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第二部
2ー45 おいもさん
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まおダラ the 2nd
第45話 おいもさん
ーーシャクリ、シャクリ。
大陸東部。
そこに事件のヒントがあるらしく、私たちはグランニアに向かった。
まだ捜査してない国なので丁度良いと思う。
ーーシャクッ シャク!
一口で大陸の東、と言っても凄く広い。
大きな街を探るだけでも大仕事なのに、小さな集落や村、さらには洞窟やら森の中まで考えたら調査に何年かかるかわからない程だ。
ーーゴリゴリッ ゴリ!
「テレジア、とりあえず王様に会ってみようよ。国内の事を一番知ってそうな人だし」
「グランニアのトップって、皇帝じゃないッスか。そんな雲の上の人に会えるなんて、お嬢様はすんげぇッス!」
「お父さんのおかげだってば。問題なく会ってくれると思うよ。ただ……」
「あぁ……。謁見中だけでも大人しくしてくれるといいんスけどねぇ」
憂いた四つの目がフランに集まった。
彼女は一抱えもある麻袋からジャガイモを取りだし、延々と口に運んでいる。
何か食べさせている間は静かだけど、口が暇になると今度は延々と毒づくようになる。
いっそ口を縫い付けてしまいたくなるほど厄介な同行者だ。
「どうかしましたか? 私の美に羨望の眼差しを向けても、自らの美醜は変わりませんよ」
うん、大体こんな感じ。
揺るぎない自己愛と、他者への蔑視が社交ダンスしてるようなコメント。
大事な場面でもこれをやられてしまったらと思うと気が気じゃない。
「フランさん、イモ詰めんだ口で美を語っても説得力ないッス。これからお偉方に会うから、余計なこと言わないでくださいッス」
「私はただ真理を語っているのみ。そこには余分な情報など介在しません」
「はいはい。真理でも尻でも何でもいいんで、とにかく静かにしててくださいッスよ」
テレジアの要望には何も答えず、彼女は再びジャガイモを頬張り始めた。
聞こえてはいただろうから、あとは良心に期待しよう。
それからこれはどうでも良いことだけど、ジャガイモを生で食べてる人は初めて見たよ。
そうしてやってきたグランニア。
宮殿に着くなり、各所の対応は早かった。
門兵さんはキビキビと動き、内政官さんみたいな人がすぐにやってきて、それから執務室へと案内された。
そこには書類の山の間からアルノーさんが顔をだし、蒼白な肌を見せつつ言った。
「おぉ、あの幼かった少女が……随分と凛々しくなったな!」
「お久しぶり、アルノーさん。元気だった?」
「元気……かどうかはわからんが、なんとか毎日生きておるぞ!」
軽い挨拶のつもりだったけど、思いの外重たい返事が返ってきた。
まさか生き死にに関わる言葉がとんでくるなんてね。
やっぱり皇帝なんて肩書きがあると忙しいのかな?
「後ろに控えてるのはプリニシアの俊英ことテレジア殿か。名君ユリウス殿ご自慢の!」
「お褒めに与り光栄にございます、皇帝陛下。父共々、今後もたゆまぬ努力と忠義により粉骨砕身致します」
「いやはやその若さで……女傑の鑑だな。シルヴィア殿も頼り甲斐がある事だろう?」
「え、ええ。そうねぇ」
彼女を良く知らない人は大抵こんな事を言う。
普段着の姿を知ってる自分からすると、つい答えに詰まっちゃうんだよね。
ーーお嬢様ぁ、今日は昼過ぎまで寝てたいッス。一緒にスヤスヤしましょ?
ーーお嬢様ぁ、お塩の箱ひっくり返しちゃったーてへへマジすんませんッスぅ。
こんな姿も見た上で、改めて評価を聞いてみたい。
そんな風に思う私はひねくれてるだろうか?
「さて、後ろに居るお嬢さんは初めて見るな。彼女もどこかの騎士なのかな? 或いは良家のご息女か」
「おっとウジ虫さん、私に詮索をするなど身の程を知りなさい。知ってどうするつもりです? 私の細やかな情報を得てどんな悪巧みを……」
「あのね、この子はフランって言ってね、ちょっと一緒に仕事してるだけなの!」
「シルヴィア様、私はまだ話の途中です。そこに割って入るとは無作法では?」
「いいから、おいも食べてなよ!」
余計な言葉が飛び出す前に、そのお口にジャガイモをイン。
彼女はそれで『まぁいいか』という表情になる。
「仕事か。聞くところによると、不法な人買いを追っているのだったかな?」
「前まではそうね。今はもっと幅広く悪いヤツを探してるの。何か知らない?」
「ふむ。こそ泥や乱暴者は多く居るが、組織としては……」
そこでアルノーさんは机上の書類を漁り始めた。
ーーゆらぁり。
高く積み上げられた書類の束が崩れそうになる。
でも崩れかけただけで、絶妙なバランスを保ったまま再び安定した。
中に糸でも通してるんだろうか?
「昨年の事だが、タク山で採れる水晶石が武装集団に奪われる事件があった。当時はいくつもの業者から陳情が届けられたが、それも最近は聞かなくなった」
「水晶石?」
「魔水晶に使われる原料だ。術士が魔力を込めると魔水晶になるのだ」
「それが奪われる事件が起きたのね。たくさん盗られたの?」
「いくつもの掘削業者から数度にわたって盗まれた。だが大量の水晶石など、転売するくらいしか換金法がない。なので各国の市場に目を光らせていたが……」
「動きがなかった?」
「ご名答。金の為でないのなら、水晶石そのものを欲したという事になる。だが盗賊風情がなぜ、とも思う」
水晶強盗。
これまでにない情報だけど、去年の出来事かぁ。
今から現地に向かっても空振りになりそうだ。
「シルヴィア殿。もし新情報を欲すなら、この魔道具を進呈するが?」
「それは小手だよね。魔道具なの?」
「術者はこの小手の所有者に短文を送る事ができるのだ。手首の部分に水晶板が埋め込まれていてな、そこに表示されるのだ」
それを受け取ってから実際に見てみると、言っていた通りの作りだった。
装着してみても違和感はなく、扱うことに問題は無さそうだ。
「レジスタリア、グランニア、プリニシアとであればそれで連絡がつく。もし有力な情報が出た場合には、シルヴィア殿にもお教えしよう」
「ありがとう。こっちから連絡はとれないの?」
「可能だ。微量の魔力を込めつつ水晶板に話しかけると、そのまま言葉が飛ぶ。一度送れば三か国全てに連絡がいくようになっている」
「便利だなぁ。じゃあ試しに何か送ってみようかな」
初めての魔道具にドキドキする。
どんな言葉がいいかなぁ。
はじめまして、こんにちは、ご機嫌いかが?
うーん、どうしよう。
「テスト送信であれば悩まずとも良かろう。受け取り手も慣れた者たちであるから、少しくらい失敗してもちゃんと理解してくれるハズだ」
「じゃあね……。初めまして、シルヴィアです」
「美味しいジャガイモ料理を教えてください」
「ちょっと、フラン?!」
突然フランか割り込んできた。
まるで私がお料理について質問したような流れになってしまった。
こういうケースってどんな判定になるんだろう?
答えは多少の沈黙ののち判明する。
『まずは腸詰め肉を焼き目がつくまで炒めます』
『のちに千切りにしたジャガイモも炒めます』
『塩で味付けしたら、バジルを振りかけて完成です』
凄く丁寧にありがとう、そしてごめんなさい。
向こうの人はなんて親切なんだろう。
或いは生真面目なのかもしれない。
こんなイタズラ扱いされかねない通信にも応じてくれたのだから。
というかこれ、レシピなんか聞くようなお手軽な代物じゃないよね。
「フラン……あなたねぇ」
「おや、何か気に障りましたか? テストでーす、なんて言うよりはずっと有意義では?」
「あなたにとってはね! 今後は真面目に使うから、おふざけ禁止ね!」
「私は真面目です。本気で調理法を必要としてました」
「そう。ちょっと黙っててね」
そんなことを言いつつフランは生のジャガイモを食べ続けていた。
彼女の自由すぎる振るまいに、私は小さな苛立ちと目眩を覚えたのだった。
第45話 おいもさん
ーーシャクリ、シャクリ。
大陸東部。
そこに事件のヒントがあるらしく、私たちはグランニアに向かった。
まだ捜査してない国なので丁度良いと思う。
ーーシャクッ シャク!
一口で大陸の東、と言っても凄く広い。
大きな街を探るだけでも大仕事なのに、小さな集落や村、さらには洞窟やら森の中まで考えたら調査に何年かかるかわからない程だ。
ーーゴリゴリッ ゴリ!
「テレジア、とりあえず王様に会ってみようよ。国内の事を一番知ってそうな人だし」
「グランニアのトップって、皇帝じゃないッスか。そんな雲の上の人に会えるなんて、お嬢様はすんげぇッス!」
「お父さんのおかげだってば。問題なく会ってくれると思うよ。ただ……」
「あぁ……。謁見中だけでも大人しくしてくれるといいんスけどねぇ」
憂いた四つの目がフランに集まった。
彼女は一抱えもある麻袋からジャガイモを取りだし、延々と口に運んでいる。
何か食べさせている間は静かだけど、口が暇になると今度は延々と毒づくようになる。
いっそ口を縫い付けてしまいたくなるほど厄介な同行者だ。
「どうかしましたか? 私の美に羨望の眼差しを向けても、自らの美醜は変わりませんよ」
うん、大体こんな感じ。
揺るぎない自己愛と、他者への蔑視が社交ダンスしてるようなコメント。
大事な場面でもこれをやられてしまったらと思うと気が気じゃない。
「フランさん、イモ詰めんだ口で美を語っても説得力ないッス。これからお偉方に会うから、余計なこと言わないでくださいッス」
「私はただ真理を語っているのみ。そこには余分な情報など介在しません」
「はいはい。真理でも尻でも何でもいいんで、とにかく静かにしててくださいッスよ」
テレジアの要望には何も答えず、彼女は再びジャガイモを頬張り始めた。
聞こえてはいただろうから、あとは良心に期待しよう。
それからこれはどうでも良いことだけど、ジャガイモを生で食べてる人は初めて見たよ。
そうしてやってきたグランニア。
宮殿に着くなり、各所の対応は早かった。
門兵さんはキビキビと動き、内政官さんみたいな人がすぐにやってきて、それから執務室へと案内された。
そこには書類の山の間からアルノーさんが顔をだし、蒼白な肌を見せつつ言った。
「おぉ、あの幼かった少女が……随分と凛々しくなったな!」
「お久しぶり、アルノーさん。元気だった?」
「元気……かどうかはわからんが、なんとか毎日生きておるぞ!」
軽い挨拶のつもりだったけど、思いの外重たい返事が返ってきた。
まさか生き死にに関わる言葉がとんでくるなんてね。
やっぱり皇帝なんて肩書きがあると忙しいのかな?
「後ろに控えてるのはプリニシアの俊英ことテレジア殿か。名君ユリウス殿ご自慢の!」
「お褒めに与り光栄にございます、皇帝陛下。父共々、今後もたゆまぬ努力と忠義により粉骨砕身致します」
「いやはやその若さで……女傑の鑑だな。シルヴィア殿も頼り甲斐がある事だろう?」
「え、ええ。そうねぇ」
彼女を良く知らない人は大抵こんな事を言う。
普段着の姿を知ってる自分からすると、つい答えに詰まっちゃうんだよね。
ーーお嬢様ぁ、今日は昼過ぎまで寝てたいッス。一緒にスヤスヤしましょ?
ーーお嬢様ぁ、お塩の箱ひっくり返しちゃったーてへへマジすんませんッスぅ。
こんな姿も見た上で、改めて評価を聞いてみたい。
そんな風に思う私はひねくれてるだろうか?
「さて、後ろに居るお嬢さんは初めて見るな。彼女もどこかの騎士なのかな? 或いは良家のご息女か」
「おっとウジ虫さん、私に詮索をするなど身の程を知りなさい。知ってどうするつもりです? 私の細やかな情報を得てどんな悪巧みを……」
「あのね、この子はフランって言ってね、ちょっと一緒に仕事してるだけなの!」
「シルヴィア様、私はまだ話の途中です。そこに割って入るとは無作法では?」
「いいから、おいも食べてなよ!」
余計な言葉が飛び出す前に、そのお口にジャガイモをイン。
彼女はそれで『まぁいいか』という表情になる。
「仕事か。聞くところによると、不法な人買いを追っているのだったかな?」
「前まではそうね。今はもっと幅広く悪いヤツを探してるの。何か知らない?」
「ふむ。こそ泥や乱暴者は多く居るが、組織としては……」
そこでアルノーさんは机上の書類を漁り始めた。
ーーゆらぁり。
高く積み上げられた書類の束が崩れそうになる。
でも崩れかけただけで、絶妙なバランスを保ったまま再び安定した。
中に糸でも通してるんだろうか?
「昨年の事だが、タク山で採れる水晶石が武装集団に奪われる事件があった。当時はいくつもの業者から陳情が届けられたが、それも最近は聞かなくなった」
「水晶石?」
「魔水晶に使われる原料だ。術士が魔力を込めると魔水晶になるのだ」
「それが奪われる事件が起きたのね。たくさん盗られたの?」
「いくつもの掘削業者から数度にわたって盗まれた。だが大量の水晶石など、転売するくらいしか換金法がない。なので各国の市場に目を光らせていたが……」
「動きがなかった?」
「ご名答。金の為でないのなら、水晶石そのものを欲したという事になる。だが盗賊風情がなぜ、とも思う」
水晶強盗。
これまでにない情報だけど、去年の出来事かぁ。
今から現地に向かっても空振りになりそうだ。
「シルヴィア殿。もし新情報を欲すなら、この魔道具を進呈するが?」
「それは小手だよね。魔道具なの?」
「術者はこの小手の所有者に短文を送る事ができるのだ。手首の部分に水晶板が埋め込まれていてな、そこに表示されるのだ」
それを受け取ってから実際に見てみると、言っていた通りの作りだった。
装着してみても違和感はなく、扱うことに問題は無さそうだ。
「レジスタリア、グランニア、プリニシアとであればそれで連絡がつく。もし有力な情報が出た場合には、シルヴィア殿にもお教えしよう」
「ありがとう。こっちから連絡はとれないの?」
「可能だ。微量の魔力を込めつつ水晶板に話しかけると、そのまま言葉が飛ぶ。一度送れば三か国全てに連絡がいくようになっている」
「便利だなぁ。じゃあ試しに何か送ってみようかな」
初めての魔道具にドキドキする。
どんな言葉がいいかなぁ。
はじめまして、こんにちは、ご機嫌いかが?
うーん、どうしよう。
「テスト送信であれば悩まずとも良かろう。受け取り手も慣れた者たちであるから、少しくらい失敗してもちゃんと理解してくれるハズだ」
「じゃあね……。初めまして、シルヴィアです」
「美味しいジャガイモ料理を教えてください」
「ちょっと、フラン?!」
突然フランか割り込んできた。
まるで私がお料理について質問したような流れになってしまった。
こういうケースってどんな判定になるんだろう?
答えは多少の沈黙ののち判明する。
『まずは腸詰め肉を焼き目がつくまで炒めます』
『のちに千切りにしたジャガイモも炒めます』
『塩で味付けしたら、バジルを振りかけて完成です』
凄く丁寧にありがとう、そしてごめんなさい。
向こうの人はなんて親切なんだろう。
或いは生真面目なのかもしれない。
こんなイタズラ扱いされかねない通信にも応じてくれたのだから。
というかこれ、レシピなんか聞くようなお手軽な代物じゃないよね。
「フラン……あなたねぇ」
「おや、何か気に障りましたか? テストでーす、なんて言うよりはずっと有意義では?」
「あなたにとってはね! 今後は真面目に使うから、おふざけ禁止ね!」
「私は真面目です。本気で調理法を必要としてました」
「そう。ちょっと黙っててね」
そんなことを言いつつフランは生のジャガイモを食べ続けていた。
彼女の自由すぎる振るまいに、私は小さな苛立ちと目眩を覚えたのだった。
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