糸目令嬢はなんにも見たくない

ーー妹ばかり見る両親も兄も見たくない

侯爵令嬢のアプルは本心を隠しいつも目を細め、笑顔を貼り付けているため、学園では糸目令嬢と呼ばれていた。見なければ嫌な気分にもならない。
 
 学園の卒業式。妹が第二王子の愛する人に危害を加えたという罪で断罪されようという時、お互い合意の婚約解消にと持っていった。が、家族には責められ、家から絶縁される。
 幸い王立図書館の司書の仕事に就くことができたアプルは、市井で美味しいものを食べることを楽しみに暮らしはじめたのである。

 ある日、結婚したい男ナンバーワンの騎士オーリー・クレメンタインと知り合う。


 いろいろ諦め、見ないふりで過ごしてきた糸目令嬢が、自分の将来を見つめ幸せになる物語。


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 作品中に人を貶めるような言葉が出てきます。

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