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最終章 ~勇者~
L-3.壊魔球
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「おあぁ!」
全力で近づき、ハウラの眉間を叩き飛ばす修。吹き飛んだハウラが首を向け、笑みを浮かべる。
「傷まで治ってやがる」
着地したハウラが構える。久しぶりに出会った敵。最後に自分で戦うのも悪くない。
ハウラはどこからともなく剣を出すと、修の二撃目を受け止めた。
「こっちの具合はどうだ?」
響く轟音を気にすることもなく、左手に黒い球を浮かべるハウラ。対抗し、修も光弾を放つ。
黒と青がぶつかり合い、激しい爆発を起こす。
「変身してその程度かよ。カレンは随分渡す力をケチったんだなぁ!」
爆発の中心から動くこと無く、ハウラはそう口にした。修は少しだけ距離を空け、棒を振るう。
「たくさん与えた結果が、今のお前だろうが」
「抜かせ!」剣の一撃が、受け止めた棒ごと修を吹き飛ばす。
「ドゥ・シーゲナ!』
ハウラの手から、一つの岩が放たれる。強欲の上級魔法よりも大きい巨岩は、修の視界の大半を塞ぐ。
修は棒で突き、その岩を簡単に砕いてみせた。晴れた視界に、ハウラはもういない。
「そぉらぁ!!」
真上から振ってきた攻撃を防ぎ、修は光弾を叩き込む。ハウラは気にせず修の頭を掴むと、直に黒球を浴びせた。
「本を見せてみろよぉ。どんな能力か気になるんだ」
片手で修を上空に放り投げ、修を斬りつける。斬撃を受けながらも、修はハウラの顔に棒を叩き込んだ。
「痛みを感じねぇわけか」
こめかみから流れた血を拭いながら、ハウラは言う。
「弱っちいなぁ」修を斬りつけ、更に英雄術を放つハウラ。
「へんてこな本は飾りで、殴り合いや英雄術ですらこの程度。こんな半端な能力を与えて、俺を倒させようとしたのか! なぁカレン!」
修の攻撃も当たってはいる。しかし、ライカの力を受け、多少の血を流そうとも動じないのだ。
「お前、ザウリムすら一人で倒せなかったんだろ? 自分では何一つ成し遂げられず、誰かの手を借りなければ何もできねぇ。そのくせ言うことだけは大きい!」
言葉と攻撃を同時にぶつけていくハウラ。基礎魔法に英雄術。それと剣撃。ライカが遮断していなければ、激痛が駆け巡っていただろう。
「恥ずかしいと思わねぇのか!」「思わねぇ」
横薙ぎを避け、青く光った棒を腹部に叩き込む修。英雄術をまとわせた一撃は、ハウラの顔をわずかに歪ませた。
「俺はメオルブに苦しむ人達を助けたし、仲間にも助けられてきた。その人達を見下したことはない。俺も弱い人間だからだ」
飛んできた黒球を棒で弾き、伸ばしてハウラを薙ぎ払う。
「だから、群れて強くなった気になるんだろ」
一気に近づき、剣で切り上げるハウラ。修と同じ様に、英雄術をまとわせた刀身は、黒く輝いていた。
「さもとっておきのような感じを出してるが、こんなもん俺でも真似できる」
互いの武器が激しくぶつかる。宙を舞ったのは、青い棒の一部。
「同じ戦い方なら――俺の方が上だ」
ずっと使い続けてきた棒が壊れた。その事実が修の動きをわずかに止める。ハウラはもう一度剣を振るい、修を壁まで吹き飛ばした。
「見ろ。お前一人の力はこんなもんだ」
ライカよりも速く、強いハウラ。それを前にしても、修の心は折れない。
「……そうだ。だから俺は必死に戦ったし、色々考えた。たくさんの人の手も借りた」
旅の序盤に出会った剣士に散々やられた男は、自分を過信することはなかった。自分の弱さをしっかり受け入れ、強くあろうとした。
仲間の知恵や、住民の助けを借り、修は戦い抜いてきた。
その答えを聞き、ハウラは鼻で笑う。修の言葉は、まさにハウラが思う弱者の考え方だった。
「そんなんだから、俺に負けるんだ」
近づこうとした修目掛け、フーザをぶつけるハウラ。
「いいもんを見せてやるよ」ハウラが指を鳴らす。
奥にあった祭壇が二つに分かれ、下から何かが出てくる。
「これは……」
出てきたのは円形の台座にはめ込まれた黒く大きな球。強い力を感じる球には、金色の蛇のような装飾が絡みついている。
「こいつは壊魔球。メオルブが吸い取った感情と魔力で膨らんだ、爆弾みたいなものだ。極限までエネルギーを込めれば、この世界全てをぶっ壊せる」
強めに球を叩くハウラ。数メートル台の大きさに、漂う気。お守りやカレンから感じた神の気と膨大な魔力に、仮面から感じる邪気。修の知る全ての力が混ざっているようだった。
「こんなものをどこで……」
怪訝そうな顔で壊魔球を見上げる修。ハウラの説明ではなく、漂ってくる気で危険さを感じ取った。
「ノグドの遺産ってやつだ。エルブとの戦いで作ったはいいが、あまりにも威力が高すぎて二度と使わなかった兵器だ」
「仮面をばらまき、魔力を集めさせたのは、これを起動させるためか?」
「そうだ」短い返事を聞いた修はすぐに構えた。
「ならばこれを……!」渾身の力を込め、伸ばした棒を振り下ろす。しかし、一撃を受けた球はびくともしなかった。更に数度叩くが、結果は同じ。更に棒が欠けただけだった。
ノグド・クォーガが作った兵器は、ライカの攻撃をもってしても壊れなかった。
「無駄だ。こいつは中の魔力量に比例して硬くなる。一発で壊れるような脆いもんを、わざわざ見せるかよ」
しばらく攻撃を見ていたハウラが、期限良さそうに説明する。
標的を切り替え、ハウラに攻撃しようと棒を振り上げる修。攻撃が当たろうとしたその瞬間、ハウラが笑った。
腹部を蹴り飛ばされ、地面を転がる修。立ち上がる動きが遅いと思い、自分の足に目を向ける。特に変わりのない、見慣れた自分の足。その答えを、遠回しにハウラが口にする。
「長持ちしねぇな。今度のヒーローはよ」
――ライカが解けたのだ。
「一度目は地表のほとんどが砂になっただけで終わった。本来の五分の一程度のエネルギーしか確保できなかったからだ」
余裕の表れか、完全に剣を手放したハウラは、修を見ることもなく、壊魔球を撫でていた。ハウラの手から球体へ、魔力が流れていく。
「今度は全力で使うつもりか」
「表面をさらっと炙って終わりじゃつまらねぇ。中までしっかり届いて、この星そのものになくなってもらわないとな」
「お前も死ぬだろうが」「それが望みだ」
すかさず指摘をすれば、それ以上の速さで答えが返ってきた。自分の気に入らないもの全てを壊して、自分も死ぬ。それがハウラの望みだった。
「仮面を使い、人々を狂わせながら感情と魔力を溜めてきた。メオルブ共も馬鹿だよなぁ。いずれ全部消えるとも知らず、仮面を被って憂さ晴らしをしてた。俺が救ったのは、所詮そんな奴らなんだよ」
壊魔球を殴るハウラ。エモ・コーブルという腐敗の種を蒔き、メオルブという実がなった。かつての勇者は、そんな人間共を軽蔑していた。
「この力で救ってやったのは間違いだった。間違いは……正さなきゃな」
人を腐らせた張本人がそう口にする。
自分が救った世界だから、俺が壊してもいい。平和を勝ち取ったことで増長し、歪んだ男は、この世界を物のように捉えていた。
「だから滅ぼすってのかよ。ふざけるな!!」
一人の都合……ただのわがままで、多くの人間が生きる世界を消し去ろうとしている。生まれも、育ちも、居た世界も関係ない。例え誰であろうが、そんな真似はさせない。
「人を狂わせた神が傍観決め込んで、よそ者の力を借りなきゃ何もできない世界だ。壊されて当然だろうがよ」
修は更に言い返したかったが、壊魔球から鳴った心臓の鼓動のような音を聞き、押し黙った。あれを爆発させてはならない。湧いてくる怒りを抑え、冷静に状況を観察する。
ハウラは返事のない修に目を向けたが、ただ睨んでいるだけの姿を見て、鼻で笑った。「何もできず、睨むことしかできない」ように見えて滑稽だったからだ。
壊魔球はノグドが作った兵器。膨大な魔力を吸い取ることで、大きな爆発を起こす。
これまでの苦労が報われる。その喜びが油断を生み、ハウラは気になる言葉を吐き出した。
「話は終わりだ。これで壊魔球の魔力は溜まった。長かったなぁ。こんなに長く、待ち焦がれた一年は久しぶりだった」
――魔力が溜まった? メオルブを通して吸収していたのなら、仮面がなくなった以上、溜めることは不可能。
それに、普通ならばもう溜まっていると言うはず。何故今溜まったかのような言い方をした?
ハウラが球体に触れた時、魔力が流れ込むのを見た。ライカが解けた俺を見て油断し、あいつは魔力を注いだんだ。
俺に使ってきた魔法は、ドゥ・シーゲナ以外は全部基礎魔法だった。中級以上を使わなかったのは、俺を侮っていたからではなく、既に壊魔球に注いだ後だったからだろう。つまり、最低限の魔力だけを残し、あいつはここに来た。
全力で近づき、ハウラの眉間を叩き飛ばす修。吹き飛んだハウラが首を向け、笑みを浮かべる。
「傷まで治ってやがる」
着地したハウラが構える。久しぶりに出会った敵。最後に自分で戦うのも悪くない。
ハウラはどこからともなく剣を出すと、修の二撃目を受け止めた。
「こっちの具合はどうだ?」
響く轟音を気にすることもなく、左手に黒い球を浮かべるハウラ。対抗し、修も光弾を放つ。
黒と青がぶつかり合い、激しい爆発を起こす。
「変身してその程度かよ。カレンは随分渡す力をケチったんだなぁ!」
爆発の中心から動くこと無く、ハウラはそう口にした。修は少しだけ距離を空け、棒を振るう。
「たくさん与えた結果が、今のお前だろうが」
「抜かせ!」剣の一撃が、受け止めた棒ごと修を吹き飛ばす。
「ドゥ・シーゲナ!』
ハウラの手から、一つの岩が放たれる。強欲の上級魔法よりも大きい巨岩は、修の視界の大半を塞ぐ。
修は棒で突き、その岩を簡単に砕いてみせた。晴れた視界に、ハウラはもういない。
「そぉらぁ!!」
真上から振ってきた攻撃を防ぎ、修は光弾を叩き込む。ハウラは気にせず修の頭を掴むと、直に黒球を浴びせた。
「本を見せてみろよぉ。どんな能力か気になるんだ」
片手で修を上空に放り投げ、修を斬りつける。斬撃を受けながらも、修はハウラの顔に棒を叩き込んだ。
「痛みを感じねぇわけか」
こめかみから流れた血を拭いながら、ハウラは言う。
「弱っちいなぁ」修を斬りつけ、更に英雄術を放つハウラ。
「へんてこな本は飾りで、殴り合いや英雄術ですらこの程度。こんな半端な能力を与えて、俺を倒させようとしたのか! なぁカレン!」
修の攻撃も当たってはいる。しかし、ライカの力を受け、多少の血を流そうとも動じないのだ。
「お前、ザウリムすら一人で倒せなかったんだろ? 自分では何一つ成し遂げられず、誰かの手を借りなければ何もできねぇ。そのくせ言うことだけは大きい!」
言葉と攻撃を同時にぶつけていくハウラ。基礎魔法に英雄術。それと剣撃。ライカが遮断していなければ、激痛が駆け巡っていただろう。
「恥ずかしいと思わねぇのか!」「思わねぇ」
横薙ぎを避け、青く光った棒を腹部に叩き込む修。英雄術をまとわせた一撃は、ハウラの顔をわずかに歪ませた。
「俺はメオルブに苦しむ人達を助けたし、仲間にも助けられてきた。その人達を見下したことはない。俺も弱い人間だからだ」
飛んできた黒球を棒で弾き、伸ばしてハウラを薙ぎ払う。
「だから、群れて強くなった気になるんだろ」
一気に近づき、剣で切り上げるハウラ。修と同じ様に、英雄術をまとわせた刀身は、黒く輝いていた。
「さもとっておきのような感じを出してるが、こんなもん俺でも真似できる」
互いの武器が激しくぶつかる。宙を舞ったのは、青い棒の一部。
「同じ戦い方なら――俺の方が上だ」
ずっと使い続けてきた棒が壊れた。その事実が修の動きをわずかに止める。ハウラはもう一度剣を振るい、修を壁まで吹き飛ばした。
「見ろ。お前一人の力はこんなもんだ」
ライカよりも速く、強いハウラ。それを前にしても、修の心は折れない。
「……そうだ。だから俺は必死に戦ったし、色々考えた。たくさんの人の手も借りた」
旅の序盤に出会った剣士に散々やられた男は、自分を過信することはなかった。自分の弱さをしっかり受け入れ、強くあろうとした。
仲間の知恵や、住民の助けを借り、修は戦い抜いてきた。
その答えを聞き、ハウラは鼻で笑う。修の言葉は、まさにハウラが思う弱者の考え方だった。
「そんなんだから、俺に負けるんだ」
近づこうとした修目掛け、フーザをぶつけるハウラ。
「いいもんを見せてやるよ」ハウラが指を鳴らす。
奥にあった祭壇が二つに分かれ、下から何かが出てくる。
「これは……」
出てきたのは円形の台座にはめ込まれた黒く大きな球。強い力を感じる球には、金色の蛇のような装飾が絡みついている。
「こいつは壊魔球。メオルブが吸い取った感情と魔力で膨らんだ、爆弾みたいなものだ。極限までエネルギーを込めれば、この世界全てをぶっ壊せる」
強めに球を叩くハウラ。数メートル台の大きさに、漂う気。お守りやカレンから感じた神の気と膨大な魔力に、仮面から感じる邪気。修の知る全ての力が混ざっているようだった。
「こんなものをどこで……」
怪訝そうな顔で壊魔球を見上げる修。ハウラの説明ではなく、漂ってくる気で危険さを感じ取った。
「ノグドの遺産ってやつだ。エルブとの戦いで作ったはいいが、あまりにも威力が高すぎて二度と使わなかった兵器だ」
「仮面をばらまき、魔力を集めさせたのは、これを起動させるためか?」
「そうだ」短い返事を聞いた修はすぐに構えた。
「ならばこれを……!」渾身の力を込め、伸ばした棒を振り下ろす。しかし、一撃を受けた球はびくともしなかった。更に数度叩くが、結果は同じ。更に棒が欠けただけだった。
ノグド・クォーガが作った兵器は、ライカの攻撃をもってしても壊れなかった。
「無駄だ。こいつは中の魔力量に比例して硬くなる。一発で壊れるような脆いもんを、わざわざ見せるかよ」
しばらく攻撃を見ていたハウラが、期限良さそうに説明する。
標的を切り替え、ハウラに攻撃しようと棒を振り上げる修。攻撃が当たろうとしたその瞬間、ハウラが笑った。
腹部を蹴り飛ばされ、地面を転がる修。立ち上がる動きが遅いと思い、自分の足に目を向ける。特に変わりのない、見慣れた自分の足。その答えを、遠回しにハウラが口にする。
「長持ちしねぇな。今度のヒーローはよ」
――ライカが解けたのだ。
「一度目は地表のほとんどが砂になっただけで終わった。本来の五分の一程度のエネルギーしか確保できなかったからだ」
余裕の表れか、完全に剣を手放したハウラは、修を見ることもなく、壊魔球を撫でていた。ハウラの手から球体へ、魔力が流れていく。
「今度は全力で使うつもりか」
「表面をさらっと炙って終わりじゃつまらねぇ。中までしっかり届いて、この星そのものになくなってもらわないとな」
「お前も死ぬだろうが」「それが望みだ」
すかさず指摘をすれば、それ以上の速さで答えが返ってきた。自分の気に入らないもの全てを壊して、自分も死ぬ。それがハウラの望みだった。
「仮面を使い、人々を狂わせながら感情と魔力を溜めてきた。メオルブ共も馬鹿だよなぁ。いずれ全部消えるとも知らず、仮面を被って憂さ晴らしをしてた。俺が救ったのは、所詮そんな奴らなんだよ」
壊魔球を殴るハウラ。エモ・コーブルという腐敗の種を蒔き、メオルブという実がなった。かつての勇者は、そんな人間共を軽蔑していた。
「この力で救ってやったのは間違いだった。間違いは……正さなきゃな」
人を腐らせた張本人がそう口にする。
自分が救った世界だから、俺が壊してもいい。平和を勝ち取ったことで増長し、歪んだ男は、この世界を物のように捉えていた。
「だから滅ぼすってのかよ。ふざけるな!!」
一人の都合……ただのわがままで、多くの人間が生きる世界を消し去ろうとしている。生まれも、育ちも、居た世界も関係ない。例え誰であろうが、そんな真似はさせない。
「人を狂わせた神が傍観決め込んで、よそ者の力を借りなきゃ何もできない世界だ。壊されて当然だろうがよ」
修は更に言い返したかったが、壊魔球から鳴った心臓の鼓動のような音を聞き、押し黙った。あれを爆発させてはならない。湧いてくる怒りを抑え、冷静に状況を観察する。
ハウラは返事のない修に目を向けたが、ただ睨んでいるだけの姿を見て、鼻で笑った。「何もできず、睨むことしかできない」ように見えて滑稽だったからだ。
壊魔球はノグドが作った兵器。膨大な魔力を吸い取ることで、大きな爆発を起こす。
これまでの苦労が報われる。その喜びが油断を生み、ハウラは気になる言葉を吐き出した。
「話は終わりだ。これで壊魔球の魔力は溜まった。長かったなぁ。こんなに長く、待ち焦がれた一年は久しぶりだった」
――魔力が溜まった? メオルブを通して吸収していたのなら、仮面がなくなった以上、溜めることは不可能。
それに、普通ならばもう溜まっていると言うはず。何故今溜まったかのような言い方をした?
ハウラが球体に触れた時、魔力が流れ込むのを見た。ライカが解けた俺を見て油断し、あいつは魔力を注いだんだ。
俺に使ってきた魔法は、ドゥ・シーゲナ以外は全部基礎魔法だった。中級以上を使わなかったのは、俺を侮っていたからではなく、既に壊魔球に注いだ後だったからだろう。つまり、最低限の魔力だけを残し、あいつはここに来た。
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