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第二部
2ー60 ガラスのアクセサリー
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まおダラ the 2nd
第60話 ガラスのアクセサリー
レジスタリアの街は比較的静かだった。
先の戦争があったから、遠方の村に避難してもらっている。
でも、残り続けた住民も少なくなかった。
ーーガチャリ。
素材屋さんのドアを開けた。
ここはグレン兄さんのお店だ。
所狭しと商品が並ぶ店内から、愛想の良い少女が出迎えてくれた。
「いらっしゃいませ。本日は何をお求めで?」
「えっと、グレン兄さんは居ますか? 製作を頼んでたんですけど」
「まぁ! となると、あなたがシルヴィア様ですね? お待ちしてました、どうぞこちらへ!」
受付の人が私の背後にスルリと回り込み、背中を押してきた。
そのままカウンターの中を通り、さらに奥の部屋へと促された。
そこは見たところ作業部屋らしく、森の家の工房を思い出させる。
中に入るなり、懐かしくて柔らかい声がかけられた。
「やぁシルヴィア。いらっしゃい」
「兄さん、こんにちわ。もう出来てるの?」
「うん。さっき仕上がったんだけど」
言葉を濁しながら、兄さんが部屋の隅を見た。
そこには体を丸めて蠢く何者かがいる。
「お父様。お父様。お父様。ふへへ、お父様ァ……」
「ミレイア、それはシルヴィアのものだよ。そろそろ返してね」
「えっ、ミレイアちゃんだったの?」
真っ黒い布で全身を包んでたから、誰かまではわからなかった。
布の隙間から見える口許が一層不気味だよ。
「もういいでしょ。没収ー」
「あぁん。お兄様!」
「はいシルヴィア。頼まれたブレスレットだよ」
兄さんに作って貰ったのは、銀製のブレスレットにガラス玉を嵌め込んだものだ。
使われたのはもちろん、あの時の玉。
お父さんも喜んでいるのか、艶やかに陽の光を反射している。
そんな風に眺めていると、ミレイアちゃんがユラリと立ち上がった。
そして両手をさ迷わせつつ、死霊のようにこっちに向かってくる。
あなたの正気はどこにいったの?!
「オトゥサマ……オトゥサマァ……ァ」
「はいはい、ミレイアはこっちね」
「ああお父様すいません寂しかったですよねもう決して離しませんから!」
「あーびっくりした。ミレイアちゃんは大丈夫なの?」
「驚かせてごめんね。日々少しずつ回復してきてるから、いずれ戻ると思うよ」
半狂乱と言っていい様子で、差し出されたナイフに頬擦りしてるよ。
回復してきてこの状態なんだ。
私たちが戦争をしている間も、ここもある意味戦地だったんだろうなぁ。
やっぱり兄さんは頼りになるね。
「ところで、さっき渡したナイフはなぁに?」
「あれはね、アルフさんの剣を加工してもらったものだよ。いつぞやの折れたロングソードがあったじゃない」
ミレイアちゃんにナイフ。
それはちょっと危険な組み合わせでは?
責めるつもりはないけど、さすがに迂闊だと思う。
実際不安が的中したように、彼女の薄笑いは凶悪さを帯びている。
刀身を煌めかせ、手のひらで愛おしそうになぞりながら、クスクスと笑うのだ。
「お父様。もうすぐ不届き者共の血肉を、たぁんと吸わせてあげますからね」
「だめだよ、ミレイア」
「だめだからね、ミレイアちゃん」
昔の悪癖が再発してるみたいだ。
当時の私は知らなかったけど、子供の頃はかなり過激な発言をしてた……らしい。
この症状も早く治まるといいね。
何せ学校の先生なんだから。
それからの工房は賑やかなものだった。
アシュリー姉さんが現れてひと騒ぎ。
依頼主という貴族の女性がやって来てふた騒ぎ。
そこに受付の女の人が混ざるから、狭い室内は大混雑。
「グレンきゅん、この毛皮を買い取ってくださいー。それからお姉さんの持て余し気味な体も!」
「グレン様、依頼の品の進捗はいかがですの? そうですか、まだですのね。ではお側でゆっくりさせていただきますわ」
「店長。三番目の女もお忘れなく! もっと色々と頑張りますから、そりゃもう色々と!」
そんな喧騒の中でも作業が乱れない兄さんは、本当に凄いと思う。
相づちを返すだけで女性人の猛攻を凌いでるもの。
いずれこの中の人と結ばれたりするのかな、なんて想像を膨らませてみたり。
外野から見る分には楽しかったよ、ごめんね兄さん。
それからは森の家に帰宅して、数日泊まることにした。
大草原と森林に囲まれる日々。
何もない静かな所だけど、ケビンは気に入ってくれたらしい。
チョウチョを追いかけ、ミミズを引っこ抜き、バッタを器用に捕まえたりと大忙しだ。
「ママ、バッタさん!」
「ほんとだぁ。上手に捕まえたね」
「テレジアお姉ちゃん。バッタさん!」
「いやぁ、捕まえるの上手いッスねぇ。将来は猟師さんかな?」
私のことはママ、テレジアはお姉ちゃんと呼ぶ。
私の方がだいぶ年下なのにね、呼び方のせいで老けたような気分になるよ。
こちとら10代なんだけどね。
外でたっぷり遊んだら、次はお風呂。
ケビンは相変わらず泳ぐことを止めないし、お風呂上がりも中々拭かせてくれない。
でも人の事は言えないんだよね。
私も昔はそうだったと、苦笑するしかなかった。
「うんうん、サッパリと綺麗になったわね。それじゃあお祖母ちゃんとご飯にしましょう」
「バァバ、おなかすいたー」
「いっぱい食べてね。そうしたら大きくなるわ」
リタお祖母ちゃんに連れられていく。
見た目年齢20代の、自称お祖母ちゃん。
まぁお父さんがジィジと呼ばれてたし、リタ姉さんの態度も分からなくはない。
「お嬢様がママ、アタシやらアシュリーさんたちがお姉ちゃん、リタさんがお祖母ちゃん。傍目からしたら異様に映るッスよ」
「確かにねぇ。知らない人が見たら混乱するよね」
食事風景も風変わりなもの。
ケビンはリタ姉さんの膝の上で、エレナ姉さんの的確なスプーン捌きで食事を摂り、食後はアシュリー姉さんの羽で戯れる。
盛大で贅沢な、無駄のない流れ作業。
おかげで私はゆっくり食べられるけど、ケビンに変な癖がつかないか心配だ。
晩ご飯のあとはもう寝るだけ。
私とケビンは小さめの部屋で、二人だけで寝ることになっている。
遊び疲れた我が子は早くも熟睡。
枕元に幼い寝顔が飾られる。
「おやすみ、ケビン。また明日ね」
灯りを落として就寝。
久々にゆっくり寝られた気がする。
そんな中明けた翌朝。
アシュリー姉さんが怪訝な顔で聞いてきた。
「シルヴィ。昨日の晩ですけど、その、誰か寝室に招きました?」
「知らないよ。ケビンと二人だけだったもの」
「ですよねぇ。見間違いでしょうか」
「……詳しく聞いていい?」
「いえね、昨晩部屋の前通りがかったとき、ドアが半開きだったんですね。閉めようとしてドアに手をかけたところ、中がチラリと見えたんです。そしたらどうでしょう。枕元に男の人っぽい影が見えたんですよ。蝋燭の灯りに合わせてユラユラと」
うーん、記憶にない。
さすがに寝てても、そこまで接近されたら私でも気づくしなぁ。
実害はないけどちょっと不気味だ。
「ありがとう。今後気を付けるから、何かわかったら教えてね」
「ええもちろん。天才美女アシュリーちゃんが、大事になる前にシレッと解決しちゃいますから!」
結論から言うと、解決はしなかった。
出たり出なかったり、出てもすぐに消えちゃったりと、まともに調査が出来ないせいだ。
私はいつしか気にしなくなったけど、この一件は幽霊騒動として、今後たびたび付いて回るようになる。
第60話 ガラスのアクセサリー
レジスタリアの街は比較的静かだった。
先の戦争があったから、遠方の村に避難してもらっている。
でも、残り続けた住民も少なくなかった。
ーーガチャリ。
素材屋さんのドアを開けた。
ここはグレン兄さんのお店だ。
所狭しと商品が並ぶ店内から、愛想の良い少女が出迎えてくれた。
「いらっしゃいませ。本日は何をお求めで?」
「えっと、グレン兄さんは居ますか? 製作を頼んでたんですけど」
「まぁ! となると、あなたがシルヴィア様ですね? お待ちしてました、どうぞこちらへ!」
受付の人が私の背後にスルリと回り込み、背中を押してきた。
そのままカウンターの中を通り、さらに奥の部屋へと促された。
そこは見たところ作業部屋らしく、森の家の工房を思い出させる。
中に入るなり、懐かしくて柔らかい声がかけられた。
「やぁシルヴィア。いらっしゃい」
「兄さん、こんにちわ。もう出来てるの?」
「うん。さっき仕上がったんだけど」
言葉を濁しながら、兄さんが部屋の隅を見た。
そこには体を丸めて蠢く何者かがいる。
「お父様。お父様。お父様。ふへへ、お父様ァ……」
「ミレイア、それはシルヴィアのものだよ。そろそろ返してね」
「えっ、ミレイアちゃんだったの?」
真っ黒い布で全身を包んでたから、誰かまではわからなかった。
布の隙間から見える口許が一層不気味だよ。
「もういいでしょ。没収ー」
「あぁん。お兄様!」
「はいシルヴィア。頼まれたブレスレットだよ」
兄さんに作って貰ったのは、銀製のブレスレットにガラス玉を嵌め込んだものだ。
使われたのはもちろん、あの時の玉。
お父さんも喜んでいるのか、艶やかに陽の光を反射している。
そんな風に眺めていると、ミレイアちゃんがユラリと立ち上がった。
そして両手をさ迷わせつつ、死霊のようにこっちに向かってくる。
あなたの正気はどこにいったの?!
「オトゥサマ……オトゥサマァ……ァ」
「はいはい、ミレイアはこっちね」
「ああお父様すいません寂しかったですよねもう決して離しませんから!」
「あーびっくりした。ミレイアちゃんは大丈夫なの?」
「驚かせてごめんね。日々少しずつ回復してきてるから、いずれ戻ると思うよ」
半狂乱と言っていい様子で、差し出されたナイフに頬擦りしてるよ。
回復してきてこの状態なんだ。
私たちが戦争をしている間も、ここもある意味戦地だったんだろうなぁ。
やっぱり兄さんは頼りになるね。
「ところで、さっき渡したナイフはなぁに?」
「あれはね、アルフさんの剣を加工してもらったものだよ。いつぞやの折れたロングソードがあったじゃない」
ミレイアちゃんにナイフ。
それはちょっと危険な組み合わせでは?
責めるつもりはないけど、さすがに迂闊だと思う。
実際不安が的中したように、彼女の薄笑いは凶悪さを帯びている。
刀身を煌めかせ、手のひらで愛おしそうになぞりながら、クスクスと笑うのだ。
「お父様。もうすぐ不届き者共の血肉を、たぁんと吸わせてあげますからね」
「だめだよ、ミレイア」
「だめだからね、ミレイアちゃん」
昔の悪癖が再発してるみたいだ。
当時の私は知らなかったけど、子供の頃はかなり過激な発言をしてた……らしい。
この症状も早く治まるといいね。
何せ学校の先生なんだから。
それからの工房は賑やかなものだった。
アシュリー姉さんが現れてひと騒ぎ。
依頼主という貴族の女性がやって来てふた騒ぎ。
そこに受付の女の人が混ざるから、狭い室内は大混雑。
「グレンきゅん、この毛皮を買い取ってくださいー。それからお姉さんの持て余し気味な体も!」
「グレン様、依頼の品の進捗はいかがですの? そうですか、まだですのね。ではお側でゆっくりさせていただきますわ」
「店長。三番目の女もお忘れなく! もっと色々と頑張りますから、そりゃもう色々と!」
そんな喧騒の中でも作業が乱れない兄さんは、本当に凄いと思う。
相づちを返すだけで女性人の猛攻を凌いでるもの。
いずれこの中の人と結ばれたりするのかな、なんて想像を膨らませてみたり。
外野から見る分には楽しかったよ、ごめんね兄さん。
それからは森の家に帰宅して、数日泊まることにした。
大草原と森林に囲まれる日々。
何もない静かな所だけど、ケビンは気に入ってくれたらしい。
チョウチョを追いかけ、ミミズを引っこ抜き、バッタを器用に捕まえたりと大忙しだ。
「ママ、バッタさん!」
「ほんとだぁ。上手に捕まえたね」
「テレジアお姉ちゃん。バッタさん!」
「いやぁ、捕まえるの上手いッスねぇ。将来は猟師さんかな?」
私のことはママ、テレジアはお姉ちゃんと呼ぶ。
私の方がだいぶ年下なのにね、呼び方のせいで老けたような気分になるよ。
こちとら10代なんだけどね。
外でたっぷり遊んだら、次はお風呂。
ケビンは相変わらず泳ぐことを止めないし、お風呂上がりも中々拭かせてくれない。
でも人の事は言えないんだよね。
私も昔はそうだったと、苦笑するしかなかった。
「うんうん、サッパリと綺麗になったわね。それじゃあお祖母ちゃんとご飯にしましょう」
「バァバ、おなかすいたー」
「いっぱい食べてね。そうしたら大きくなるわ」
リタお祖母ちゃんに連れられていく。
見た目年齢20代の、自称お祖母ちゃん。
まぁお父さんがジィジと呼ばれてたし、リタ姉さんの態度も分からなくはない。
「お嬢様がママ、アタシやらアシュリーさんたちがお姉ちゃん、リタさんがお祖母ちゃん。傍目からしたら異様に映るッスよ」
「確かにねぇ。知らない人が見たら混乱するよね」
食事風景も風変わりなもの。
ケビンはリタ姉さんの膝の上で、エレナ姉さんの的確なスプーン捌きで食事を摂り、食後はアシュリー姉さんの羽で戯れる。
盛大で贅沢な、無駄のない流れ作業。
おかげで私はゆっくり食べられるけど、ケビンに変な癖がつかないか心配だ。
晩ご飯のあとはもう寝るだけ。
私とケビンは小さめの部屋で、二人だけで寝ることになっている。
遊び疲れた我が子は早くも熟睡。
枕元に幼い寝顔が飾られる。
「おやすみ、ケビン。また明日ね」
灯りを落として就寝。
久々にゆっくり寝られた気がする。
そんな中明けた翌朝。
アシュリー姉さんが怪訝な顔で聞いてきた。
「シルヴィ。昨日の晩ですけど、その、誰か寝室に招きました?」
「知らないよ。ケビンと二人だけだったもの」
「ですよねぇ。見間違いでしょうか」
「……詳しく聞いていい?」
「いえね、昨晩部屋の前通りがかったとき、ドアが半開きだったんですね。閉めようとしてドアに手をかけたところ、中がチラリと見えたんです。そしたらどうでしょう。枕元に男の人っぽい影が見えたんですよ。蝋燭の灯りに合わせてユラユラと」
うーん、記憶にない。
さすがに寝てても、そこまで接近されたら私でも気づくしなぁ。
実害はないけどちょっと不気味だ。
「ありがとう。今後気を付けるから、何かわかったら教えてね」
「ええもちろん。天才美女アシュリーちゃんが、大事になる前にシレッと解決しちゃいますから!」
結論から言うと、解決はしなかった。
出たり出なかったり、出てもすぐに消えちゃったりと、まともに調査が出来ないせいだ。
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