僕の願いと君の嘘

第2話

【副生徒会長】居椿白羽

今回四ツ華の一人、副生徒会長の居椿白羽の話だ。


「聖女様！おはようございます…！」

「おはようございます。今日もいい天気ですね…。」そう言って、私は微笑む。すると、

「キャー！！」と近くにいる生徒の皆さんが悲鳴をあげた。どうしたんてしょう…。私なにかしてしまったかしら。

そしたら、後ろからポンと肩をたたかれた。振り返るとそこにいたのは…「会長、おはようございます…。」

「あぁ、おはよう居椿。……それより、皆倒れているけど大丈夫なのかな…？」

私があたりを見回すと、先程まで悲鳴をあげていらした皆さんが倒れていた…。ど、どうしましょう！？

「会長…、どうしましょう…。皆さん体調が悪いのでしょうか…。」

「そうだね…。皆、大丈夫かな？」そう会長が言った途端、倒れていた方々が、起きて走り去って行った。顔を赤くして。


※他の生徒がなぜ倒れたのか……それは四ツ華のメンバー。しかも上位二人(超美形)がコミニケーションをとっている光景など、他の生徒にとっては神々しすぎて見れないのだ。


「どうしたんでしょう…？」

「どうしたんだろうね…？」

本当にどうしたんでしょうか……。

※二人は、自分が美形だと気づいていない。が、お互いのことはいつも「綺麗な顔だなぁ」と思っている。


その後も他の生徒の方達に声を掛ける度に、悲鳴をあげられてしまう…。私の顔って怖いのかしら……。


そして今日も副会長は無自覚に生徒を魅了する。(会長も同様に人々を魅了している)