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ソラが女子高校生だった頃。宗成の逆襲

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「姫君学院の攻撃は4番、バッター、砂城院くん。」

宗成は高校野球のうぐいす嬢を真似ながらウミが改修した音楽スタジオのドアを金属バットで叩きつけた。

元々、老朽化していたドアは簡単に大きな穴が空き、宗成はドアを蹴り飛ばして侵入していく。

「あの音楽室も変わるもんだねぇ~。ついこないだまで姫君の男女が裸になって絡みあっていたのにさぁ。」

ウミが敬愛している偉大なミュージシャン達のポスターを眺める。

「ふ~ん。なるほど。
青髪君にとってはきっと尊敬に値する方々なんでしょうねぇ…。でも俺には関係なぁ~い!」

突然、発作を起こしたように部屋中を駆け回りながらポスターを破いた。

「うひょひょひょひょー!ロックスター達も形無しだぁ!」

ポスターをビリビリに破いた宗成はバットを持ったまま両手を突き上げた。

「お次はコイツよ。コイツがなきゃ、でかい音は出ないんだよな。ほんじゃチャッチャッとやったりますか!」

取り憑かれたように金属バットを振り回し、近くにあるアンプや持ち込んだ丸椅子をバキバキ叩き割る。

「アンプって割と頑丈なんだね~。」

そう呟きながら手のひらに唾を吐いた後、金属バットのグリップをしっかり握りしめて力を込めた。

「ほおぁぁぁ!!」

雄叫びを上げながら金属バットを何度も叩きつけて、アンプを破壊した。

「はい一丁上がり!」

宗成はバッターがホームラン予告をするポーズを真似てウミが所有するギタースタンドにバットを向けた。

「年季が入ってるようだけど、しっかり手入れがされているなぁ。
この俺がもっと綺麗にしてやろう。」

制服のズボンのチャックを下ろして、ギターに排尿をした。

ジョバー

「ふぅ…。喜べ。これでギターの性能が上がるぞ。」

小便を終わらせると、身体をプルプルッと揺らしながらズボンのチャックを上げた。

「俺のおかげでギターの性能が上がっても、今更もう意味がねぇんだった。」

壁に立てかけていた金属バットを持った宗成はウミのエレキギターを見ながら独り言を呟いた。

「屈辱だろ?これを見たらアイツは死にたくなるかもしれないがな。
でもおまえだって、先輩方から代々伝わる姫君の伝統のある部屋を勝手に破壊した罪があるんだ。
有り余る性欲を抑えきれない男子と女子はヤレなくなったんだぜ?これでおあいこさ。」

宗成は両手に力を込めてバットを振り下ろした。

ギターのボディは中のメカニックが露わになり、ネックは真っ二つに割れた。

「もうギターなんざ弾いて格好つけられねぇなぁ。
このままここに居て青髪君の泣き叫ぶ顔が見たいが、見つかったら面倒だ。
そろそろ帰るとしよう。
アディオス!最高だったよ。ギャハハハハハ!」

外に出た後も宗成は笑いが止まらなかった。







































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