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まだ、恋人ではない僕たち
第311話:十時四十七分の確信的なキス
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「ん、んっ・・・!」
抱きしめられて、強引にキスをされる。性急な舌が唇を舐めて、頬まで唾液に濡れた。
「ちょ、ちょっと、待って」
「だって我慢できなくなっちゃった」
「はあっ?」
「五分だけ」
「・・・っ、お前」
その両腕が肩の上から背中に回り、きつく抱かれて、Yシャツ越しに体温と心拍まで感じた。ま、まずい、こんなことをされたら理性が飛ぶ。非常階段の、湿気混じりの雨っぽいにおい、耳鳴りのするような静寂と閉塞感の中、くぐもって響く二人の荒い息。オフィスより一段冷えた空気のせいで、互いの体温を感じてその熱を求めてしまう。
「クロ・・・お、おい」
呼びかけても、興奮した息遣いが首筋にかかるばかりで、黒犬を止められない。だめだもう、どうしちゃったんだ、急にやりたくなった?俺だってやりたいけど・・・。
「な、ちょっと・・・」
「・・・ううっ、なに?なんなの?」
「な、なにじゃない、まずいって」
「まずくないよ。お前が欲しい。・・・好きだよ、ねこ」
「・・・っ」
背中を強く撫でられ、壁に押し付けられて、僕はもう心臓がやばいし勃起は始まってるし頭にはもやがかかって、目は開いてるのに見えてないし、音も遠くなって、「好き、俺おまえがすき・・・」と、吐息混じりのその声もだんだん、ぼんやりしてくる。
・・・。
・・・好き、だって?
好きだから、こんなことしてるの?
そうなんだろうな。だって、好きだ好きだ言いながら、身体をまさぐってキスしてるんだから、それ以外ないんだろう。
・・・好かれてるってことなんだろう。
もうこのまま出しちゃいたいくらいだ。クロのにおいがするし、その髪が顔に触れるのが心地いいし、もう、何も言うことがない。
・・・言うことが、ない。
「・・・はあ、はあ、・・・ねこ、キスしよ、お前の口ん中気持ちいい・・・」
「・・・んんっ、ちょ、やめ、・・・なんで」
「なんでって、何が」
「・・・っ、何で、キス、俺と」
「はあ?お前のこと好きだからじゃん。何回言ったらいい?俺、何回でも言うよ」
黒井は「好き、好き、好きだって・・・」と本当に何度も耳元で囁いて、僕は全身が痺れた。もう、何もかも明け渡してしまいたい。身体だろうが何だろうが、この空気に溶けて消えてしまって、もうお前と混じりそう。
「・・・クロ、あの、・・・おれ」
「はやく、んんっ、ねえ口開けてよ。俺の、飲ましてあげる・・・」
「はあ、ちょっ、まって・・・」
「お前はしたくない?ねえ、俺が欲しくない・・・?」
「・・・」
僕はふいにぶるりと身震いをして、力の入らない腕でそれでも黒井を押しのけた。それはやめろやめろと拒みながらキスに応じる僕じゃなくて、はっきりとした拒否だった。
黒井はもちろん、まだ濡れた瞳で、呆然と僕を見ている。
僕は肩で息をしながら、頭のどこかで、理性が何かを弾き出した。それが言うには、この間の、電話だ。
新人の飲み会であれこれはしゃいでごめんと、報告と謝罪の電話。
もちろん僕は多少嫉妬したけれども、何を怒っているのか、そうじゃない違和感があった。
・・・。
・・・それは、俺たちがまだ、恋人じゃないからだ。
「な、・・・なんだよ、お前、・・・嫌だった?」
「・・・」
「俺のキス・・・いやだった?」
「・・・」
そうじゃない。キスが嫌なんじゃない。強引なのだって気持ちよすぎる。でもそうじゃない。
「・・・なんか、言ってよ。・・・なに?」
「・・・ってない」
「え?」
「・・・言ってない」
「え?・・・何を言ってない?」
「俺・・・言って、ないよ。お前に」
「うん?・・・だから何を?」
・・・好きだってこと。
・・・・・・・・・・・・・・・
お前はもう言いたい放題好きだ好きだと言ってくれるけど、僕は言ってない。
もちろんそれはただ僕が言ってないだけで、黒井が悪いんじゃない。
・・・悪くない。
・・・悪くない、けど。
いや、いったい、どうなんだろう。僕が多くを望みすぎなのか?好きな人に告白されたらそれで完全に満足すべきじゃないか?それ以外にまだ欲しいのか?
・・・で、も。
なぜだろう、片想いの時の、あの暗闇のトイレでキスされた時と、状況は変わってない気がした。
あの時は、お前が俺を好きなのかどうなのか、キスなんかするなら好きってことだけど、でもそうじゃないのかって、それで心が揺れた。
今は、ちゃんと恋愛の意味で好きだと言われ、ちゃんとキスされている・・・けど。
・・・お前は、俺から、好きだって言われなくても、構わない?
告白の返事はいらないの?一方通行の「好きだ」で、特に支障はない?
確かに僕は「付き合って」と言われて「おねがいします」と返事をしたし、デートらしきものも重ねているし、だったらもちろん好きなんだろうって、そう思うのは当然だ。
・・・お前は、僕みたいに、相手が自分のことを好きなのかどうなのかって、がんじがらめに悩んだりは、しないんだろうね。
一言一句その意味を検討して、これは好意なのかそうじゃないのかって、一喜一憂したりしないんだろうね。
好きだ、なんて言葉は、いらないかな。
お前はその対象が何であれ、自分の「好き」には忠実だけど、・・・僕が誰のことを好きなのか、もしかしたら、興味すらない、かな。
・・・いいんだ。そんなことはいいんだ。僕はマネージャーだって荷物持ちだっていいし、お前が好きな時にキスしてくれていいし、それでいい、はず、なんだけど・・・。
「・・・ねこ」
「・・・」
「ど、したんだよ」
「・・・ごめん」
唇を結んだまま、必死に涙をこらえた。
はは、まったくどうしたらいいか分からない。もう、僕の気持ちなんかどうでもいいんじゃないか?どうして二人の交際に水を差すようなことをしてるんだ。僕が誰を好きで、それを言ったか言わないかなんて、そんなの誰に関係ある話なんだ?
「なあ、言ってないって何?・・・まさかなんか、あったの?」
「・・・別に、ちょっと、・・・お前に言ってないことが、あるってだけ」
「え、何だよそれ」
「あの、別に、・・・身体がどうとか、体調が悪いとかじゃない。そういう心配かけるような変な話じゃない」
「じゃあ何だよ、言えって」
「・・・だから」
「・・・」
僕は黒井から顔を背け、体も背けて、壁に手をついた。硬いコンクリートは冷たくて、少しくらい叩いてもまったく動じなくて、心強くすらあった。
・・・あの三月のことを、あの約束のことをこんなところで今言い出すのが正解なのか、よく分からない。でもここまで言ってあとは黙っているわけにもいかないし、話すしかない。
黒井の方は見ないまま、独り言のようなつぶやき。
「あのねクロ、俺は、実はお前に言ってないことがあって・・・ずっと、ずっと、前から、ずっと言ってないことがあって。・・・一回言おうとしたんだけど、言えな、かった・・・その時はもう、本当に言うところだったけど・・・」
「・・・」
「言って、ないんだ。お前は、受け止められないって」
「・・・」
「だから言ってない。・・・それだけ」
拗ねたように、あるいは突き放すように小さくつぶやいた。
後ろで、「・・・やまねこ」と、乾いた声が答えた。
壁に触れていた右手をふいに引かれ、ぐいと振り向かされて、軽く左手をつかまれたかと思ったら、何だか乾いた音とともに、それは僕の顔の斜め上に押しつけられていた。腕時計の文字盤のガラスが、割れたような感じがした。
有無を言わさぬ、ナイフを差し込むようなキスがあって、黒井はまるで僕の身体に潜ってくるみたいだった。少し頭が冷えて、それから反射的に発作みたいなものがわいて、僕はその身体を突き飛ばして殴りかかって、階段から突き落としてやろうとしたけど、その衝動は上から絶対の意志で確信的に強く抑えつけられた。それを突きつけるように左手がもう一度壁に当たり、ぱらぱらとガラスが足元と、Yシャツの袖の中に落ちた。
ゆっくり、震えながら、生々しい音とともに唇が離れていく。
あの時分からなかったことが、今、少し分かった。
「・・・でき、た」
うつむいたその顔は髪に隠れてよく見えない。本当にゆっくりと、壁の手も離れて拘束が解かれた。
黒井はよろけるように階段を下りていって、見えなくなったが、転んで踊り場につっこんで「うははは!!」と笑い声が響き、床だか壁だかを叩いていた。この声はどこかで聞いたことがある。あれはそう、<本番>の建物で縛られたまま水をかけられて、クロが死んだかと思って必死だった時だ。僕はその狂ったような声を覚えていた。
頬の唾液を拭おうとして腕時計が目に入り、それは十時四十七分で止まっていた。
本当に止まるんだなあと少し感心し、僕はそれを外してポケットにしまうと、階段の上からおそるおそる踊り場をのぞいた。壁にもたれてだらしなく座り、ぐったりと放心している黒犬がふらふらとこちらに手を振って「おれ、・・・もういい」と泣いたように笑った。
そして「・・・ねこ、さんきゅ」と、今度はまっすぐにこちらを見た。
僕はその視線を受け取ると、ただ黙ってうなずいて、その場を辞した。
抱きしめられて、強引にキスをされる。性急な舌が唇を舐めて、頬まで唾液に濡れた。
「ちょ、ちょっと、待って」
「だって我慢できなくなっちゃった」
「はあっ?」
「五分だけ」
「・・・っ、お前」
その両腕が肩の上から背中に回り、きつく抱かれて、Yシャツ越しに体温と心拍まで感じた。ま、まずい、こんなことをされたら理性が飛ぶ。非常階段の、湿気混じりの雨っぽいにおい、耳鳴りのするような静寂と閉塞感の中、くぐもって響く二人の荒い息。オフィスより一段冷えた空気のせいで、互いの体温を感じてその熱を求めてしまう。
「クロ・・・お、おい」
呼びかけても、興奮した息遣いが首筋にかかるばかりで、黒犬を止められない。だめだもう、どうしちゃったんだ、急にやりたくなった?俺だってやりたいけど・・・。
「な、ちょっと・・・」
「・・・ううっ、なに?なんなの?」
「な、なにじゃない、まずいって」
「まずくないよ。お前が欲しい。・・・好きだよ、ねこ」
「・・・っ」
背中を強く撫でられ、壁に押し付けられて、僕はもう心臓がやばいし勃起は始まってるし頭にはもやがかかって、目は開いてるのに見えてないし、音も遠くなって、「好き、俺おまえがすき・・・」と、吐息混じりのその声もだんだん、ぼんやりしてくる。
・・・。
・・・好き、だって?
好きだから、こんなことしてるの?
そうなんだろうな。だって、好きだ好きだ言いながら、身体をまさぐってキスしてるんだから、それ以外ないんだろう。
・・・好かれてるってことなんだろう。
もうこのまま出しちゃいたいくらいだ。クロのにおいがするし、その髪が顔に触れるのが心地いいし、もう、何も言うことがない。
・・・言うことが、ない。
「・・・はあ、はあ、・・・ねこ、キスしよ、お前の口ん中気持ちいい・・・」
「・・・んんっ、ちょ、やめ、・・・なんで」
「なんでって、何が」
「・・・っ、何で、キス、俺と」
「はあ?お前のこと好きだからじゃん。何回言ったらいい?俺、何回でも言うよ」
黒井は「好き、好き、好きだって・・・」と本当に何度も耳元で囁いて、僕は全身が痺れた。もう、何もかも明け渡してしまいたい。身体だろうが何だろうが、この空気に溶けて消えてしまって、もうお前と混じりそう。
「・・・クロ、あの、・・・おれ」
「はやく、んんっ、ねえ口開けてよ。俺の、飲ましてあげる・・・」
「はあ、ちょっ、まって・・・」
「お前はしたくない?ねえ、俺が欲しくない・・・?」
「・・・」
僕はふいにぶるりと身震いをして、力の入らない腕でそれでも黒井を押しのけた。それはやめろやめろと拒みながらキスに応じる僕じゃなくて、はっきりとした拒否だった。
黒井はもちろん、まだ濡れた瞳で、呆然と僕を見ている。
僕は肩で息をしながら、頭のどこかで、理性が何かを弾き出した。それが言うには、この間の、電話だ。
新人の飲み会であれこれはしゃいでごめんと、報告と謝罪の電話。
もちろん僕は多少嫉妬したけれども、何を怒っているのか、そうじゃない違和感があった。
・・・。
・・・それは、俺たちがまだ、恋人じゃないからだ。
「な、・・・なんだよ、お前、・・・嫌だった?」
「・・・」
「俺のキス・・・いやだった?」
「・・・」
そうじゃない。キスが嫌なんじゃない。強引なのだって気持ちよすぎる。でもそうじゃない。
「・・・なんか、言ってよ。・・・なに?」
「・・・ってない」
「え?」
「・・・言ってない」
「え?・・・何を言ってない?」
「俺・・・言って、ないよ。お前に」
「うん?・・・だから何を?」
・・・好きだってこと。
・・・・・・・・・・・・・・・
お前はもう言いたい放題好きだ好きだと言ってくれるけど、僕は言ってない。
もちろんそれはただ僕が言ってないだけで、黒井が悪いんじゃない。
・・・悪くない。
・・・悪くない、けど。
いや、いったい、どうなんだろう。僕が多くを望みすぎなのか?好きな人に告白されたらそれで完全に満足すべきじゃないか?それ以外にまだ欲しいのか?
・・・で、も。
なぜだろう、片想いの時の、あの暗闇のトイレでキスされた時と、状況は変わってない気がした。
あの時は、お前が俺を好きなのかどうなのか、キスなんかするなら好きってことだけど、でもそうじゃないのかって、それで心が揺れた。
今は、ちゃんと恋愛の意味で好きだと言われ、ちゃんとキスされている・・・けど。
・・・お前は、俺から、好きだって言われなくても、構わない?
告白の返事はいらないの?一方通行の「好きだ」で、特に支障はない?
確かに僕は「付き合って」と言われて「おねがいします」と返事をしたし、デートらしきものも重ねているし、だったらもちろん好きなんだろうって、そう思うのは当然だ。
・・・お前は、僕みたいに、相手が自分のことを好きなのかどうなのかって、がんじがらめに悩んだりは、しないんだろうね。
一言一句その意味を検討して、これは好意なのかそうじゃないのかって、一喜一憂したりしないんだろうね。
好きだ、なんて言葉は、いらないかな。
お前はその対象が何であれ、自分の「好き」には忠実だけど、・・・僕が誰のことを好きなのか、もしかしたら、興味すらない、かな。
・・・いいんだ。そんなことはいいんだ。僕はマネージャーだって荷物持ちだっていいし、お前が好きな時にキスしてくれていいし、それでいい、はず、なんだけど・・・。
「・・・ねこ」
「・・・」
「ど、したんだよ」
「・・・ごめん」
唇を結んだまま、必死に涙をこらえた。
はは、まったくどうしたらいいか分からない。もう、僕の気持ちなんかどうでもいいんじゃないか?どうして二人の交際に水を差すようなことをしてるんだ。僕が誰を好きで、それを言ったか言わないかなんて、そんなの誰に関係ある話なんだ?
「なあ、言ってないって何?・・・まさかなんか、あったの?」
「・・・別に、ちょっと、・・・お前に言ってないことが、あるってだけ」
「え、何だよそれ」
「あの、別に、・・・身体がどうとか、体調が悪いとかじゃない。そういう心配かけるような変な話じゃない」
「じゃあ何だよ、言えって」
「・・・だから」
「・・・」
僕は黒井から顔を背け、体も背けて、壁に手をついた。硬いコンクリートは冷たくて、少しくらい叩いてもまったく動じなくて、心強くすらあった。
・・・あの三月のことを、あの約束のことをこんなところで今言い出すのが正解なのか、よく分からない。でもここまで言ってあとは黙っているわけにもいかないし、話すしかない。
黒井の方は見ないまま、独り言のようなつぶやき。
「あのねクロ、俺は、実はお前に言ってないことがあって・・・ずっと、ずっと、前から、ずっと言ってないことがあって。・・・一回言おうとしたんだけど、言えな、かった・・・その時はもう、本当に言うところだったけど・・・」
「・・・」
「言って、ないんだ。お前は、受け止められないって」
「・・・」
「だから言ってない。・・・それだけ」
拗ねたように、あるいは突き放すように小さくつぶやいた。
後ろで、「・・・やまねこ」と、乾いた声が答えた。
壁に触れていた右手をふいに引かれ、ぐいと振り向かされて、軽く左手をつかまれたかと思ったら、何だか乾いた音とともに、それは僕の顔の斜め上に押しつけられていた。腕時計の文字盤のガラスが、割れたような感じがした。
有無を言わさぬ、ナイフを差し込むようなキスがあって、黒井はまるで僕の身体に潜ってくるみたいだった。少し頭が冷えて、それから反射的に発作みたいなものがわいて、僕はその身体を突き飛ばして殴りかかって、階段から突き落としてやろうとしたけど、その衝動は上から絶対の意志で確信的に強く抑えつけられた。それを突きつけるように左手がもう一度壁に当たり、ぱらぱらとガラスが足元と、Yシャツの袖の中に落ちた。
ゆっくり、震えながら、生々しい音とともに唇が離れていく。
あの時分からなかったことが、今、少し分かった。
「・・・でき、た」
うつむいたその顔は髪に隠れてよく見えない。本当にゆっくりと、壁の手も離れて拘束が解かれた。
黒井はよろけるように階段を下りていって、見えなくなったが、転んで踊り場につっこんで「うははは!!」と笑い声が響き、床だか壁だかを叩いていた。この声はどこかで聞いたことがある。あれはそう、<本番>の建物で縛られたまま水をかけられて、クロが死んだかと思って必死だった時だ。僕はその狂ったような声を覚えていた。
頬の唾液を拭おうとして腕時計が目に入り、それは十時四十七分で止まっていた。
本当に止まるんだなあと少し感心し、僕はそれを外してポケットにしまうと、階段の上からおそるおそる踊り場をのぞいた。壁にもたれてだらしなく座り、ぐったりと放心している黒犬がふらふらとこちらに手を振って「おれ、・・・もういい」と泣いたように笑った。
そして「・・・ねこ、さんきゅ」と、今度はまっすぐにこちらを見た。
僕はその視線を受け取ると、ただ黙ってうなずいて、その場を辞した。
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