18 / 20
17話「再会」
しおりを挟む
俺たちは地下から屋上へと移動していた。
正確には注射で眠らされ、気づいたら屋上にいたというのが正しい。
深夜の屋上は真っ暗闇に包まれていた。
柵も何もないシンプルな造り。真ん中に電柱のような柱が1本、立っているだけ。
柱には綱引きで使うロープがぐるぐるに巻かれ、そこから伸びる二つの縄は、俺と鷲にとってまさしく『命綱』だ。
屋上の先端は柵がない代わりに、赤子がよじ登れる程度の段差があって、そんな心許ない場所に俺と鷲は立っていた。
手を後ろで縛られ、左足は膝を折り曲げてベルトで拘束され、唯一自由な右足は柱から伸びるロープと繋がっている。
つまり、右足だけで体を支えている状態だ。
この建物が何階か、この暗さでは高低さも分からないが、ここから落ちたら間違いなく死ぬことだけは理解できた。
「今夜は肌寒いねぇ。風が強いから、うっかり落ちちゃいそうだ」
笑えないジョークを口にする鴉島の手には銃が握られ、真っ直ぐに俺たちへと向けている。
この段差から降りれば、片方を殺す――そのための威嚇だ。
――――片足だけで重心をとった状態で、かれこれ30分。
さすがに足が痺れて少し痙攣を起こしている。
横にいる鷲も同じように、疲弊しているのが見てとれる。
レイプされた後にこの状態では無理もない。
そんな中、ガチャリと屋上の扉が開いた。
まず現れたのが、目隠しをつけた少年。その後ろに藤堂がいた。
バランスを崩して逆さ吊りになってしまう危険を顧みず、愛しい息子の名を叫んだ。
「鵠!!!」
鵠が俺の声の方へと顔を向け、「母さん?」と呟く。
鷲に殴られた頬はまだ赤く腫れていて、痛いだろうに。罠だと承知で、それでも俺たちのために単身で来てくれた息子に、胸が痛い。
会いたかった。でも今ここで会いたくなかった。
息子を巻き込んでしまった罪悪感と、死の瀬戸際に息子に会えた奇跡に心がざわめいていた。
「藤堂お迎えご苦労様。そして初めまして、鵠ちゃん」
鴉島が藤堂に視線を送ると、藤堂は鵠の目隠しを外した。
眩しそうに細めた瞳は、俺と鷲を映すと途端に大きく見開かれる。
「母さん、父さん……なんで…こんなヒドイことを……」
風が吹けば落ちそうな先端にいる俺たちに、衝撃をうけて言葉が続かないようだ。
鵠は元凶である男を睨む。
「おーイイ顔するねぇ。大好きなパパとママが酷い恰好させられて小便もれそうか?」
「――この……人でなし……っ!」
「そーだよ。僕はキミが思っているより10倍は人でなしの大人だ」
鵠は自分が敵意を向ける目の前の男が、実の父親だと知らない。
鴉島もまた、鵠が息子だとカミングアウトする気はさらさらないらしい。
本当なら実の親子との感動の再会、であるはずなのに。
あまりに残酷で辛い現実に、嘆かずにはいられない。
鴉島は鵠の肩に手を回し、真ん中の柱まで誘導すると、声高らかに言った。
「勇気を振り絞って来てくれた鵠ちゃんに、チャンスをあげよう。さあ、父親か母親、どちらかを選んで」
「選ぶって……なんで……」
「察しが悪い子だなぁ。片方だけ見逃してあげるって言ってんの」
「! ――っそんな……」
鵠は俺と鷲を交互に見つめると、うつむき、首を横に振った。
「――できない。選べない……!」
「安心しなよ。どちらを選んでもキミの命はとらない」
「そういう問題じゃないってば!」
居ても立っても居られなくなったのか、鷲が割って入る。
「子供相手に自分が何を言っているのか分かってるのか!? そもそもこれは俺とお前の問題だ。殺すなら俺だけに――――」
パン、と乾いた音が屋上に響く。
鴉島の手にある銃口からは煙が出ていて、それは鷲に向けられていて――
おそるおそる隣に顔を向けると、鷲のちょうど足元の段差に小さい穴が空いていた。
俺はゴクリと息を呑んだ。
外したんじゃない。わざと外したんだ。
この威嚇射撃は、外野を黙らせるためのもの。
鴉島は表情一つ変えず、繰り返す。
「――もう一度言うよ、鵠ちゃん。どちらかを選ぶんだ。じゃないと、二人とも殺す」
「……うっ、うぅ……できないよぉ。もうゆるして……」
「駄目だ。選べ」
泣き崩れる鵠に、いっさい容赦は示さない。
冷酷に、無慈悲に、追い詰める様はもはや死神か悪魔だ。
鵠はコンクリートの地面に膝と頭をつけて土下座にした。
「僕はどうなってもかまわないので、父さんと母さんだけは、助けてください。お願いします」
震える声で紡がれた言葉に、眉間がジンと熱くなる。
息子がここまでしているのに、俺は何もできないなんて。
鵠の懇願に、鴉島はしゃがんで慈しむ眼差しで語りかける。
「本当に優しい子だねぇ。良い育ち方をしたもんだ。僕もキミみたいに勇気を持てたら、また違った人生だったのかな」
「なーんてね」とケラケラ笑う鴉島の顔に、拳がめり込む。
「!!!」
俺も鷲も藤堂も、そして殴られた鴉島も予想だにしない不意打ちに呆気に取られた。
鵠はすぐに鴉島の手から銃を奪い、両手で持って構える。
銃口を地に伏す奴に突きつけ、カタカタと震える体を奮い立たせるように、声を張って叫んだ。
「と……父さんと母さんを今すぐ解放しろ! じゃないと撃つぞ!」
顔だけ上げた鴉島は、クククと不気味な笑みを浮かべて言った。
「撃てるもんなら撃ってみろよ。ほら、どうした? 引き金を引くだけの簡単な作業だろ?」
「くっ……」
「両親を殺そうとした僕が憎くてしょうがないんだろ? 遠慮しないでさっさと撃てよ。キミの手で僕のクソッタレな人生を終わらせてくれよぉ、なぁ?」
目を爛々と輝かせ、息子の手によって死を望む姿は、狂気でしかなかった。
まるで、最初からこの結末を待ち詫びていたのかと思ってしまうほどに。
もちろん、15歳の鵠は人を殺す経験どころか銃を持つことさえ初めてなわけで。
そして怒りに任せて引き金を引くほど、愚かで単純でもない。
鵠は銃を屋上から外へと投げうった後、強く言い放った。
「僕はあんたみたいには絶対にならない」
「――――それがキミの答えってわけね。失望したよ、ほんと」
鴉島は口元の血を拭うと、ゆらりと立ち上がる。
夜空を仰ぎ、ため息を漏らすと、藤堂に命令した。
「ロープを切れ」
藤堂はロボットのように無表情で頷く。
そして柱まで歩くと、内ポケットからサバイバルナイフ取り出した。
とっさに止めようと動いた鵠の手を鴉島が掴んで制圧する。
「やめてっ――――」
鵠の叫びと同時に、スパッと一太刀で、俺たちの命綱は切られてしまった。
正確には注射で眠らされ、気づいたら屋上にいたというのが正しい。
深夜の屋上は真っ暗闇に包まれていた。
柵も何もないシンプルな造り。真ん中に電柱のような柱が1本、立っているだけ。
柱には綱引きで使うロープがぐるぐるに巻かれ、そこから伸びる二つの縄は、俺と鷲にとってまさしく『命綱』だ。
屋上の先端は柵がない代わりに、赤子がよじ登れる程度の段差があって、そんな心許ない場所に俺と鷲は立っていた。
手を後ろで縛られ、左足は膝を折り曲げてベルトで拘束され、唯一自由な右足は柱から伸びるロープと繋がっている。
つまり、右足だけで体を支えている状態だ。
この建物が何階か、この暗さでは高低さも分からないが、ここから落ちたら間違いなく死ぬことだけは理解できた。
「今夜は肌寒いねぇ。風が強いから、うっかり落ちちゃいそうだ」
笑えないジョークを口にする鴉島の手には銃が握られ、真っ直ぐに俺たちへと向けている。
この段差から降りれば、片方を殺す――そのための威嚇だ。
――――片足だけで重心をとった状態で、かれこれ30分。
さすがに足が痺れて少し痙攣を起こしている。
横にいる鷲も同じように、疲弊しているのが見てとれる。
レイプされた後にこの状態では無理もない。
そんな中、ガチャリと屋上の扉が開いた。
まず現れたのが、目隠しをつけた少年。その後ろに藤堂がいた。
バランスを崩して逆さ吊りになってしまう危険を顧みず、愛しい息子の名を叫んだ。
「鵠!!!」
鵠が俺の声の方へと顔を向け、「母さん?」と呟く。
鷲に殴られた頬はまだ赤く腫れていて、痛いだろうに。罠だと承知で、それでも俺たちのために単身で来てくれた息子に、胸が痛い。
会いたかった。でも今ここで会いたくなかった。
息子を巻き込んでしまった罪悪感と、死の瀬戸際に息子に会えた奇跡に心がざわめいていた。
「藤堂お迎えご苦労様。そして初めまして、鵠ちゃん」
鴉島が藤堂に視線を送ると、藤堂は鵠の目隠しを外した。
眩しそうに細めた瞳は、俺と鷲を映すと途端に大きく見開かれる。
「母さん、父さん……なんで…こんなヒドイことを……」
風が吹けば落ちそうな先端にいる俺たちに、衝撃をうけて言葉が続かないようだ。
鵠は元凶である男を睨む。
「おーイイ顔するねぇ。大好きなパパとママが酷い恰好させられて小便もれそうか?」
「――この……人でなし……っ!」
「そーだよ。僕はキミが思っているより10倍は人でなしの大人だ」
鵠は自分が敵意を向ける目の前の男が、実の父親だと知らない。
鴉島もまた、鵠が息子だとカミングアウトする気はさらさらないらしい。
本当なら実の親子との感動の再会、であるはずなのに。
あまりに残酷で辛い現実に、嘆かずにはいられない。
鴉島は鵠の肩に手を回し、真ん中の柱まで誘導すると、声高らかに言った。
「勇気を振り絞って来てくれた鵠ちゃんに、チャンスをあげよう。さあ、父親か母親、どちらかを選んで」
「選ぶって……なんで……」
「察しが悪い子だなぁ。片方だけ見逃してあげるって言ってんの」
「! ――っそんな……」
鵠は俺と鷲を交互に見つめると、うつむき、首を横に振った。
「――できない。選べない……!」
「安心しなよ。どちらを選んでもキミの命はとらない」
「そういう問題じゃないってば!」
居ても立っても居られなくなったのか、鷲が割って入る。
「子供相手に自分が何を言っているのか分かってるのか!? そもそもこれは俺とお前の問題だ。殺すなら俺だけに――――」
パン、と乾いた音が屋上に響く。
鴉島の手にある銃口からは煙が出ていて、それは鷲に向けられていて――
おそるおそる隣に顔を向けると、鷲のちょうど足元の段差に小さい穴が空いていた。
俺はゴクリと息を呑んだ。
外したんじゃない。わざと外したんだ。
この威嚇射撃は、外野を黙らせるためのもの。
鴉島は表情一つ変えず、繰り返す。
「――もう一度言うよ、鵠ちゃん。どちらかを選ぶんだ。じゃないと、二人とも殺す」
「……うっ、うぅ……できないよぉ。もうゆるして……」
「駄目だ。選べ」
泣き崩れる鵠に、いっさい容赦は示さない。
冷酷に、無慈悲に、追い詰める様はもはや死神か悪魔だ。
鵠はコンクリートの地面に膝と頭をつけて土下座にした。
「僕はどうなってもかまわないので、父さんと母さんだけは、助けてください。お願いします」
震える声で紡がれた言葉に、眉間がジンと熱くなる。
息子がここまでしているのに、俺は何もできないなんて。
鵠の懇願に、鴉島はしゃがんで慈しむ眼差しで語りかける。
「本当に優しい子だねぇ。良い育ち方をしたもんだ。僕もキミみたいに勇気を持てたら、また違った人生だったのかな」
「なーんてね」とケラケラ笑う鴉島の顔に、拳がめり込む。
「!!!」
俺も鷲も藤堂も、そして殴られた鴉島も予想だにしない不意打ちに呆気に取られた。
鵠はすぐに鴉島の手から銃を奪い、両手で持って構える。
銃口を地に伏す奴に突きつけ、カタカタと震える体を奮い立たせるように、声を張って叫んだ。
「と……父さんと母さんを今すぐ解放しろ! じゃないと撃つぞ!」
顔だけ上げた鴉島は、クククと不気味な笑みを浮かべて言った。
「撃てるもんなら撃ってみろよ。ほら、どうした? 引き金を引くだけの簡単な作業だろ?」
「くっ……」
「両親を殺そうとした僕が憎くてしょうがないんだろ? 遠慮しないでさっさと撃てよ。キミの手で僕のクソッタレな人生を終わらせてくれよぉ、なぁ?」
目を爛々と輝かせ、息子の手によって死を望む姿は、狂気でしかなかった。
まるで、最初からこの結末を待ち詫びていたのかと思ってしまうほどに。
もちろん、15歳の鵠は人を殺す経験どころか銃を持つことさえ初めてなわけで。
そして怒りに任せて引き金を引くほど、愚かで単純でもない。
鵠は銃を屋上から外へと投げうった後、強く言い放った。
「僕はあんたみたいには絶対にならない」
「――――それがキミの答えってわけね。失望したよ、ほんと」
鴉島は口元の血を拭うと、ゆらりと立ち上がる。
夜空を仰ぎ、ため息を漏らすと、藤堂に命令した。
「ロープを切れ」
藤堂はロボットのように無表情で頷く。
そして柱まで歩くと、内ポケットからサバイバルナイフ取り出した。
とっさに止めようと動いた鵠の手を鴉島が掴んで制圧する。
「やめてっ――――」
鵠の叫びと同時に、スパッと一太刀で、俺たちの命綱は切られてしまった。
0
お気に入りに追加
207
あなたにおすすめの小説
ベータの兄と運命を信じたくないアルファの弟
須宮りんこ
BL
男女の他にアルファ、ベータ、オメガの性別が存在する日本で生きる平沢優鶴(ひらさわゆづる)は、二十五歳のベータで平凡な会社員。両親と妹を事故で亡くしてから、血の繋がらない四つ下の弟でアルファの平沢煌(ひらさわこう)と二人きりで暮らしている。
家族が亡くなってから引きこもり状態だった煌が、通信大学のスクーリングで久しぶりに外へと出たある雨の日。理性を失くした煌が発情したオメガ男性を襲いかけているところに、優鶴は遭遇する。必死に煌を止めるものの、オメガのフェロモンにあてられた煌によって優鶴は無理やり抱かれそうになる――。
※この作品はエブリスタとムーンライトノベルズにも掲載しています。
※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。普段から作中に登場する事柄に関しまして、現実に起きた事件や事故を連想されやすい方はご注意ください。
オメガ王子はごろつきアルファに密やかに愛される
須宮りんこ
BL
二十三歳のフォルカはルミナス王国の第三王子。十五歳の時「淫魔の呪い」として忌み嫌われるオメガと診断されてから王宮を追い出され、現在は隣国で暮らしている。
ある日、酒場で客に絡まれているとガイというアルファの男が助けてくれる。冗談か本気かわからないことばかり言う男の前でヒートになり、フォルカは男とセックスしてしまう。はじめは反発していたが、次第に優しいガイに惹かれていくが――。
※この作品はエブリスタとムーンライトノベルズにも掲載しています。
運命だとしてもお前とはつがいたくない
わさん
BL
オメガの南野真尋は大学の合格発表日、長年付き合ってきた幼馴染の彼女に振られてしまう。落ち込む真尋の前に現れたのは、同じ大学を受けたアルファの北浦理仁だった。理仁は、自分たちが運命のつがいではないかと言い出すが、真尋は受け入れられない。しかし同じ大学に通う二人は、次第に接点が増え距離が近づいていく。
固定カプですが、モブレ未遂もあるので苦手な方はご注意ください。
ムーンライトにも投稿しております。
βの僕、激強αのせいでΩにされた話
ずー子
BL
オメガバース。BL。主人公君はβ→Ω。
αに言い寄られるがβなので相手にせず、Ωの優等生に片想いをしている。それがαにバレて色々あってΩになっちゃう話です。
β(Ω)視点→α視点。アレな感じですが、ちゃんとラブラブエッチです。
他の小説サイトにも登録してます。
婚約者は俺にだけ冷たい
円みやび
BL
藍沢奏多は王子様と噂されるほどのイケメン。
そんなイケメンの婚約者である古川優一は日々の奏多の行動に傷つきながらも文句を言えずにいた。
それでも過去の思い出から奏多との別れを決意できない優一。
しかし、奏多とΩの絡みを見てしまい全てを終わらせることを決める。
ザマァ系を期待している方にはご期待に沿えないかもしれません。
前半は受け君がだいぶ不憫です。
他との絡みが少しだけあります。
あまりキツイ言葉でコメントするのはやめて欲しいです。
ただの素人の小説です。
ご容赦ください。
【完結】平凡オメガが幼馴染の年下アルファと番うまで。
赤牙
BL
平凡な容姿のオメガのレンは、オメガらしくないと言われ続け自分に自信をなくしていた。
普通の幸せが欲しかっただけなのに、その幸せすらも手にできず卑屈になっていく日々。
そんなレンを揶揄う十歳年下のハヤト。
同じアパートのお隣さんで、腐れ縁のハヤトとレンだったが、ある日を境に一線を越えてしまう。
ハヤトがアルファだと分かり、戸惑うレンはハヤトの幸せをこんな自分が奪ってはいけないと逃げ出してしまう……
生意気な年下アルファ×ネガティブな平凡オメガのハピエンのお話です。
オメガバースの設定をお借りしています。
王の運命は後宮で王妃候補の護衛をしていました。
カヅキハルカ
BL
騎士候補生内での事件により、苦労して切り開いてきた初のΩの騎士という道を閉ざされてしまったエヴァン。
王妃候補が後宮に上がるのをきっかけに、後宮の護衛を任じられる事になった。
三人の王妃候補達は皆同じΩという事もあるのかエヴァンと気軽に接してくれ、護衛であるはずなのに何故か定例お茶会に毎回招待されてしまう日々が続いていた。
ある日、王が長い間運命を探しているという話が出て────。
王(α)×後宮護衛官(Ω)
ファンタジー世界のオメガバース。
最後までお付き合い下さると嬉しいです。
お気に入り・感想等頂けましたら、今後の励みになります。
よろしくお願い致します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる