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第11話 血は争えない
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チルとサクヤの母親であるナヅチさんの病を治してから、俺は度々ワークス領主ヤマツミ伯爵の家に招かれておもてなしを受けていた。
薬を作ったのはアンドーゼなので俺に礼を言う必要はないと説明をしたのだが、薬の素となったファイアリーフは絶滅危惧種だったそうで、俺がハーブ園を整備しなければあのまま絶滅していた恐れもあったそうだ。
ナヅチさんのその後の経過も良好で、今日は自ら俺にハーブティーを点ててくれた。
俺は香りを楽しみながらティーカップに口をつける。
火焔山の山賊のねぐらの中では決して味わう事ができない優雅なひと時だ。
しかし俺は元勇者パーティの魔法使いで伯爵は元冒険者だ。
俺達二人の話題は魔獣討伐やダンジョンの攻略などの冒険話が大半で優雅とは程遠い。
「そういえばチルさんとサクヤさんも冒険者なんですよね。最近見ませんけど冒険者ギルドのクエスト中ですか?」
「ああ、いつも朝早くからこの町の冒険者ギルドの支部に行ってクエストをチェックするのが日課になっている。交易都市であるこの町は何かと仕事が多いからな」
「成程、血は争えませんね。火焔山で野良竜を相手に戦っているところを見ましたが、度胸はあるし筋も悪くなかったですよ。いずれは伯爵のように素晴らしい功績を残せる冒険者になるんじゃないでしょうか」
これはお世辞ではなく俺の本心だが、伯爵は複雑な表情で答える。
「俺としては妻のようにもっとおしとやかな娘に育って欲しかったのだが、どうやら性格は俺に似てしまったらしい。外見は妻の若い頃にそっくりなのだが……」
外見がこの父親似だったら大問題だ。
俺はコメントは控えて笑って流した。
「そういえばクサナギ殿、こんなものが届いておったぞ」
ヤマツミ伯爵が思い出したように一通の手紙を持ってきた。
「俺にですか?」
俺は伯爵から手紙を受け取り内容を拝読する。
「ヤマト達からじゃないか。ふむふむ……バトルトーナメントに出場するから王都に戻ってこいだって? 今更何虫のいい事を言ってるんだ」
次期勇者を餞別する為の大会か。
つまりこの大会で優勝できなければ最近任務に失敗続きだったというあいつらは勇者の称号を剥奪される訳だ。
当然俺はあいつらに協力するつもりは毛頭ない。
俺が冷めた目で書状を破り捨てると、伯爵はほっとしたように微笑んで言う。
「実は、チルとサクヤがクサナギ殿と一緒にこの大会に出てみたいと言い出してな。君にこんな事を頼むのもなんだが、二人と一緒に出場してみてくれはしないだろうか。俺が十歳若ければ一緒に出てやれたのだが……」
「俺がですか? うーん……」
バトルトーナメントはチームバトルだ。
一つのチームは四人まで参加する事ができる。
次期勇者を選定する為の大会ともなれば、王国中から腕に自信がある猛者達が集結するだろう。
二人にはまだ経験不足による未熟さはあるが、磨けばきっと光るだろう。
それに俺は今の自分が一線級の相手にどこまで戦えるのかを試してみたくなった。
「そうですね、確かに面白そうです」
「おお、引き受けてくれるか。それでは娘達を宜しく頼む」
「はい、俺に任せて下さい」
父親に娘を任せるなんて言われると違った意味で受け取ってしまいそうだが、多分考えすぎだろうな。
「出るからには優勝を目指しますよ。しばらく二人をみっちりと鍛えようと思います」
「ああ、娘達は君の好きなようにしてくれて構わない」
だから言い方がさあ……。
本人には自覚はなさそうだが伯爵は天然系だな。
俺はしばし伯爵と閑談した後、チルとサクヤに合流する為に冒険者ギルドワークス支部へと向かった。
入り口の扉を潜ると中は冒険者達でごった返していた。
皆バトルトーナメントの話題で持ちきりだ。
チルとサクヤの姿は見えない。
恐らく何らかのクエスト中だろう。
「聞いたか、バトルトーナメントの噂を。俺達も出てみようぜ」
「やめとけ、俺達の実力じゃ予選落ちが関の山だ」
「そういえば辺境の格闘王カグツチが参加するって噂だぞ」
「何だって!? 素手でグリフォンを絞め殺したっていうあのカグツチが? くそっ、あんな化け物が出るんじゃ俺達にチャンスなんてないじゃないか」
「にゃはは、みんな何を情けない事を言ってるミャ。英雄ヤマツミを輩出したワークス冒険者ギルドの名が泣くミャ」
「あ、あんたは……」
入り口の扉を開けて入ってきたひとりの猫獣人の少女に皆の視線が集まる。
その全身からは周囲を威圧するような凄まじい魔力が溢れているのを感じる。
彼女も魔法使い……いや、腰に差した剣を見ると魔法戦士か。
「マドウカさん、いつ戻ってきてたんですか?」
「ついさっきミャ。さすがに今回のハイデーモン討伐のクエストは苦労したミャ。そのバトルトーナメント、私達も参加する事に決めたミャ」
「おお、あんた達が出場するなら優勝は間違いなしだ!」
「こりゃ俺達は完全に出る幕がないな」
彼女のバトルトーナメント出場宣言を聞いてギルド内の冒険者達は盛り上がっている。
しかし同じく優勝を目指す俺達から見れば手強い敵以外の何物でもないな。
「すみません、彼女は何者ですか?」
俺は近くにいる冒険者に彼女の事を聞いてみた。
「マドウカさんを知らないのかい? あんた余所者だね」
「はい、冒険者ギルドには今日初めて来たもので」
「マドウカさんはこのワークスで最強の冒険者パーティ、エキゾチックスのリーダーさ。冒険者は皆その功績によってランク付けされるんだが、エキゾチックスはその最高峰に位置するS級に認定されているパーティさ」
「なるほど、ありがとうございました」
俺はその冒険者にお礼を言うとマドウカと呼ばれた猫獣人に視線を戻す。
あの魔力の量、並の魔法戦士じゃないな。
それに猫獣人はしなやかな肢体から繰り出されるトリッキーな動きを武器としている。
彼を知り己を知れば百戦殆からずという諺もある。
俺はマドウカのスペックを見定めようとその全身を舐め回すように見つめる。
これは手強い魔獣を討伐する時にいつも行っていた癖だ。
どうやら俺は無意識の内に彼女に対して魔獣と同等の脅威を感じていたようだ。
じー。
「あっ……」
マドウカと視線が合ってしまった。
どうやら俺の視線に気付かれてしまったようだ。
マドウカはいぶかしげに俺の方へ近付いてくる。
いけない、女性の身体をじっと見つめるのは失礼だったかな。
しかしマドウカは俺の目の前まで歩み寄るとニカっと笑みを浮かべて言った。
「へえ、面白そうな人が紛れ込んでいるミャ。見ない顔だけど君もバトルトーナメントに出るのかニャ?」
「え? ああ、そのつもりだけど」
「やっぱりそうなんだミャ。それでチームメイトは? このワークスで優勝を狙える冒険者といえば、アクスマスターのサヌキーノかミャ? それとも弓使いヨイチ?」
誰だそいついらは。
冒険者にとっては有名な人達なのかもしれないが生憎俺は冒険者ではないからさっぱり分からない。
「いえ、チルとサクヤの二人です」
「え……?」
俺が答えた瞬間、それを聞いていた冒険者達が一様に呆気にとられたような顔をした。
薬を作ったのはアンドーゼなので俺に礼を言う必要はないと説明をしたのだが、薬の素となったファイアリーフは絶滅危惧種だったそうで、俺がハーブ園を整備しなければあのまま絶滅していた恐れもあったそうだ。
ナヅチさんのその後の経過も良好で、今日は自ら俺にハーブティーを点ててくれた。
俺は香りを楽しみながらティーカップに口をつける。
火焔山の山賊のねぐらの中では決して味わう事ができない優雅なひと時だ。
しかし俺は元勇者パーティの魔法使いで伯爵は元冒険者だ。
俺達二人の話題は魔獣討伐やダンジョンの攻略などの冒険話が大半で優雅とは程遠い。
「そういえばチルさんとサクヤさんも冒険者なんですよね。最近見ませんけど冒険者ギルドのクエスト中ですか?」
「ああ、いつも朝早くからこの町の冒険者ギルドの支部に行ってクエストをチェックするのが日課になっている。交易都市であるこの町は何かと仕事が多いからな」
「成程、血は争えませんね。火焔山で野良竜を相手に戦っているところを見ましたが、度胸はあるし筋も悪くなかったですよ。いずれは伯爵のように素晴らしい功績を残せる冒険者になるんじゃないでしょうか」
これはお世辞ではなく俺の本心だが、伯爵は複雑な表情で答える。
「俺としては妻のようにもっとおしとやかな娘に育って欲しかったのだが、どうやら性格は俺に似てしまったらしい。外見は妻の若い頃にそっくりなのだが……」
外見がこの父親似だったら大問題だ。
俺はコメントは控えて笑って流した。
「そういえばクサナギ殿、こんなものが届いておったぞ」
ヤマツミ伯爵が思い出したように一通の手紙を持ってきた。
「俺にですか?」
俺は伯爵から手紙を受け取り内容を拝読する。
「ヤマト達からじゃないか。ふむふむ……バトルトーナメントに出場するから王都に戻ってこいだって? 今更何虫のいい事を言ってるんだ」
次期勇者を餞別する為の大会か。
つまりこの大会で優勝できなければ最近任務に失敗続きだったというあいつらは勇者の称号を剥奪される訳だ。
当然俺はあいつらに協力するつもりは毛頭ない。
俺が冷めた目で書状を破り捨てると、伯爵はほっとしたように微笑んで言う。
「実は、チルとサクヤがクサナギ殿と一緒にこの大会に出てみたいと言い出してな。君にこんな事を頼むのもなんだが、二人と一緒に出場してみてくれはしないだろうか。俺が十歳若ければ一緒に出てやれたのだが……」
「俺がですか? うーん……」
バトルトーナメントはチームバトルだ。
一つのチームは四人まで参加する事ができる。
次期勇者を選定する為の大会ともなれば、王国中から腕に自信がある猛者達が集結するだろう。
二人にはまだ経験不足による未熟さはあるが、磨けばきっと光るだろう。
それに俺は今の自分が一線級の相手にどこまで戦えるのかを試してみたくなった。
「そうですね、確かに面白そうです」
「おお、引き受けてくれるか。それでは娘達を宜しく頼む」
「はい、俺に任せて下さい」
父親に娘を任せるなんて言われると違った意味で受け取ってしまいそうだが、多分考えすぎだろうな。
「出るからには優勝を目指しますよ。しばらく二人をみっちりと鍛えようと思います」
「ああ、娘達は君の好きなようにしてくれて構わない」
だから言い方がさあ……。
本人には自覚はなさそうだが伯爵は天然系だな。
俺はしばし伯爵と閑談した後、チルとサクヤに合流する為に冒険者ギルドワークス支部へと向かった。
入り口の扉を潜ると中は冒険者達でごった返していた。
皆バトルトーナメントの話題で持ちきりだ。
チルとサクヤの姿は見えない。
恐らく何らかのクエスト中だろう。
「聞いたか、バトルトーナメントの噂を。俺達も出てみようぜ」
「やめとけ、俺達の実力じゃ予選落ちが関の山だ」
「そういえば辺境の格闘王カグツチが参加するって噂だぞ」
「何だって!? 素手でグリフォンを絞め殺したっていうあのカグツチが? くそっ、あんな化け物が出るんじゃ俺達にチャンスなんてないじゃないか」
「にゃはは、みんな何を情けない事を言ってるミャ。英雄ヤマツミを輩出したワークス冒険者ギルドの名が泣くミャ」
「あ、あんたは……」
入り口の扉を開けて入ってきたひとりの猫獣人の少女に皆の視線が集まる。
その全身からは周囲を威圧するような凄まじい魔力が溢れているのを感じる。
彼女も魔法使い……いや、腰に差した剣を見ると魔法戦士か。
「マドウカさん、いつ戻ってきてたんですか?」
「ついさっきミャ。さすがに今回のハイデーモン討伐のクエストは苦労したミャ。そのバトルトーナメント、私達も参加する事に決めたミャ」
「おお、あんた達が出場するなら優勝は間違いなしだ!」
「こりゃ俺達は完全に出る幕がないな」
彼女のバトルトーナメント出場宣言を聞いてギルド内の冒険者達は盛り上がっている。
しかし同じく優勝を目指す俺達から見れば手強い敵以外の何物でもないな。
「すみません、彼女は何者ですか?」
俺は近くにいる冒険者に彼女の事を聞いてみた。
「マドウカさんを知らないのかい? あんた余所者だね」
「はい、冒険者ギルドには今日初めて来たもので」
「マドウカさんはこのワークスで最強の冒険者パーティ、エキゾチックスのリーダーさ。冒険者は皆その功績によってランク付けされるんだが、エキゾチックスはその最高峰に位置するS級に認定されているパーティさ」
「なるほど、ありがとうございました」
俺はその冒険者にお礼を言うとマドウカと呼ばれた猫獣人に視線を戻す。
あの魔力の量、並の魔法戦士じゃないな。
それに猫獣人はしなやかな肢体から繰り出されるトリッキーな動きを武器としている。
彼を知り己を知れば百戦殆からずという諺もある。
俺はマドウカのスペックを見定めようとその全身を舐め回すように見つめる。
これは手強い魔獣を討伐する時にいつも行っていた癖だ。
どうやら俺は無意識の内に彼女に対して魔獣と同等の脅威を感じていたようだ。
じー。
「あっ……」
マドウカと視線が合ってしまった。
どうやら俺の視線に気付かれてしまったようだ。
マドウカはいぶかしげに俺の方へ近付いてくる。
いけない、女性の身体をじっと見つめるのは失礼だったかな。
しかしマドウカは俺の目の前まで歩み寄るとニカっと笑みを浮かべて言った。
「へえ、面白そうな人が紛れ込んでいるミャ。見ない顔だけど君もバトルトーナメントに出るのかニャ?」
「え? ああ、そのつもりだけど」
「やっぱりそうなんだミャ。それでチームメイトは? このワークスで優勝を狙える冒険者といえば、アクスマスターのサヌキーノかミャ? それとも弓使いヨイチ?」
誰だそいついらは。
冒険者にとっては有名な人達なのかもしれないが生憎俺は冒険者ではないからさっぱり分からない。
「いえ、チルとサクヤの二人です」
「え……?」
俺が答えた瞬間、それを聞いていた冒険者達が一様に呆気にとられたような顔をした。
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