12 / 45
第12話 ライバルはS級パーティ
しおりを挟む
「チルとサクヤって、あのヤマツミ伯爵の娘の二人か?」
「他にいないだろ」
周りの冒険者達は困惑した表情で顔を見合わせる。
「そうだけど、何かおかしいかい?」
「王国主催の大会だぞ。冷やかしならやめとけ」
「あんな万年C級の落ちこぼれ冒険者なんか出場させたらワークスには人がいないのかと王国中の笑い物になるぞ」
冒険者達の中には露骨に不快感をあらわにする者もいる。
しかしそこまで言う事もないだろう。
確かに彼女達はまだ未熟だが、俺の見立てでは決して筋は悪くない。
ちゃんとした訓練をすれば直ぐに一皮剥けそうなんだよな。
冒険者ギルド内が険悪な空気に包まれる。
その時、入り口の扉が開いてチルとサクヤの二人が現れた。
「あれ? クサナギさんどうしてこんな所に?」
「えっと……何ですかこの空気は?」
二人はギルド内の異様な空気に困惑する。
原因が自分達にあるとは夢にも思っていない。
マドウカはそんな二人にゆっくりと歩み寄り声を掛ける。
「君達、この人とバトルトーナメントに出場するって本当かニャ?」
「え? クサナギさん、お父様から聞いたんですね。引き受けてくれるんですか?」
俺は首を縦に振って答える。
「ああ、そのつもりだ」
「やった、これで優勝を狙える!」
チルとサクヤは俺の言葉に目を輝かせてガッツポーズをし、全身で喜びを表現する。
マドウカはそんな二人と俺を見比べながら言った。
「んー、このクサナギって人には物凄い魔力を感じるからきっといい線行くと思うミャ。でもあんた達二人は全然未熟ミャ。今のままじゃ足を引っ張るだけミャ」
「うぐっ……そりゃマドウカさんに比べたらまだまだだって自覚はしてるけど……」
「クサナギさん、大会までに私達を鍛えて下さい! 全力で頑張りますから!」
サクヤは俺の手をぎゅっと握りしめて懇願する。
彼女達の強くなりたいという気持ちは本物だ。
ならば俺はそれに応えるだけだ。
「ああ、元よりそのつもりだ。お前達この後時間あるか?」
「はい、今ひとつクエストを終わらせてきたところなので、報告が終わった後なら大丈夫です」
「分かった。じゃあ早く報告してきて。何をするかはその間に決めておく」
「はい、クサナギさん」
チルとサクヤがギルドの奥へ行ったのを見て、俺はクエストの依頼書が貼られている掲示板の前に移動した。
短期間で強くなるにはやはり実戦が一番だ。
俺は魔獣の討伐クエストを順番に眺める。
相手が弱すぎては特訓にならないが、強すぎても俺がサポートしきれないので駄目だ。
しかしざっと眺めた限りではあまり強い魔獣の討伐クエストはなさそうだっだ。
「仕方がない、ここは妥協するか……」
俺は呟きながら一枚の依頼書を掲示板から剥がした。
「ま、最初はこのくらいでいいか……」
それはとあるダンジョンの中を徘徊し続けているという古代の魔導士が生んだゴーレムの討伐クエストだ。
「おい、お前正気か?」
「そいつはレイドクエストといって、数十人単位の冒険者を集めて挑むやつだぞ」
俺が選んだ依頼書の内容を見た他の冒険者達が一様に驚きの声を上げる。
たかだかゴーレム一匹を退治するのに大袈裟だな。
俺が勇者パーティにいた頃はもっと手強い魔獣を何匹も倒してきたんだ。
こいつ程度なら俺がサポートしてやればチルとサクヤの二人でも十分倒せるだろうという確信がある。
一向に忠告を聞こうとしない俺に対して冒険者達が必死の形相で説得を続ける。
「悪い事は言わないからよく聞け、このクエストは元々は国が勇者パーティに与えられた任務だったそうだ。しかし勇者の手にも負えなかったものだから冒険者ギルドに回ってきたという訳さ」
「え? あいつらゴーレム討伐の任務に失敗したの?」
勇者パーティといえばヤマト達だ。
さすがにあいつらの名前が出てくれば俺も耳を傾けざるを得ない。
「ああ、ゴーレムの頑丈な身体の前に、かすり傷を負わせるのがやっとだったそうだ」
何やってんだあいつら。
かつての仲間ながら情けないな。
でもゴーレムなんて動きも遅いし身体が固いだけの魔獣じゃないか。
ガードレスの魔法を掛ければ豆腐のように脆くなる。
俺には何の脅威も感じられない魔獣だ。
「忠告はしたからな! もう勝手にしろ」
結局最後には冒険者達の方が説得を諦めた。
「え、ゴーレムの討伐をするんですか!?」
「これはレイドクエストといって数十人単位で挑むクエストですよ」
クエストの報告を終えて戻ってきたチルとサクヤも他の冒険者達と同じ反応をするが、「俺のサポート付きでもいいからゴーレムくらい倒せないと優勝なんてとても無理だから大会参加は諦めた方がいい」と煽ってみたらしぶしぶ首を縦に振った。
ゴーレムがいるというダンジョンは馬車で半日はかかる距離にある。
行きと帰りとダンジョン探索で二泊三日の予定だ。
伯爵にそのスケジュールと馬車の手配の相談をしたところ、快く承諾してくれた。
年頃の女の子二人とのお泊り旅を簡単に許してくれるとは伯爵も余程俺の事を信頼してくれているのか、根が冒険者脳というべきなのかは判断に迷うところだな。
何はともあれ親の許可を得た以上後ろめたい事は何もない。
俺は一旦火焔山に戻ってアンドーゼからゴーレム討伐に必要となる薬を受け取る。
疲労回復に効果があるスタミナポーション、魔力を回復するマジックポーション、そして怪我をした時の為の傷薬の三種類だ。
傷薬と言ってもその効力は店売りのそれとは一線を画しており、もし町の道具屋に卸したとしたらエリクサーという名前で店頭に並べられるだろう。
バトルトーナメントに出場できるパーティは四人までなのでもう一人分空きがある。
ついでにトモエ達にも参加してみないかと誘ってみたが、山賊が王国主催の大会に出場できるはずがないと断られてしまった。
ごもっともな話だ。
翌朝、俺はワークスの町でチルとサクヤと合流し、馬車に乗ってゴーレムのいるダンジョンへと向かった。
「他にいないだろ」
周りの冒険者達は困惑した表情で顔を見合わせる。
「そうだけど、何かおかしいかい?」
「王国主催の大会だぞ。冷やかしならやめとけ」
「あんな万年C級の落ちこぼれ冒険者なんか出場させたらワークスには人がいないのかと王国中の笑い物になるぞ」
冒険者達の中には露骨に不快感をあらわにする者もいる。
しかしそこまで言う事もないだろう。
確かに彼女達はまだ未熟だが、俺の見立てでは決して筋は悪くない。
ちゃんとした訓練をすれば直ぐに一皮剥けそうなんだよな。
冒険者ギルド内が険悪な空気に包まれる。
その時、入り口の扉が開いてチルとサクヤの二人が現れた。
「あれ? クサナギさんどうしてこんな所に?」
「えっと……何ですかこの空気は?」
二人はギルド内の異様な空気に困惑する。
原因が自分達にあるとは夢にも思っていない。
マドウカはそんな二人にゆっくりと歩み寄り声を掛ける。
「君達、この人とバトルトーナメントに出場するって本当かニャ?」
「え? クサナギさん、お父様から聞いたんですね。引き受けてくれるんですか?」
俺は首を縦に振って答える。
「ああ、そのつもりだ」
「やった、これで優勝を狙える!」
チルとサクヤは俺の言葉に目を輝かせてガッツポーズをし、全身で喜びを表現する。
マドウカはそんな二人と俺を見比べながら言った。
「んー、このクサナギって人には物凄い魔力を感じるからきっといい線行くと思うミャ。でもあんた達二人は全然未熟ミャ。今のままじゃ足を引っ張るだけミャ」
「うぐっ……そりゃマドウカさんに比べたらまだまだだって自覚はしてるけど……」
「クサナギさん、大会までに私達を鍛えて下さい! 全力で頑張りますから!」
サクヤは俺の手をぎゅっと握りしめて懇願する。
彼女達の強くなりたいという気持ちは本物だ。
ならば俺はそれに応えるだけだ。
「ああ、元よりそのつもりだ。お前達この後時間あるか?」
「はい、今ひとつクエストを終わらせてきたところなので、報告が終わった後なら大丈夫です」
「分かった。じゃあ早く報告してきて。何をするかはその間に決めておく」
「はい、クサナギさん」
チルとサクヤがギルドの奥へ行ったのを見て、俺はクエストの依頼書が貼られている掲示板の前に移動した。
短期間で強くなるにはやはり実戦が一番だ。
俺は魔獣の討伐クエストを順番に眺める。
相手が弱すぎては特訓にならないが、強すぎても俺がサポートしきれないので駄目だ。
しかしざっと眺めた限りではあまり強い魔獣の討伐クエストはなさそうだっだ。
「仕方がない、ここは妥協するか……」
俺は呟きながら一枚の依頼書を掲示板から剥がした。
「ま、最初はこのくらいでいいか……」
それはとあるダンジョンの中を徘徊し続けているという古代の魔導士が生んだゴーレムの討伐クエストだ。
「おい、お前正気か?」
「そいつはレイドクエストといって、数十人単位の冒険者を集めて挑むやつだぞ」
俺が選んだ依頼書の内容を見た他の冒険者達が一様に驚きの声を上げる。
たかだかゴーレム一匹を退治するのに大袈裟だな。
俺が勇者パーティにいた頃はもっと手強い魔獣を何匹も倒してきたんだ。
こいつ程度なら俺がサポートしてやればチルとサクヤの二人でも十分倒せるだろうという確信がある。
一向に忠告を聞こうとしない俺に対して冒険者達が必死の形相で説得を続ける。
「悪い事は言わないからよく聞け、このクエストは元々は国が勇者パーティに与えられた任務だったそうだ。しかし勇者の手にも負えなかったものだから冒険者ギルドに回ってきたという訳さ」
「え? あいつらゴーレム討伐の任務に失敗したの?」
勇者パーティといえばヤマト達だ。
さすがにあいつらの名前が出てくれば俺も耳を傾けざるを得ない。
「ああ、ゴーレムの頑丈な身体の前に、かすり傷を負わせるのがやっとだったそうだ」
何やってんだあいつら。
かつての仲間ながら情けないな。
でもゴーレムなんて動きも遅いし身体が固いだけの魔獣じゃないか。
ガードレスの魔法を掛ければ豆腐のように脆くなる。
俺には何の脅威も感じられない魔獣だ。
「忠告はしたからな! もう勝手にしろ」
結局最後には冒険者達の方が説得を諦めた。
「え、ゴーレムの討伐をするんですか!?」
「これはレイドクエストといって数十人単位で挑むクエストですよ」
クエストの報告を終えて戻ってきたチルとサクヤも他の冒険者達と同じ反応をするが、「俺のサポート付きでもいいからゴーレムくらい倒せないと優勝なんてとても無理だから大会参加は諦めた方がいい」と煽ってみたらしぶしぶ首を縦に振った。
ゴーレムがいるというダンジョンは馬車で半日はかかる距離にある。
行きと帰りとダンジョン探索で二泊三日の予定だ。
伯爵にそのスケジュールと馬車の手配の相談をしたところ、快く承諾してくれた。
年頃の女の子二人とのお泊り旅を簡単に許してくれるとは伯爵も余程俺の事を信頼してくれているのか、根が冒険者脳というべきなのかは判断に迷うところだな。
何はともあれ親の許可を得た以上後ろめたい事は何もない。
俺は一旦火焔山に戻ってアンドーゼからゴーレム討伐に必要となる薬を受け取る。
疲労回復に効果があるスタミナポーション、魔力を回復するマジックポーション、そして怪我をした時の為の傷薬の三種類だ。
傷薬と言ってもその効力は店売りのそれとは一線を画しており、もし町の道具屋に卸したとしたらエリクサーという名前で店頭に並べられるだろう。
バトルトーナメントに出場できるパーティは四人までなのでもう一人分空きがある。
ついでにトモエ達にも参加してみないかと誘ってみたが、山賊が王国主催の大会に出場できるはずがないと断られてしまった。
ごもっともな話だ。
翌朝、俺はワークスの町でチルとサクヤと合流し、馬車に乗ってゴーレムのいるダンジョンへと向かった。
10
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説
お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。
勇者としての役割、与えられた力。
クラスメイトに協力的なお姫様。
しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。
突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。
そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。
なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ!
──王城ごと。
王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された!
そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。
何故元の世界に帰ってきてしまったのか?
そして何故か使えない魔法。
どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。
それを他所に内心あわてている生徒が一人。
それこそが磯貝章だった。
「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」
目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。
幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。
もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。
そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。
当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。
日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。
「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」
──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。
序章まで一挙公開。
翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。
序章 異世界転移【9/2〜】
一章 異世界クラセリア【9/3〜】
二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】
三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】
四章 新生活は異世界で【9/10〜】
五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】
六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】
七章 探索! 並行世界【9/19〜】
95部で第一部完とさせて貰ってます。
※9/24日まで毎日投稿されます。
※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。
おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。
勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。
ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
かつてダンジョン配信者として成功することを夢見たダンジョン配信者マネージャー、S級ダンジョンで休暇中に人気配信者に凸られた結果バズる
竜頭蛇
ファンタジー
伊藤淳は都内の某所にあるダンジョン配信者事務所のマネージャーをしており、かつて人気配信者を目指していた時の憧憬を抱えつつも、忙しない日々を送っていた。
ある時、ワーカーホリックになりかねていた淳を心配した社長から休暇を取らせられることになり、特に休日に何もすることがなく、暇になった淳は半年先にあるS級ダンジョン『破滅の扉』の配信プロジェクトの下見をすることで時間を潰すことにする.
モンスターの攻撃を利用していたウォータースライダーを息抜きで満喫していると、日本発のS級ダンジョン配信という箔に目が眩んだ事務所のNO.1配信者最上ヒカリとそのマネージャーの大口大火と鉢合わせする.
その配信で姿を晒すことになった淳は、さまざまな実力者から一目を置かれる様になり、世界に名を轟かす配信者となる.
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
未来人が未開惑星に行ったら無敵だった件
藤岡 フジオ
ファンタジー
四十一世紀の地球。殆どの地球人が遺伝子操作で超人的な能力を有する。
日本地区で科学者として生きるヒジリ(19)は転送装置の事故でアンドロイドのウメボシと共にとある未開惑星に飛ばされてしまった。
そこはファンタジー世界そのままの星で、魔法が存在していた。
魔法の存在を感知できず見ることも出来ないヒジリではあったが、パワードスーツやアンドロイドの力のお陰で圧倒的な力を惑星の住人に見せつける!
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる