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ソラが女子高校生だった頃。ウミの地元、桜木町でデート

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「ウミィ!今日は約束した日よ。」

ソラは敷布団を敷いて寝ているウミを見下ろしながら言った。

「フニャフニャ…。」

「フニャフニャ言ってないで起きてよ。今日は日曜日。ウミの生まれ育った横浜でデートする約束をしたじゃない!」

「ごめん、キャンセルさせて…宗成にやられてまだ頭が痛いんだ。」

仮病を使ったウミは布団を頭から被った。

「私との約束を破るわけ?許さないんだから!」

ソラは「えい!」と言ってウミの羽毛布団を足元までずらした。

「今何時なんだよ~。」

「もう5時半だよ。」

「ごっ、5時って、そんな早く起床してどうすんだよ。」

「長く一緒にいたいからに決まってるでしょ?寝てたらお話さえ出来ないじゃない。」

「昨日だっていっぱい話したじゃんよ~。」

ウミは暖かい布団が恋しいようだ。

「昨日はギターばっかり弾いてたじゃん。ギターを壊されたウミの気持ちを考えて、お話したいのに我慢したのよ。
日曜日は約束通りちゃんと私とデートしてよぉ!」

心の中で早朝からごちゃごちゃよく喋る女だなと布団の中からうるさいソラを見た。
見上げると小さな顔が乳房の膨らみで隠れてしまいソラの顔があまり見えていなかった。

「あっ、ウミったら。いつもは硬派を気取ってるくせに、私のオッパイを見てたなぁぁぁ。」

「見てねぇやぁ!」

ソラに指摘されたウミはみるみる顔が紅潮していく。

「今ならまだママはグッスリ寝ているよ。パパも3日間の出張が延長になったんだって。」

パジャマを着たソラは白い谷間を見せつけるように四つん這いとなり、甘い息を吐いてウミの耳元に近づいていく。

奥手のウミはプイとそっぽを向いた。

「ウミィ…私達、高校を卒業したら結婚するんだよ。もしウミが望むならね、結婚前でもいいと思うの。」

そう言ったソラは部屋のドアを5秒間見つめた。

「さすがにこないだみたいにママの気配はないわね…ウフフ。可愛いウミにはママに内緒で見せてあげる。」

ウミとペアルックで着ているパジャマの上着のボタンに手をかけた。

バタン!

「ハーイお姉ちゃん!レッドカードで1発退場!」

「ママ!!お願いだからノックもなしに勝手に部屋に入るのは辞めてよぉ!!」

2度にわたって甘い雰囲気をぶち壊され、泣きそうになったソラは急いで上着のボタンを胸元まで留めた。

「私は健全な青少年育成の観点からみて、ウミ君を保護しなければならない立場にあるの。」

「そんな事私は知らないもん!」

「四つん這いになってオッパイを見せつける、結婚前でもいいと清純なウミ君を誘惑…。としてこれらの発言、行動を見逃すわけにはいかないわ。」

当のウミはソラに誘惑されて口を大きくポカンと開きマヌケな表情になっている。

「次からはお姉ちゃんの毒牙からお守りする為、ママが可愛いウミ君と一緒におねんねしようかしら?」

「そっちの方がずっっと問題よぉぉ!」



















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