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神園ウミVS変態ミカミ
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「ヒロコさん、優しいからああ言ってくれたけど私は仕事に行きたいな。」
「うん。あたしも同じ気持ち。明日も普段通り出勤しちゃおうよ!」
スマホを触りながらセラは答えた。
「ヒロコさん2回も着信したんだ。」
セラの発言を受けてソラもスマホを触った。
「はっ!ウミからも着信があった!トークもある!」
感情が高ぶってセラの腕にしがみついた。
「うっひゃ!待ちに待った旦那様の登場じゃん!」
「うん!ウミは私を心配しているんだわ!」
キャッキャしながらソラはセラの胸を平手でペチペチ叩いている。
「ちょっと姉貴、鍛えているとはいえオッパイが痛いよ!」
「ごめんごめん!つい、感極まって。」
謝りながらソラはセラから離れてウミからのメッセージを読んだ。
「ねえ、なんて書いてあんの?」
これから再構築していくのを予感したセラは姉夫婦に興味津々な表情だ。
「…要約するとね、アパートの駐車場でミカミを見つけたウミが過去に私を盗撮している動画を、ミカミがスマホで見ていたんだって。それで捕まえたみたい。」
「ミカミはそんな事までしていたのか!それでお義兄さんは警察に突き出したの?」
今度はセラからソラに近づいていく。
「それがね取り押さえた後、豚みたいなお巡りが余計な事をしたから取り逃した。って書いてある。」
「おのれ~ミカミの野郎!」
ソラの隣で怒りをメラメラさせている。
「ミカミの件は最悪だけどさ、ウミがね私の事を愛しているのがわかるメッセージを送ってくれたの!」
嬉しそうにスマホをセラに見せつけた。
「んとぉ、おまえを守れるのは俺だけなんだぜ。連絡を待っているよ、か。
姉貴夫婦が仲直りできそうで良かったわ!一時はどうなるかと心配したんだかんね!」
ソラの隣でベッドに座り込んでいたセラはそのまま上半身をベッドに倒した。
「姉貴、早く電話をしてお義兄さんと正式に仲直りしなよ。
お義兄さんだって姉貴が突然いなくなったから寂しかったんだよ。」
「…私ね、いつもだったらここで間違いなく電話したと思う。でもすぐにかけずにウミの事を焦らす事にしたの。」
「はぁ?」
せっかくの和解のチャンスを不意にしようとしている姉に対して口を大きく開けたセラは理解できずにいる。
「だってもっと心配かけなきゃウミは迎えに来てくれないわ。
家出したのに探してくれない旦那様なんておかしいでしょ。」
「いや、和解のチャンスを台無しにする姉貴の方がどうかしてるんじゃないの?あたしにはさっぱり理解できないわ。」
「フンだ!アンタに理解されなくてもいいもん。とにかく私はまだ帰らない。ウミが泣くほど心配して私を探してくれなきゃ意味がない!」
「女心はわからないわ…。」
セラが呆れて言うと、ソラは怒った口調で「女心がわからないって?アンタだって女じゃない!こんな立派なオッパイがあるくせにさ!」と言い返しセラの乳房を鷲掴みした。
「オッパイを揉んだらイヤ~ン。」
セラはわざとらしく可愛い声をだした。
「うん。あたしも同じ気持ち。明日も普段通り出勤しちゃおうよ!」
スマホを触りながらセラは答えた。
「ヒロコさん2回も着信したんだ。」
セラの発言を受けてソラもスマホを触った。
「はっ!ウミからも着信があった!トークもある!」
感情が高ぶってセラの腕にしがみついた。
「うっひゃ!待ちに待った旦那様の登場じゃん!」
「うん!ウミは私を心配しているんだわ!」
キャッキャしながらソラはセラの胸を平手でペチペチ叩いている。
「ちょっと姉貴、鍛えているとはいえオッパイが痛いよ!」
「ごめんごめん!つい、感極まって。」
謝りながらソラはセラから離れてウミからのメッセージを読んだ。
「ねえ、なんて書いてあんの?」
これから再構築していくのを予感したセラは姉夫婦に興味津々な表情だ。
「…要約するとね、アパートの駐車場でミカミを見つけたウミが過去に私を盗撮している動画を、ミカミがスマホで見ていたんだって。それで捕まえたみたい。」
「ミカミはそんな事までしていたのか!それでお義兄さんは警察に突き出したの?」
今度はセラからソラに近づいていく。
「それがね取り押さえた後、豚みたいなお巡りが余計な事をしたから取り逃した。って書いてある。」
「おのれ~ミカミの野郎!」
ソラの隣で怒りをメラメラさせている。
「ミカミの件は最悪だけどさ、ウミがね私の事を愛しているのがわかるメッセージを送ってくれたの!」
嬉しそうにスマホをセラに見せつけた。
「んとぉ、おまえを守れるのは俺だけなんだぜ。連絡を待っているよ、か。
姉貴夫婦が仲直りできそうで良かったわ!一時はどうなるかと心配したんだかんね!」
ソラの隣でベッドに座り込んでいたセラはそのまま上半身をベッドに倒した。
「姉貴、早く電話をしてお義兄さんと正式に仲直りしなよ。
お義兄さんだって姉貴が突然いなくなったから寂しかったんだよ。」
「…私ね、いつもだったらここで間違いなく電話したと思う。でもすぐにかけずにウミの事を焦らす事にしたの。」
「はぁ?」
せっかくの和解のチャンスを不意にしようとしている姉に対して口を大きく開けたセラは理解できずにいる。
「だってもっと心配かけなきゃウミは迎えに来てくれないわ。
家出したのに探してくれない旦那様なんておかしいでしょ。」
「いや、和解のチャンスを台無しにする姉貴の方がどうかしてるんじゃないの?あたしにはさっぱり理解できないわ。」
「フンだ!アンタに理解されなくてもいいもん。とにかく私はまだ帰らない。ウミが泣くほど心配して私を探してくれなきゃ意味がない!」
「女心はわからないわ…。」
セラが呆れて言うと、ソラは怒った口調で「女心がわからないって?アンタだって女じゃない!こんな立派なオッパイがあるくせにさ!」と言い返しセラの乳房を鷲掴みした。
「オッパイを揉んだらイヤ~ン。」
セラはわざとらしく可愛い声をだした。
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