43 / 94
第六章 ~怠惰~
6-2.もう一人の甲冑
しおりを挟む
突然のことで反応が遅れる修。甲冑は剣を振り上げると……
「後ろには気を付けないと」
何をすることもなく、真っ二つに切り裂かれた。
「って、空洞に言っても無駄か」
紺色の鎧に兜、黒い身の剣。たなびく緑色の外套。
青の甲冑の背後に立っていたのは、見覚えのある鎧姿だった。
「一応言っておくと、三体目じゃないよ」
「ゴーダン!」この前と今、二度助けてくれた者へと駆け寄る修。
「この前はありがとう。サフィアから聞いたよ」
ゴーダンは駆け寄ってくる修を見て犬みたいだなと思いながら「元気そうでよかった」と返した。
黒い剣を納めるゴーダンから、甲冑の残骸に目を向ける。
「こいつらって……」
「お察しの通り、メオルブの能力だ。ともかく場所を変えよう。落ち着いたところで話したい」
「ここじゃ駄目なの?」
「人の家の前でゆっくり喋るのは、ちょっとね」
正論の混ざった返答を聞き、二人はゴーダンと共に移動した。
「ダムーか。野蛮さと名前を捨てたノグドの子孫。実在していたとはね」
互いに情報を交換したところで、ゴーダンがそうつぶやく。
ゴーダンに連れられた修とサフィアは、往来から外れた、人通りのない平原へ来ていた。遠くには湖が見え、隔てる物もほとんどない。近くにはせいぜい、木でできた椅子やテーブルが何個かあるだけ。
「私はあの後コルオを追ったんだけど、逃げられちゃった」
湖を見ながら、ゴーダンは言う。
「さて、メオルブの話だけど。呪いにかかっている住民の様子から察するに、名前は『怠惰』や『惰眠』とか……怠け、睡眠を連想させるものだろう」
的確かつ説得力のある話し方は、正解なのでは?と思ってしまうほどだった。
「糧となるのはやる気や使命感……責任感といった、行動するのに必要な気持ち。そう考えれば、あの先輩が腑抜けになっていたのも頷ける」
「あいつはどこに居たって、呪いにかかることはなかった」
「たまたま、糧となる感情を持っていなかったんだと思う」
しばらく考え込む修。出会ったのは、見栄と不信、恐怖の時だ。
「見栄のメオルブ。糧となったのは謙虚さだ」
「かつての騎士団のトップだからね。ある程度自信は持っているはず」
ロイクをよく知るが故に、答えを返すゴーダン。
「不信は信用……元々、見知らぬ人間を信じる奴じゃないか」
修は質問するつもりだったが、自分で聞いている途中で答えに気付いてしまった。実際、信用していないとも言われた。
「フーディの時は? 私達は危なかったのに、おじさんは普通だった」
サフィアが恐怖の時のことを話す。感情も糧も聞いていないゴーダンの代わりに、修が答える。
「恐怖の糧は勇気。勇気ってのは怖いものや強い奴、不安に立ち向かおうとする時に湧いてくる。格下と判断した相手と戦っても、勇気は湧かない」
恐怖に呑まれかけた修が、自身の経験を交えてそう返した。
それぞれの糧を持ち合わせていなかったからこそ、呪われなかったロイク。しかし、今回はそうもいかなかった。
旅を続ける者の大半は目的があって、それを成し遂げようとしているもの。
ロイクには果たさなければならない目的がある。その使命感の強さ故に、呪われてしまったのだ。
「この呪いに抜け道はないだろう。やる気……つまり活力というものは、ほとんどのことに付き纏う。私達もいずれはああなってしまう」
往来の光景が頭に浮かぶ。晴れた空の下、みんなで寝転がる。言葉だけ見れば穏やかだが、やはり呪いだ。危険さは他と変わらない。
「先輩はおそらく、甲冑に邪魔されたせいで、メオルブを見つけられなかったんだと思う」
「甲冑に……邪魔された?」
修は「さっき倒した」と言おうとしたが、ゴーダンは更に続けた。
「あの甲冑は呪いにかかっていない、もしくは強そうな人間を見て襲いかかる」
見通しの良い場所に移動した理由……
「見た目で判断してるってこと?」
「嗅覚的なものも優れているんだろうさ。私も手を焼いている」
ロイクやゴーダンも戦った。つまり……
「何体も居るのか?」情報を整理し、浮かんだ疑問をぶつける。
ゴーダンが首を左右に振ると、天を仰いだ。
「何度でも復活するんだ」
空から降ってきた甲冑が、修達へと襲いかかる。修は飛び退いてかわし、ゴーダンは剣で受け止める。
「こいつら……」
「ほぼ無限に復活する甲冑。いちいちまともに相手をする必要はない」
「逃げるか」
修が棒を伸ばし、二体の甲冑の足を払う。転倒したのを見たゴーダンは走り出した。
「着いてきて。この町の地形は把握している」
足を早めるゴーダン。最も重装備であるはずの彼女は、一番足が早かった。
「なんとか、撒けたみたいだね」
息一つ切らさず、振り向くゴーダン。肩で息をする二人を見て「お疲れ様」と労った。
「一対一なら……なんとかなる……」
二体同時はまだ分からないが、あの程度なら倒せる。修はそう思っていた。戦えば負けないが、何度でも復活するのは面倒だ。
「倒すことよりも、疲れさせるのが目的ってわけか……」
リオン・サーガから三人分の水を取り出し、各々に渡す修。
「甲冑で倒せるならばそれで良し。強い相手ならば延々と甲冑を差し向けていれば良い。そうすれば犯人探しどころではなくなるし、時間も稼げる」
「それに時間を稼げば、呪いで無力化できる」「隙のない戦術だ」
修の返しに、ゴーダンがすかさずそう付け足した。
それを聞いたサフィアの感想は「なんかズルい」だった。
「その分効果はある。相手が強かろうが、メオルブ自身が弱かろうが関係ないくらいに」
呪いで恐ろしいのは、戦う意志を奪われること。どんな魔法も武器も、呪われてしまえば使えなくなるのだ。
なんとか呪いを抑え込み、外部へ助けを呼びに行こうものなら、今度は魔物にやられてしまう。
「本人は隠れていてもいいし、呪いにかかったふりをしていてもいいわけか……君、こんな理不尽な人探しをやってたんだね」
勝手に怒って勝手に変身した奴や、最初から隠す気のなかった奴も居たが、ほとんど似たようなものだ。
だが、どんなメオルブも必ず見つけ、倒してきた。それは今回も変わらない。
「呪いに掛かる前に、メオルブを見つけよう」
「どうやって?」とサフィアが聞く。次に口を開いたのはゴーダンだ。
「別れて調査ってのは危ないよ。一人になったところを、二体で狙われたらどうしようもない。私はともかく、修……サフィアちゃんは危険だ」
その実力を知らないゴーダンは、純粋に心配だった。
「いざって時は魔法で吹っ飛ばせるし」
「基礎や中級程度じゃ効かないよ。仮に最上級だったとしても、詠唱を大人しく聞く敵なんかいない。あいつらは多分耳もないしね」
正論を受け、少しだけ不機嫌になるサフィア。
「こっちは三人いる。協力して対処すれば、やられることはない。だから、固まって調査するんだ」
ゴーダンの言葉に確かな信頼と説得力を感じる修。
「まるでリーダーみたいだ」
「元騎士団だからね。出世はさせてもらえなかったけど」
妙な言い回しが気になったが、ゴーダンが行こうと促したので、修達は移動した。
「後ろには気を付けないと」
何をすることもなく、真っ二つに切り裂かれた。
「って、空洞に言っても無駄か」
紺色の鎧に兜、黒い身の剣。たなびく緑色の外套。
青の甲冑の背後に立っていたのは、見覚えのある鎧姿だった。
「一応言っておくと、三体目じゃないよ」
「ゴーダン!」この前と今、二度助けてくれた者へと駆け寄る修。
「この前はありがとう。サフィアから聞いたよ」
ゴーダンは駆け寄ってくる修を見て犬みたいだなと思いながら「元気そうでよかった」と返した。
黒い剣を納めるゴーダンから、甲冑の残骸に目を向ける。
「こいつらって……」
「お察しの通り、メオルブの能力だ。ともかく場所を変えよう。落ち着いたところで話したい」
「ここじゃ駄目なの?」
「人の家の前でゆっくり喋るのは、ちょっとね」
正論の混ざった返答を聞き、二人はゴーダンと共に移動した。
「ダムーか。野蛮さと名前を捨てたノグドの子孫。実在していたとはね」
互いに情報を交換したところで、ゴーダンがそうつぶやく。
ゴーダンに連れられた修とサフィアは、往来から外れた、人通りのない平原へ来ていた。遠くには湖が見え、隔てる物もほとんどない。近くにはせいぜい、木でできた椅子やテーブルが何個かあるだけ。
「私はあの後コルオを追ったんだけど、逃げられちゃった」
湖を見ながら、ゴーダンは言う。
「さて、メオルブの話だけど。呪いにかかっている住民の様子から察するに、名前は『怠惰』や『惰眠』とか……怠け、睡眠を連想させるものだろう」
的確かつ説得力のある話し方は、正解なのでは?と思ってしまうほどだった。
「糧となるのはやる気や使命感……責任感といった、行動するのに必要な気持ち。そう考えれば、あの先輩が腑抜けになっていたのも頷ける」
「あいつはどこに居たって、呪いにかかることはなかった」
「たまたま、糧となる感情を持っていなかったんだと思う」
しばらく考え込む修。出会ったのは、見栄と不信、恐怖の時だ。
「見栄のメオルブ。糧となったのは謙虚さだ」
「かつての騎士団のトップだからね。ある程度自信は持っているはず」
ロイクをよく知るが故に、答えを返すゴーダン。
「不信は信用……元々、見知らぬ人間を信じる奴じゃないか」
修は質問するつもりだったが、自分で聞いている途中で答えに気付いてしまった。実際、信用していないとも言われた。
「フーディの時は? 私達は危なかったのに、おじさんは普通だった」
サフィアが恐怖の時のことを話す。感情も糧も聞いていないゴーダンの代わりに、修が答える。
「恐怖の糧は勇気。勇気ってのは怖いものや強い奴、不安に立ち向かおうとする時に湧いてくる。格下と判断した相手と戦っても、勇気は湧かない」
恐怖に呑まれかけた修が、自身の経験を交えてそう返した。
それぞれの糧を持ち合わせていなかったからこそ、呪われなかったロイク。しかし、今回はそうもいかなかった。
旅を続ける者の大半は目的があって、それを成し遂げようとしているもの。
ロイクには果たさなければならない目的がある。その使命感の強さ故に、呪われてしまったのだ。
「この呪いに抜け道はないだろう。やる気……つまり活力というものは、ほとんどのことに付き纏う。私達もいずれはああなってしまう」
往来の光景が頭に浮かぶ。晴れた空の下、みんなで寝転がる。言葉だけ見れば穏やかだが、やはり呪いだ。危険さは他と変わらない。
「先輩はおそらく、甲冑に邪魔されたせいで、メオルブを見つけられなかったんだと思う」
「甲冑に……邪魔された?」
修は「さっき倒した」と言おうとしたが、ゴーダンは更に続けた。
「あの甲冑は呪いにかかっていない、もしくは強そうな人間を見て襲いかかる」
見通しの良い場所に移動した理由……
「見た目で判断してるってこと?」
「嗅覚的なものも優れているんだろうさ。私も手を焼いている」
ロイクやゴーダンも戦った。つまり……
「何体も居るのか?」情報を整理し、浮かんだ疑問をぶつける。
ゴーダンが首を左右に振ると、天を仰いだ。
「何度でも復活するんだ」
空から降ってきた甲冑が、修達へと襲いかかる。修は飛び退いてかわし、ゴーダンは剣で受け止める。
「こいつら……」
「ほぼ無限に復活する甲冑。いちいちまともに相手をする必要はない」
「逃げるか」
修が棒を伸ばし、二体の甲冑の足を払う。転倒したのを見たゴーダンは走り出した。
「着いてきて。この町の地形は把握している」
足を早めるゴーダン。最も重装備であるはずの彼女は、一番足が早かった。
「なんとか、撒けたみたいだね」
息一つ切らさず、振り向くゴーダン。肩で息をする二人を見て「お疲れ様」と労った。
「一対一なら……なんとかなる……」
二体同時はまだ分からないが、あの程度なら倒せる。修はそう思っていた。戦えば負けないが、何度でも復活するのは面倒だ。
「倒すことよりも、疲れさせるのが目的ってわけか……」
リオン・サーガから三人分の水を取り出し、各々に渡す修。
「甲冑で倒せるならばそれで良し。強い相手ならば延々と甲冑を差し向けていれば良い。そうすれば犯人探しどころではなくなるし、時間も稼げる」
「それに時間を稼げば、呪いで無力化できる」「隙のない戦術だ」
修の返しに、ゴーダンがすかさずそう付け足した。
それを聞いたサフィアの感想は「なんかズルい」だった。
「その分効果はある。相手が強かろうが、メオルブ自身が弱かろうが関係ないくらいに」
呪いで恐ろしいのは、戦う意志を奪われること。どんな魔法も武器も、呪われてしまえば使えなくなるのだ。
なんとか呪いを抑え込み、外部へ助けを呼びに行こうものなら、今度は魔物にやられてしまう。
「本人は隠れていてもいいし、呪いにかかったふりをしていてもいいわけか……君、こんな理不尽な人探しをやってたんだね」
勝手に怒って勝手に変身した奴や、最初から隠す気のなかった奴も居たが、ほとんど似たようなものだ。
だが、どんなメオルブも必ず見つけ、倒してきた。それは今回も変わらない。
「呪いに掛かる前に、メオルブを見つけよう」
「どうやって?」とサフィアが聞く。次に口を開いたのはゴーダンだ。
「別れて調査ってのは危ないよ。一人になったところを、二体で狙われたらどうしようもない。私はともかく、修……サフィアちゃんは危険だ」
その実力を知らないゴーダンは、純粋に心配だった。
「いざって時は魔法で吹っ飛ばせるし」
「基礎や中級程度じゃ効かないよ。仮に最上級だったとしても、詠唱を大人しく聞く敵なんかいない。あいつらは多分耳もないしね」
正論を受け、少しだけ不機嫌になるサフィア。
「こっちは三人いる。協力して対処すれば、やられることはない。だから、固まって調査するんだ」
ゴーダンの言葉に確かな信頼と説得力を感じる修。
「まるでリーダーみたいだ」
「元騎士団だからね。出世はさせてもらえなかったけど」
妙な言い回しが気になったが、ゴーダンが行こうと促したので、修達は移動した。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断
Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。
23歳の公爵家当主ジークヴァルト。
年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。
ただの女友達だと彼は言う。
だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。
彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。
また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。
エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。
覆す事は出来ない。
溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。
そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。
二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。
これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。
エルネスティーネは限界だった。
一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。
初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。
だから愛する男の前で死を選ぶ。
永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。
矛盾した想いを抱え彼女は今――――。
長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。
センシティブな所へ触れるかもしれません。
これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる