳しい話をお聞かせ願います。なんのもてなしも出来ませんがどうぞ中へ」
僕達は応接室へと案内される
そこでダイスくんが経緯を説明した。
「なるほど。いいでしょう。協力させて頂きます」
「お願いします」
無事協力を得られたようだ。
「ダイス様、1つお願いがあるのですが聞いていただけないでしょうか?もちろん断られたとしても今回の件は協力させてもらいます」
「俺に叶えられるものであれば聞こう」
「ダイス様は学院に通わられていると聞いております。もし水の聖女様に伝手がありましたら、私に紹介していただけませんでしょうか?」
お姉ちゃん?
「……理由を聞かせてくれ」
「衛兵という仕事は危険です。それに見合った給金を頂いてはおりますが、毎年のように負傷して衛兵を続けることが出来なくなる者が出てきてしまいます。水の聖女様ならどんな傷でも治せると噂で聞きました。しかし教会に行っても治療所と同じ治療しかしてもらえません。理由は聞いていますが、私は仲間が悔しながら辞めていく姿を見たくないのです」
「どうする?」
ダイスくんが僕に聞いてくる。
「どうしてその子に確認をとるのですか?」
「こいつはその聖女の弟だ。俺に伝手があるとすればエルクを介してになる」
「そうだったのですね。どうかお願い致します」
「……お姉ちゃんに話はしておきます。やるかどうかはお姉ちゃんに任せますけど、とりあえず現状で治してほしい人がいたら僕が治しましょうか?お姉ちゃん程ではないですけど、僕も回復魔法は使えますよ」
「エルクはこう言っているが、エルクの回復魔法も聖女と同じくらい度を越している。だからほとんどの怪我は治せると思うぞ」
「ありがとうございます。よろしくお願いします」
「えっと……これから治しに行けばいいのかな?」
「いえ、エルク様の時間がある時で構いません。一刻も早く治してやりたいという気持ちはありますが、実際に急を要しているわけではありませんので。今は賊の方に集中しましょう」
「エルクでいいですよ。爵位も僕の方が下です」
「それではエルク君と呼ばせて頂きます。私のことはナイガルとお呼びください。私は爵位など気にしませんので敬称は不要です」
「わかりました、ナイガルさん。それじゃあ、来週末にこの屋敷に来ますので、治してほしい人は集めておいて下さい」
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