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ソラが女子高校生だった頃。女子トイレの攻防!
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「いたた…大嵐め!ワタクシを突き飛ばすとは…ええい!貴女達、なにをしているの!ボケっとしてないで大嵐を追うのよ!」
痛みに耐えながらも取り巻きの女子生徒に指示を出す。
その指示に従ったおかっぱ以外の取り巻き達は女子トイレを一斉に飛び出して行った。
「昨日のように逃げられてたまるものですか!」
背中に痛みを感じながらも、砂城院は立ち上がってスマホを取り出しクラスの男子生徒に連絡をとった。
この男子が自分に好意を寄せているのを見抜いていた利己的な砂城院は、内心では男子の顔や体型を馬鹿にしていたものの、彼の利用価値を見出しており無料通話アプリのIDを交換していたのだ。
「もしもし!ワタクシ、砂城院かつらよ。今はどこにいるの?」
「えぇ砂城院さん!?まさか砂城院さんから着信があるなんて。お、俺めっちゃ感激だよ!」
帰宅しようとしていた男子生徒は高校前のバス停でバスを待っていた。
「大変なの!ワタクシ、大嵐さんにトイレで襲撃をされたの…。うっうっう…。」
「襲撃だって!?大嵐って、あの、顔を隠した奴にか!」
男子生徒はバス停で驚きの声をあげた。
「そうなの…あぁ、痛い、痛いわ。うっうっ。」
演技派女優を夢見る砂城院は見事な嘘泣きを始めた。
「殴られて泣いているのか!?大嵐の奴、マジで許せねぇ…。」
「お願いよ。ワタクシの為に、逃げて行った大嵐さんを捕まえて欲しいの。
あの子なら、まだ校門を出ていないはずだわ。」
「わかった!必ず捕まえてみせるよ!
砂城院さんは保健室に行って手当てをしてもらいなよ。」
「ありがとう…。本当にありがとう。感謝しているわ。」
砂城院は着信を切った直後、ヘビのような長い舌をペロッと出して笑った。
「ワタクシ、人心掌握術に長けているわね。
これであの男子は、ワタクシの思い通りに動くはずだわ。
ああ、人を動かすってたまらないわね。
IQが高いだけではダメ。やはり女はこの美貌がものをいうのよ。
所詮、人間も動物。
美しい女に言い寄られれば年頃の男子は本能に従うものよ。」
「男子のマツダイラも加勢したわけだし、後はお仲間に任せて私は帰ろうかしら。
貴女のパンティ、お返しするわ。」
砂城院はおかっぱにショーツを手渡すと、手袋をその場でポイっと捨て女子トイレから出て行った。
砂城院にソラを捕まえるよう命じられた男子生徒は、校門へ向かって走った。
昇降口を出て、ちらほら下校をしている生徒達に混じり、必死で逃げるソラと、ソラを追う取り巻きの女子生徒らは校門へ向かっている。
「待ちなさーい!」
「止まれー!」
「卑怯者!」
「おっ?あれだな。大嵐がこっちへ向かって走ってきた!」
土砂降りの中、傘を持たない体格の良い男子生徒は校門前で両手を広げて仁王立ちしている。
「シュゴ、シュゴ。あの男子、あの男子も砂城院の味方なの?シュゴ、シュゴ。」
「大嵐!観念しろぉ!砂城院さんを殴って逃げるとは酷い奴だな!」
そのまま走って校門を突破しようか迷ったが、明らかに体格差がある為、危険を感じたソラは立ち止まった。
すぐ後ろを走っていた取り巻き達もソラに追いついて校門前にやってきていた。
「ハァ、ハァ…同じクラスのマツダイラ?ねぇ、マツダイラ!ソイツを捕まえて!」
カチューシャをした女子生徒が言った。
「そ、そうよ。捕まえて"男らしさ"をフゥ、フゥ、教えてあげなよ?
ウチらは見なかった事にしてあげる…。体育館裏近くの、旧校舎の音楽室…そこで、まだ未経験だろうから奪ってあげてよ。フゥ、フゥ…。」
ツインテールの女子生徒が続けて言った。
「なっ、なにを言ってんだ?俺は砂城院さんが暴力を振るわれてるって言うから犯人を捕まえにきただけだぞ。」
その言葉を聞いた男子生徒のマツダイラは雨で濡れたソラの身体を見た。
少年誌のグラビアでしか見た事もない大きな胸の膨らみや抜群のスタイルを見て生唾をゴクリと飲んだ。
痛みに耐えながらも取り巻きの女子生徒に指示を出す。
その指示に従ったおかっぱ以外の取り巻き達は女子トイレを一斉に飛び出して行った。
「昨日のように逃げられてたまるものですか!」
背中に痛みを感じながらも、砂城院は立ち上がってスマホを取り出しクラスの男子生徒に連絡をとった。
この男子が自分に好意を寄せているのを見抜いていた利己的な砂城院は、内心では男子の顔や体型を馬鹿にしていたものの、彼の利用価値を見出しており無料通話アプリのIDを交換していたのだ。
「もしもし!ワタクシ、砂城院かつらよ。今はどこにいるの?」
「えぇ砂城院さん!?まさか砂城院さんから着信があるなんて。お、俺めっちゃ感激だよ!」
帰宅しようとしていた男子生徒は高校前のバス停でバスを待っていた。
「大変なの!ワタクシ、大嵐さんにトイレで襲撃をされたの…。うっうっう…。」
「襲撃だって!?大嵐って、あの、顔を隠した奴にか!」
男子生徒はバス停で驚きの声をあげた。
「そうなの…あぁ、痛い、痛いわ。うっうっ。」
演技派女優を夢見る砂城院は見事な嘘泣きを始めた。
「殴られて泣いているのか!?大嵐の奴、マジで許せねぇ…。」
「お願いよ。ワタクシの為に、逃げて行った大嵐さんを捕まえて欲しいの。
あの子なら、まだ校門を出ていないはずだわ。」
「わかった!必ず捕まえてみせるよ!
砂城院さんは保健室に行って手当てをしてもらいなよ。」
「ありがとう…。本当にありがとう。感謝しているわ。」
砂城院は着信を切った直後、ヘビのような長い舌をペロッと出して笑った。
「ワタクシ、人心掌握術に長けているわね。
これであの男子は、ワタクシの思い通りに動くはずだわ。
ああ、人を動かすってたまらないわね。
IQが高いだけではダメ。やはり女はこの美貌がものをいうのよ。
所詮、人間も動物。
美しい女に言い寄られれば年頃の男子は本能に従うものよ。」
「男子のマツダイラも加勢したわけだし、後はお仲間に任せて私は帰ろうかしら。
貴女のパンティ、お返しするわ。」
砂城院はおかっぱにショーツを手渡すと、手袋をその場でポイっと捨て女子トイレから出て行った。
砂城院にソラを捕まえるよう命じられた男子生徒は、校門へ向かって走った。
昇降口を出て、ちらほら下校をしている生徒達に混じり、必死で逃げるソラと、ソラを追う取り巻きの女子生徒らは校門へ向かっている。
「待ちなさーい!」
「止まれー!」
「卑怯者!」
「おっ?あれだな。大嵐がこっちへ向かって走ってきた!」
土砂降りの中、傘を持たない体格の良い男子生徒は校門前で両手を広げて仁王立ちしている。
「シュゴ、シュゴ。あの男子、あの男子も砂城院の味方なの?シュゴ、シュゴ。」
「大嵐!観念しろぉ!砂城院さんを殴って逃げるとは酷い奴だな!」
そのまま走って校門を突破しようか迷ったが、明らかに体格差がある為、危険を感じたソラは立ち止まった。
すぐ後ろを走っていた取り巻き達もソラに追いついて校門前にやってきていた。
「ハァ、ハァ…同じクラスのマツダイラ?ねぇ、マツダイラ!ソイツを捕まえて!」
カチューシャをした女子生徒が言った。
「そ、そうよ。捕まえて"男らしさ"をフゥ、フゥ、教えてあげなよ?
ウチらは見なかった事にしてあげる…。体育館裏近くの、旧校舎の音楽室…そこで、まだ未経験だろうから奪ってあげてよ。フゥ、フゥ…。」
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「なっ、なにを言ってんだ?俺は砂城院さんが暴力を振るわれてるって言うから犯人を捕まえにきただけだぞ。」
その言葉を聞いた男子生徒のマツダイラは雨で濡れたソラの身体を見た。
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