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3 英雄トーナメント
11.欲しかったもの
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飛んできた物体を、ばしっと、音を立てて、ホライヨンがキャッチした。
「違う、これじゃない!」
ろくに見もせず、後ろに向かって投げ捨てる。
「あっ!」
叫んだのはタビサだった。一拍置いて、絶叫した。
「なんてことするの! それは、貴方の父上の首よ!」
「え?」
時遅く、ホライヨンが投げ捨てたダレイオの首は、遥か後方に飛んでいった後だった。
「……」
「……」
空に浮かんだまま、タビサとホライヨンは目を見合わせた。
ややあって、気の抜けた声で、タビサが尋ねる。
「貴方が欲しかったのは、父上の首じゃなかったの?」
「違います、母上」
「まさか、本当に芋? ベリー?」
「最初はそうでしたけど」
ホライヨンは言葉を濁す。タビサはため息をついた。
「だって、あと首さえ揃えば、岩山の上にいらっしゃる父上は、全身が揃うのよ? そしたらあの人は、ご不自由なく、世界を歩き回ることができる。ダレイオの首は、間違いなく、この宮殿にある。お前は親孝行な子だから、てっきり、父親の首を、優勝の褒美に請求すると思ったのよ」
「父上の首より、国の安定が大事です」
「その通り。だから、お前が、褒美にダレイオの首を所望するのを阻止しにきたのよ。ダレイオの復活より、貴方が王座に就く方が先決だから」
「いいえ、褒美は頂きます」
「だから、くれてやったろう?」
下から喚き声がした。
「あっ! お前、審判だな?」
「そうだよ。俺の名はルーワン」
「ルーワン?」
ホライヨンはその名を知っていた。従弟だ。
けれど、従弟の肌は緑だったはず……。
茶色の肌のルーワンは怒り狂っていた。
「お前、せっかく褒美をやったのに、なんで受け取らないんだ? 愛する者が欲しいって言ったじゃないか!」
今までの控え目な態度をかなぐり捨て、こめかみに青筋を立てている。
負けじとホライヨンも言い返す。
「言った。けど、あれじゃない」
「息子にとって、父君ほど愛しい人が、この世にあるものか! 少なくとも僕はそうだ」
「お前はすっこんでろ」
誰かが少年を下がらせた。サハルだ。
「それで、貴様の欲しがってる褒美とは何だ?」
ホライヨンの顔が、ぱっと赤らんだ。
「ああ、叔父様の声……間違いない、このお声だ! 俺よりずっと高くて、でも、鳥の声より周波数が低いんだ」
サハルは激怒した。
「俺の声をアホの鳥どもと比べるな!」
「ああ、甘く切ないそのお声……。叔父さま、幾久しゅう。中洲頓宮の上空でお別れして以来、一時たりとも、忘れたことはありません」
「適当なことをぬかすな。お前の記憶を消したのは、この俺だぞ」
「あ、そうでしたか?」
「不愉快な奴。褒美でもなんでもくれてやるから、とっとと失せろ!」
「ご褒美……。叔父様からの……」
ホライヨンの目が輝いた。
「俺が欲しいのは、叔父様。貴方です」
「はあ?」
サハルが素っ頓狂な声をあげる。
「俺は、褒美なんかじゃねえ!」
「そうよ。ヘンなものを貰うんじゃありません」
ホライヨンはちらと母を見、すぐに目線をサハルに戻した。
「ずっと憧れていました。母の監視下にあった苦しい日々を耐えることができたのは、貴方の美しい幻が励ましてくれたからです」
「だから、人を毒母のように言うな!」
上空で、腰に手を当て、タビサが凄む。
「いいえ、母上。貴方は僕の羽を手折ろうとなさった。けれど、叔父様が、守って下さったんです。今僕が、自由に生きられるのは、叔父様のおかげです」
「人と違うと、目をつけられるからよ。私たちは前王ダレイオの妃と息子。羽を見せるのは危険だった」
「でも、体の一部を封印してしまうのはやりすぎです。叔父様がそう、教えて下さった」
「サハル……余計な真似を! そもそもこの子をあんたから守るために、羽根を封印しておいたのに」
「知るかよ」
サハルはそっぽをむいた。
「叔父様は、母上に敬意を示すようにとおっしゃった。僕はその言いつけを、ずっと守ってきました」
「ほう、そうかい」
相変わらずサハルは、よそを向いたままだ。
「褒めて下さい」
「はあ? なんで俺が!」
「俺は、英雄トーナメントに優勝しました。欲しいものは何でも頂けるはずです」
「だから、何でもくれてやるって言ってるだろ。ダレイオの首じゃなきゃ、何が欲しいんだ?」
「叔父様」
「は?」
「叔父様が欲しい」
「黙れ!」
ルーワンが髪を掻き毟る。
「お前もお前のクソ親父も大っ嫌いだ。とっととアタマを拾って、どこへなりとも消えちまえ」
「ちょっと、あんたルーワンって言ったわね? 久しぶりじゃない? その肌の色はどうしたの?」
再びタビサが口を出した。
「これは義父殿に染め……」
ルーワンが言いかけた時だった。
「人違いだ。この子の肌は、ずっと茶色だ」
ぴしゃりとサハルが言い放つ。
ルーワンは深くサハルを信頼している。義父が肌の色を茶色だと言い張るのには何か理由があるのだろうと、口をつぐんだ。
「あら、そう。へええ」
意味ありげにタビサの口元が歪んだ。
「サハル、貴方、国だけじゃなくてこんな小さな子どもの運命まで捻じ曲げようって言うの?」
「いいえ!」
サハルが何か言う前に、ルーワンが絶叫した。
「義父殿は、いつもエルドラードのことを考えておられます。父上は、ひとつも悪くありません!」
「叔父様のことを、父上って呼ぶな!」
天空から罵声が降ってきた。ホライヨンだ。負けじとルーワンが言い返す。
「この方は、僕の父上だ! 天上天下、僕の父上は、サハル殿下ただお一人だ!」
「義理の、だけどな」
サハルは咳払いをした。
「ところでルーワン。お前、どうしてアレが宮殿にあると知った? そしてなぜ、俺に無断で持ち出した? あまつさえ、英雄トーナメントの賞品として差し出すなんて」
「受け取ってません! 僕の賞品は、叔父様だ!」
「黙れ、ホライヨン!」
「ああ、叔父様が名前を呼んで下さった……」
陶然としたとホライヨンの体が軽くぶれる。サハルはルーワンに向き直った。
「答えろ。返事次第じゃ、ただじゃおかねえぞ」
赤い目を光らせて凄むサハルにルーワンは怯んだが、それでも負けじと義父を見据えた。
「前王の首がここにあることを、俺はずっと前から知っていました」
ぽんと、サハルが手を打った。
「ああ、そうか。ダレイオの妖気が駄々洩れてたんだな」
「妖気じゃない、生命力とお言い!」
下降しかけた息子の体を引き上げながら、タビサが金切り声で訂正した。サハルは肩を竦めただけだ。
「あの首が垂れ流す妖気は、義父殿に悪い影響を及ぼしていました」
「だから、妖気ではなく、生命力よ! ルーワン、お前まで!」
ルーワンもまた、タビサの訂正を無視した。
「食欲がなくなるのも、部屋に引き籠りがちになるのも、あの首の放つ禍々しい妖力のせいです。あれは、陰の気を持つ呪物です。このままでは、義父殿の御身体が心配です。ですから僕は……」
「トーナメントでホライヨンが優勝したのをこれ幸いと、やつに押し付けたというわけか」
サハルが引き取って言うと、ルーワンは頷いた。
「だが、俺に無断で持ち出すとはな」
「お許しください、義父殿」
ルーワンはサハルの足元に跪いた。骨ばった足首に縋りつくようににじり寄り、乾いた砂に額をこすりつける。
「ただ、貴方にアレを所持していてほしくないのです。それだけです」
「あ~~~っ! 叔父様のおみ足にすりすりしたぁ~っ!」
ホライヨンが叫ぶ。
「それをしていいのは俺だけだ。おのれ、ルーワン。審判だからって、許さないぞ!」
「黙れ、アホウ鳥! 僕は、義父殿に、永遠の忠誠を誓ったんだ!」
「なんだって? 俺の叔父様に? うーー、今まで近くにいたのをいいことに……許さん!」
「あ、これ、ホライヨン!」
タビサが呼び戻すのも聞かず、空の高みから、凄い勢いで急降下してくる。
すかさずサハルが腰に吊るした剣に手を当てた。
「いやしくも王の頭上で、あーだこーだ言いやがって。その上、俺を褒美に欲しいだと? 返す返すも無礼な」
そのサハルの前に、ルーワンが立ち塞がった。
「義父殿、お下がり下さい。あのような下賤な輩の相手は、私で充分」
「ほう。お前がやつを仕留めると?」
「はい」
きっぱりとした返答に、サハルの薄い唇がつり上がった。微笑んだのだ。
「なら、お手並み拝見といこうか」
「違う、これじゃない!」
ろくに見もせず、後ろに向かって投げ捨てる。
「あっ!」
叫んだのはタビサだった。一拍置いて、絶叫した。
「なんてことするの! それは、貴方の父上の首よ!」
「え?」
時遅く、ホライヨンが投げ捨てたダレイオの首は、遥か後方に飛んでいった後だった。
「……」
「……」
空に浮かんだまま、タビサとホライヨンは目を見合わせた。
ややあって、気の抜けた声で、タビサが尋ねる。
「貴方が欲しかったのは、父上の首じゃなかったの?」
「違います、母上」
「まさか、本当に芋? ベリー?」
「最初はそうでしたけど」
ホライヨンは言葉を濁す。タビサはため息をついた。
「だって、あと首さえ揃えば、岩山の上にいらっしゃる父上は、全身が揃うのよ? そしたらあの人は、ご不自由なく、世界を歩き回ることができる。ダレイオの首は、間違いなく、この宮殿にある。お前は親孝行な子だから、てっきり、父親の首を、優勝の褒美に請求すると思ったのよ」
「父上の首より、国の安定が大事です」
「その通り。だから、お前が、褒美にダレイオの首を所望するのを阻止しにきたのよ。ダレイオの復活より、貴方が王座に就く方が先決だから」
「いいえ、褒美は頂きます」
「だから、くれてやったろう?」
下から喚き声がした。
「あっ! お前、審判だな?」
「そうだよ。俺の名はルーワン」
「ルーワン?」
ホライヨンはその名を知っていた。従弟だ。
けれど、従弟の肌は緑だったはず……。
茶色の肌のルーワンは怒り狂っていた。
「お前、せっかく褒美をやったのに、なんで受け取らないんだ? 愛する者が欲しいって言ったじゃないか!」
今までの控え目な態度をかなぐり捨て、こめかみに青筋を立てている。
負けじとホライヨンも言い返す。
「言った。けど、あれじゃない」
「息子にとって、父君ほど愛しい人が、この世にあるものか! 少なくとも僕はそうだ」
「お前はすっこんでろ」
誰かが少年を下がらせた。サハルだ。
「それで、貴様の欲しがってる褒美とは何だ?」
ホライヨンの顔が、ぱっと赤らんだ。
「ああ、叔父様の声……間違いない、このお声だ! 俺よりずっと高くて、でも、鳥の声より周波数が低いんだ」
サハルは激怒した。
「俺の声をアホの鳥どもと比べるな!」
「ああ、甘く切ないそのお声……。叔父さま、幾久しゅう。中洲頓宮の上空でお別れして以来、一時たりとも、忘れたことはありません」
「適当なことをぬかすな。お前の記憶を消したのは、この俺だぞ」
「あ、そうでしたか?」
「不愉快な奴。褒美でもなんでもくれてやるから、とっとと失せろ!」
「ご褒美……。叔父様からの……」
ホライヨンの目が輝いた。
「俺が欲しいのは、叔父様。貴方です」
「はあ?」
サハルが素っ頓狂な声をあげる。
「俺は、褒美なんかじゃねえ!」
「そうよ。ヘンなものを貰うんじゃありません」
ホライヨンはちらと母を見、すぐに目線をサハルに戻した。
「ずっと憧れていました。母の監視下にあった苦しい日々を耐えることができたのは、貴方の美しい幻が励ましてくれたからです」
「だから、人を毒母のように言うな!」
上空で、腰に手を当て、タビサが凄む。
「いいえ、母上。貴方は僕の羽を手折ろうとなさった。けれど、叔父様が、守って下さったんです。今僕が、自由に生きられるのは、叔父様のおかげです」
「人と違うと、目をつけられるからよ。私たちは前王ダレイオの妃と息子。羽を見せるのは危険だった」
「でも、体の一部を封印してしまうのはやりすぎです。叔父様がそう、教えて下さった」
「サハル……余計な真似を! そもそもこの子をあんたから守るために、羽根を封印しておいたのに」
「知るかよ」
サハルはそっぽをむいた。
「叔父様は、母上に敬意を示すようにとおっしゃった。僕はその言いつけを、ずっと守ってきました」
「ほう、そうかい」
相変わらずサハルは、よそを向いたままだ。
「褒めて下さい」
「はあ? なんで俺が!」
「俺は、英雄トーナメントに優勝しました。欲しいものは何でも頂けるはずです」
「だから、何でもくれてやるって言ってるだろ。ダレイオの首じゃなきゃ、何が欲しいんだ?」
「叔父様」
「は?」
「叔父様が欲しい」
「黙れ!」
ルーワンが髪を掻き毟る。
「お前もお前のクソ親父も大っ嫌いだ。とっととアタマを拾って、どこへなりとも消えちまえ」
「ちょっと、あんたルーワンって言ったわね? 久しぶりじゃない? その肌の色はどうしたの?」
再びタビサが口を出した。
「これは義父殿に染め……」
ルーワンが言いかけた時だった。
「人違いだ。この子の肌は、ずっと茶色だ」
ぴしゃりとサハルが言い放つ。
ルーワンは深くサハルを信頼している。義父が肌の色を茶色だと言い張るのには何か理由があるのだろうと、口をつぐんだ。
「あら、そう。へええ」
意味ありげにタビサの口元が歪んだ。
「サハル、貴方、国だけじゃなくてこんな小さな子どもの運命まで捻じ曲げようって言うの?」
「いいえ!」
サハルが何か言う前に、ルーワンが絶叫した。
「義父殿は、いつもエルドラードのことを考えておられます。父上は、ひとつも悪くありません!」
「叔父様のことを、父上って呼ぶな!」
天空から罵声が降ってきた。ホライヨンだ。負けじとルーワンが言い返す。
「この方は、僕の父上だ! 天上天下、僕の父上は、サハル殿下ただお一人だ!」
「義理の、だけどな」
サハルは咳払いをした。
「ところでルーワン。お前、どうしてアレが宮殿にあると知った? そしてなぜ、俺に無断で持ち出した? あまつさえ、英雄トーナメントの賞品として差し出すなんて」
「受け取ってません! 僕の賞品は、叔父様だ!」
「黙れ、ホライヨン!」
「ああ、叔父様が名前を呼んで下さった……」
陶然としたとホライヨンの体が軽くぶれる。サハルはルーワンに向き直った。
「答えろ。返事次第じゃ、ただじゃおかねえぞ」
赤い目を光らせて凄むサハルにルーワンは怯んだが、それでも負けじと義父を見据えた。
「前王の首がここにあることを、俺はずっと前から知っていました」
ぽんと、サハルが手を打った。
「ああ、そうか。ダレイオの妖気が駄々洩れてたんだな」
「妖気じゃない、生命力とお言い!」
下降しかけた息子の体を引き上げながら、タビサが金切り声で訂正した。サハルは肩を竦めただけだ。
「あの首が垂れ流す妖気は、義父殿に悪い影響を及ぼしていました」
「だから、妖気ではなく、生命力よ! ルーワン、お前まで!」
ルーワンもまた、タビサの訂正を無視した。
「食欲がなくなるのも、部屋に引き籠りがちになるのも、あの首の放つ禍々しい妖力のせいです。あれは、陰の気を持つ呪物です。このままでは、義父殿の御身体が心配です。ですから僕は……」
「トーナメントでホライヨンが優勝したのをこれ幸いと、やつに押し付けたというわけか」
サハルが引き取って言うと、ルーワンは頷いた。
「だが、俺に無断で持ち出すとはな」
「お許しください、義父殿」
ルーワンはサハルの足元に跪いた。骨ばった足首に縋りつくようににじり寄り、乾いた砂に額をこすりつける。
「ただ、貴方にアレを所持していてほしくないのです。それだけです」
「あ~~~っ! 叔父様のおみ足にすりすりしたぁ~っ!」
ホライヨンが叫ぶ。
「それをしていいのは俺だけだ。おのれ、ルーワン。審判だからって、許さないぞ!」
「黙れ、アホウ鳥! 僕は、義父殿に、永遠の忠誠を誓ったんだ!」
「なんだって? 俺の叔父様に? うーー、今まで近くにいたのをいいことに……許さん!」
「あ、これ、ホライヨン!」
タビサが呼び戻すのも聞かず、空の高みから、凄い勢いで急降下してくる。
すかさずサハルが腰に吊るした剣に手を当てた。
「いやしくも王の頭上で、あーだこーだ言いやがって。その上、俺を褒美に欲しいだと? 返す返すも無礼な」
そのサハルの前に、ルーワンが立ち塞がった。
「義父殿、お下がり下さい。あのような下賤な輩の相手は、私で充分」
「ほう。お前がやつを仕留めると?」
「はい」
きっぱりとした返答に、サハルの薄い唇がつり上がった。微笑んだのだ。
「なら、お手並み拝見といこうか」
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