上 下
7 / 13
第二話 彼女の物語

1、白い無機質な部屋

しおりを挟む
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

それはまるで魔法のようで

綿柾澄香
ファンタジー
 久島高校に通う柏木アリサは魔女であることを隠しながら、日々を過ごしていた。  そんなある日、一人の女性と出会う。とても美しいその女性は雨雲を消し去り、消えてしまう。まるで魔女のように。  その日の放課後、アリサはロンドンで魔女が武装蜂起を起こしたというニュースを知る。それにより、アリサの日常は大きく脅かされることになる、と思ったものの、実際には特に変わりなく日々は過ぎていく。  そうして魔女の武装蜂起から一週間後、アリサの住む街、秋馬市が唐突に孤立した。周囲の街々と連絡が取れなくなり、さらには物理的にも街の外に出ることができなくなったのだ。  そうして孤立した街で、アリサは事態収拾のために奔走する。 ※プロローグ、エピローグ込みで全30話です。  現代に生きる一人の魔女の物語です。  すごく読みやすい、という文章ではなく、ストーリーも若干スローテンポかもしれませんが、ラストの部分の展開だけはずっと頭の中にあって、そこに向かってなんとか書き上げました。  なので、最初のほうはあまり面白くないと思っても、最後まで読めば、きっとなにか感じるものがあるのではないか、と思います……そう思いたいです。  エピローグのラスト三行が書きたくて、頑張りました。その部分までぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。  よろしくお願いします。 イラストはノーコピーライトガール様よりお借りしました。

M星

Nombre
SF
この星で生まれた人は『白い人』に憧れる。 この星で生まれた人は『あの星』に憧れる。 だけどこの星で生まれた人は誰一人『あの星』の今を知らない

兵器前線異常無し

影武者
SF
<あらすじ> 近未来の敵対する某2国、しかし、時代の流れから核兵器全廃の平和協定を締結した。 それには理由があった、一方の国では、核兵器に変わる兵器が誕生したため、核兵器が不要になったのだ。 そして、新しい部隊が結成される。 それが『降下機動歩兵団(ディセントフォース)』だ… 文 影武者 表紙イラスト 影武者 Ⓒ1991/09/02~ 2005, 2021,2022

山岳機動小隊

ひるま(マテチ)
SF
遠くフランスの地で行われていた人工ブラックホールの生成実験がもたらしたものは。 それは異世界とを繋ぐ”穴”の出現だった。 "穴”は飛び火するかのごとく、世界のあちこちに出現する。 そして、”穴”の向こう側からやって来る異形の者たち。 彼らは人間を捕食しながらも人類が記憶する生物の概念を完全に無視した存在であった。 もはや彼らとは共存できない。 そこで人類が選択したのは彼らとの全面戦争であった。 彼らに対し、かろうじて強力な火器で対抗できるも、その出現場所は様々で、戦車や装甲車が立ち入れない場所から出現されたら被害は甚大なものとなるのは必至。 政府は厳しい選択を迫られ、やむなく名古屋工科大学で研究が進められていた人工筋肉を流用した特殊車両、険しい山岳地帯でも踏破可能な人型戦闘車両の開発に乗り出す。 ロックキャリバーと名付けられたその車両を何としてでも実用化させるべく、研究員の湊・楓と国防陸上隊士の寝住・岳たちの奮闘が始まる。

「メジャー・インフラトン」序章3/7(僕のグランドゼロ〜マズルカの調べに乗って。少年兵の季節 FIRE!FIRE!FIRE!No2. )

あおっち
SF
 とうとう、AXIS軍が、椎葉きよしたちの奮闘によって、対馬市へ追い詰められたのだ。  そして、戦いはクライマックスへ。  現舞台の北海道、定山渓温泉で、いよいよ始まった大宴会。昨年あった、対馬島嶼防衛戦の真実を知る人々。あっと、驚く展開。  この序章3/7は主人公の椎葉きよしと、共に闘う女子高生の物語なのです。ジャンプ血清保持者(ゼロ・スターター)椎葉きよしを助ける人々。 いよいよジャンプ血清を守るシンジケート、オリジナル・ペンタゴンと、異星人の関係が少しづつ明らかになるのです。  次の第4部作へ続く大切な、ほのぼのストーリー。  疲れたあなたに贈る、SF物語です。  是非、ご覧あれ。 ※加筆や修正が予告なしにあります。

十年前の片思い。時を越えて、再び。

赤木さなぎ
SF
  キミは二六歳のしがない小説書きだ。  いつか自分の書いた小説が日の目を浴びる事を夢見て、日々をアルバイトで食い繋ぎ、休日や空き時間は頭の中に広がる混沌とした世界を文字に起こし、紡いでいく事に没頭していた。  キミには淡く苦い失恋の思い出がある。  十年前、キミがまだ高校一年生だった頃。一目惚れした相手は、通い詰めていた図書室で出会った、三年の“高橋先輩”だ。  しかし、当時のキミは大したアプローチを掛けることも出来ず、関係の進展も無く、それは片思いの苦い記憶として残っている。  そして、キミはその片思いを十年経った今でも引きずっていた。  ある日の事だ。  いつもと同じ様にバイトを上がり、安アパートの自室へと帰ると、部屋の灯りが点いたままだった。  家を出る際に消灯し忘れたのだろうと思いつつも扉を開けると、そこには居るはずの無い、学生服に身を包む女の姿。  キミは、その女を知っている。 「ホームズ君、久しぶりね」  その声音は、記憶の中の高橋先輩と同じ物だった。  顔も、声も、その姿は十年前の高橋先輩と相違ない。しかし、その女の浮かべる表情だけは、どれもキミの知らない物だった。  ――キミは夢を捨てて、名声を捨てて、富を捨てて、その輝かしい未来を捨てて、それでも、わたしを選んでくれるかしら?

再び君に出会うために

naomikoryo
SF
僕たちは宇宙の中で存在している、地球上のものでいえばエネルギー生命体に近い存在だ。星間塵(せいかんじん)を糧として、宇宙空間であれば何万光年も生きていける。 気の合う同じ種族の異性とは合体することで一つの生命体となり、気持ちが変われば分裂して個々となり、離れて行く。言葉は持たないが一種のテレパスを使って感情を伝え合うことができる。 僕たちは、とある彗星に流され引力を持つ星に、途中で分裂させられながら降りてしまった。宇宙に戻ることも出来ず、ただ少しずつエネルギーを失いながら消滅するしかなくなっていた僕は、最後にもう一度彼女と出会うことを望んでテレパスを送り、何とか移動し続けるしかなかった・・・

謎の隕石

廣瀬純一
SF
隕石が発した光で男女の体が入れ替わる話

処理中です...