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第43話 光と闇
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俺とユフィーアはアレス殿下をつれて洞窟の奥へ進む。
ヘステリア達がアイスドラゴンの下へ向かったのはつい先程だ。
既に戦闘が始まっているのならば激しい戦闘音が聞こえてくるはずだが、辺りは不気味なほど静寂に包まれていた。
既に戦闘が終わっていると考えるには早すぎる。
まだ戦闘が始まっていないと考えるには時間が経ちすぎている。
「まさか、また……!」
アレス殿下は血相を変えて走り出す。
「また?」
俺とユフィーアはアレス殿下の後を追う。
やがて視界が開け、大空洞が目の前に現れた。
「ヘステリア……」
呆然と立ち尽くすアレスの視線の先には、ドロドロに溶けたアイスドラゴンの死体と、ヘステリアの足下に力なく横たわっている二人の男性の姿があった。
彼女の仲間である魔法使いヘルメスとテーセウスに間違いないだろう。
ヘステリアは俺達に気付くと、足下の二人に一瞥もせずにアレス殿下に話しかける。
「遅いですよアレス。早くこのアイスドラゴンの首を持って帰りましょう。今回の報酬額は今までとは桁が違いますよ……うふふ」
おおよそ元聖女とは程遠い言動に俺とユフィーアも驚きを隠せない。
しかし今は固まっている場合ではない。
「ユフィーア、まずあの二人を」
「は、はい」
俺は魔法の袋からエリクサーを取り出し、倒れている二人の口の中に無理やり流し込む。
それと同時にユフィーアも回復魔法を詠唱する。
生死の確認など後回しだ。
「う……」
「君達は……」
幸い二人はまだ生きていた。
エリクサーと回復魔法の相乗効果で、すぐに立ち上がれるまでに回復した。
一方のヘステリアはふっと意識を失い、倒れこむところをアレス殿下が受け止める。
彼女もかなり疲弊しているようだ。
「話は後だ、まずはここから出よう」
彼らにはここで何が起きたのかじっくりと問い詰めたいところだが、そろそろ俺の身体も寒さで悴んできた。
まずは洞窟の外へ戻るよう提案をする。
アレス殿下は気を失っているヘステリアを抱き上げ、来た道を戻る。
アイスドラゴンについてはユフィーアに首を斬り落とさせ、その首を担がせて持って帰る事にした。
帰り道でも氷属性の魔獣達が襲いかかってきたが、ヘルメスとテーセウスの二人が見事な連携で苦もなく駆逐する。
日頃からユフィーアの戦いぶりを見ていると感覚が麻痺してくるが、彼らもレベル90台のS級の冒険者達だ。
俺が彼らの心配する必要はどこにもないな。
氷の洞窟から外に出ると、ヘルメスが雪魔法で大きなかまくらを作り、その中央でユフィーアが炎魔法で焚き火を作り暖を取る。
簡易的なベースキャンプの出来上がりだ。
ヘステリアが眠っているのは都合がいい。
彼女の耳に入れたくない事もあるだろう。
俺は彼女が目を覚ます前に、ヘルメスとテーセウスにあの場所で何がったのかを問い質す事にした。
二人が確認するようにアレス殿下にアイコンタクトを送ると、アレス殿下はこくりと頷く。
口を開いたのはヘルメスだ。
「ヘステリアさんはアイスドラゴンを倒す為に禁呪を使ったのです。敵味方の区別なく、周囲にいるありとあらゆる生物の命を溶かすという恐ろしい呪いを……」
なるほど、やはりヘステリアは聖女の力と呪いの力を使いこなす事ができるのか。
それならば闇落ちした一瞬で恐ろしい事が起きるのも頷ける。
光と闇が合わさって最強に見えるなどと冗談を言っている場合ではないな。
しかしどうしても分からない事がある。
「禁呪? 元聖女がどうしてそんなものを?」
「彼女は魔族の呪術から王国民を守る為、聖女となった日から呪術についての勉強もしていました。自分でそれを使うつもりは決してなかったはずです」
彼女が民衆の為にしてきた事が裏目に出たという事か。
メーカーも残酷なバグを残してくれたものだ。
ゲーム中は彼女の暴走を面白がっているプレイヤーがたくさんいたが、現実に目の当たりにするととても笑えない。
「しかし実際に使用した。そうしなければアイスドラゴンを倒せなかったとか?」
「いえ、彼女は破邪の力を持っています。その影響下であれば魔獣どもは本来の半分程の力しか出せなくなり、例えアイスドラゴンといえども私とテーセウスの二人で十分倒せました」
「それではどうして彼女は禁呪を使用したんだ?」
「……」
ヘルメスは口を噤んだ。
言いたくない程の理由なんだろうか。
「彼女は……」
ヘルメスに代わってテーセウスが口を開く。
「テーセウス、お前!」
「いいんだヘルメス、今の彼女の事は隠していてもいずれ万人に知られる事になる」
「……」
テーセウスは悲痛な表情で語った。
「俺とヘルメスがアイスドラゴンと戦っている時ヘステリアはこう言った。こんなトカゲ一匹倒すのに時間かけすぎ。もう面倒ですのでちゃっちゃと終わらせますよ、と」
「ちゃっちゃとって……」
つまり、ヘステリアは早く終わらせたいというただそれだけの理由で、ヘルメスとテーセウスが巻き込まれる事を承知の上で禁呪を使ったのである。
「まさに悪魔の所業ですね。やはり追放されるべくして追放されたといったところでしょうか」
ユフィーアが率直な意見を述べると、三人が反発をする。
「違う、本来の彼女は心優しい女性なんだ。これにはきっと理由があるはずだ」
「いくら勇者様とはいえ、彼女の事を悪くいうのは許さんぞ」
「そうだ、彼女がおかしくなったのは全てあの女……デメテルのせいだ!」
「まあまあ」
俺は三人を制してユフィーアにも一言付け加える。
「ユフィーア、さっき俺が言った通り、彼女が豹変するのは呪術のせいだ。俺はその呪いを解く方法を知っている。アレス殿下、ヘルメス、テーセウス。それにはあなた達の協力が必要だ」
ヘステリア達がアイスドラゴンの下へ向かったのはつい先程だ。
既に戦闘が始まっているのならば激しい戦闘音が聞こえてくるはずだが、辺りは不気味なほど静寂に包まれていた。
既に戦闘が終わっていると考えるには早すぎる。
まだ戦闘が始まっていないと考えるには時間が経ちすぎている。
「まさか、また……!」
アレス殿下は血相を変えて走り出す。
「また?」
俺とユフィーアはアレス殿下の後を追う。
やがて視界が開け、大空洞が目の前に現れた。
「ヘステリア……」
呆然と立ち尽くすアレスの視線の先には、ドロドロに溶けたアイスドラゴンの死体と、ヘステリアの足下に力なく横たわっている二人の男性の姿があった。
彼女の仲間である魔法使いヘルメスとテーセウスに間違いないだろう。
ヘステリアは俺達に気付くと、足下の二人に一瞥もせずにアレス殿下に話しかける。
「遅いですよアレス。早くこのアイスドラゴンの首を持って帰りましょう。今回の報酬額は今までとは桁が違いますよ……うふふ」
おおよそ元聖女とは程遠い言動に俺とユフィーアも驚きを隠せない。
しかし今は固まっている場合ではない。
「ユフィーア、まずあの二人を」
「は、はい」
俺は魔法の袋からエリクサーを取り出し、倒れている二人の口の中に無理やり流し込む。
それと同時にユフィーアも回復魔法を詠唱する。
生死の確認など後回しだ。
「う……」
「君達は……」
幸い二人はまだ生きていた。
エリクサーと回復魔法の相乗効果で、すぐに立ち上がれるまでに回復した。
一方のヘステリアはふっと意識を失い、倒れこむところをアレス殿下が受け止める。
彼女もかなり疲弊しているようだ。
「話は後だ、まずはここから出よう」
彼らにはここで何が起きたのかじっくりと問い詰めたいところだが、そろそろ俺の身体も寒さで悴んできた。
まずは洞窟の外へ戻るよう提案をする。
アレス殿下は気を失っているヘステリアを抱き上げ、来た道を戻る。
アイスドラゴンについてはユフィーアに首を斬り落とさせ、その首を担がせて持って帰る事にした。
帰り道でも氷属性の魔獣達が襲いかかってきたが、ヘルメスとテーセウスの二人が見事な連携で苦もなく駆逐する。
日頃からユフィーアの戦いぶりを見ていると感覚が麻痺してくるが、彼らもレベル90台のS級の冒険者達だ。
俺が彼らの心配する必要はどこにもないな。
氷の洞窟から外に出ると、ヘルメスが雪魔法で大きなかまくらを作り、その中央でユフィーアが炎魔法で焚き火を作り暖を取る。
簡易的なベースキャンプの出来上がりだ。
ヘステリアが眠っているのは都合がいい。
彼女の耳に入れたくない事もあるだろう。
俺は彼女が目を覚ます前に、ヘルメスとテーセウスにあの場所で何がったのかを問い質す事にした。
二人が確認するようにアレス殿下にアイコンタクトを送ると、アレス殿下はこくりと頷く。
口を開いたのはヘルメスだ。
「ヘステリアさんはアイスドラゴンを倒す為に禁呪を使ったのです。敵味方の区別なく、周囲にいるありとあらゆる生物の命を溶かすという恐ろしい呪いを……」
なるほど、やはりヘステリアは聖女の力と呪いの力を使いこなす事ができるのか。
それならば闇落ちした一瞬で恐ろしい事が起きるのも頷ける。
光と闇が合わさって最強に見えるなどと冗談を言っている場合ではないな。
しかしどうしても分からない事がある。
「禁呪? 元聖女がどうしてそんなものを?」
「彼女は魔族の呪術から王国民を守る為、聖女となった日から呪術についての勉強もしていました。自分でそれを使うつもりは決してなかったはずです」
彼女が民衆の為にしてきた事が裏目に出たという事か。
メーカーも残酷なバグを残してくれたものだ。
ゲーム中は彼女の暴走を面白がっているプレイヤーがたくさんいたが、現実に目の当たりにするととても笑えない。
「しかし実際に使用した。そうしなければアイスドラゴンを倒せなかったとか?」
「いえ、彼女は破邪の力を持っています。その影響下であれば魔獣どもは本来の半分程の力しか出せなくなり、例えアイスドラゴンといえども私とテーセウスの二人で十分倒せました」
「それではどうして彼女は禁呪を使用したんだ?」
「……」
ヘルメスは口を噤んだ。
言いたくない程の理由なんだろうか。
「彼女は……」
ヘルメスに代わってテーセウスが口を開く。
「テーセウス、お前!」
「いいんだヘルメス、今の彼女の事は隠していてもいずれ万人に知られる事になる」
「……」
テーセウスは悲痛な表情で語った。
「俺とヘルメスがアイスドラゴンと戦っている時ヘステリアはこう言った。こんなトカゲ一匹倒すのに時間かけすぎ。もう面倒ですのでちゃっちゃと終わらせますよ、と」
「ちゃっちゃとって……」
つまり、ヘステリアは早く終わらせたいというただそれだけの理由で、ヘルメスとテーセウスが巻き込まれる事を承知の上で禁呪を使ったのである。
「まさに悪魔の所業ですね。やはり追放されるべくして追放されたといったところでしょうか」
ユフィーアが率直な意見を述べると、三人が反発をする。
「違う、本来の彼女は心優しい女性なんだ。これにはきっと理由があるはずだ」
「いくら勇者様とはいえ、彼女の事を悪くいうのは許さんぞ」
「そうだ、彼女がおかしくなったのは全てあの女……デメテルのせいだ!」
「まあまあ」
俺は三人を制してユフィーアにも一言付け加える。
「ユフィーア、さっき俺が言った通り、彼女が豹変するのは呪術のせいだ。俺はその呪いを解く方法を知っている。アレス殿下、ヘルメス、テーセウス。それにはあなた達の協力が必要だ」
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