鼻の都の料理人~料理スキルに全振りしたけど異世界が臭すぎた~

海堂金太郎

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転移前2

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「どうして私がご飯大好きなこと知ってるんですか!」
「……え?」

 それは知らなかったなぁ…。顔を真っ赤にする小谷を見下ろして思う。しかしこれは思わぬ光明だ。この少女は体の大きさに見合わずご飯が大好きらしい。にとって都合の良過ぎる説明役が現れたものだ。

「よし小谷、取り敢えず契約は成立ということでいいか?君は俺に異世界転移についての情報を教える。そしてその対価に俺は向こうの世界で君に沢山の料理を振舞う、オッケー?」
「…分かりました、契約成立です」

 渋々であるが小谷は頷いてくれた。契約成立である。彼女の方が圧倒的に立場は上であるはずなのに報酬の前払いとは豪胆な。それほど飯が好きなのか…などなど考えていると小谷が俺の足元へ指を差した。

「え、土下座?」
「っ違います!長くなるかもなのでお互い座って話しましょうということです!」
「あ、そういうことか。すまない」

 盛大な勘違いに心外だと腹を立てる小谷。俺が床に座ると彼女はぷんぷんと効果音が付きそうな様子のまま同じく床に座った。情弱への説明会が始まる。

「えっと、何から話しましょうか…。あ、東雲君はライトノベルを知っていますか?ファンタジー要素が強い娯楽小説なんですけど」
「言葉自体には聞き覚えがある…気がする。うん、だから知らない」
「あ、はい…じゃあ今はそういうものがあるんだくらいの認識で大丈夫です。それでなんですけど一般的な小説にミステリーや純愛みたいなジャンルがあるようにラノベにもジャンルがあるんです」
「なるほど…清水が言っていた異世界転移物とかかな」
「ですです。異世界転移物は異世界ファンタジーと呼ばれるジャンルの中にあるさらに細かいジャンルのことなんですよ」
「魔王を倒す目的で王族に召喚されたりってやつ?」

 小谷の表情を見るに彼女も黒井と同じでラノベとやらが好きなのだろう。説明内容は黒井のものと重複する形になった。しかし小谷の説明はとても分かりやすく情弱の頭にすんなりと入ってきた。詰め込まれただけの情報が彼女によって整理されていく。言葉にすることが出来る。

「ですです!…その、黒井君から聞いたんですか?」
「あぁ、ただ如何せん早口で一方的だったから…まぁ何やら切羽詰まっていた様子だし、俺も聞き方が良くなったのもあるんだけど。だから小谷さんの説明はすごく分かりやすい、ありがとう」
「こ、光栄です。あ、でもでも黒井君の気持ちも分からなくはないです」

 少し黒井を非難してしまったからか。ラノベに関して何かしらの共通点を持つ小谷が上目遣いで擁護する。反論する理由が見当たらなかったので受け入れて続きを促す。

「と、いうと?」
「えっと…趣味がラノベを読むことって言うと大抵は馬鹿にされるのですよ。ファンタジーにいつまで夢見てるんだって。でも今まさに起こるはずもないファンタジーが起きているじゃないですか。だから嬉しかったんだと思います、溜め込むだけで使い道のなかった知識が意味を持ったから。それで早口に、一方的になってしまったんのだと…思い、ました…はっ、わたし!早口に!あわわ、すみません東雲君」
「いや構わないよ、俺もその気持ちわかるし。新しく得た知識は実践したいし誰かに話したりしたくなるのも当然だからね」

 実際にあわわと口にする人間っていたんだなと思いつつ。慌てる小谷を宥める。
 ライトノベルも料理も元を辿ればどちらも知識の集合体だ。違うのはその知識を使う頻度。料理は得た知識を現実に昇華することが出来るのに対してラノベは溜め込むだけ。加えて話し相手も少ないことからただの自己満足になってしまう…と。

「分かってもらえて何よりです。でも黒井君のあの態度はどうかと思います。ああいう人がいるからラノベ好きは忌み嫌われるのですよ」
「忌み嫌われてるって…あれ?というか俺と黒井の会話聞いてたんだ」
「え…あっ」
「困っている様子のクラスメイトを見てもなお無視してたんだ、へぇ~」
「あ、それは、その、スキル選択のせいであって…」

 小谷の人物像を掴むために軽く弄ってみたがどうやら一度逸れた話が本題に戻ってきたようだ。スキル選択。謎の文字列に“異世界を生き抜くためのスキルを各群から一つずつ選択しましょう”とあったが、それが沢田の反応や黒井の態度に関係しているのだろうか。

「小谷、そのスキル選択ってのは何なんだ?異世界云々はお陰様でなんとなく分かったんだがどうにもそれだけが理解できない。他のみんなが分かっているということはまたラノベの中の知識なのか?」

 ラノベ関連の質問をすると挙動不審だった小谷がすんと平静になるのが分かった。何なんだ、ラノベ好きという人種は。新たに疑問が生まれた俺を置いて小谷が口を開く。

「そうですね、突然の発光と謎の白い空間、天の声と来れば次はスキル選択…くらいには王道な流れです。突然の発光以外はどちらかと言えば転生物の方にありがちなんですけどね」
「てん、せい…?」

 あまり新要素を付け加えないで欲しい。混乱するから。情弱だから。

「あ、ごめんなさい!…えと、スキル選択の話でしたよね」
「そうそう、どうして沢田や黒田が俺に対してああいった態度を取ったのかが理解できなくて」
「あ~それはですね。東雲君はステータスの一番下、米印で始まる文章は読みましたか?」
「読んだな…既に他転移者が取得したスキルを選択することは出来ません、だろ?」
「それですそれです。いいですか、ここからは異世界とはそういうものなのだと理屈を通さずに吞み込む必要があります」
「おぉ…よろしいです」

 謎に凄みを醸し出す小谷に気圧され頷く。常識ポイっ…だな?了解した。

「異世界文明の大半は現代社会と比べてかなり古めかしいものです。なので中世ヨーロッパを想像して下さい。絶対王政、銃火器のない剣や槍、弓が入り乱れる戦場。水洗トイレではなくボットン便所。白パンは黒パン。それが異世界の文明レベルです」
「…うん」

 常識ポイ、常識ポイ。

「その世界観にファンタジー要素が付け加えられます。分かりやすいのは魔法ですね、実際にスキル選択欄にありましたし」
「お、魔法は知ってるぞ。火の玉が飛んだりするやつだよな」
「ですです、じゃあ魔物も知っていますか?」
「…ん?」

 何?魔物って。

「えと…冒険者は?」
「…ガリバー?」
「はぁ…それは旅行記です」

 じゃあ分かりません。…いや、そういうものがあるんだな異世界では。考えるな感じろ。常識ポイだ。というか随分と小谷のやつ素が出て来たな。初めの様子からは想像できない溜息を付かれた。別に構わないのだけど。

「マモノ、ボウケンシャというものがあるんだな?受け入れた」
「お、その意気ですその意気」

 全自動肯定ロボに成りきると小谷は嬉しそうに続きを話す。

「それではまず魔物なんですけど、これは凶暴かつ個体によっては魔法を使ってくる野生動物と考えてもらえればオッケーです」
「危険野生動物ってことだな?」
「ですです。また無条件に人間に対して害意を持っているので見つかったら即戦闘になります」

 何故魔物が人に対して害意を持っているかは不明だが人の味を覚えた熊と考えれば想像出来ないことはない。天敵だと思い込んでいた人間の脆さに気付いた時、動物は獣に成り下がる。自信を持ち引く勇気を忘れる。だから強いし弱い。

「人の味を覚えた熊ということか」
「…概ねそれで正しいです」

 今度は理解し納得できた。具体的な例えを持ち出し伝えると小谷は意外そうな顔をして頷く。何だその間は。異世界常識?はないが未知を常識に当て嵌め理解する知能くらいはあるぞ。

「そしてその魔物を討伐するのは冒険者と呼ばれる人たちです。彼らは魔法や剣技といった武力を持っています。大抵は冒険者組合に所属していて組合に届く依頼を選び魔物を討伐した報酬で生計を立てています。武力を生業にする職業ですから他の職種に比べて荒くれ者が多いです。中には身元の怪しい人間もいるでしょう。けれども力さえあれば成り上がれるという他の職種にはない唯一無二のメリットがあります……あれ、聞いてます?」
「うん、ボウケンシャねボウケンシャ。分かってるよ?」

 ごめんなさい、許してください。俺に未知を理解する知能はないです。常識ポイ。再び全自動肯定ロボに成りきる俺を見て小谷は不思議そうな表情を浮かべた。そしてまた喋り出す。小さな口から未知の情報を発射する。さながら対東雲用特効ミサイル。

「そうですか?それじゃあ続きを話しますね。…えと、その冒険者になるのが一番生存確率が高いと思うのです。というのも転移者である私たちは王族のような身分ある人物に召喚された場合にのみ身元が保証されるじゃないですか」

 それは何となく分かる。異世界が中世西洋の文明レベルなのであれば現代的な法制度が整っていないということ。つまりは誰を信用すればいいのか分からない時代。『××森出身の〇〇です』よりも『△△様に仕える〇〇です』と名乗る人物の方が信用できる。そういうことですね?小谷先生。それでは続きをどうぞ。

「でも現状はどこに飛ばされるか分からないわけですよ。王の御前かもしれませんし深い森のど真ん中かもしれない。身元の保証が確約されていないんです。ならば考え得る限りで最低な選択肢、魔物蔓延る森のど真ん中に放り出されると仮定しましょう。となると当然身元の保証どころか頼れるものすらありません。あるとすれば自分の拳、武力のみです。こんな状態で就くことの出来る職業って冒険者しかない、そう思いませんか?東雲君」
「オモイマス」

 要は見ず知らずの土地に裸一貫で放り出されるのだろう、異世界転移というものは。恐ろしいな。そして知力ではなく武力に頼らざるを得なくなった猿同然の人間の受け皿が冒険者…なのか?近からず遠からずな気がする。

(…ん?でも知力に全振りしたような俺たち現代人がその冒険者とやらに成れるのか?)

 新たに浮上した疑問、というより問題点。それを解決するのがスキルという存在なのかもしれない。視線を小谷に戻す。小谷は我が意を得たりと愉しそうに笑っていた。ズバリと言いそうだ。

「ズバリそう言うことです東雲君!ここに来てようやく登場するのがスキルなのです!」

 言いやがった。ズバリと。興奮気味の小谷が再び早口モードに切り替わろうとしていた。落ち着いてと手で制す。コホンと可愛らしくもわざとらしい咳払いを一つ挟み小谷は語る。

「東雲君がお気づきの通り私たちは数百年先を行く知力を持つ代わりに武力皆無という状態です。これでは冒険者になるどころか森を抜け出すことも出来ない。そこでスキルの登場です。スキルとは現代人に足りない武力を補ってくれる有難い存在なのです。東雲君、ステータスを開いてください」
「え、今ここで?」

 叫ばないといけないから恥ずかしいのだけど。しかし小谷は首を傾げるだけで眼はほら、ほら早くと急かしてくる。致し方なし。

「っステータス!」
「あ、そういうことですか。ステータスと心の中で唱えるだけでウィンドウは開きますよ」
「…そうなんだ。これもまた常識だったりする?」
「あ、はい。でも叫んだ後に気付いて恥ずかしがるまでがお約束だったりするので大丈夫ですよ、東雲くん」

 何処の何が大丈夫なんだろう。凄く恥ずかしいのだけれど。小谷の生温かい目が辛い。清水にも同じような目を向けていたのだろうか。殊更に恥ずかしい。

「っところで小谷、どうしてスキル選択と沢田たちの態度が繋がるんだ?それに話を急いでいるんだろう、説明の続きを頼む」

 話を進めよう、そうしよう。小谷から逃げるように視線を逸らしてステータスウィンドウを見つめる。

(あれ?)

 そして違いに気づく。先ほどまではただの文字の羅列にしか見えなかった。しかし今はどうだろう。武力やサバイバルという評価基準があるだけで随分と見える景色が変わっていた。沢田たちが何故俺の行動に声を荒げたのか分かった気がした。

「どうです、何か分かりましたか?」
「あぁ、みんな必死だったんだな」
「そういうことです、必死だったんです」

 小谷が悲しげに俯いた。そういうことだったのか。生存を掛けたスキル取り競争だったわけか。Aランク・Bランク・Cランクの三つに分けられたスキル。残っているのはどれも武力やサバイバル力とは無縁のスキルばかりだった。

「俺って結構ピンチだったりする?」
「はっきり言って絶体絶命ですね」

 そっかぁ絶体絶命かぁ。…ん?しかしそれだと一緒に残っている小谷も実は拙い状態だったりするのでは。もしかして俺が呼び止めたせいだったりするのだろうか。心配になったので聞こうとすると小谷が掌を広げ静止のポーズを取った。

「ご安心を、私は既に選択済みですので。あとは転移ボタンをぽちッと押すだけですので」
「あれ?じゃああの台詞は…」

 思い出されるのは彼女が俺に対して状況説明の対価を求めた時の『…その、なるべく早くしてください。有用なスキルを他の人に取られてしまうので』という台詞である。間抜けな顔をしているであろう俺に対してばつが悪そうに言った。

「…えと、カマをかけたんです。私を騙そうとしている人ならスキル選択を保留する機能を知らないはずがなかったので。でも東雲くんはノータイムで私の言葉を信じてすぐさま交渉に入った」
「だから俺がただの情弱であると分かった…と」
「…はい。あの、ごめんなさいっ!私、東雲くんに嘘ついちゃいました」
「いや気にしないでくれ。手段や理由はどうあれ小谷は俺を信じて色々と教えてくれた。むしろ謝るのは俺の方だ。俺はまだ君に何もしてあげられていない」

 俯いていた小谷が顔を上げると二人の視線が交錯した。心配そうに人を気遣う瞳だ。そしてそこに映る俺は申し訳なさそうにしている。

(君は何も悪くないんだけどなぁ…)

 たとえそこに打算があったとしても彼女の優しさは本物だ。仮に今の状況が本当に彼女が思い描くものであったとするならば殊更にである。

「よし、どのスキルを選ぶか決めた」

恩には最高の料理を以て返す、それが料理人だ。

「え…ええッ、もっと真剣に考えましょうよ!?命が懸かってるんですよ!?」
「あぁもちろんそれも考慮に入れてるよ。その上で選び終えたんだ」
「そうですか…なら良いんですけど」

 何やら納得がいっていなさそうな小谷から意識を自らの内側に向け“ステータス”と唱える。何か用?とばかりに現れるウィンドウ。指を動かし三回空をタップすると

 <転移しますか? YES >

 画面が切り替わり元の画面には戻れなくなっていた。なるほどこれがスキルの保留という技らしい。ようやく皆と同じスタートラインに立てた気がした。それがなんだか無性に嬉しかったので正面でまだ唸っている小谷に報告する。

「なぁ小谷、転移しますかって確認画面が出て来たんだけどイエスって――」
「あぁぁぁあッまだ言っちゃダメっ!それもテンプレだから!」
「うおッ」
「ぴゃあ!」

 気付いたら大声を出した彼女が覆い被さるようにして迫ってきていた。少なくない衝撃が全身を襲う。次の瞬間、可愛らしい悲鳴を最後に視界が暗転した。
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