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誘惑
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居酒屋での一次会はお開きになって、幹事が店の外で、二次会の場所を大声で呼ばわる。
「ワリィ、俺、明日早いんだ。今日はパス」
明日早いというのは、本当だ。
お盆にだって、仕事がある人間はいる。
それに、これ以上、杏子のノロケ話聞きたくなかったし。アイツは、俺のそんな気持ちにも気付かず、同級会の最中も、久しぶりだね、なんてヒョコヒョコ寄ってくるし。
ビール瓶を持ってお酌に来た杏子は、「あ、昨日も会ったっけ?」とおどけて笑い。
「昨日はあんまり話出来なかったしね」
「きょ………南川は女子に囲まれていたからな。で、結婚するんだ? みんなお年頃だねぇ」
邪険にするわけにもいかず、そんな言葉で、軽く流す。
「こっちは忙しくって出会いなんて暇もないよ」
イヤミのつもりだったのに、「お仕事大変ね」なんて真面目に返されて。
「でも、充実してるみたいだね。ずっと入りたいって言ってたもんね。今の会社」
「よく知ってるな」
「高校の時に話してくれたじゃない」
……覚えていたんだ、あんなBGM的な雑談。
こうやって、杏子は無自覚に俺を嬉しがらせたりする。逆も、またしかり、だけど。
杏子の言動に、一喜一憂して、最後は脱力感に襲われる、自分が情けない。
俺の言葉をすっと受け止めてくれるから、何だか気が付けば隣にいるような錯覚に陥る。へんな勘違いして、あとで落ち込む。
でも、やっぱり、ただの、幼なじみ。
……もう、これでスッパリ諦めよう。
そう、決心したのに。
そして、お開きのあと。
「あれ、二次会行かないの?」
帰るために、駅に向かっていた俺を、アイツは追いかけてきた。
「ああ、明日仕事なんだ。出張近いから……杏……南川も行かないの?」
つい「杏子」って、呼ぶ癖が出てしまう。
「私も明日は出勤なんだ。……帰るなら送るよ? クルマで来てるし」
ダー! やめろって!
何で、そう無邪気に俺の世話を焼くんだ!
「じゃあ、頼むわ」
……心とは裏腹に、快諾してしまう、誘惑に弱い俺。
マジヤバイって! 結構酔ってるし、自制心働かなくなったらどうするんだよ!
……なんて冷静な判断、あっさり無視して、俺は素直に杏子の後についていった。
だけど、車の止めてある駅前のコインパーキングまでの道のりは、意外に重かった、空気が。
「仕事、何やってンだっけ?」
知ってるけど、会話がもたない。
「特養……老人ホームの介護士だよ。お盆も仕事だしね」
医療系の短大と聞いていたので、俺はてっきり杏子は看護師にでもなるのかと思っていたけど、福祉系の学部だったらしい。
まあ、世話好きな杏子には合ってるとは思うけど。
「そうなんだ? 夏休みとかないの?」
「あるけど、来月にまわしたから」
「あ、新婚旅行あるからな……」
言ってしまって、また気持ちが重くなった。
……俺は、今更何をしようとしてるんだ。
俺の葛藤が伝わったわけではないと思うが、アイツは、俺の気持ちを代弁するかのように、ため息をついた。
「どうした?」
「何でも。あ、ここ」
コインパーキングの隅に白い軽ワゴンが止まっていた。小回りが聞くとかで、特に若い主婦に人気の車種だ。
……まだ新しい型式だ、結婚を意識して、買ったのかな。
そんな邪推をしてしまう。
「土禁じゃないから靴のままでいいよ」
「お邪魔します」
乗り込むと、意外に広い。
あくまで軽としては。
ちょっと肘を出せば、アイツの体に触れてしまいそうだった。
「じゃあ、お願いします」
そんな不埒なことを考えているだなんて悟られないように、馬鹿丁寧に頭を下げた。
俺が車に乗り込むと同時に杏子はエンジンをかけ、車窓を全開にした。
夜なのでそこまで車内が暑くなっていたわけじゃないが、エアコンからは熱風が出てきた。やがて冷風に変わり。
「走り出せば外の風でも涼しいと思うけど、窓閉めて冷やす? 外山君、飲んでいたから暑いよね?」
「どっちでもいいよ。運転手に任せる」
「じゃあ、少しエアコンかけておくね」
そう言うと、杏子は車窓を閉めるが。
窓が閉まると、途端に閉塞感というか、密室化したのを感じて、俺は胸が高鳴った。
おかしな衝動に突き動かされないよう、シートベルトをキッチリ締めて。
それを目視した杏子は、ゆっくり車を動かして、コインパーキングの出口に向かう。駐車料金をチラッと見て俺は小銭を差し出したが、杏子は「チケット貰ったから大丈夫」と手で押し留め精算を済ませた。
繁華街の狭い道を迷うことなく進み、車は広い道路に出る。
夜、とはいっても、まだ10時前だ。
思ったより通行量も多く、度々信号待ちで停車する。
「意外と車多いな」
「昼間よりはだいぶ少ないよ。夕方なんて、大渋滞だもん」
「結構こっちくるんだ?」
「うん。勤務先の本社がこっちにあって、研修とか会議とかでたまにくるんだ」
「ああ、駅前に看板あったな。そこ?」
「そうそう。看板だけで、建物自体はもっと郊外だけどね」
「……俺、てっきり杏……南川って看護師になるのかと思っていた」
「え?」
「昔、そんな風に言っていた気がして」
確か、小学校の卒業文集に書いてあった覚えがある。
「まあ、介護も看護も、杏……南川には合ってると思うけど」
「……杏子でいいよ。そんなムリに言い直さなくても」
「いや、これから結婚する女性を呼び捨てはマズイよ」
「どうせ、苗字変わるし」
この流れだと、新しい苗字を聞いたりなんだろうけど。新しい苗字………つまり、杏子の結婚相手の名前なんて、正直聞きたくない。
そんな思いから、俺は無言になってしまった。
返事をしない俺の態度が気になりながらも気まずいのか、それとも運転に集中してるからなのか、杏子も無言でハンドルをにぎる。
しばらく静かに走るうちに、街中から離れて道も空いてきた。
山の中、とまでは行かないが、繁華街とは違い、道端に並ぶ建物の照明は暗くなっている。
エアコンも利いていて、室温はちょうど良かったが、息苦しさから逃れるように俺は口を開いた。
「ちょっと窓開けていい? 酔いが回ってきて、外の空気吸いたい」
「あ、いいよ。開けるね」
杏子も無言の気まずさから解放されたらしい安堵からか、嬉々として運転席のボタンを操作して、窓を開けてくれる。
生暖かいが、通行量も少ないためか、街中よりはずっと清涼な空気が流れ込んでくる。
大きく息を吸いながら、窓の外を改めて眺める。
……ここらって、確か、結構有名なホテル街に近くなかったっけ?
そう思って見れば、時々ラブホ特有のネオンが、建物の向こうに見え隠れする。
うわぁ、もしあの道に入って行ったらどうしたらいいんだー!
必死に無表情装いながら、かなりパニクっていた。
杏子は分かってンのか?
どうするんだ!? あの道通るのか?
だけど、車はホテル街へ続く裏通りに入ることはなく、大通りをひた走る。
「ここらって裏道とかあるのかな?」
ホッとした気持ちと、ちょっと残念な気持ちもあって、鎌をかけてみた。
「あ、あるけど、夜は暗いし、狭いし!」
何か、慌ててない?
邪な気持ちが見透かされたような気がして、知らんぷりして、俺は続けた。
「ふーん、俺、あんまりこっち来ないから、道知らないんだよなあ。いい道知ってる?」
「な、何で?」
「昼間国道混みそうじゃん? 知っとくと便利かなって」
「あるけど、狭いから、夜はあんまり……」
杏子はあたふたと、さっきと同じ言い訳を繰り返す。
「そう?」
多分、知ってて、避けてんだ。
俺を意識してなのか、誤解を招かないよう常識ある行動としてなのかはわからないけれど。
……あー、ヤダヤダ!
俺ってここまでズルい人間だったっけ?
キチンと気持ちを伝えることもしないまま、アイツが他のヤツのモノになると決まったとたん、こんな風に焦って手を出そうとしている。
杏子は、気持ちを伝えてくれたのに。
拒み続けたのは、俺だったのに。
「ワリィ、俺、明日早いんだ。今日はパス」
明日早いというのは、本当だ。
お盆にだって、仕事がある人間はいる。
それに、これ以上、杏子のノロケ話聞きたくなかったし。アイツは、俺のそんな気持ちにも気付かず、同級会の最中も、久しぶりだね、なんてヒョコヒョコ寄ってくるし。
ビール瓶を持ってお酌に来た杏子は、「あ、昨日も会ったっけ?」とおどけて笑い。
「昨日はあんまり話出来なかったしね」
「きょ………南川は女子に囲まれていたからな。で、結婚するんだ? みんなお年頃だねぇ」
邪険にするわけにもいかず、そんな言葉で、軽く流す。
「こっちは忙しくって出会いなんて暇もないよ」
イヤミのつもりだったのに、「お仕事大変ね」なんて真面目に返されて。
「でも、充実してるみたいだね。ずっと入りたいって言ってたもんね。今の会社」
「よく知ってるな」
「高校の時に話してくれたじゃない」
……覚えていたんだ、あんなBGM的な雑談。
こうやって、杏子は無自覚に俺を嬉しがらせたりする。逆も、またしかり、だけど。
杏子の言動に、一喜一憂して、最後は脱力感に襲われる、自分が情けない。
俺の言葉をすっと受け止めてくれるから、何だか気が付けば隣にいるような錯覚に陥る。へんな勘違いして、あとで落ち込む。
でも、やっぱり、ただの、幼なじみ。
……もう、これでスッパリ諦めよう。
そう、決心したのに。
そして、お開きのあと。
「あれ、二次会行かないの?」
帰るために、駅に向かっていた俺を、アイツは追いかけてきた。
「ああ、明日仕事なんだ。出張近いから……杏……南川も行かないの?」
つい「杏子」って、呼ぶ癖が出てしまう。
「私も明日は出勤なんだ。……帰るなら送るよ? クルマで来てるし」
ダー! やめろって!
何で、そう無邪気に俺の世話を焼くんだ!
「じゃあ、頼むわ」
……心とは裏腹に、快諾してしまう、誘惑に弱い俺。
マジヤバイって! 結構酔ってるし、自制心働かなくなったらどうするんだよ!
……なんて冷静な判断、あっさり無視して、俺は素直に杏子の後についていった。
だけど、車の止めてある駅前のコインパーキングまでの道のりは、意外に重かった、空気が。
「仕事、何やってンだっけ?」
知ってるけど、会話がもたない。
「特養……老人ホームの介護士だよ。お盆も仕事だしね」
医療系の短大と聞いていたので、俺はてっきり杏子は看護師にでもなるのかと思っていたけど、福祉系の学部だったらしい。
まあ、世話好きな杏子には合ってるとは思うけど。
「そうなんだ? 夏休みとかないの?」
「あるけど、来月にまわしたから」
「あ、新婚旅行あるからな……」
言ってしまって、また気持ちが重くなった。
……俺は、今更何をしようとしてるんだ。
俺の葛藤が伝わったわけではないと思うが、アイツは、俺の気持ちを代弁するかのように、ため息をついた。
「どうした?」
「何でも。あ、ここ」
コインパーキングの隅に白い軽ワゴンが止まっていた。小回りが聞くとかで、特に若い主婦に人気の車種だ。
……まだ新しい型式だ、結婚を意識して、買ったのかな。
そんな邪推をしてしまう。
「土禁じゃないから靴のままでいいよ」
「お邪魔します」
乗り込むと、意外に広い。
あくまで軽としては。
ちょっと肘を出せば、アイツの体に触れてしまいそうだった。
「じゃあ、お願いします」
そんな不埒なことを考えているだなんて悟られないように、馬鹿丁寧に頭を下げた。
俺が車に乗り込むと同時に杏子はエンジンをかけ、車窓を全開にした。
夜なのでそこまで車内が暑くなっていたわけじゃないが、エアコンからは熱風が出てきた。やがて冷風に変わり。
「走り出せば外の風でも涼しいと思うけど、窓閉めて冷やす? 外山君、飲んでいたから暑いよね?」
「どっちでもいいよ。運転手に任せる」
「じゃあ、少しエアコンかけておくね」
そう言うと、杏子は車窓を閉めるが。
窓が閉まると、途端に閉塞感というか、密室化したのを感じて、俺は胸が高鳴った。
おかしな衝動に突き動かされないよう、シートベルトをキッチリ締めて。
それを目視した杏子は、ゆっくり車を動かして、コインパーキングの出口に向かう。駐車料金をチラッと見て俺は小銭を差し出したが、杏子は「チケット貰ったから大丈夫」と手で押し留め精算を済ませた。
繁華街の狭い道を迷うことなく進み、車は広い道路に出る。
夜、とはいっても、まだ10時前だ。
思ったより通行量も多く、度々信号待ちで停車する。
「意外と車多いな」
「昼間よりはだいぶ少ないよ。夕方なんて、大渋滞だもん」
「結構こっちくるんだ?」
「うん。勤務先の本社がこっちにあって、研修とか会議とかでたまにくるんだ」
「ああ、駅前に看板あったな。そこ?」
「そうそう。看板だけで、建物自体はもっと郊外だけどね」
「……俺、てっきり杏……南川って看護師になるのかと思っていた」
「え?」
「昔、そんな風に言っていた気がして」
確か、小学校の卒業文集に書いてあった覚えがある。
「まあ、介護も看護も、杏……南川には合ってると思うけど」
「……杏子でいいよ。そんなムリに言い直さなくても」
「いや、これから結婚する女性を呼び捨てはマズイよ」
「どうせ、苗字変わるし」
この流れだと、新しい苗字を聞いたりなんだろうけど。新しい苗字………つまり、杏子の結婚相手の名前なんて、正直聞きたくない。
そんな思いから、俺は無言になってしまった。
返事をしない俺の態度が気になりながらも気まずいのか、それとも運転に集中してるからなのか、杏子も無言でハンドルをにぎる。
しばらく静かに走るうちに、街中から離れて道も空いてきた。
山の中、とまでは行かないが、繁華街とは違い、道端に並ぶ建物の照明は暗くなっている。
エアコンも利いていて、室温はちょうど良かったが、息苦しさから逃れるように俺は口を開いた。
「ちょっと窓開けていい? 酔いが回ってきて、外の空気吸いたい」
「あ、いいよ。開けるね」
杏子も無言の気まずさから解放されたらしい安堵からか、嬉々として運転席のボタンを操作して、窓を開けてくれる。
生暖かいが、通行量も少ないためか、街中よりはずっと清涼な空気が流れ込んでくる。
大きく息を吸いながら、窓の外を改めて眺める。
……ここらって、確か、結構有名なホテル街に近くなかったっけ?
そう思って見れば、時々ラブホ特有のネオンが、建物の向こうに見え隠れする。
うわぁ、もしあの道に入って行ったらどうしたらいいんだー!
必死に無表情装いながら、かなりパニクっていた。
杏子は分かってンのか?
どうするんだ!? あの道通るのか?
だけど、車はホテル街へ続く裏通りに入ることはなく、大通りをひた走る。
「ここらって裏道とかあるのかな?」
ホッとした気持ちと、ちょっと残念な気持ちもあって、鎌をかけてみた。
「あ、あるけど、夜は暗いし、狭いし!」
何か、慌ててない?
邪な気持ちが見透かされたような気がして、知らんぷりして、俺は続けた。
「ふーん、俺、あんまりこっち来ないから、道知らないんだよなあ。いい道知ってる?」
「な、何で?」
「昼間国道混みそうじゃん? 知っとくと便利かなって」
「あるけど、狭いから、夜はあんまり……」
杏子はあたふたと、さっきと同じ言い訳を繰り返す。
「そう?」
多分、知ってて、避けてんだ。
俺を意識してなのか、誤解を招かないよう常識ある行動としてなのかはわからないけれど。
……あー、ヤダヤダ!
俺ってここまでズルい人間だったっけ?
キチンと気持ちを伝えることもしないまま、アイツが他のヤツのモノになると決まったとたん、こんな風に焦って手を出そうとしている。
杏子は、気持ちを伝えてくれたのに。
拒み続けたのは、俺だったのに。
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